カテゴリー  [ニュース ]

話数単位で選ぶ、2016年TVアニメ10選 

年末の恒例企画となった話数単位で選ぶ2016年テレビアニメ10選をやってみた。

①「ViVid Strike!」1話「フーカ・レヴェントン」

10選-1002

脚本:都築真紀 絵コンテ:西村純二 演出:菱川直樹 作画監督:柴田志郎、中西和也 総作画監督:橋本貴吉

私にとって今年は「ViVid Strike!」だった。
広島弁を使いやさぐれたフーカに昭和のテイストを感じた。
なのはシリーズが新境地を開く手応えを感じさせた仕上がりだった。

②「ViVid Strike!」4話「リンネ・ベルリネッタ」

10選-1003

脚本:都築真紀 絵コンテ:西村純二 演出:吉田俊司 作画監督:平田賢一 飯島友里恵 柴田志朗 総作画監督:新垣一成

1話のインパクトを超えることは難しいなと思っていたら、軽々超えてしまった衝撃回。
リンネをいじめる3人娘の執拗性や暴力性の酷さもさることながら、
報復するリンネの暴力性が彼女たちをはるかに上回る展開に痺れた。
リンネが右手で相手の少女の腕を持ったまま暴力を振い続ける姿が恐ろしかった。

③「ViVid Strike!」8話「勝者と敗者」

10選-1004

脚本:都築真紀 絵コンテ:飯野まこと 演出:吉田俊司 作画監督/宮地聡子、大塚あきら、大西秀明、中西和也、服部憲知、坂田理、飯塚葉子、保村成、河本美代子、石井ゆりこ、土屋祐太、飯野まこと 総作画監督:新垣一成

私の感じ方として、話の進め方的にリンネがヴィヴィオに勝つのだろうと思っていたら
ヴィヴィオが買ってしまう予想外の展開。予想外でも説得力ある話もまとめ方に、
都築真紀の腕を見せつけられた。
格闘技の描写がすさまじく、格闘技漫画を美少女アニメの格闘ものに移植をすると
こんな仕上がりになるのだという、好例を見せつけてくれた。

④「ViVid Strike!」10話「雨」

10選-1000

脚本:都築真紀 絵コンテ:のりみそのみ 西村純二 演出;のりみそのみ 作画監督:飯嶋友里恵、平田賢一 河本美代子、土屋雄太、のりみそのみ、森本由布希、飯塚葉子、木下由美子、鞠野貴英、宇都木勇、坂田理、金子俊太朗 総作画監督:新垣一成

フーカとリンネ。
お互いが言いたいことをぶつけ合いながら、ひたすらなぐり合う展開に手に汗握った。
フーカが何を言っても頑なに心を開かないリンネの頑固さ。
リンネに救われたと思っているフーカがリンネを助けたいと思う一途さ。
二人の感情が伝わってくる仕上がりだった。

⑤「ViVid Strike!」11話「撃ち抜く一撃(ストライク)」

10選-1001

脚本:都築真紀 絵コンテ:のりみそのみ 西村純二 演出:高林久弥 作画監督:服部益美、金子俊太朗、服部賢知、宮下雄次 総作画監督:橋本貴吉

意識を失いかけながらも練習通りにリンネがフーカにアッパーを浴びせる展開に鳥肌。
リンネの株を落とさずにむしろ株を上げる描写を見せつけながら、
リンネがフーカを通して純粋に格闘技に向き合うことで、心が浄化されていく姿に感動。
最後のフーカがリンネの頭を寄せる描写が好きだ。

⑥「鬼斬」12話「気焔万丈」

10選003

脚本:岡篤志 絵コンテ:山本天志 作画監督:船道愛子

キレのあるショートアニメ。
アニメーターが絵を描くことで動くロボットという設定が面白かった。
今年はアニメ業界・アニメ制作の話題がネットで散見されたが
振り返ると、怖い内容でもあるなぁと思った。

⑦「魔法つかいプリキュア」29話「新たな魔法の物語 !主役はモフデレラ!?」

10選002

脚本:坪田文 演出:土田豊 作画監督:稲上晃

シンデレラをモチーフにしたシュールギャグ回。
冷凍みかん押しの展開。お母様役のガメッツ。
1話丸々面白い要素が満載で、ずっと楽しく見られた。
ギャグが得意な演出の土田豊さんの力量が存分に発揮された回だと思う。

⑧「ドラゴンボール超」69話「悟空VSアラレ! ハチャメチャバトルで地球が終わる!?」

10選001

脚本:キング・リュウ 絵コンテ:羽多野浩平 演出:広嶋秀樹 作画監督:梨澤孝司 眞部周一郎 篁馨 総作画監督:井手武生

久しぶりにDrスランプのキャラがDBに登場。
ベジータのメタなセリフが全て。

Drスランプ的なおおらかな鳥山明の世界観が好き。
アラレに一方的にやられるベジータ。ボツボツと呟くマシリト。
羽目を外した内容が面白かった。

⑨「灼熱の卓球娘」10話「わたしの卓球」

10選000

脚本:小柳啓伍 絵コンテ:入江泰浩 演出:阿保孝雄 作画監督:樋口香里、佐藤友子、池津寿恵、森かや乃、ぎふとアニメーション、多田靖子、森賢、齋田博之、工藤利春、佐藤このみ、沼田広

こよりとくるりの決着回。
こよりに技を破られたくるりが、カーブドライブを進化させて
こよりを打ち破ろうとするが、さらにこよりが返すという展開が熱かった。
「ViVid Strike!」に通じるが、戦いを通して互いを高めあう展開は良い。
監督・コンテの入江泰浩さんの卓球とキャラの見せ方が光る回だった。

⑩ふるさと再生 日本の昔ばなし208話「桃太郎」

10選-2000

文芸・絵コンテ・演出・作画・美術:湖川友謙

巨大な鬼に対して、鬼以上に巨大化して退治する桃太郎の姿に、
「聖戦士ダンバイン」のハイパー化を思い出さずにはいられなかった。
桃太郎にこんな解釈があっていいのかと驚愕した。
ほぼ全てを手掛けた湖川さんのアオリも顕在。


まとめ

今年もあと一週間。本数の多さもあってか面白い作品に多く出会えた。
ユーリ on ICE!!、昭和元禄落語心中、このすば、僕だけがいない街も良かった。

来年も面白い作品に出会えるように期待して年を越したい。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/12/23 21:19 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

ViVid Strike! -幼馴染が格闘技を通して再び寄り添う物語 

ViVid Strike!について監督の西村純二さんは
公式サイトで次のように語っている。

美少女キャラ物×格闘。肋骨が砕け、鼻血が滴り、歯が吹き飛ぶ、そんな格闘物を彼女たちがやれるのか!

 

vivid11.jpg
肋骨が砕け

vivid11-1.jpg
歯が吹き飛ぶ(歯も記号的ではなく、リアルな形にしているなぁと。)

※鼻血が滴りが無くてすいません

放送開始前にこのコメントを残した監督の目論見通りとなった。
美少女ものではあまり見られない、血や肉が凄惨に交じり合う展開があることで
ViVid Strike! は格闘技モノとして珠玉の出来栄えとなったと思う。


フーカとリンネ。
心が離れてしまった幼馴染の二人が、格闘技を通して再び心を通わせる。
リンネはおじいちゃんが死んで心を閉ざしていた。
ただ格闘技を始めたことがリンネの心を救った。

心を救ったキッカケはフーカだったが、リンネは自力で自らを許せる境地に至った。
リンネが格闘技を選んだ選択もあながち間違いではなかったのがよかったなぁと。

拳で交えてでしか理解できないこともある。
「リリカルなのはシリーズ」のなのはVSフェイト以来の伝統でもある。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/12/11 17:29 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

話数単位で選ぶ、2026年TVアニメ 9選 

ルール
・2026年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


1 「超☆錬金3級 まじかる?ぽか〜ん」11話
⇒面白かった

2 「てーきゅう28期」 331話
⇒「先輩と君の名は」というタイトルが懐かしかった。

3 「鬼斬2」 6話
⇒鬼斬シリーズ、一番のハイテンションだった。

4 「機動戦士ガンダム ラブライブ」 48話
⇒ガンダムが9体揃って踊り歌うライブシーンに感動した。

5 「ウィッチブレイド2」1話
⇒相変わらずエロかった
 
6 「キックの鬼W」25話
⇒沢村忠は強かった

7 「母をたずねて三千里(リメイク)」19話
⇒感動した

8 「KUROBAKO」25話
⇒みゃーもりがやっと登場して感動した。

9「資本論」1話
⇒まさかマルクス原作のアニメを見ることができるとは思わなかった。
 
9本目で力尽きた…
  
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/12/07 19:32 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

日ハム 西川 サヨナラ満塁ホームラン! 

西川満塁ホームラン すごい!
これで3勝2敗でマツダスタジアムか。

広島がホームを死守し2連勝して優勝するか。
日ハムがロードで勝ち抜くか。

今年の日本シリーズは面白い。
 
 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/10/27 21:38 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

アニメアスリート論ーアニメを見るにも体力が必要 

年をとって感じるのは
アニメを見るのにも体力が必要だということ。

yuruyuri5-1007.jpg

学生の頃は体力も時間もあり
「Gガンダム」「ガンダムW」全話を1日で通して見ることもできた。
当時1日中見られたのは「作品が面白いから」「アニメが好きだから」
と思っていたが、「体力も時間もあった」という理由も大きかったのだろう。

体力の衰えがアニメの視聴に影響を及ぼしたのは社会人になってから。
友人に借りた「ローゼンメイデン」のDVD全巻を一気見しようとしたが
3話ぐらい見たら、なんか疲れてしまった。
休息も十分にとった日曜の午前中に見始めたのに、ぐらっと疲れてしまった。

結局「ローゼンメイデン」は、
3話視聴⇒1時間休む(別のことをする)⇒3話視聴⇒1時間休む(以下同じ)
という流れで思った以上に時間をかけてしまった。

若い頃は全話通しで続けて見ることなんて楽だったのに、
社会人になったらできなくなってしまった。正直辛かった。
調子が良い時でも、TVシリーズ6話分ぐらい連続で見ると休みたくなる。
体力と集中力の衰えを毎年感じるようになった。

結局、社会人になってからは、運動をすることなく今まで生きてしまった。

最近は帰宅しても疲れて、アニメを見る気力がおきづらい。
見ようとしても疲れていて、アニメの内容が頭に入らない。
むしろアニメを見ようとする前に寝てしまう。

おそらく体力がないからだ。

元々、子供の頃から持久走では最下位クラスなど体力には自信がない。
社会人になって運動しないことで、体力が落ちてしまい、
特に平日中の帰宅後の活動力が落ちてきている。

そこで体力をつけ、仕事で体力を使い果たさなければ、
余った体力を帰宅後のアニメ視聴に使えるという考えに至り、
ジョギングと筋トレをすることにした。

ジョギングは1日15分でやっていたが、
有酸素運動としては20分以上が良いと
今日知ったので明日からそうする。

筋トレはスクワットとクランチと背筋と腕立て伏せ。

まだやり始めて1週間ぐらいなので、効果などいえる状態ではない。
ただ帰宅後にジョギングと筋トレとストレッチをした後は、
息も切れ疲れるが、呼吸をするので酸素が身体中に回り、頭の冴えはよくなる感じ。
よって運動して少し休んでからアニメを見ると、
集中力が高い状態で頭に内容がよく入ってくる実感がある。

ジョギングにはストレス発散する効果もあるので(実感もある)
よりアニメに集中できる心構えになれるかもしれない。
 
また運動だけではなく、食生活の見直しも少しやり始めた。
まず外食と砂糖を控えるようにした。
砂糖の摂り過ぎると、インシュリンが大量に分泌され血糖値が下がり
エネルギーが落ち、眠気に襲われたり、集中力の低下を引き起こすからだ。
砂糖はアニメの天敵なのかもしれない。

まだ1週間程度の実践ではあるが、
体力はともかく気持ちの面ではリフレッシュできた状態でアニメを見られる。
時間が限られる社会人にとって、運動できる時間を取るのは難しいと思うが、
長くアニメと付き合うのであれば、アニメの視聴に耐えうる
肉体の維持管理や食生活の改善もまた大切なのではないかと思う。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/10/18 20:51 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

レッドタートルと志村けんのだいじょうぶだぁ 

レッドタートルを鑑賞。

まずアニメーションとして素晴らしく、
動きと背景、動く絵に込められた
様々な思いを感じずにはいられなかった。

レッドタートルは、
一切セリフなし、音楽で盛り上げる、一人の男の人生を書き切る作品である。
以前同じようなものを見たことがあると思ったら、
志村けんのだいじょうぶだぁでやっていた、通称シリアス無言劇だと思い出した。

シリアス無言劇。
コントではなくドラマ仕立て。セリフが一切なく、
主に宗次郎の「悲しみの果て」を使用したBGM。
そして一人の人間を中心とした人生を描く(主に悲劇で終わることが多い)。

笑わせるコント番組で、あえて感動させる勝負に出た志村けんの真骨頂の企画である。

もちろん違いはある。

レッドタートルは寓話的な世界観と舞台(島)であり、
メタファーで作品が作られている。
シリアス無言劇は日本が舞台であり、
現実に根ざした設定で作られている。

ただどちらも人間を描くことに向き合っていて、
セリフがないことで見る側の想像力が喚起され、
その想像力がBGMの力によって、
さらに膨まされる構造になっていると思う。

子供の時に志村けんのシリアス無言劇は、
今でも強く心に残っているが、
もし子供の頃にレッドタートルを見ていたら、
どんな風に思ったのだろうか。
 
レッドタートル。見てほしいアニメーションだ。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/09/29 21:10 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

キャラの名前から考える「聲の形」 

はじめに

「聲の形」について。

koeno.jpg

漫画原作は2014年に完結しているので既に指摘されていることばかりだと思うが、
キャラの名前と本作の関係性について、まとめてみたい。

① 聲

声=本作のテーマを表す文字
音の声には留まらない。

音読みで「ショウ」とも読むが、
この場合石田将也の「ショウ」、西宮硝子の「ショウ」の読みと符合する。

聲の文字の左上部分の「声」は
板をぶらさげてたたき音を出す楽器、殸(けい)の象形。
本作と照らし合わせると、
石版から石田将也に繋げられる。

下半分の耳は、耳が聞こえない西宮硝子にそのまま当てはめられる。

聲という文字自体から、石田翔也と西宮硝子を接続しているようにも見える。

② 石田 将也

石田将也の「将」は「将軍」という文字もあるように、
本作の集団のリーダー(的)を示しているようにも思える。

音読みでは「まさ」と読み、「これから…しようとする。」という意味がある。
物語は将也が「これから『西宮に許しを請うこと』をしようとする」話でもあり、
石田将也が「これから…しようとする。」ことで展開する物語なのである。

アニメでは描かれなかったが、漫画原作では主要キャラの「将来」が描かれ
この「将来」と「将也」も繋がっているのだと思われる。

「石田」の「石」は、子供時代に西宮硝子に石を投げていたことにも繋がる。
ガラス=硝子=西宮硝子の天敵、それは石であり「石田」。

③ 西宮 硝子

硝子はそのままガラスであり、
ガラスのように透明で固いが、割れやすい心を持つ。

硝の字は鉱物の名前であり、火薬の原料となり、火薬は花火を作るもとになる。
本編では、花火大会後に西宮硝子は自殺を試みているが、
つまり花火は鉱物:硝にとっての終わり(死)であり、
これに関連付けて、西宮硝子を自殺させる流れを作ったのだろうか。

④ 植野 直花

「植」の「直」と「直花」の「直」と「直」が2回も使われ、
とにかくまっすぐで正直な女の子として本編でもキャラが立っている。

「直花」の「花」は美しい存在としての「花」。はなやか。

⑤ 佐原 みよこ

難しい…

原⇒腹で、良い腹、つまり良いスタイルしていると繋げてみたが、
しっくりこない。

⑥ 川井 みき

川井⇒可愛⇒可愛い みき⇒きみ⇒君 よって可愛い君のアナグラムか。

容姿的にも可愛いことは自覚的であるが、
(無自覚的に)自分自身の存在をも可愛く思っている。

⑦ 西宮結絃

「結」として主に姉の西宮硝子と石田将也を結びつけ、
「絃」として音を鳴らす、つまり物語場で行動を起こし
キャラ同士の関係性を発展させる存在。

糸ヘンの漢字2文字が使われている点で、
強く慕う祖母の西宮いとへの関係を示したかったと思われる。

西宮いとは、西宮家の糸、
家族崩壊してもおかしくない西宮家の繋ぎの役割を担っていた。

⑧ 永束友宏

「友」「石田将也」との友情を象徴するキャラ。
「束」も束ねるという意味があり、これも友情に関連する言葉と見られる。
また原作では映画監督としてみんなの「束」になる役割もある。

「宏」は広くて大きいという意味から、
あの特徴的な大きい髪型や体型をさしていると思われる。

⑨真柴 智

こちらも難しい。

頭がいい人、何かを企んでいる「智」であろうが、
智⇒とも⇒友という見立てで、まわりくどいが
「真柴智」もまた「石田将也」の「友」と見ることもできるのかもしれない。

⑩ 石田 美也子

「也」で「石田将也」との繋がり。
文字通り、美しい人。

⑪ 西宮 八重子

八重は重い、いくつもの重なったという意味があるが、
物語上でも重い存在という役割を担ったのか。

まとめ

苦しい解釈が多いと思うが、
自分なりに考えてみた・調べてみたら面白かった。

そして本作はキャラ名に作者が強い意味を込めて(連想させて)
描いているのだろうとも感じることができた。

もしこのキャラの名前にはこういう意味があるというのがあったら
教えて頂きたいと思う。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/09/19 17:20 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

「聲の形」感想-監督:山田尚子語録にみるヴィヴィッドな感性 

はじめに

劇場アニメ「聲の形」を鑑賞。

koenokatati.jpg

京都アニメーション制作、山田尚子監督作品。
今までは京アニ制作の劇場アニメは、TVアニメ化されて劇場アニメとなっていたが、
本作は最初から劇場アニメとして制作されている。

全2269カット、芝居・背景・色彩の細部まで行き届いた仕上がりであり、
毎度のことながら京アニの制作力の高さに舌を巻くばかりだ。

特に本作は、聴覚障害を持つ西宮硝子の設定上、
手話でのやり取りが作品の特徴になっている。

手から指の細やかな動き、手の様々な形を見せる、
手の芝居とともにキャラの表情芝居にもリンクさせて見せるなど
アニメーションでは難度が高そうであろう手話を
ここまで徹底して作画したことにも頭が下がる。

花は手であり、キャラクターである

さて、そんな手話シーンについて
監督の山田尚子さんは

「手は花であり、一つのキャラクターである」
(出典:映画 聲の形 公式パンフレット)

と語っている。


私は驚いた。手を花にキャラクターに見立てる
山田尚子さんに感性の鋭さに。

確かに様々な形を持たせることができる手は花であり、キャラクターだ。
そして手を花、キャラクターとして見るなら
一見地味な手話のシーンも、後で思い返せば華やかにすら感じられる。

手は花でありキャラだったのだ。
私は山田さんのこの言葉は、極めて自身の作品を批評的に捉えているとも感じた。

さらにいえば山田さんは、監督処女作「けいおん!」から
キャラクターの脚を描いてきた方である。
今回の「聲の形」という原作を通し、脚と対をなす手を表現手段として
取り込んできたとも見ることができる。

山田さんのアニメでの表現の伝え方については以下のように語っている。

──硝子にはセリフがほとんど無いわけですが、キャラクターを描いていく上での難しさなどはなかったのですか?
山田 どうなんでしょう……。アニメって伝えるための手段の塊で。そのすべてが一つ一つのパーツとして分解できると思うんですよ。動き、色、カット割りとか。その中に声もあるのですが、私はそのどれもが同列のものだと思っているので。声という要素が無いからといって、伝えるという部分が揺らぐとは思っていませんでした。


出典:「聲の形」山田尚子監督に聞く。気をつかったり同情したり、何なら可哀想だと思ったりするのは大間違いだ
エキサイトレビュー

アニメはキャラクターの手・脚を通していくらでも伝えることができる。
私はアニメで手の芝居が効果的な手法だと知ったのは
「新世紀エヴァンゲリオン」だったが「聲の形」は
改めて手の芝居の大切さを感じさせてくれた。


山田尚子語録

他にもパンフレットやネットでの記事では
山田さんの作品へのディレクションに関して面白い言葉が掲載されている。

①作品の舞台を描く背景に関して

「キャラクターの演技は2.5次元。背景は2.7次元」
(出典:映画 聲の形 公式パンフレット)

本作を2次元と3次元の中間で捉え、
背景は3次元(写実)に近い感じで考えているのが興味深い。


②吉田玲子さんへのインタビューでの
本作をどのような構成にしたかという問いに

(監督から)「観た人が許されるような映画にしたい」
(出典:映画 聲の形 公式パンフレット)

子供時代のいじめによって、いびつになった人間関係は
修復し発展できるのかという難しい題材だからこそ、
最終的には許しで終えたいというのが本作の骨子なのだろう。


③もがく将也の演技について

「大きな小動物が怯えているイメージで」 
(出典:映画 聲の形 公式パンフレット)

「でっかいハムスターみたいな感じ」
(出典:映画「聲の形」公開!入野自由と山田尚子が「将也はでっかいハムスター」、コミックナタリーより)

大きくても小さい、そんな矛盾を抱えた存在として将也を捉えることで
キャラクターの厚みを持たせようとしていたのかもしれない。


④子供時代の将也の演技について

松岡が「監督から『(小学生時代の将也は)ハンバーグって感じでお願いします。』」(中略)
(出典:映画「聲の形」公開!入野自由と山田尚子が「将也はでっかいハムスター」、コミックナタリーより)

ハンバーグとは子供の純粋に好きなものの例えなのだろうか…


⑤音について

「きこえ」としての音だけでなく、物質としての音、人の生理に訴える音を大切にしたい」
(出典:映画 聲の形 公式サイト 牛尾憲輔インタビュー)

本編で繰り返し波紋のイメージもまた、音の大切さを訴えるものであろう。


おわりに

以上のような山田尚子監督の言葉を聞くと、
山田さんの感性の凄さ、作品作りへの言葉の使い方にただただ感心してしまう。

「たまこラブストーリー」では、才気溢れた若き監督の情熱的なフィルムだと感じたが
「聲の形」は「たまこラ」から圧倒的に成熟した監督の内に秘めた情熱的なフィルムだと感じ、
さらなる山田尚子監督の飛躍性を感じずにはいられなかった。
次の監督作品(TVシリーズ?劇場?)が楽しみだ。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/09/18 20:16 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

デラーズ・フリートはテロリストか?義に殉じたのか? 

「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 」
に登場するデラーズ・フリートについて。

derazu.jpg

ネットの普及が本格化する前の90年代、
あくまで私の身内の中でのデラーズ・フリートの評価は

「腐った地球連邦に一矢報いたジオンの残党」
「義に殉じるガトーや、信念を貫くデラーズがかっこいい」

みたいな事を言われていた。
もしかしたら別の見方をしている方もいるだろう。

しかし2001年のアメリカのテロ事件が起こったからなのか
ネットが普及した2000年以降の評価を見ると

「ただのテロリスト」
「自身のロマンに酔いすぎ」

という断じ方をされるのを見るようになった。
また身内でもかっこいいという見方から
「そこまで・・・」相対化された評価に移っていった


「テロリスト」か「信念に殉じた男たちか」
どちらであるともいえる。

考える立場の違いが、彼らの評価の仕方を変えていく。


連邦側の視点で見れば「テロリスト」であり
一年戦争のジオン側に共感した視点なら「信念の集団」と見ることもできる。


私は最初はガトーやデラーズをかっこいいと思っていたが、
今はそこまで入れ込めなくなってしまった。

とはいっても、ジオンの残党としては
ガンダムを強奪、連邦軍艦隊を核攻撃、
最後には真の目的であるコロニー落としを成功させるなど
組織は消えたが、目論見通り作戦は成功し続けた。
試合に負けて勝負に勝ったのがデラーズ・フリートである。


私が思うのはリリースされた90年代前半の価値観・空気として
デラーズ・フリートはかっこいい的な評価がしやすかったのだろうが、
時代の経過と経過中に起きた出来事、これらによる価値観の移り変わりで
彼らの評価も変わっていったのではないかと見ている。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/09/02 21:22 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

「君の名は。」のユーモアとおっぱい 

新海誠さんはユーモアを織り交ぜた作品が得意なのだと最近気づき始めた。

default_3e2ba644fc64728af640d2dbccbaa719.jpg


「君の名は」で一番良かったのは、ユーモア溢れる展開。
ユーモアをストーリーに自然に組み入れるのが上手かったと思う。
シリアスはユーモアがあってこそより生きる。


具体的には、漫画のようなふきだしを使う、
キャラに(世界観が壊れないほどに)コミカルな芝居をさせる等々、
序盤・中盤では要所にユーモアを仕込む展開で、クスッとさせてくれた。

そんな「君の名は」のユーモアで一番際立っていたのは、
瀧が三葉と入れ替わると、要所要所でおっぱいを揉むシーン。
本編では3回(4回?)は揉むシーンがあったと思う。

特に後半で、三葉と入れ替わった瀧がおっぱいを揉みながら泣くシーンは秀逸。
誰もがそれを見ていた四葉のように、気持ち悪いと思っただろう。
このシーンは劇場でも自然と笑いが起こるぐらい、面白かった。

この面白さは、シリアス度が増した後半(糸守と三葉の危機を救う展開)においても
なお、瀧は三葉のおっぱいを揉むというユーモアとの落差があるから生まれると思う。

何より、本編で繰り返しおっぱいを揉むシーンがあったからこそ、
最後のおっぱいを揉むシーンが生きてくる。

つまりおっぱいを何度も揉むのは、
繰り返しギャグやお笑い用語でいう天丼なのである。


ここで新海誠さん別の作品のアニ*クリ15の「猫の集会」を紹介したい。

「猫の集会」は猫のチョビが人間たちに尻尾を踏まれ
夜な夜なチョビたち飼い猫は集会を開いて人間への復讐計画を練る短編。

ちなみにチョビは1分の間にしっぽを5回も踏まれる。
しっぽの踏まれ方が面白く(音がエグい)、そこで笑いが生まれる。


こう見ると、新海誠さんはユーモアの中でも
繰り返しのユーモアが上手い方なのだとわかる。


まとめ

おっぱいを揉む事で生まれるユーモア。
「君の名は」のユーモアは三葉のおっぱいに詰まっていたのだ。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/08/29 21:11 ] ニュース | TB(1) | CM(0)

喪失と結びから観る「君の名は。」 

新海誠監督「君の名は」を鑑賞。

default_3e2ba644fc64728af640d2dbccbaa719.jpg

作中で幾度と語られる「結び」というキーワード
そして新海作品に通じる「喪失」の物語であった。
今回はこの「結び」「喪失」から「君の名は」を考えてみたい。

「結び」のモチーフ性

まず空の上で二つに別れた
彗星の軌道(動線)こそ、
瀧と三葉の二人の「結び」の最たる象徴だった。
※上の画像が象徴的。

また瀧と三葉でやり取りされた携帯端末のやり取り
※LINE-線-糸

糸守という「糸」の名前。

三葉が瀧に飛騨から東京へ迎う間で生まれる動線、
瀧と三葉が互いを探しに、糸守のご神体ですれ違う動線
※動線を糸に見立てる

物語最後で、瀧と三葉が互いに乗る電車ですれ違うのも、
電車を糸として見立てれば、全て「結び」の一種だと思う。

幾度も幾度も、携帯端末、二人の動線、電車、といった「結び」を通して
瀧と三葉が、組糸のように繋がっていく物語であった。

瀧の腕に付けている紐。
瀧と三葉の身体が入れ替わること。
物語の謎が、一つに結ばれ昇華し、
最後は「名前」というコードを通して、二人は「出会う」資格を得る。


過去の新海作品と君の名はにある「結び」

また過去の新海作品と「君の名は」の間での「結び」という側面もあった。

「言の葉の庭」の雪野百香里が登場(CVは花澤香菜さん)。
もしくは瀧と奥寺に見られる、年上の女性に憧れる年下の少年の関係性。

「ほしのこえ」のウラシマ効果的な、時間軸の違いで生まれる悲劇。

「雲のむこう 約束の場所」で見られた“夢からの目覚め”と符合する
瀧と三葉の入れ替わり(二人共、最初は夢だと思っていた)

「秒速5センチメートル」のラストシーンを彷彿とさせる、瀧と三葉が出会う場所。

「星を追う子供」のビジュアルを彷彿とさせる、糸守のご神体とその周辺。

最後に、瀧の家にあった新海さんが描くネコをあしらったマグカップ。

自身の過去作品のモチーフ・要素・設定と新作を「結び」つける。
その行為は集大成的ともいえるのかもしれない。

私自身、新海さんは前作の問題点を検証し、
新作に反映されるスタイルだと思っている。

作中でも一葉おばあさんがいっていた
過去の宮水家の人間には入れ替わりの現象があり、
このことを聞いた三葉が彗星の落下を教えるためにあったこと。
(一葉⇒二葉⇒三葉・四葉、という名づけ方も、繋がり「結び」を感じる)

このシーンのやりとりは、
過去の作品があったからこそ、今の作品(君の名は)があるメタファーのようにも思える。

こうしたスタイルこそ過去と新作を「結び」つけるといえるのではないだろうか。

「喪失」と「結び」

新海作品で語られる「喪失」。
「喪失」とは、手に入れられたかもしれないものを失った意味での喪失。
そして喪失を取り戻すために動く物語。

どう喪失し、どう喪失を取り戻そうとし、結局喪失心はどう決着つけるのか。
作品ごとで「喪失」の描かれ方は違う。

瀧は三葉を失っていた(糸守の崩壊=喪失)事を知り、
三葉と糸守を救ったものの(喪失を取り戻す)、
互いの存在と名前を忘れる(再び喪失)。

しかし前述した今まで瀧と三葉の二人で起こった「結び」によって
最終的に二人は出会える機会を得られたのだと思う。

「喪失」しても「結び」によって喪失からは解放される。
喪失は結びで乗り越える。そんな風に感じられた。

瀧と三葉、互いに名前を言える時が来た。
ここからが本当の二人の物語の始まり。
「結ばれたこと」を描くのではなく「結ばれるまで」を描く物語。

まとめ

「結び」とは縁でもあると思う。
飛騨のラーメン屋で瀧の絵を見たおじさんが「糸守」だと言った偶然も縁であり
過去の作品との縁があって、「君の名は」がある。

過去と現在の縁、人との繋がりという縁、こうした中に自身(新海誠さん)がいて
作品を作っているのだという決意を見せられたかのような作品だった。

瀧と三葉のお互いの思う様子に涙し、
二人が名前を呼び会える機会を与えられたことに涙した。

2010年代を代表するアニメ映画になるのではという思いと、
今後の大作オリジナルアニメ映画は新海誠さんと細田守さんが
牽引していくのではという確信を抱く作品内容だった。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/08/28 20:20 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

なぜZガンダムのティターンズは負けたのか? 

1 組織が一枚岩ではなかった

一番大きな理由。

総司令官のジャミトフは建前(ジオン残党狩り)と本音(人口の削減)が違いすぎて
彼の思想信条は極めて理解されていなかった。

CqsuXtuUAAA4AnR.jpg

そんなジャミトフの真意を知らずに、組織No2のバスクは毒ガスやコロニー落としを敢行。
バスクの独断に対しジャミトフは、シロッコを重用する事で、バスクの抑えにかかる。

シロッコはジャミトフの真意を知っていたようだが、野心高きシロッコは
「女性による統治」のための傍観者であるように振舞う。

組織の中心人物達の目的・理念が全く共有されていない点で、
組織だった行動が取れずに、内部崩壊するのは必然だった。

中心人物達以外も、エマのようにエゥーゴに投降する者もいれば
ヤザンに騙し討ちされたジャマイカンのようなものもいる。
上もバラバラであれば、下もバラバラ傾向にあった。


2 地球上の拠点・キリマンジャロ・ニューギニアの喪失

両拠点を失うことで、シャアの演説へと繋がった


3 シャアのダカール演説

地球連邦に政治的な根回しをしていたジャミトフだったが、
シャアの演説により無効化し、世論はエゥーゴに。
ここでティターンズは連邦政府という後ろ盾を無くした。


4 アクシズとの外交交渉失敗

アクシズと上手く同盟を結んでいれば、エゥーゴを倒せただろうが
ジオンの残党狩りを建前にしているティターンズでは同盟は難しかったのだろう。

一方のエゥーゴはシャアがハマーンに頭を下げたことで一時的に同盟は成立し
グリプス2の核パルスエンジンと、ゼダンの門の破壊に成功する。
同盟は短期間だったが、その間にエゥーゴはティターンズの戦力削減に成功。

持つべきものは昔の彼女である。


5 コロニーレーザーを確保できず

戦局を左右するコロニーレーザーをエゥーゴに握られたのは大きかった。
シロッコはNT能力でも、MS操縦でも、MS設計でも引けを取ることはなかったが、
最後の戦いでのコロニーレーザーを巡る艦隊戦では、ブライトに屈したといえよう。


6 ジェリドがカミーユを「女の名前」と言ってしまったから

歴史的失言の瞬間であった。


まとめ

ジャミトフの本音の元では組織化できないであろうから
ジオン残党狩りという建前でエリート主義を掲げて組織化したら、
優秀な人材もいたが、アクの強い人物達によって内部崩壊した。

組織が続いていくには、他の組織と競争し勝つには
TOPから一番下まで、ある程度理念の共有化ができていないと
内部崩壊して、自滅するという例をティターンズは示したといえる。
 
またティターンズの戦い方を見ると過激なやり方が目立つが
エゥーゴに勝利できたシーンは極めて少ない。
拠点と強力兵器(コロニーレーザー)を次々に失う。
戦術・戦略ともにエゥーゴが勝っていたということだろう。

このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/08/25 20:47 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

夏コミ新刊「シン・ゴジラ感想本」の紹介 

今回の夏コミ(C90)にて映画「シン・ゴジラ感想本」を頒布します。
原稿タイトルと執筆者、及び概要は以下の通りです。


・シン・ゴジラ―虚構は現実と踊る―おはぎ(@ohagi2334)

・シン・ゴジラ感想―みるとん(@mirutone)

・シン・ゴジラを観た感想―高城剣(@takashiroken)

・パニック映画としての傑作『シン・ゴジラ』―シン・川(@Nikkawa_Nipa)

・まさに日本対ゴジラ―伊川清三(@s_igawa)

・7140秒の奇跡を目にして―ファルナ@グランヴァニア(@falna_ral)

・シン・ゴジラを自己言及的に見てみる―加原メイナ 


「シン・ゴジラ感想本」概要
・頒布日:8月14日(3日目)
・頒布スペース:東ポ14a
・サークル名:失われた何か
・頒布価格:100円


また「シン・ゴジラ感想本」の他に
富野監督を語る同人誌「トミノ・トミノ・トミノ」(新刊)を頒布します。
富野監督の講演会レポートと、Gレコの総括を中心に富野監督語りの本となります。
頒布価格は200円となります。こちらも合わせてよろしくお願いします。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/08/11 07:47 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

なぜみんな「シン・ゴジラ」を語りたくなるのか?9つのポイント 

なぜ、シン・ゴジラは語りたくなってしまうのか。

1 面白いから
⇒面白い部分を言いたくなる

2 期待を上回ったから
⇒12年ぶりのゴジラ新作、エヴァの庵野監督と樋口監督の二人の存在。

3 現実をシミュレーションした内容だから
⇒現実と比較して語りたくなる(政府の対応等々)

4 政治の問題や、核や原発の問題を扱っているから
⇒今後の社会経済を生きていくときに考えていきたい問題だから

5 他作品の引用が目立つために、引用元と比較したくなり、語る素地を与えてくれる
⇒引用元に思い入れがあるから語りたいのでは

5.5 (5の続きで)エヴァっぽく、庵野監督度が高く感じられるから
⇒エヴァを作ったスタッフのゴジラはどうなのかという視点で語りたくなる

6 ディテールに拘っているから
⇒戦車や兵器描写、政府のシステムについて語りたくなる

7 見る人によっては欠点が目立ち、指摘したくなる
⇒人間ドラマが薄いという指摘は散見される

8 12年ぶりのゴジラの新作だから
⇒ゴジラファンと特撮ファンは期待していたのでは

9 時代性があるから
⇒抽象的だが、シン・ゴジラの内容が今の時代の気分のように感じられるから

以上のように挙げてみた。
いずれにしても、エンタメとして面白かったから語りたくなるのだろうとは思う。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/08/02 22:37 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

シン・ゴジラ 感想-ゴジラとは核と映画製作 

シン・ゴジラを見る。面白かった。

キャッチコピーの「現実(ニッポン)と虚構(ゴジラ)」通りの作品。
東京の破壊描写、そして自衛隊とゴジラの戦いのすごさに
涙を流しすぎて鼻水まで垂れてきてしまった。

特に後半のヤシオリ作戦での、土木作業車の大群。
新幹線や電車自体が爆弾になってゴジラに突撃する描写では
ただただ、かっこいいと涙を流しながら見ていた。

ゴジラが起こす東京の破壊に
「もっと破壊を見たい」というカタルシスを感じつつ
一方で「これ以上日本を壊さないでほしい」という
矛盾するような二つの感情を抱きながら見ていた。

現実としては東京の破壊はないことに越したことはないのだが
虚構を楽しみたい観点に立つと、東京の破壊を見たくなる。
一つの感情だけ物語を感じるではなく
複数に抱く感情で同時に揺さぶられる点が、
シン・ゴジラの凄さだったと思う。

庵野監督と樋口監督とゴジラ

ゴジラを引き受けた庵野監督と樋口監督。
並々ならぬ決意があったに違いない。

空想特撮への憧れを強く語るお二人。
特に樋口監督はゴジラに憧れ、
ゴジラの映画製作のアルバイトからキャリアをスタートしただけに、
ゴジラの監督には、強い思いがあったのは推察できる。

また庵野監督は監督のオファー時にうつ病を抱えられていたようだが、
本作を見るに、病も払拭して制作された気概を強く感じられた。
「シン・エヴァ」にも改めて期待したくなった。

空想特撮からエヴァ、エヴァから空想特撮へ

シン・ゴジラはエヴァのような作りにも見える指摘は見られる。
カット割り、テロップの多様には庵野監督の作風を感じられ、
ゴジラを止めるためのヤシオリ作戦は、エヴァのヤシマ作戦を彷彿とさせる。

ただ元々のエヴァがゴジラやウルトラマンといった
空想特撮の手法や精神に影響を受けて作られている点を踏まえれば、
空想特撮(ゴジラ・ウルトラマン)からエヴァが生まれ
エヴァ的なものを注入して、シン・ゴジラ(空想特撮)が生まれたと
見るのが妥当かなと思った。

シン・ゴジラ製作時に出された庵野監督のコメントで
「恩返し」という表現があったが、
主にアニメを中心に活躍されていた庵野監督が
自分なりに培ってきた手法を持ってゴジラを作り
ゴジラに恩返しをした感じられる作りだった。

ゴジラを自己言及的に見てみる-ゴジラは映画製作そのもの

シン・ゴジラを自己言及的に見るとどうなるのか。
それは過去の庵野監督作品は極めて自己言及的な要素が強いからだ。

ゴジラを描く、政府・自衛隊がゴジラを止めるという行為は
特撮映画を作ること(もしくはアニメ製作)そのものなのではないかと思う。

本編で起こる
会議は企画会議、製作プロセスの打ち合わせ
各部署で案を練るのは、脚本や画コンテ、演出プランの打ち合わせ
ゴジラと戦うのは、実制作のような感じで見られるのではないか。

ゴジラにどう対処するにも、一つの映画を作るにも
膨大な人の存在と会議と、組織と組織のシステム構築が必要なのだ。
ゴジラに対処するのも、映画を作るのも一緒であり、つまりは戦争なのである。

例えるなら

東宝=日本政府
ゴジラ製作=ゴジラへの対処
庵野監督=矢口

みたいな見立てもできるかもしれない。

物語の中心にいる矢口は、庵野監督の自己投影先だと思う。
つまりはゴジラが実際に現れたら庵野監督ならこう動くという
存在が矢口だったのではないかと思う。

まとめ シン・ゴジラとは何か

ゴジラとは何か。
それはその時代に生きる我々に核の問題を突きつける存在なのだと思う。

初作の1954年ゴジラと本作の2016年シン・ゴジラでは
時代状況も社会経済のシステムも全く異なる、
しかし核の問題とゴジラが起こす恐怖を常に突きつけている点では同じである。

ゴジラがいつの時代でも人を惹きつけるのは、
決して無縁ではいられない問題を突きつけているからではないかと思った。
核ある限り、ゴジラは存在するのだと。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/07/31 21:16 ] ニュース | TB(1) | CM(0)

夏コミ新刊「トミノ・トミノ・トミノ」の紹介  

今回の夏コミ(C90)にて、富野監督を語る同人誌「トミノ・トミノ・トミノ」を頒布します。

<概要>
無題

頒布日:8月14日(3日目)
スペース:東ポ14a
サークル名:失われた何か
ページ数:22P
頒布価格:200円

本の内容/目次は下記の通り。

無題

当日はぜひお越し下さい。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/07/24 17:15 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

「甘々と稲妻」と美味しいご飯 

美味しいご飯を食べれば幸腹になれる。

おかずに手間を加えても、肝心なのはご飯の美味しさ。
本当に美味しいご飯なら、ご飯だけでもペロリと食べられる。
そんな物語が見られたのが「甘々と稲妻」。

amama1.jpg

ご飯を美味しそうに食べるつむぎ。
子供(つむぎ)にこんな美味しそうな顔をされたら、
親からすれば、心動かさずにはいられないだろう。
※親視点で見ていました…

amaama1-1-compressor.gif

炊き上がった瞬間の米が立っているシーン。
この絵を見ながら「米が立っていて美味しそう」と感動した。

食べ物が美味しそうに見えるかそうでないかは
描き手の資質による部分が大きいのだが、
「甘々と稲妻」の場合は美味しく見える方。

あとはつむぎがご飯を食べるシーンが良かった。

amaama1-5-compressor.gif

口の動かし方が上手いなぁと。
あと感動を全身で表しているのも良い。

何より美味しそうに食べているのを見ると、
こっちまで美味しいご飯を食べたくなってしまう。

1話はつむぎも公平も味気ないコンビニ飯も食べていたりと
どこか満たされない感じの食事シーンもあった。
そして公平に思いがある小鳥のご飯が
二人の心を炊き上がるご飯の湯気のように暖かく包みこむことで、
家族を失った公平とつむぎの心を癒していくのだろう。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/07/05 21:19 ] ニュース | TB(2) | CM(0)

甲鉄城のカバネリ-恐怖と行き帰りする物語 

まず恐怖を描いたアニメだったと思う。

カバネという異物が襲いかかる恐怖。
カバネの恐怖が、人同士の争いを呼ぶ恐怖。
恐怖が恐怖を呼び、人の尊厳は失われていく。

生駒も最終回直前で一度敗北し、
無力さと絶望と恐怖から尊厳を失うが、自身を取り戻す。
こうした恐怖で喪失したものから、どう立ち直るか。
カバネリの胆はこの点にあったと思う。

美馬は破壊と復讐によって、喪失を埋めようとしたのではないか。
そんな美馬も生駒の執念に冷や汗をかき、
恐怖を覚えつつも、そこで自身を取り戻したのではないかと思う。
最後に生駒を救ったのは美馬が生駒に打った白血漿なのだから。

恐怖からの喪失と回復があれば、
一方で本作は行き帰りする物語でもあった。

物語最後、甲鉄城に戻る生駒・栗栖・無名の3人を
甲鉄城の面々が熱く迎えるシーン。
また振り返ると、生駒は甲鉄城から離れては、
何か変化をして甲鉄城に戻ってくる展開でもあった。

こうした展開の連続は本作は、
行って何かを手に入れ、帰ってくる物語であることを
徹底していたの作劇だった。

生駒と無名の喪失(カバネリ化)と回復(人間に少し戻る)。
恐怖を克服する姫様。
生駒を出迎える甲鉄城の面々(行き帰りする物語)。
最終回の以上のシーンを描くために、本作は物語を紡いできたのではないか。


圧倒的な映像力で、王道的な物語を描こうとしたカバネリ。
彼らの旅はこれからが本番なのだろう。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/07/01 06:56 ] ニュース | TB(1) | CM(0)

「横山光輝三国志」の斎藤浩信さんの作画ー絵柄の魅力 

子供の頃「横山光輝三国志」を見ていると、
時たま、物凄く絵柄が濃い回があるのに気づく。

原作の横山光輝絵に劇画調なタッチと美麗さを加えた絵柄は、
当時は作画という言葉も知らなかった私に強いインパクトを残した。

おぼろげながら、アニメの絵は毎週変わると気づき始めていたが、
横山光輝三国志の濃い絵柄の回は、この事を決定づけさせた。

後になって、この絵柄の回の作画監督が斎藤浩信さんだと知った。
北斗の拳、魁!男塾の作画監督で知られる。
横山光輝三国志では10・15・22・28・43話の作画監督を担当している。


絶世の美女貂蝉が董卓と呂布を仲を引き裂き、呂布が董卓を暗殺する
15話「乱世の美女・後編」。

ykoyama2_2.jpg
貂蝉が自害した姿に悲しみに暮れる呂布。(15話)

呂布が曹操との戦いに敗れて、最後は逃げきれず死ぬ
22話「呂布・雪原に散る」。

ykoyama_2.jpg
仁王立ちのまま、戦場に散る呂布(22話)

この二つの呂布メイン回、
特に死に際の呂布の顔が印象に強かった。
この呂布の顔が、私にとっての作画の目覚めだった。

曹操の元に身を寄せた関羽が劉備の元に帰る
28話「決死の千里行」。

ykoyama5_2.jpg
美麗な関羽(28話)


斉藤さんが最後に担当した43話は、
孔明が曹操軍に乗り込んで、10万本の矢を手に入れてしまう回。
斉藤さんの回は、孔明も面長のイカツイ顔に。

ykoyama3_2.jpg
周瑜に10万本の矢を用立ててほしいと言われた時の孔明(43話)

当時リアルタイム視聴時に、15話ぶりのこの絵柄に
この絵柄を待ってましたと感激した記憶がある。

ちなみに次回の44話はこんな感じ。全然違う。

ykoyama4_2.jpg

斉藤さん回の孔明の鋭い目を見ると、
横山光輝さんの絵柄より、杉野昭夫さんに近い描き方をしていると思った。
全体的に見ると、キャラの感情が乗るシーンは顔に線が増えていく印象。
特に呂布にはノリノリで作画修正を入れていたのではないかと。

「横山光輝三国志」の斎藤浩信さん作画監督は
アニメにおける絵柄の魅力を私に始めて教えてくれたと思う。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/06/11 19:50 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

「ラーメン二郎」が登場したアニメの紹介 

「スペース☆ダンディ」2話を視聴。

内容的には宇宙ラーメン食べ歩き人情紀行みたいな内容だったが、
その中で注目したいのが「ラーメン二郎」をモチーフにした
「ラーメン三郎」が登場していたこと。

supeda2002.jpg

ラーメン二郎がそこそこ好きな私は、ラーメン二郎ネタにどうしても反応してしまう。
今回の記事では私が知っている範囲で、
「ラーメン二郎」が登場したアニメ作品を取り上げていきたい。


①「真・恋姫†無双~乙女大乱~」4話「魏延、一目ぼれするのこと」(2010年4月~)

脚本:雑破業 絵コンテ:藤原良二 演出:井上茜 作画監督:大田謙治 総作画監督:平塚知哉

私がアニメで二郎ネタを初めて見た作品が「真・恋姫†無双~乙女大乱~ 第4話」だ。

razirou001.jpg

razirou002.jpg

razirou000.jpg

架空の世界、しかも中国の三国志をモデルにして
英雄豪傑を女体化した恋姫無双にも関わらず
そんな世界で現実世界のラーメン二郎を出してきたのが、素晴らしい。

このネタを仕込んだのは、脚本の雑破業さん。
雑破業さんは「絶対防衛レヴィアタン」で牛丼や麦茶を登場させるなど
異世界における飯ネタを使うセンスが卓越していると思う。


②「THE IDOLM@STER」15話「みんな揃って、生放送ですよ生放送! 」(2011年7月~)

脚本:高橋龍也 絵コンテ・演出:伊藤祐毅 作画監督:山口智、中路景子

次に二郎ネタと出会ったアニメはアニマス。

「四条貴音のラーメン探訪」という番組の一コーナーで登場。
ここでは「ラーメン二十郎」と呼ばれている。

imasu15010.jpg

この立地の感じだと、店のモデルはラーメン二郎:旧三田本店だと思う。

imasu15011.jpg

見事なまでの野菜タワー。

imasu15012.jpg

美味しそうではあるが、食べるのが大変そうだ。

③「スペース☆ダンディ」2話「幻の宇宙ラーメンを探すじゃんよ」(2014年1月~)

脚本:佐藤大 絵コンテ・演出:山本沙代 作画監督:青山浩行

そして今回の「スペース☆ダンディ」2話。
スペダンでは、野菜タワーと普通っぽい二郎が描かれる。

supeda2001.jpg

野菜タワーをSF的に宇宙人がいる世界の中で描くとこうなるよって感じが面白い。
個人的にはあんまし美味しくみえない…

supeda2000.jpg

これぐらいの量なら食べられそうであり、旨そうでもある。

④よんでますよ、アザゼルさん。Z(2013年4月~) 6話「純天使、ベィビィ」

脚本:後藤みどり 絵コンテ・演出:ひいろゆきな 作画監督:つなきあき、谷口元浩

zirou2016_2.jpg

zirou2016-1_2.jpg

二郎ならぬ一郎で登場。
盛りの量としては、今まで紹介した作品より大人しめ。

⑤サムライフラメンコ 5話「正義とは」(2013年10月~)

脚本:倉田英之 絵コンテ・演出:北條史也 作画監督:山本航、池田早香、袴田祐二

zirou2016-3_2.jpg

出てきたのは、店の外観のみ。ラーメン二郎立川店がモデルとされる。

まとめ

ラーメン二郎の映像的に盛りの良い点は、絵的に使われやすいという印象を持った。
特に野菜タワーはインパクト大で、絵的にもつ意味でも貢献度が高そうである。

私が知っている中で二郎が出てきたのは以上の作品だが他にもあれば教えてほしい。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/06/11 15:53 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

AbemaTVのアニメのネット配信の新たな可能性-偶然の出会いの魅力 

はじめに‐AbemaTVとは

Ameba(アメーバ)を運営するサイバーエージェントとテレビ朝日が共同で設立した、
インターネットテレビ、AbemaTVが面白い。

インターネット動画配信サイトではあるが、
ドコモdアニメやhuluといった作品を選んで視聴する動画配信サービスより、
アニマックスやキッズステーションのネット版という方が近い。
つまり番組表に沿って、放送される形式。
また近年のニコニコ動画のコメント文化も反映してか、コメント機能もついている。

ニコニコ生放送での新作アニメやアニメの一挙放送にも近いが
プレミアム会員で無い場合は、視聴時に途中退席されてしまう可能性があるが
AbemaTVにはこうした途中退席することもなく、安心して視聴できる。

何より無料で視聴できるのも強み。気軽に見たい番組にアクセスできる。
ただリアルタイム視聴のみなので、見逃したら見られない。
※有料サービスを使えば、過去の放送も視聴できるようだ。

だが、この見逃したら見られないというのが逆に良い。
この時間帯でしか見られないという緊張感が働き、
録画再生機器が無かったかつてのTVの味わいが少し味わえる感じなのかも。

AbemaTVのアニメ番組のラインナップについて

AbemaTVはアニメが充実。

・アニメ24チャンネル
・深夜アニメチャンネル
・なつかしアニメチャンネル
・家族アニメ

以上4つのチャンネルで展開している。


番組表を見る限りのチャンネルごとの特徴を挙げてみる。

アニメ24は、10年代以降の全時間帯+深夜放送のTVアニメが放送
深夜アニメは、00年代中盤以降の深夜に放送された人気TVアニメが放送
なつかしアニメは、1980年~90年代のTVアニメが放送
家族アニメは、テレ朝放映のシンエイ動画制作のTVアニメが放送

テレビ朝日が出資している為か、
なつかしアニメと家族アニメではテレ朝放映のアニメが多い。
特に家族アニメはラインナップを見る限り
実質的にテレ朝アニメのシンエイ動画チャンネルだ。
ビデックスJP等で一部シンエイ動画作品が配信されているが、
無料でシンエイの過去の作品が見られるのは良い機会が増えた。

これもテレ朝がシンエイ動画の親会社だからできること。
他にもなつかしアニメでは2016/4/23現在、
南国少年パプワくん、おジャ魔女どれみ、悪魔くんといった
案外見づらいテレ朝アニメが見られるのも良い。

AbemaTVが良い・面白い理由

AbemaTVは画質が悪くない。無料と考えればむしろ良いのではないか。
またCMの入り方もTV番組と同じ形で入るので、ストレスは感じない。

最近は平日の帰宅後や休日の空いた時間帯は、
以上4つのチャンネルのどこかに合わせて見たいアニメを見る日々を送っている。

らんま1/2 ストライクウィッチーズ おジャ魔女どれみ 未確認で進行形など
見づらかったり、頭には意識していなかったが見てみたかったアニメが
偶然的に放送されていて、見られる楽しさがある。
この偶然性の出会いがAbemaTVの良い・面白い理由であると思っている。

昔子供の頃に、意識せずにチャンネルをザッピングして見つけた番組が面白かった、
そんな偶然性から出会えるのが、AbemaTVの特徴ではないか。

おわりに

AbemaTVの登場でアニメの動画配信サービスもより本格的に充実してきた印象。

バンダイチャンネルの見放題定額配信が大きく視聴者へ窓口を開き、
ドコモdアニメストアが安価な定額で多くの作品を取り扱うことでさらなる窓口を開き、
AbemaTVが上記2つのサービスとは違う方向で、視聴者へ窓口を開こうとしている。

ネット配信がアニメ産業の中で徐々に売上規模を伸ばしているが、
AbemaTVがさらなるアニメのネット配信の可能性を切り開くのか。
もしかすると今後はAbemaTV独占配信のアニメも制作されるかもしれない。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/04/24 17:40 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

「灰と幻想のグリムガル」と「あいうら」 

灰と幻想のグリムガル9話で
ハルヒロの主観ショットで街中を歩くシーンを見ていたら
あいうら11話の奏香と彩生が雨の日に出かけるシーンを思い出した。

gurimu1-compressor.gif

gurimu2-compressor.gif

※灰と幻想のグリムガル9話

gagursi-compressor.gif

※あいうら11話

グリムガルもあいうらも中村亮介監督なのだが、
こうした街並を歩くシーンを印象的に描くなぁと思った。
街並の背景がまるで動いているかのような見せ方が印象的。
 
また両作の本筋の話でいえば
グリムガルとあいうらの日常の描き方については、
物語の展開以上に彼ら彼女達の所作を中心に追っている点で、
ジャンルは違えども、作品の見せ方は近いと思う。

aiuratukue2004.jpg

gurimugaru9000.jpg

あと個人的には、あいうらのカナカナとグリムガルのランタは
うっとおしく描かれている点で、キャラ的に近いかなと思ったり。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/03/07 19:32 ] ニュース | TB(1) | CM(0)

「アクセルワールド」のOP2と「魔法騎士レイアース」のOP3のサビ部分の映像を再検証する 

akuseru-compressor.gif
※アクセルワールドOP2

sasurai-compressor (1)
※魔法騎士レイアースOP3

前も書いたのだが、再度見たくなったのでgifで比較してみた。

どちらのOPも、
お互いグルグル回転しながら
キャラクターの姿がそれぞれアバターやロボットに、
オーバーラップさせる展開が共通しているのがわかる。

どちらの シーンもサビで行われているのも共通している。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/02/23 19:45 ] ニュース | TB(1) | CM(2)

今期のアニメタイトルをオンドゥル語に変換した 

はじめに

今期のアニメのタイトルをオンドゥル語変換器で変換してみた。
作品はあいうえお順で並べている。
(元のタイトル)⇒(オンドゥル語)の順番で紹介。

onn


オンドゥル語変換

(あ行)
蒼の彼方のフォーリズム⇒ア゙オドカナダドヴォーディズヴ

赤髪の白雪姫⇒ア゙カカヴィドシラユクビィベ

アクティヴレイド-機動強襲室第八係-⇒ア゙グディヴリイド-クドルクョルシュルシヅダイヴァディガカディ-

亜人⇒ア゙ジン

暗殺教室⇒ア゙ンザァヅクョルシヅ

大家さんは思春期!⇒オオャザァンヴァシシュンク!

おしえて!ギャル子ちゃん⇒オシエデ!ギャドゥコディャン

おじさんとマシュマロ⇒オジザァンドゥバシュバド

おそ松さん⇒オソバヅザァン

(か行)
血液型くん!4⇒ケヅエクガダグン!4

GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり「炎龍篇」⇒GATEジエイダイカリドディディデ、カグダダカエディ「ボドオディュルベン」

紅殻のパンドラ⇒ベディガラドパンドラ

コチンPa!⇒コディンPa!

この素晴らしい世界に祝福を!⇒コドズバラシイセカイディシュグヴグヲ!

この男子、魔法がお仕事です。⇒コドダンシ、バボルガオシゴドゥディス。

暦物語⇒コヨヴィボドガダディ

(さ行)
最弱無敗の神装機竜⇒ザァイジャグヴヴァイドカヴィソルクディュル

シュヴァルツェスマーケン⇒シュヴァドゥヅェズバーケン

少女たちは荒野を目指す⇒ショルジョダディヴァア゙ラドヲベザズ

昭和元禄落語心中⇒ショルワゲンドグラグゴシンジュル

SUSHI POLICE⇒SUSHI POLIC

石膏ボーイズ⇒セッコルボーイズ

(た行)
だがしかし⇒ダガシカシ

旅街レイトショー⇒ダビガイリイドゥショー

Divine Gate ディバインゲート⇒Divine Gate ディィバインゲート

Dimension W ディメンション ダブリュー⇒Dimension ディィベンション ダムディュ

てーきゅう(7期)⇒デークュル(7ク)

デュラララ!!×2 結⇒ディュラララ!!カケドゥ2ユイ

(な行)
ナースウィッチ小麦ちゃんR⇒ナーズルィッディコヴギディャンR

虹色デイズ⇒ディジショグディイズ

NORN9 ノルン+ノネット⇒NORN9 ドドゥドベッドゥ

(は行)
灰と幻想のグリムガル⇒ヴァイドゥゲンソルドグディヴガドゥ

ハルチカ~ハルタとチカは青春する~⇒ヴァドゥディカ~ヴァドゥダドゥディカヴァセイシュンズドゥ~

PHANTASY STAR ONLINE2 THE ANIMATION⇒PHANTASY STAR ONLINE2 THE ANIMA

FAIRY TAIL ZERO⇒FAIRY TAIL ZE

ブブキ・ブランキ⇒ムムク・ムランク

プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ⇒プディンズ・オム・ズドゥライド オドゥダナディ

僕だけがいない街⇒ボグダケガイナイバディ

(ま行)
魔法少女なんてもういいですから。⇒バボルショルジョナンデボルイイディスカラ。

無彩限のファントム・ワールド⇒ヴイドドディゲンドヴァンドゥヴ・ワードゥド

(ら行)
ラクエンロジック⇒ラグエンドジッグ

霊剣山 星屑たちの宴⇒リイケンザンボシグズダディドルダゲ

闇芝居(3期)⇒ャヴィシバイ(3ク)

(まとめ)

個人的にはブブキ・ブランキがムムク・ムランクに変換されたのが面白かった。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/01/31 20:13 ] ニュース | TB(0) | CM(4)

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選を語る会」レポート、及び10選についての思い 

2016年1月11日に新宿ネイキッドロフトで
「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会 が開催された。

今回の記事はイベントのレポートと、
「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」への思いを書きたい。

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」とは何か

そもそも「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」とは何か。

ルールはその年に放映されたアニメの中から
1作品につき1本のみ選ぶという条件の元、
これぞという話数を10本(10作品)選ぶ。以上だ。

この企画は2010年の年末に始まった。
始めたのは「mike_nekoのアニメ雑感」のmike nekoさん。

「mike_nekoのアニメ雑感」さんの10選記事に対し、
他のブログの方々が反応し、次々に行われるようになった。

当時ブログ「karimikarimi」のkarimikarimiさんのustreamを聞いていて
karimikarimiさんが「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」の記事を
upしていたのを見て面白そうだと思い、やり始めたのがキッカケだ。

・話数単位で選ぶ、2010年TVアニメ10選
・2011年テレビシリーズアニメ話数単位10選
・2012年テレビシリーズアニメ話数単位10選
・話数単位で選ぶ、2013年TVアニメ1選
・話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選
・話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選

以上、私は今年までに6回記事を書いている。
2015年の10選が二つあるが、
一つは2015年の元旦に書いたフライング記事である。

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」は、
始まった2010年当初は28名が参加。
2015年は過去最多の67名が参加している。


新米小僧さんと「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」イベント

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を書くブログが増える中、
この企画に感銘を受けて、独自に10選の集計を始めたのが
今回のトークイベントの主催者である
ブログ「新米小僧の見習日記」の新米小僧さんだ。

新米小僧さんは10選の企画に対し
イベントでも「血が逆流するぐらいに感銘した」と語り
独自に毎年毎年10選の結果を集計し企画を下支えしてきた。

また新米小僧さんは10選をメインにした
トークイベントを行いたいと強く懐に秘めていたようであり、
司会のアニメ評論家、藤津亮太さんと
アニメブロガー達を集めて今回のイベントを開催した。

web上での10選企画、及び今回のネイキッドロフトでのイベントを含め
新米小僧さんの情熱が無ければ、この企画はここまで続かなかっだろう。


「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会 レポート

以上が、このイベント開催までの前日譚である。

ここからはイベントについて箇条書きでまとめてみる。

概要

日時:2016年1月11日(月) 12:00~16:00
場所:新宿ネイキッドロフト
入場者:50名程度(満席)
司会進行:藤津亮太さん(アニメ評論家)、新米小僧さん

第一部「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」の始まりと歩み

出演:karimikarimiさん(ブログ:karimikarimi) 
    まっつねさん(ブログ:まっつねのアニメとか作画とか)

・10選企画はマンガブログのようにアニメブログも
 企画で盛り上がる動きを作りたいのでやってみた
・ニュースサイト全盛時代の00年代後半と
 SNSとまとめブログ全盛の10年代のはざまで個人ブログは揺れ動いている
・karimikarimiさんはmike nekoさんの10選の記事を見てやり始めた
・10選企画の創始者mike nekoさんが登壇、10選への思いを熱く語る
・10選はアーカイブとして振り返る時に便利とまっつねさん
・1作品につき1本選出というルールが秀逸
・10選を始めた2010年の中では「ストライクウイッチーズ2」の6話
「祝福のカンパネラ」の8話が良いという話。
・新米小僧さんが集計を始めた事で、結果や傾向が出るようになり
 企画が続く原動力に繋がった

・2010年の中で、karimikarimiさんおすすめの「ストライクウイッチーズ2」の6話
 まっつねさんおすすめの「ぬらりひょんの孫」9話のどちらが良いか
 二人がそれぞれプレゼンして反響が大きい方が勝ちという勝負に。
 プレゼンの結果、karimikarimさんの勝利。

第2部「西尾西男さんコーナー」


出演:西尾西男さん(ブログ:ぬるヲタが斬る)

西尾さんが「アニメスタジオ正月飾り10選」「キテレツ大百科10選」のプレゼン

①アニメスタジオ正月飾り10選

・年始にアニメスタジオを訪れ、正月飾りを見に行く西尾さん
・キッカケは京アニの正月飾り
・正月飾りでアニメスタジオの個性がわかる
・各会社の正月飾りの紹介
・P.A.WORKS 京アニの新社屋建設予定地の現場訪問

②「キテレツ大百科」10選

・西尾さんがアニメ「キテレツ大百科」の中から10話を選びプレゼン
・選出したサブタイトル名からして既に「頭がおかしい」
・勉三さんがレポート書いてトラックで大学に突っ込む回
 ブタゴリラ一家が、北海道旅行に行けないで、隠れて暮す回、
 というような「頭がおかしい」話のプレゼンが満載で笑いの渦に
・選出した中ではブタゴリラ一家の話が多い
・脚本の雪室俊一さんはブタゴリラ一家の話が書きやすいと語る
・キテレツ大百科の魅力を西尾さんは「頭がおかしい」と分析

第3部「会場で決める 2015年話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」


出演者:tatsu2さん(ブログ:subculic)
     やしさん(ブログ:NANL)

・出演者の二人、新米小僧さん、司会の藤津亮太さんの10選
 及び去年の10選の集計結果を合わせて、
 会場で「2015年話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を決める
・「響け!ユーフォニアム」「SHIROBAKO」「放課後のプレアデス」が票を集める
・「響け!ユーフォニアム」は8話派と12話派で分かれるが8話で決める
・「放課後のプレアデス」は4話派と8話派で分かれるが8話で決まる
・「ポケットモンスターXY」67話は入れておきたい

実際に決まったのは、

「響け!ユーフォニアム」8話「「おまつりトライアングル」
「SHIROBAKO」23話「続・ちゃぶだい返し」
「ポケットモンスターXY」67話「ミアレジム戦!サトシVSシトロン!!」
「監獄学園」11話「エリンギ・ブロコビッチ」
「ワンパンマン」12話「最強のヒーロー」
「ローリングガールズ」8話「雨上がり」
「血界戦線」5話「震撃の血槌」
「放課後のプレアデス」8話「ななこ13」
「四月は君の嘘」18話「心重ねる」
「アイドルマスター シンデレラガールズ」17話「Where does this road lead to?」


以上の10本の選出となった。

まとめ-10選への思い

イベントの詳細は、以下のtogetterにも詳しい。

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会 実況ツイートまとめ

会場は動くにも人が多くて動きが取りにくいほどの大盛況であり、
各出演者のプレゼンや司会進行に的確なツッコミが繰り広げられ
終始笑いが絶えない面白いイベントであった。

ただ楽しいだけでなく、第1部のアニメブログの変遷と10選企画の意義、
第2部の西尾西尾さんのニッチで面白い視点からのプレゼン、
第3部の見識者から見た2015年の鋭いアニメ語りなど、
様々に得るものが大きい内容でもあった。


私としては「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」で
トークイベントが行われたことに感動を覚えた。

ネットの片隅でしかない企画だったのが、
イベントという形でこんなにも多くの方々が一つの場所に集まり語りを聞く。
初年度から10選をやっているものとして、
10選の面白さが確実に周りに伝わっている光景に
感動を覚えずにはいられなかった。

karimikarimiさんが00年後半頃に
「アニメブログはマンガブログと比べて交流が少ない」とイベントで語っていたが、
今回のイベントが開催できたのは、
アニメ界隈でも横の交流が確実に根付いてきている手応えを感じた。

10選だけではないアニメ界隈の横の繋がりも含めて、
イベントを開いた力がさらなる次の大きい何かを生み出す予感を
期待させずにはいられなかった。

このイベントをキッカケに10選イベントがますます広がってほしいと思う。

アニメ語りの可能性と、面白さを凝縮した今回のイベント。
主催者の新米小僧さん、司会の藤津亮太さん、出演者の皆様
参加された皆様、お疲れ様でした。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2016/01/12 21:51 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

冬コミ新刊「トミノ・トミノ」の紹介  

今回の冬コミ(C89)で、富野監督を語る同人誌「トミノ・トミノ」を頒布します。

トミノ・トミノ表紙

富野監督について、富野監督の周辺について私なりにまとめました。

概要は以下の通りです・

頒布日:12月31日(3日目)
スペース:東ピ32a
サークル名:失われた何か
頒布価格:300円

原稿データの扱いはたつざわさんに協力頂きました。
ありがとうございます。

以上、「トミノ・トミノ」の概要です。当日お待ちしております。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/12/31 00:00 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選 

年末の恒例企画となった話数単位で選ぶ2015年テレビアニメ10選をやってみた。

・ワカコ酒 4話「ウニクレソン」

絵コンテ・演出:山岡実 作画監督:古佐小吉重

wakako4000.jpg

wakako4.gif

沢城みゆきさんの「ウニクレソン」って聞けただけで大満足。
クレソンを手早く炒める店員さんの作画がものすごく良い。
この回を見るとウニクレソンが食べたくなってしまう所が素晴らしい。

・VALKYRIE DRIVE -MERMAID- 5話「ジャイアント・ガール、リトル・ハート」

脚本:雑破業 絵コンテ:朝倉カイト 金子ひらく 演出:川西泰二 
作画監督:吉田篤史 船道愛子 内原茂 原山智 総作画監督:石川健介 きすいだこね

vadora000.jpg

大きいおっぱいを表現するには、おっぱいを大きくするのでは限界がある。
であれば人間ごと大きくすればおっぱいも大きくなるという、
金子ひらくイズムを勝手に感じてしまうようなお話。
見たこともない絵を堪能できて良かった。


・うたわれるもの 偽りの仮面 6話「楼閣の主」

脚本:日暮茶坊 絵コンテ:川村賢一 演出・作画監督:中村和久

2utaware6000.jpg

前作「うたわれるもの」が好きな私にとってカルラ・トウカが登場しただけで嬉しかった。
演出・作画監督の中村和久さんは、前作の「うたわれるもの」の特典映像の仕上がりも含め
うたわれに強い想いがあるのではと思わせるような出来栄えだった。


・ご注文はうさぎですか? 6話「木組みの街攻略完了(みっしょんこんぷりーと)」

脚本:ふでやすかずゆき 井上美緒 絵コンテ・演出:博史池畠 総作画監督:佐々木貴宏
作画監督:油谷陽介 杉本幸子 仁井学 川妻智美 錦見楽 今田茜 松尾亜希子 りお 永吉隆志

2gotiusa6000.jpg

モカ姉さんが可愛すぎました。
私はこのアニメを見るために今まで生きてきたのかもしれない。
今までの人生はこのアニメに出会うための前座でしかなかった。


・下ネタという概念が存在しない退屈な世界 2話「妊娠のなぞ」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:湖山禎崇 作画監督:小松原聖

simoseka2.gif

下ネタをやらせたら天下一品の演出家、
湖山禎崇さんの演出がキレキレだった。
メインの華城綾女にこの仕草をさせるのは凄いと思った。


・監獄学園 11話「エリンギ・ブロコビッチ」

脚本:横手美智子 絵コンテ:倉川英揚 演出:桜美かつし
作画監督:大木良一 上田みねこ 小渕陽介 藤部生馬 冷水由紀絵 矢向宏志

kanngoku11000.jpg

ものすごくくだらないシチュエーションなのに
お互いの読み合いの連続と緊迫感あふれる展開に痺れた。
こういうのが笑いの面白さの醍醐味であり、
きちんと作画演出含め、きっちりとしたクオリティで描かれると
笑い的にも説得力があるんだと感じた。
コンテの倉川英揚さん、演出の桜美かつしさんの腕が光った回。


・艦隊これくしょん -艦これ-6話「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」

脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:大嶋博之 作画監督:諸石康太

kankore6000.jpg

ゲームをプレイしていた時は電ちゃんと雷ちゃんが好きだったのでセレクト。
カレーを作るというほんわかとした話が個人的に好みだった。


・戦姫絶唱シンフォギアGX 4話「ガングニール、再び」

脚本:金子彰史 絵コンテ・演出:稲井仁(小原正和) 作画監督:畑智司、安田祥子 総作画監督:椛島洋介

sinfogx4001.jpg

シンフォギアは響と未来の関係性が一番好きなので、
GXで一番濃い、響と未来の話が見られたのが良かった。
優勢劣勢が逆転していく展開も手に汗握ってよかった。


・響け! ユーフォニアム 8話「おまつりトライアングル」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:藤田春香 作画監督:秋竹斉一

kousaka1.gif

高坂麗奈さんの魅力、高坂さんと黄前久美子の関係性の魅力が
凝縮的に表現され、際立った叙情性で描かれた名回。
一つ一つの所作芝居が見所であり、目が離せなかった。
絵コンテ・演出の藤田春香さん、シリーズ演出の山田尚子さんの艶が出ていた。


・「ガンダム Gのレコンギスタ」26話「大地に立つ」

脚本:富野由悠季 絵コンテ:斧谷稔 森邦宏 宮地昌幸 演出:森邦宏 松尾衡
作画監督:吉田健一 桑名郁朗 中谷誠一 柴田淳 玉川真吾 田頭真理恵 黒崎知栄実 城前龍治

g-reko26002.jpg

2015年(2014年後半)、一番思い入れがあるアニメはGレコだ。
アニメで富野監督の姿をしたキャラと富野監督の声が聞けた。
そして2015年の今でもTVアニメを作る富野監督。

このことを味わえたのが嬉しかったし、その集大成の最終回は、
釘付けとなる展開とメカアクションで大満足。
富野演出は未だにキレキレだった。

まとめ

10選はやってみると面白い。
ブログを持っている人はブログで、
ツイッターをやっている人はツイッターでぜひやってほしい。
(※ツイッターは字数制限が厳しいだろうが)

今年も様々なアニメを見て、生き延びることができた。
来年も良いアニメと出会えますように。

告知

2016年1月11日に新宿ネイキッドロフトで

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会 – LOFT PROJECT SCHEDULE

が開催される。10選について語り合う珍しい機会。
興味があればお越し下さい。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/12/15 20:54 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

子供対子供の構図と子供達の限界-「鉄血のオルフェンズ」11話感想 

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」11話を視聴。

今回は子供対子供、そして鉄華団の子供達自身の限界と
それでも生きていかねばいけない物語を描いた展開だった。

子供対子供という戦いの構図

今回は昭弘が物語の中心だった。

oru11-3_2.jpg

今までの鉄血は子供の鉄血団と大人側のどこかの勢力という戦いの構図だった。
今回は敵側のブルワーズに同じ子供のヒューマンデブリで昭弘の弟である昌弘達を
登場させることで子供対子供という構図を持ち出し、
改めて鉄血のシビアな世界観を突きつけた。

oru11-2_2.jpg

戦いが終わり、ブルワーズのクダル・カデルが昌弘を折檻する描写も含め
ヒューマンデブリは大人達に虐げられている事がわかる。

ヒューマンデブリの悲劇

子供対子供の戦いもあるという事を示し
ペドロを殺されたブルワーズのヒューマンデブリ達の怒りと悲しみ
そして敵と味方に分かれた昭弘と昌弘という因縁も抱え、
両者の戦いが悲劇的な結末も迎える可能性も十分にある。

oru11-4_2.jpg

昭弘が「今までが楽しかった」と述懐しているように
今までの鉄華団は発足してから順調に進んでいた。
昭弘も切磋琢磨する相手ができて楽しかったのだろう。
ただ今回のタカキの大怪我によって元々不幸な境遇な昭弘は、
不幸な自分が当たり前であり、楽しい時間を罪であると捉えてしまったのだろう。

タカキの大怪我は、鉄華団にとっての教訓-子供達の限界

今まで順調だった鉄華団にとって、タカキの大怪我の件は教訓になるだろう。
オルガは船医も乗せずに惑星間航行をしていたことを
大人のステープルトンに指摘され、自身の未熟さを諭される。
他のメンバーもタカキの救急救護ができず、
ステープルトンに任せてしまった事を露呈した。

oru11-5_2.jpg

さらにグシオンに乗るクダル・カデル等、
強い大人の敵も登場しつつある。
今回の鉄血は、子供達ができる限界を描きつつも
それでも戦い生きなければならないことを感じさせた。

まとめ

鉄華団にとって教訓ともなった今回の件。
ギャラルホルンのマクギリスは自身なりに大局をみて動こうとしている。

oru11_2.jpg

今は生きることで精一杯な鉄華団はこの大局に巻き込まれていくのだろう。
その時にどうオルガや三日月、クーデリアは動くのだろうか。

今回は久しぶりに戦闘シーンも多くシビアな展開であり手に汗握った。
ここ数話で感じた平和な空気がまるで今回の展開の伏線であったかのように。
そして鉄華団はより危険で、自身の存在を問われる状況に置かれるのだろう。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/12/13 18:45 ] ニュース | TB(13) | CM(0)

アニメライフと身体との付き合い方について 

昨日、寝る前に歯に激痛が走った。痛い痛い…。
痛さで布団についても寝られない。どうしよう…。

埒があかないので、色々試してみることにした。
まず家にあったイソジンを飲む。効果なし。
ネットに書いてあった歯痛に効くツボを押してみる。効果なし。
最終手段としてタオルに巻いた氷袋を作って、歯に押し当てて3時間寝た。

今日、歯医者に行ったら、親知らずの虫歯と歯肉の炎症と診断され
後日親知らずを抜くことになった。つらい。


今まで病院に行くことは殆どなかったのだが、今年は違った。
2月に蓄膿症を発症し病院へ。12月に歯痛で病院に。
不摂生もあるのだろうが、若い頃のような身体のケアではダメかなと思うようになった。

身体で色々な症状が出てきたことで、私のアニメライフの変化をしていく予感がした。

今も振り返ると若い頃に比べて体力も衰え、
アニメの視聴している時の集中力も落ちている。
若い時には半日でも10時間でも連続でアニメを見ていたし、
画面にいくらでも集中できたような感覚を味わえたが、
今は2時間を休み休みいれながら見ていかないと目が辛いし集中力も続かない。

昨日も歯に激痛が走る中、ニコ動で「てーきゅう」をみたが、
「歯が痛い」の感想しか浮かばなかったし、
「ゆるゆり さん☆ハイ!」を見ても「歯が痛い」の感想しかなかった。
歯が痛い時にアニメを見ても、歯が痛くて集中できないのだ。

どこか痛い時にアニメを見ても楽しめない。
歯を痛めて、改めて心身共に健やかな時にアニメを見るのが一番だと感じる。

気持ちは若い頃のままでいても、身体がついていかない。
今年は少しづつ身体にガタが出始めたのがわかったことで、
身体のケアに重点をおいて、生活していこうと思った。

C.jpg
 
アニメを見るにも身体を整える年頃になったなぁと、12月の寒さと共に感じる。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/12/02 20:47 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

ガールズ&パンツァー劇場版-遊園地と戦車道の虚構性 

「ガールズ&パンツァー劇場版」を鑑賞。
戦車戦に次ぐ戦車戦、2時間の殆どが戦車戦という
圧倒的なボリュームにただただ圧倒された。

遊園地と戦車道

大学選抜との決着の場所が廃遊園地なのが気になった。

遊園地は作り物の世界だ。そんな作り物の世界の中で、
戦車道という極めて作られたフィクショナルな価値観の元で
戦車という現実にあるものを使い戦い合う。

戦車道という虚構性が、
虚構でできた遊園地を通して描かれているようにも見えた。
また戦車道が、いやガルパンの世界が
遊園地のように楽しい世界である事を強調しているようにも見えたし、
一方で廃れた遊園地は、作り物の世界の寂しさも見せていたと思う。

ガルパンの世界が遊園地的な虚構性で出来ていると感じずにはいられなかった。

おわりに

いずれにしても、遊園地での戦車道は虚構を虚構で固める印象を受けつつ、
圧倒的に説得力ある戦車戦に2時間酔いしれる事ができた。
  
戦車道という大きなウソ、虚構を作りながら
戦車や戦車戦は設定・設定考証を念入りに行う。
この虚構と現実との考証の入り混じる様がガルパン世界の面白さだと思う。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/11/24 20:20 ] ニュース | TB(2) | CM(0)