TV版「ガンダム Gのレコンギスタ」1話を視聴。
注目したいのはベルリとアイーダの初対面のシーン。


アイーダをじっくり見つめるベルリ。
ベルリはここでアイーダに一目惚れしてしまう。
このシーンで面白いのは通常の時間の流れとは違うこと。
ベルリの主観的時間をイメージBGを使いながら、
ベルリから見たアイーダが一目惚れするほど鮮烈だった事を描いている。
本編が目まぐるしく、カットが進行していく中で
このシーンだけ時間の進行具合が違うという印象を受けた。
また常時キャラクターが喋りあいながら進行する物語において、
アップで見せながらもお互いのセリフが無いシーンでもある。
ベルリの一目ぼれという、物語において重要な要素を
本編における時間進行の緩急とイメージBGで演出している。
そして私はこのキャラクターの鮮烈さを見せる演出を、
富野さんが出崎さん的な引き出しを使ってきたものだと感じてしまう。
このシーンを、ジブリ出身の吉田健一さんのキャラクター(+作監修正)で描かれる。
このシーンは富野・出崎・ジブリ(宮崎)の結合点として見てしまい
日本のTVアニメのひとつの節目を感じさせるシーンだと私個人は思った。
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