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兄に追いつきたい-俺妹13話における桐乃とマイケル・ジョーダン 

桐乃が陸上をやり始めたのは、京介に脚で追いつきたい、
ひいては兄そのものに追いつきたい為という目的がわかった今回。

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桐乃の行動原理、目的は全て兄である京介に繋がる。
その桐乃の想いが伝わってきたエピソードだった。

ちなみに陸上=走るという行為は、誰かに何かに追いつく、
追いつきたいというメタファーとしてわかりやすいものではないかと思う。

そして今回のエピソードを知るとOPがまた味わい深く感じられる。
それは、秋葉原で京介が桐乃に振り回されているシーン。

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追いかける立場から、追い越した立場に逆転しているのが心地よく感じられる。
桐乃は努力家であり、自分を常に向上させたい子なんだなぁと思う。

以上のような兄に追いつきたいというこのエピソードで思い出したのが
アメリカプロバスケットリーグNBAのスター、マイケル・ジョーダンだ。

リーグ優勝6回、MVP5回、得点王10回のマイケル・ジョーダンも
子供の頃はバスケットの才能が開花しておらず、
兄であるラリー・ジョーダンとの1on1で勝てなかった。

※兄ラリーも170センチの身長ながら360°のダンクができるなど、
 ひとかどのプレイヤーだった。

そんなマイケルも桐乃と同じように兄に追いつきたい、
せめて兄の半分でもバスケットが上手くなりたいという想いから
自分がつける背番号を兄がつけていた45番にあやかり、
45の半分の23番をつけるようになったという。

そして練習し、挫折し、また練習してジョーダンは
バスケット界で世界最高の選手と評されるようになった。



桐乃もマイケル・ジョーダンも兄という目的があった。
そんな兄をバネに頑張ってきた二人といえる。


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今回でTV放映は最後。
原作も最近終わったようで、今後の二人の物語が気になってしまう。
配信が待ち遠しい。
 
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京介とあやせの距離感と失恋、そしてキャベツ-俺の妹がこんなに可愛いわけがない。12話 

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。12話。
あやせが京介に本心を打ち明け失恋を体験するせつない話だ。

さて、今回は京介とあやせの話だったので、
二人の距離感が気になってしまった。

特にあやせが実質通い妻状態になって京介をお世話する
Bパートになってから、二人の距離/距離感をみていくと面白い。

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Aパートでも、京介のお世話役を巡って、みんな火花を散らす中、
桐乃を除いて、参戦しなかったのがあやせ。
ここでも京介とあやせの距離は遠い。

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基本的にはあやせが京介に暴力行為を行う時以外は、お互い距離を詰めない。
この詰めないけど、フレームに収まるぐらいの距離感がベースとなっている感じだ。

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一回、京介が悶々としてあやせのシャワーを覗こうとするシーンがあり
これは唯一といって良いほど、今回京介の側から距離を詰めてきたシーンだった。
ただまだ二人には距離がある。

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流石にコーヒーを入れてあげるシーンの時には距離がグッと近くなる。

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お互い、大事な感じで話していても、
二人は部屋の対角線上に位置する感じで、距離をとっている。
あやせが京介の勉強の邪魔にならないよう、視覚に入らないようにする為でもあるが
あやせが京介にアタックしたいなら、もっと距離を詰めてもいいような気もする。

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そしてあやせの告白シーンでも、二人の距離感は近からず遠からず。
この距離感が京介とあやせの距離感ではないかなぁと感じる。
結局、あやせは振られてしまうのだが…

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それでも、あやせが最後の最後で距離を一気に詰めていったキスシーン。
今まで距離感を詰めなかった描写をベースに置き、その描写を積み重ねているので
こうした距離感の縮まり具合が、グッと来るように演出的効果をもたらしている。
この二人の距離感が今回、面白かった。

※以下妄想

あやせはたぶん恋が実らないのは薄々わかっていて
でも京介と一緒にいられる機会があったのは嬉しかったのだろう。
だから度を超えず、世話役に徹したのだろうし、
あやせも結果がわかっているからこそ、
そこまで積極的に距離は詰めなかったと思う。

※おまけ

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あやせの千切りキャベツ。ちゃんとキャベツの千切りに見える作画。
あやせが手料理ができる事、家事ができることを視聴者に分からせる描写でもあった。
 
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手錠と自転車が示す京介・桐乃・あやせの関係性-俺の妹がこんなに可愛いわけがない。10話 

今回の俺妹10話。
前半は京介とあやせ、後半は京介と桐乃の関係を描いた展開。

このあやせと桐乃の対比を手錠(あやせ)と自転車(桐乃)という
小道具を象徴的に用いて描いたのが面白かった。

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黒猫と別れたことを知り、
それが自分のせいだと思うぐらい自意識過剰気味なあやせ。
そんなあやせは京介をどうにか自分の手元に置いておきたいようだ。

このあやせが京介に示す態度として手錠が用いられる。
相手の自由を奪う拘束するものとしての手錠。
あやせが「京介の自由を奪いたい」と自覚しているかはともかく、
京介を自分の手中に収めたいといろいろ思っているのだろう。
真奈美に相談しているのも、その一つ。
端的にいえば、あやせは京介を「拘束」したいのだ。

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一方、メルフェスに参加できなさそうだという桐乃のメールを受け取った京介は
桐乃のために一目散で、桐乃がいる現場へ急行。
移動手段として自転車を使ったわけだが、これが痛チャリだったわけで…。

桐乃は当初、この痛チャリを乗っているのが兄貴だと言えなかったが、
恥ずかしそうでも、ちゃんと兄ですと周りに言えたのは、
2期の間にあった様々な出来事の積み重ねがあったからだと信じたい。

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兄弟で自転車に乗るシチュエーション。
今回はこの兄弟で自転車に乗る絵を見せたくて
作っているのではないかと思うぐらい決まっていたショットの連続。
兄弟一緒に自転車に乗る、むしろ二人乗りは絵になる。

自転車の移動中でも、赤信号になったり、
急な上り坂になり、漕ぐのが大変な状況になったり、
でも最後は下り道になったり、二人の道のりには様々な状況が訪れる。
上り坂から最後の下り坂になった時の、カタルシスは良かった。

二人で乗るの自転車には、おそらく「共生」「共有」という意味合いがあるのだろう。
兄弟として、いやそれ以上の関係として二人は生きていく。
こうした事の意味を込めて、京介は自転車を漕ぎ、桐乃は寄り添っていたのだろう。

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あやせは強迫的な態度や手錠を含め拘束的な手段を使っても、
桐乃に何かがあれば、京介は桐乃の元に向かってしまう。
一方で京介と桐乃は、自転車を使い「共」に生きていく。

そんな京介とあやせと桐乃の関係性をズバリ的確に
手錠と自転車を用いて描いたのが、今回の見所だったなぁと感じた。
 
絵コンテは及川啓さん。及川さんは上手いなぁ。
 
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なぜ俺妹9話の舞台は草津温泉だったのか? 

俺の妹がこんな可愛いわけがない。9話を視聴

京介と桐乃が失踪し連絡がつかなくなった黒猫を探し、黒猫に真意を問いつつも、
実際には京介や桐乃の真意もあらわになっていったのが9話のメイン展開。
お互いの本音がどんどんエスカレートしていきながらも、
桐乃も黒猫も京介が好きだってことがわかっていく、
今シリーズの一つのクライマックスともいえる名エピソード。

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今回、黒猫を探しに行った先は、群馬県の草津温泉だった。
温泉街の中心部に湯畑があるのが草津温泉の特徴だろう。

さて気になったのが、なぜ今回の舞台が草津温泉である必要があったのか。
早速、今回の物語のテーマに連想させて
「草津温泉 恋」と検索をかけてみたら、以下のような単語が見つかった。

お医者様でも草津の湯でも、恋の病は治りゃせぬ
(参考:草津節

どうやらこれは草津温泉にちなんで生まれた草津節という民謡の一節。
元々、恋にまつわる話題/恋の病が草津温泉にあったのが、
今回の俺妹9話の舞台に選ばれた理由だろう。

恋の病。

黒猫が抱える恋の病。
桐乃が抱える恋の病。
京介が抱える恋の病。

問題の全てが今回で解決したわけでもないが、
それぞれに抱える恋の病の問題をぶつけ合い、
お互いの関係が進展したのが今回の醍醐味だろう。

そして、恋の病は治らない、といっている草津節だが、その後には

惚れた病も治せば治る好いたお方と添りゃ治る

なんて唄っていたりする。いかにも民謡らしいおおらかさだ。
京介は一体誰を添い遂げるのだろうか。今回は以上。
 
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コミュニティの崩壊と結成から見る「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」3話 

俺妹3話は、沙織・バジーナの話。
むしろ槇島沙織の話といった方がよいのかもしれない。
そしてオタクサークル的コミュニティの描写と崩壊の描かれ方が秀逸だった。

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12歳頃の沙織は体が弱く、そんな沙織を姉の香織は連れ回していたようだ。
ただ今回、香織が沙織を連れまわす場所は今までと違っていた。
香織は親の資産であるマンションの一室を
オタクサークルの集まりの場として使い、沙織をそこに紹介する。

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マンション先で出会ったのは、香織のサークル仲間達。
そこで沙織は人と話すにも顔を隠しながら自己紹介する。
この顔を隠す描写でもわかるように、沙織は顔を隠す性質があるようだ。
グルグルメガネを付けるのもその一環。

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そんな香織達の仲間の中でも、沙織の今後の方向性を決定づけたのが彼方だ。
それはこのメガネを見れば一発でわかる形。
彼方は沙織と親しくしてくれたようで、他の香織の仲間達が、
沙織を香織の妹という形で接し、一歩距離を取っていたのとは違い
先輩-後輩的な形で親密に接したようだ。

体が弱く、友人関係も少なかったであろう沙織にとっては
友人もでき、趣味も得られた意味では充実した時期だったであろう。
これも香織についてきたおかげでもあったのだろう。でも状況は変わる。

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香織は海外で結婚するということで、サークルからいなくなるという。
それは、今まで沙織を連れ回していた香織がいなくなることでもある。
そして中心人物を失ったサークルは徐々に仲間が去っていくことになる。

この中心人物が去っていくと、サークルが機能しなくなる描かれ方はリアルだ。
特に少数のコミュニティが、人間関係を取り持つ中心人物の
カリスマ性に頼っていた場合、一瞬で崩壊してしまうこともある。
香織が去った後のサークルはまさにこんな感じだと思う。

ただ、香織はサークル沙織が彼方と仲良くしている姿をチラチラ見ていた。
そしてその姿に何かしら思うところを感じていたようであり、
これが香織の結婚とどう結びついてくるかが、今回のポイントなのかもしれない。

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友達をサークルを失ってしまった沙織は、香織を憎んでしまう。
そして彼方と再開するも、彼方も漫画家デビューが決まり
仕事で忙しいからここには来られないという。

そして沙織は自分のサークルを作り、香織に見せつけたいという決心を彼方に伝える。
そんな香織に優しい言葉を投げかける彼方。そして沙織は彼方を師匠と呼び、
彼方は沙織に免許皆伝と称し、グルグルメガネを渡す。
顔をすぐ隠してしまうぐらい沙織が、今使っているもう一つの顔を手に入れた瞬間。

内気な素顔の自分では、コミュニティを作ることができない。
このメガネは内気な自分を隠し、コミュニティを主催する
沙織バジーナの顔であるともいえよう。
この辺りは自分の顔を隠して行動し、エウーゴという組織のリーダーだった
Zガンダムのクワトロ・バジーナ大尉(シャア)そっくりだ。

それにしても彼方が来栖可奈子の姉なのだろうから
この世界の縁というか、世界の狭さは面白い。

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そして沙織の回想は終わり、現在へ時は戻る。
どうやら沙織を驚かせるために、京介達がアポ無しで沙織の家へ訪れたようだ。
そこで京介達は、沙織バジーナではなく、沙織という超美人さんと出会ったわけだ。

そんな中で、香織が部屋へやって来たようだ。
小さかった妹も、今では姉をも超える背丈に。
身長で時間経緯を感じさせる演出はやはりわかりやすくグッとくる。

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かつての仲間たちとオフ会をやるということで帰国した香織。
あっという間に崩壊したサークル仲間を、こういう形で集めさせる香織に嫉妬しながらも
沙織も自身の仲間たちを紹介して、かつて誓った姉に仲間をみせる事を行う。
ここで姉の背中を追ってきた沙織が、はじめて香織と並んだ瞬間。
姉も心身共に成長した安心したのではないだろうか。
 
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最後は沙織バジーナに戻ってEDに。
今回は沙織と沙織バジーナの二つの顔(側面)を楽しめた展開だった。

まとめ

結論からいうと、香織がかつてのサークルを
自然消滅させるようにしたのは、沙織の為を思ってのことだと思う。
確かに沙織は楽しそうにしていたが、それは沙織の力によって獲得したものではない。
みんな香織が沙織に与えたものだ。そこに妹を安住させてはいけない。
だから、みんなと仲良くしている沙織を香織はずっと見つめていたのだ。

そして沙織は沙織で自身の力で仲間を作れるようになった。
ただそれも、香織がかつてのサークルを壊したからこそであろう。
その意味では、香織は最初は手を引っ張って沙織を導きつつ
仲間との付き合い方を教え、独り立ちしても大丈夫であろうと判断してから
沙織を独立させるようにしたのだろう。全て姉の計算通りなのかもしれないし、
それは沙織も「まだ姉には追いつけていない」というセリフでもわかる。

出会いと別れ、そして新しい出会い。
コミュニティの崩壊と新しいコミュニティの結成。
そんな狭間を体験した沙織・バジーナは、
京介達の仲を今後どう深めていくのであろうか。
 
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劇中ゲームが本編アニメを侵食する「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」2話は傑作回! 

はじめに

俺の妹がこんなに可愛いわけがない2話。

今回は劇中で話題になる劇中ゲーム「ラブタッチ」の使い方が面白かった。
それはゲームにハマり、さらに桐乃とあやせの問題を解決するために
ゲームのように振舞うキャラクター達が面白かったからである。

ふたりのあやせ~劇中のあやせとラブタッチのあやか

物語のスタートは、あやせが桐乃がゲームばかりをしていて、
自分を見てくれていないことを感じて京介に相談するところから始まる。

京介は問題解決のために桐乃にゲームについて聞いたら、
ラブプラスのような恋愛ゲームであり、
ゲームに登場するのがあやせに極めて似たキャラだった。

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ラブタッチというゲーム。ここに出てくるあやかは、早見沙織さん声の少女。
容姿はあやせにそっくり、声も同じ人なので、
まるであやせ自身がゲーム化した錯覚を覚えさせられる。
ここで、劇中と劇中ゲームがシンクロしていく展開なのがわかる。

さらに、京介はゲームを進めるうちにあやかにハマったようであり
そしてゲームのように振舞うことが、桐乃を振り向かせる事につながると
京介はあやせを説得する。劇中がゲーム化(ラブタッチ化)していく展開だと言っても良い。

劇中の美少女ゲーム的画面作り

劇中がゲーム化していく予兆は、アバンからあった。
「お兄さん、ご相談があります」というあやせの映し方は
いわゆる美少女ゲームの立ち絵的な、バストショットともいえる。
つまり最初から「今回は美少女ゲームの話」ですと宣言していたともいえるのである。

他にも今回は、真正面のあやせのバストショットが多用されている。

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こうしたのあやせの撮り方も、ゲームと劇中が混同させられるように作られている。
特に後半の京介の部屋で、あやせがゲームのように喋ることを訓練するシーンは
まさに本編(劇中)のゲーム化を推し進めた決定的シーンだと私は思う。

そんなこんながあって、翌日の登校する朝。
麻奈実は京介をまるで美少女ゲームの立ち絵のように、
そしてゲームのような言葉遣いで出迎え
さらにあやせも麻奈実と同じように桐乃を出迎える。

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あやせと麻奈実の背景が同じ(使い回し)であることを考えると、
麻奈実を見ていた京介と、あやせを見ていた桐乃はほぼ同じアングルであるようだ。

まさにここで劇中が劇中ゲームに侵食、ゲーム化した瞬間だと私は感じた。
そして極めつけにあやせが

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極めてヤンデレ的な記号(表情・目を含め)で描かれてオチをつけたのは面白かった。
あやせというキャラを記号的に表現すればヤンデレが相応しいのだから。

おまけ~あやせと京介の暴力的距離感

ちょっと、話を変えよう。あやせと京介の関係は面白い。
あやせは京介に対し何か思うと、暴力的な行為で距離を詰めてくる。

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今回でいえば、胸ぐらを掴む→パンチする→回し蹴りをする、というように
暴力の方法がエスカレートし、攻撃性が高まっているといえるだろう。
あやせと京介の関係を見る際に、あやせの暴力性と暴力行為は押さえておきたい。

まとめ

「ラブタッチ」はゲームでありながら、
アニメのキャラクターや美術と馴染んだように描かれる。
つまりアニメ本編のあやせとラブタッチのあやかは等価なのだ。
等価であるがゆえに、劇中ゲームはアニメの俺妹世界を侵食することが可能なのである。
 
これができるのは、上記でも言ったようにあやせとあやかの容姿が酷似している面もあるが
声優:早見沙織さんがあやせとあやかを演じている点が大きいだろう。
かつて聖闘士星矢やルパン三世などでも、声優交代に対して大きな反響があったが
それだけ声はアニメのキャラのパーソナルに根本的に関わる要素なのだ。
声が同じなことで、アニメ(本編)とゲーム(劇中劇)を無理なく繋いでいる。

さらにいえば、このおしとやかでプレイヤーの京介に惚れている
ラブタッチのあやかというキャラは、
本編のあやせというキャラのもう一つの可能性として見ると面白い。
 
劇中ゲームの扱いに関して、俺妹2期2話は珠玉の出来栄えだったと思う。
さすが原作者の脚本を元にした展開だったと思う。
 
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手堅い物語構成術が光る「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」1話 

はじめに

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。が帰ってきました。
ざっと1期から1年半近くが経ったのでしょうか。時間が経つのは早い。
そんな2期の1話を見て、手堅い。実に手堅いと思いながら見ていました。

きちんと全キャラに見せ場を持たせる構成

なぜ手堅いのかといえば、全キャラに見せ場を与えていた展開だったからです。
おそらく分割2期ものの宿命ではあるのでしょうが、
2期ものの1話は1期の復習も兼ねて、
もう一度キャラクターの有り様ををおさらいしないといけない。
それがこの1話では上手く出来ていたのではないかと思うのです。

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まず桐乃と京介の幼少時代のエピソードが描かれました。
ここで京介と桐乃の因縁というか、二人の遠からず近からずの関係が始まったのかも。
物語の起点は京介と桐乃である事を再確認できるエピソードを最初に持ってきました。

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そんな妹との距離感に悩む京介は幼馴染の田村麻奈実さんに相談。
妹の次は、幼馴染の登場させます。

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次に桐乃の親友である、あやせと再開。

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キマシ!
見せ場をきちんと作っています。

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来栖加奈子さんとも再開。さっそくあやせにチョップされています。

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次に黒猫さん。
前期であった京介とのキスは、遠まわしの告白なのか。
黒猫さんに聞いたら、とても困ってしまった様子で・・・
二人の恋愛関係もここでさらっと描いています。
結局、外部の乱入でうやむやになってしまいしたが。

ここである程度キャラの紹介が終わらせて、次のステップへ。
そして京介は桐乃に引きづられながら、秋葉原へ向かいます。

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学校が桐乃や黒猫の表の姿なら、
秋葉原にいる彼女たちは裏(真)の姿。
そして秋葉原にいる桐乃や黒猫の知り合いといえば沢城バジーナさん。

これで主要な女性キャラの紹介は一通り揃ったというところでしょうか。

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散々秋葉原で散財をして、さらには通販グッズも溜め込んで欲望を全開にした桐乃。
結局、裏の顔の時には兄貴に頼ってしまう感じの桐乃。
最初と最後は桐乃で締めるという物語構成でした。

まとめ

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各キャラの紹介と見せ場をきちんとお披露目しつつ、
京介と桐乃の過去の因縁から、現在の京介と桐乃の関係までを描いた1話。

1期を見ていたけど、忘れてしまった部分がある人でも
過去の因縁や展開を踏まえた内容を描きつつ、おさらいしていたので
とても内容的に見やすかったものだったのではないかと思います。
この辺りの構成術はシリーズ構成・脚本である倉田英之さんの腕といったところでしょうか。

またキャラクターの作画がとても端正。原作絵の魅力を存分に引き出しています。
今期も前期に続いて、総作画監督に石田可奈さん、川上哲也さんを迎え、
さらに渡邊敬介さんも参加。
キャラクター作画を崩すまいぞという気合の入った布陣だと思います。

元々小説挿絵のかんざきひろさんがアニメーターということもあって
挿絵自体がアニメ的なフォルムで描かれているからこそ
アニメでも挿絵の再現度がしやすくなっている面も見逃せません。

そんなこんなで俺妹はどんな物語が展開されるのか。期待です。
 
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創業から継承への物語~けいおん! highschool~ 

けいおん! highschool を読む。
「あれっ。意外に面白かった。」というのが、率直な感想だ。
 


唯も澪も律も紬も、何より和さんが出てこない。
可愛く強烈でもあった彼女たちがいなくなった後の軽音部。
けいおん!という作品が、キャラクターの力で引っ張ってきたように私には感じたので、
彼女達がいない展開/内容で、大丈夫なのかなぁと思った。

でも面白かった。それは自分の体験と重ねることができたから。
簡単にいえば、私も学生時代にサークル活動をしていて
梓達のように先輩達を見送り、そしてhighschoolで新登場した
直やスミーレといった後輩達を迎える展開に対しての梓達の姿勢に共感できたから。

後輩ができて先輩になると、行動や考えが変わる人もいる。
梓が唯のように後輩にスキンシップをしたり、
楽しく振舞おうとする姿勢には、梓が先輩として振舞おうとする姿勢が見えた。
梓は先輩になって変わったのだ。

私自身でも、先輩になって後輩になった時に、
後輩への接し方など色々考えるようになっていたのを
highschoolを読んでいて思い出した。
こうした先輩として振舞う彼女達の行動に「こう振舞うよな」と思う私がいた。


けいおん!が、軽音部の創業の物語であるなら、
highschoolは、継承の物語のように思える。
唯達から梓達へ渡されたバトンは、重いのかもしれないが、
自分達のやり方「わかばガールズ」で進めばいい。
この自分達のやり方、継承方法を見つける物語がhighschoolだったように思える。
そして継承を手助けするのは、さわ子先生。
「わかばガールズ」と現軽音部を的確に表現した彼女の存在は、やはり大きい。

そして梓達は、直やスミーレに次のバトンを渡していくのだろう。
人の移り変わりはあるのかもしれないが、
少女たちの楽しく生き、音楽に打ち込む光景には変わりがない。
そんな予感を抱かせるhighschool。
機会があれば本編のようにアニメ化してほしい題材である。
梓達のちょっと変わった姿が見られるのだから。
 
そしてかきふらいさんの絵も好きになれたのも良かった。
 
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[ 2013/03/26 20:11 ] けいおん! | TB(0) | CM(1)

ひだまりスケッチ特別編SP 前編「まさかのスク水回!お風呂もあるよ!!」(感想) 

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今回もいつもの6人が
ワイワイ仲良く一日×2を楽しく生きていきます。
注目したいのは、彼女達のスク水シーンでしょう。


シリーズが開始してから4年。長寿作品となりつつあります。
うめてんてーにもスタッフにも愛されているのでしょうね。

   
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探偵オペラ ミルキィホームズ サマー・スペシャル「さようなら、小衣ちゃん。ロング・グッドバイ・フォーエバーよ永遠に…」(感想) 

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今回は明智小衣さんのお話。
アイドルを取るか、警察官を取るか?
彼女の揺れ動く動きを追いかけた佳作です。


それにしても沼田誠也さんは凄い頑張りですね。
物凄く動いていました!
この作品の動きに対する情熱は素晴らしいです!

 
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(HTT海外旅行?)けいおん!! 27話(番外編)「計画!」 

卒業旅行は彼女達にとっても
特別な想い出になるのでしょうね。
5人の未来はさらに眩しい!!


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今回は海外旅行を計画するHTTの姿が描かれました。
TV放映終了から半年ですが、
全く変わらない魅力をけいおんは放つ続けます。
彼女達の前向きに生きていく姿勢に共感できます!!

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[ 2011/03/16 11:57 ] けいおん! | TB(32) | CM(0)

仮面ライダー オーズ/OOO 第25話「ボクサーと左手と鳥ヤミー」(感想) 

感想

アンクが本編で初めてヤミーを生み出します。
アンクは生まれたオウムヤミーを倒されたくないようで
映司に非協力的な態度をとり続けます。

ボクサーの苦悩


今回標的にされたボクサーの岡村。
パンチドランカーで左手の負傷とボクサーを続けるには限界のようです。
そんな岡村と戦いたい挑戦者は「(引退してら)俺たちもっとボロボロになる」と言います。
この台詞を聞いたとき、仮面ライダーブレイドの
「ライダーシステムのせいで俺の体はボロボロ」だという橘さんを思い出しました。

それはさておき、ボクサーを引退された多くの方々は大変なようです。
TVタレントや指導者として成功する人もいますが、それも一握りです。
そうした現実がわかるから引退後の方が大変だというのはリアリティとして伝わってきます。

今回は強いぞオウムヤミー


ヤミーってあんまし強いっていう印象が無いのですよね。
映司がコンボで結構サクサクって倒しちゃう感じがして。
でも今回のオウムヤミーは強かったですね。
逃げられて終わるケースは良くありますが、
今回のように2回目の戦いでも倒せなくて撤退する展開は珍しいです。

なぜ強かったのか。それはアンクが非協力的だからです。
言い換えると、相手が強かったというより足を引っ張られた形ですね。
それだけ対ヤミーにおけるアンクのメダルの選び方が、的確な事を証明してくれました。
映司とアンクが協力しないとヤミーはやっぱり倒せない事が浮き彫りにされます。

まとめ


この作品って毎回扱うテーマが重いと思うのですよ。
今回で言えばボクサーの進退ですし、前の娘が親を執刀する話も重たいです。
でも内容は重たいのですが、それをできるだけ子供にも見せられるような感じで
描いているのがエンターテイメントとして優秀な作品だと思いますね。

25話という事で、本編がちょうど半分の折り返し地点に突入しました。
このタイミングで映司とアンクの立場の相違が浮き彫りにされました。
そして本編で初めてヤミーを作り出したアンクの真意は何なのでしょう。
まぁ自分の体の再生とより強い体を手に入れようとしているのでしょうが。
 
脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行 アクション監督:宮崎剛

次回26話は「アンクとリングと全部のせ」
バースの新形態が見られそうです。
 
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[ 2011/03/06 09:01 ] 仮面ライダーオーズ | TB(20) | CM(3)

(シャウタコンボ)仮面ライダー オーズ/OOO 第24話「思い出と恋と海のコンボ」(感想) 

感想

「美しさはそれを求める人がからこそある」

伊達さんの旧友佐倉さんの「(伊達さんの為に)美しくなりたい」という欲望から
ヤミーが生まれ、伊達さんが食い止めるというお話です。

伊達さん男前無双


1億稼がなくてはいけない伊達さん。
ただ主な仕事であるセルメダル集めはグリードと戦う事で消耗しているよう。
セルメダル集めは、中々はかどっていません。
ただまだ鴻上、そして真木は伊達を信用しているようです。

そして伊達さんとので出会いで生まれたといってもよいサイヤミー。
伊達さんにとっては仕事という側面もありますが、
旧友を助けたい気持ちの方が優先だったのでしょうね。

それにしても伊達さんはカッコイイ。
佐倉の美貌に屈せず、それでいて佐倉の夢を追い求める純粋性をずっと知っていた。
(この姉の夢を追い求める姿勢に嫉妬していたのが、妹だったわけですが)
そんな佐倉の本質を大切にしたから、彼女は伊達さんの事が好きだったのでしょう。

佐倉がヤミーの攻撃の巻き添えを食らった時も、
過去の医者の経験を生かして応急処置を施すなど能力も抜群。
実力と男気と人情を兼ね備えた伊達さんは男から見てもカッコイイです!!

そんな伊達さん。佐倉の伊達さんが好きな想いは知ってても、
その想いには答えられないようです。どうやら1億を稼ぐことは
求愛を受け入れる事もできないほど、重い事のようです。

前回・今回の話を総合するなら、伊達さんのキャラを深めて
伊達さんの1億稼ぐ使命の重さを改めて感じさせる事が主眼だったようですね。

以下野暮な突っ込み↓
伊達さん自身がキッカケで生んだヤミーからセルメダルを回収する事ができて
とても効率の良い稼ぎ方ができたなぁと感じました。
また伊達さんから「守れ」と言われたのに佐倉さんの怪我を招いた後藤さん。
まぁヤミーが人間では強すぎるから仕方ないですが、
怪我を招いたのは、彼の行動にも少し責任がありますね。

シャウタコンボ


メダル争奪戦。今回はカザリとオーズが戦います。
そしてタカの目を上手く利用したオーズがカザリからコアメダルを奪取。
「シャウタコンボ」を発動させ、ヤミーと戦います。

青の形状、水中で自由自在に動ける能力、タコ足でキックできる機能と
水中戦に特化した力を持つ「シャウタコンボ」。
水中戦という展開も面白かったですし、
タコ足でヤミーを蹴りまくる展開はカッコ良かったですね!

一方、ヤミーの力で誘惑された映司。変身する前は腑抜けた状態でした。
その状態をオーズに変身させる事で、状態以上の回復効果があるとのは面白かったです。
このオーズに変身する時に、カザリが余裕を与えたのがまずかったですね。

まとめ


伊達さんのキャラ掘り下げ回とシャウタコンボの披露が今回の目的でしたね。
まぁもっとバンダイ的に言えば、新コンボを見せたかったのでしょうが。
お話は、映司が登場する所はコミカルに、伊達さんのシーンはシリアスにという感じでした。

脚本:小林靖子 監督:諸田敏 アクション監督:宮崎剛

次回25話は「ボクサーと左手と鳥ヤミー」
ボクサーだけに強くなりたいという欲望からヤミーは生まれるのでしょうか。
 
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[ 2011/02/27 08:52 ] 仮面ライダーオーズ | TB(33) | CM(3)

(黒猫可愛い)俺の妹がこんなに可愛いわけがない 12話「俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない TRUE ROUTE」(感想)(ニコニコ動画で配信中) 

俺妹12話分岐ルート
ニコニコ動画等で配信。


oreimouto12true1000.jpg

桐乃の想いは秘められたまま、
京介は旅立ちに寂しさを抱えたまま
物語は次のステップに進みます。

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(カザリ強い)仮面ライダー オーズ/OOO 第23話「キレイと卵と眠る欲望」(感想) 

感想

欲望の無い人も欲望が生まれるという話。
そして伊達さんは男も羨む良い男!


伊達さんの憎い奴


今回のヤミーの元になった優美さん。妹のように美しくなりたくて、
そこをカザリに漬け込まれ卵を埋め込まれます。ただ卵を孵化させるには至らないです。
優美さんにとって「美しくなりたい」事はささやかな欲望でしかなかったのでしょうね。

でも状況が変わると、欲望が肥大する事がわかってきます。
どうやら伊達さんとの再会が、優美さんの欲望を増大させたようでした。
優美さんの態度を見ると、伊達さんの事を片想いしていたのでしょう。
久しぶりに会った伊達さんい対し、美を見せたい欲望が増大したようです。

そしてヤミーを孵化させ、自身も美しくなった優美さん。
殆どの近づいた男が我を忘れたかのような優美さんへの賛美をしてます。
あの映司であれ、どうしようもない態度になってしまいましたね。
まるでロマンシングサガ2のロックブーケのテンプテーションにかかったかのようです。

でも伊達さんには全く効果が無かったですね。
本当であれば、魅了したい人は伊達さんのはずなのに。
伊達さんはそういう見てくれに興味が無いのか、優美さんに別の魅力を感じているのか
何にせよ伊達さんのメンタルが光る展開でした。

伊達さんピンチフラグの発生


でも今回、真木がメディカルチェックを受けろと言ったのに、伊達さんは拒否しました。
バースが人体に与える影響を真木は気にしているようです。
もしこれが事実ならバースの致命的な弱点にもなりかねません。
来週は伊達さんはピンチになってしまうのではないでしょうか。

メダル争奪はカザリが優位


使えるメダルが少ないと嘆くアンク。
今回もタジャドルコンボでなんとかカザリを退けたとはいえ、劣勢は明らかです。
カザリからメダルを取るのか、弱いウヴァからコアメダルを取るのか。
今回はメダル争奪に関しては特に進展は無かったですね。

まとめ


今回、欲望が薄かった優美さんが伊達さんとの出会いで欲望を増大させた事。
欲望は人間関係の中からも発生するという話だったのでしょうか。

それにしても欲望を肥大して、ヤミーを生み、今回のように優美が綺麗になっても
最終的には良くないという結果で終わります。
こう考えると、「○○したい」欲望をすぐ叶えようとする行為自体がいけないのでしょう。

話は変わりますが「魔法少女まどか★マギカ」というアニメでも
少女が契約し魔法少女になる事で、一つ願い・奇跡が叶いますが、
7話時点までは、魔法少女になった子達は大抵不幸になっています。

だからオーズも同様のことが言えると思うのですが、
叶えたい欲望は、すぐ即物的に叶えても最終的には悲劇しか起こらないこと、
そして映司のように地道に行動する人間こそ最終的に目的を叶えるというのが
仮面ライダーオーズの目指している話ではないのでしょうか。
 
脚本:小林靖子 監督:諸田敏 アクション監督:宮崎剛
 
次回24話「思い出と恋と海のコンボ」
 
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[ 2011/02/20 08:57 ] 仮面ライダーオーズ | TB(33) | CM(0)

(後藤さん)仮面ライダー オーズ/OOO 第21話「バッタと親子と正義の味方」(感想) 

感想

これから正義の話をしよう


今回は、正義感の強い神林さんからヤミーが生まれるお話でした。
司法書士を何度も浪人中の大望ある子持ちのお父さんという設定は
大人から見るととてもリアリスティックあります。
司法書士目指している方は苦労されていると思います。

今回は正義感すら欲望である、という明確な主題を提示してきました。
良い事も悪い事も、全部欲望であるとはっきり言い切りました。
この展開は、うすうす予想は出来ていましたね。
今までの恋や医者の話から、人として普通の行為も欲望の対象にされていたので。

でも正義を行使する事。正義である事と正義に溺れる事は、全然違う事なんですよね。
今回、神林さんが陥ったのは正義に溺れた訳で
つまり正義だと言い張ってしまえばどんな事にも力を行使して良いという発想です。
最後にヤミーを庇って言った言葉が「力を手に入れたわけですから」
神林さんの中では力>正義になってしまったわけです。

また今回のヤミーがバッタというのが示唆的であり象徴的ですね。
バッタといえば、仮面ライダーそのもののような存在ですし。
今回、仮面ライダーオーズは自分自身と戦っているようなものなのかもしれません。


まだ、神林親子には力>正義の自覚がないので、次回では
正義をどう行うのか、力以外の正義のあり方を悟らせないといけないでしょうね。

一方で映司は正義なのか?という指摘も出来るでしょうが、
彼の信念は目の前にあることを一生懸命やろうという姿勢なので
正義を行使したい気持ちより、目の前の事を行おうという信念に基づいていますね。
つまり映司は最初から正義ではなく、彼が行動した結果、正義になるって事ですね。
これらは今までの展開で描かれているように見えます。

それにしても正義とは難しいし、厄介です。
歴史を見ても正義と自称して行った多くの事が悲惨な結果をもたらしていますので。

正義といえば後藤さん


今回は、正義について語られたわけですが、正義といえば後藤さん。
後藤さんはバースになれるよう鍛錬も欠かしていない姿も描かれました。
そんな彼も神林子供の正義感に共感したわけです。
後藤さんが神林さんの行動にどう対応するかは興味深いです。
今回は後藤さんの正義と、神林親子の正義のあり方を対比したような展開だと思いました。

要は後藤さんがバースになるための伏線といってもよいのではないでしょうか。
今回は神林親子から後藤さん、映司の正義感を揺さぶってくる話だったと解釈しました。
一般人がヤミーを守るという展開を後藤さんと映司はどう解決するのでしょうかね。

まとめ


今回は、アンクの体の秘密も明かされませんでしたし、
テーマや設定的な部分では大きな進展はありませんでした。
でも物語のテーマの切り口としてはとても面白い鉱脈を掘って来たので
なかなか面白く感じられました。

バースはまだまだ強いですね。伊達さんも中々良いキャラしているので
活躍をしてほしいですね。

脚本:毛利亘宏 監督:田崎竜太 アクション監督:宮崎剛
今回は小林靖子さん脚本では無かったですね。

次回「チョコと正義と信念の力」です。
 
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[ 2011/02/06 08:42 ] 仮面ライダーオーズ | TB(30) | CM(0)

(タカ・クジャク・コンドルコンボ)仮面ライダー オーズ/OOO 第20話「囮(おとり)と資格と炎のコンボ」(感想) 

感想

一つでも繋がっていれば


今回テーマ的に面白かったのは映司とアンクが共闘できる理由がわかった事でした。

今回、最初に映司がアンクのコアメダルの隠し場所を知っていると嘘情報を流し
カザリを上手く騙しました。ここはアンクの策略が光ります。

そしてアンクと映司は離れ離れになります。映司はヤスに命を救われますが、
ここでヤスも山金の悪口を言うのと一緒にアンクの悪口を言います。
でもヤミーが現れることを察知すると、二人はそれぞれ
ヤミーの元に現れると信じて戦地に向かいます。
 
ヤスは映司に、ヒナはアンクにそれぞれお互いが来る理由を聞きます。
その時に「ヤミーを倒すという一点では信頼できる」というのですね。
この関係こそがこの作品の全てであるのかもしれないと思いました。

人間(まぁ一方は人間ではないです)は全てではないにしろ
何か一つの目指す目的があれば繋がっていけるのではと感じさせてくれました。
今回の映司とアンクはこうした関係を見せてくれたのではないでしょうか。
ドライといえばドライですが、こうした関係もアリかなと思います。

タカ・クジャク・コンドルコンボ発動!!


かっこよかった新コンボ!!

という事で、今回の最大の目玉であるタカ・クジャク・コンドルコンボ。
今回はこのコンボにもってくるまで、どう物語に緊張感を保たせるかが
キモであり面白さのヒケツだったと思います。
バースが途中で現れて苦戦するのも、アンクのコアメダルをヒナが奪っちゃうのも
今回の戦闘の為に描かれた印象でした。

平成ライダー御馴染みの大きく空中で飛んだライダーキックが堪能できます。

里中さんに萌えた


コアメダルを届けるため、バイクに乗って颯爽と登場する里中さん。
彼女の黒ラバースーツにとても萌えました。
黒ラバースーツ萌えとして本当にこのシチュエーションはかっこよかったです。

脚本:小林靖子 監督:石田秀範 アクション監督:宮崎剛

次回、「バッタと親子と正義の味方」
 
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[ 2011/01/30 08:41 ] 仮面ライダーオーズ | TB(31) | CM(0)

(伊達明)仮面ライダー オーズ/OOO 第18話「破壊と理由とウナギムチ」(感想)(バース) 

感想

伊達がメダル争奪に参戦してきて面白くなってきましたね。

今まではメダル争奪を争う立場は映司とグリード達がメインでしたが
メズールとガメルが退場して、伊達が入った事で
映司・アンクは伊達とも競わなくてはいけないようです。


注目点は、バースが今回セルメダルに特化したライダーである事がわかりました。
オーズ=コアメダル バース=セルメダル とそれぞれに役割分担されるよう、
鴻上・真木はそれぞれの最終目標に向けてバースを作ったのでしょう。
具体的に何を目指しているのかはまだわからないですが、
それはシリーズをずっと見守る事でわかってくるでしょうから。

もう一つ、伊達が登場した事で物語も面白くなってきたように感じました。
それはヤミーを生み出す標的にされた人達の心(欲望)をどう解決するかにおいて
今までは映司の純粋さやアンクの非情さが彼らを救ってきました。

今回の梨絵は、映司やアンクではなく伊達が彼女を心を理解し助けます。
おそらく映司より大人な伊達が彼女にケジメのとり方を教えました。
「自分の助ける事を」しろと。うーん大人ですねぇ。
つまり映司やアンク視点だけではない人間の欲望の解決の仕方が
伊達というキャラからも語られる意味で物語を語る可能性が広がったわけです。
この事によって、作品世界がより多層になるだろうと予想されます。

それにしても今回の「恋」というのは欲望の定番ですね。
憧れの先生に恋するというのも定番ですし。
面白かったのは映司のあまりの鈍さでしたね。
まぁアンクは伊達がヒントを与えたら気づくのは流石ですが
アンクは恋という感情がわかっているのは流石だなぁと思いました。

恋について鈍い映司も見せ場を作ります。
伊達に恋について聞く振りをして近づきその隙にカンドロイドを忍ばせて、
先生の結婚会場を知ってる伊達の尾行をさせたのは素晴らしい作戦でした。

今回、映司は伊達に「食えない男」と評されましたが、
映司は恋に奥手でその分、欲望に負けないメンタリティを持っていますね。
良い意味での狡猾性もあり、先を見通せる人間でもあります。
映司はただの純粋なキャラだけではない、奥深い人間性を感じさせてくれます。
 
伊達自身も映司のように「食えない男」ですが男気のあり魅力ある人間です。
1億稼ぐというその目的を知りたい所ですが、
そこがわかると伊達の話は終わりでしょうからもう少し引っ張りそうです。
オーズの面白さはキャラがみんな立っている点が良い所ですね。
鴻上しかり真木しかり。自分のそれぞれの信念を信じて動くところが
仮面ライダーオーズの魅力なのでしょう。


さて、セルメダルに特化している事がわかったバースですが
バースは平成ライダーにはお馴染みのなりふり構わず銃撃をするライダーでした。
相変わらず必殺技のセルバーストを放つ時も
オーズは紙一重でよけなければいけない状況でしたし。危ないライダーです。

一方オーズも始めての「ウナギ」のコアメダルを使いました。
ウナギムチが有用でクワガタヤミーを蹴散らしました。
今後もウナギは使われるのか楽しみです。

脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行 アクション監督:宮崎剛

次回、19話は「赤いメダルと刑事と裏切り」です。
 
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[ 2011/01/16 08:47 ] 仮面ライダーオーズ | TB(32) | CM(0)

(伊達明)仮面ライダー オーズ/OOO 第17話「剣道少女とおでんと分裂ヤミー」(感想)(バース) 

感想

新年始まっての仮面ライダーオーズです。

展開は毎度めまぐるしく展開しますが、
今回は仮面ライダーバース編って事でしょうか。


仮面ライダーバースこと伊達明。
彼の目的を映司とアンクは聞こうとするがうやむやにされますが、
最後には1億稼ぐ事を目的とし、仕事でセルメダル集めに参戦します。
今までオーズのメダルを争う勢力はグリード達だけで
鴻上さんの精力は直接セルメダルを集めていませんでしたが、
バースの登場で、状況はまた変わってしまいます。

現状、カンドロイド等含めた使用料みたいな形で
メダルをアンクは鴻上さんに手に入れたメダルの6割渡している状況下で
さらに鴻上さんの勢力に直接メダル分捕られる展開になっています。
ますますアンクはメダルを集めるのが難しくなっています。
唯一の戦力である映司はメダル集めにそこまで執着無いですし。
アンクとしては映司にもっとメダル集めにも真剣になってもらう必要がありますね。

また今後興味深いのがメダル集めに関しての映司と伊達の描かれ方ですね。
メダル集めに執着が無い映司と、仕事としてメダル集めを行う伊達は対象的です。
この二人がどう描かれるか物語的には注目です。


さらにヤミーの成長と分裂という展開にも驚きです。
今回のヤミーはカブトヤミーに成長し、クワガタヤミーと分裂しました。
アンクですら予期し得なかった事態という事で、
今後のヤミーの成長方法も様々に変化する可能性があります。

いちおう今回はバースの乱射とオーズの必殺技でなんとか倒しましたね。
ただバースはヤミーとは戦って勝てる証明をしましたが、
カザリ・ウヴァといったグリードとは戦っていません。
バース(伊達)がどうグリードと戦うかは今後の注目です。

今回のヤミーを生み出す欲望の元になったのは「強くなりたい」という気持ちでした。
この「強くなりたい」って気持ち。普通であれば正しい事のように思えます。
しかしオーズの世界ではその正しそうな気持ちさえも利用されてしまう。
こう考えると、欲望ではない正しい気持ちというのはどういうものなのでしょうかね。
まぁ彼女の本当の欲望は「全てを壊したい」っぽいですから、
こちらの欲望を利用されたのでしょうし、
「強くなりたい」「全てを壊したい」二つの欲望が彼女の心にあったからこそ
ヤミーが分裂したようにも見えました。

脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行 アクション監督:宮崎剛

次回、18話は「破壊と理由とウナギムチ」です。
 
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[ 2011/01/09 08:34 ] 仮面ライダーオーズ | TB(37) | CM(0)

とある魔術の禁書目録Ⅱ 13話「使徒十字(クローチェディピエトロ)」 (感想) 

今回はインデックスさんが話を締めました。
この表情、最高すぎる!!


kinsyoindex13-2000.jpg
 
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(ざくろ可愛い)おとめ妖怪 ざくろ 第13話(最終回)「おわり、燦々と」(感想) 

おとめ妖怪ざくろ、いざ参ります。
ニコニコ動画の1話先行配信が
途中で終わった事が懐かしくすらあります。


zakuro13-4000.jpg

今回一番好きだったのは、このシーン。
総角がざくろが隠した耳を自分がその上で包み込む事で
人間と半妖の和解と繋がりを描いたシーンでした。

 
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[ 2010/12/28 08:37 ] おとめ妖怪ざくろ | TB(45) | CM(0)

(バース登場)仮面ライダー オーズ/OOO 第16話「終末とグリードど新ライダー」(感想)(伊達明) 

感想

めっちゃ面白いですね。
今回のような真相が明らかになる回は燃えます!!


今回は色々な事が起こりました!
・新ライダーバースの登場
・グリードの誕生秘話が明かされる
・アンク、鴻上さん、真木の目的も徐々に判明
といった事がわかりシリーズ的に重要な回になった印象です。

グリードは人間が800年前に作ったものでした。
それは、800年前に始めて作った生物は意志が無かったのですが
生物にあった10個あるメダルを1個抜くことで、
不完全になり、完全を求める欲望こそがグリードに進化させたようです。
そのグリードを封印したのがオーズ(000)だったようです。

そして今回、カザリと真木がガメルを使った実験結果から
グリードはただコアメダルを集めるだけ不完全であり
各グリードのコアメダルを集めて完全体になってからでなければ
他のコアメダルを含めた場合の器にもなれない事がわかります。

また、鴻上さん、真木、アンクのメダル集めの目的にも違いが見えます。

メダル集めの目的今回の実験の評価
鴻上世界の再生失敗
真木世界の終末成功
アンク完全体より強い体ただの化物

このように三者三様です。

そして、今回の真木とカザリがガメルを使って行った実験についても
鴻上さんと真木で評価が分かれ、彼らは共闘関係にありますが方向性が違うようです。
共通しているのは、遙かに強い生物を望んでいるのでしょうか。
まだまだ完全体も、そしてそれ以上の存在になる事はグリード達にも未知数のようです。
でも、アンクとカザリは確実に強い体を目指しているようです。

そして実験対象にされたガメルと、巻き込まれたメズールは融合して化物になり、
オーズのガタキリバコンボ仮面ライダーバースによって倒されました!

さて、そのバースはバースは胸からキャノン砲みたいなのを
ぶっ放す豪快な攻撃方法でカッコ良かったです!!
オーズが近距離戦闘に強ければ、こちらは遠距離が強いのでしょうか。
オーズのガタキリバコンボも見られたのが良かったですね。
ナルトの影分身みたいな、分身戦法が好きなもので。

グリードという欲望を求める存在でありながら、純粋すぎたガメル。
メズールもそんなガメルの気持ちに本心で応えていたのですね。
てっきりメズールはガメルに本心ではなかったと思ってました・・・。
メズールさん可愛かったのに、このまま退場なのでしょうね。残念です。

どうやら、バースの正体は伊達明さんという人のようです。
どうやら真木と関係しているようですが、
初印象はざっぱくらんな態度をとった好青年でした。
さて、彼には何か目的がありメダル争奪戦に加わるのか、こちらも気になるところです。


また今回、「無限を超えた力」という言葉も出てきます。
無限は「∞」という記号で表されますが
これにもう一つ0を付けると「∞o」(オーズ)になるのがわかります。
オーズというのは無限を超えた存在という解釈でよいのでしょうか。気になります。

映司もグリードの事を知りたいなど徐々に変化しているようです。
鴻上さんはその変化を欲望と表現していましたが、
果たしてそれは本当なのかと思いますよね。
私の中では映司は欲望を超えた「何か」を目指す存在であろうから。
でも、自分自身にすら執着が無いと比奈にも言われる所は面白いですね。
この部分こそ、彼の危うさでもありまた魅力なのでしょう。

オーズの放映は今年で最後のようですが、
「欲望」を話のテーマに据えたお話作りは本当に面白いです!!
果たしてオーズで今後も描かれるであろう様々な欲望の先には何が待っているのでしょうか。

次回は「剣道少女とおでん屋と分裂ヤミー」です

脚本:小林靖子 監督:諸田敏 アクション監督:宮崎剛
 
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[ 2010/12/26 08:40 ] 仮面ライダーオーズ | TB(40) | CM(0)

それでも町は廻っている 第12話(最終回)「それ町」(感想) 

感想

歩鳥が死んでも「それでも」町が廻っていたという話です。
でも歩鳥の突然の死にみんな悲しみに包まれていますね。
町の楽しさ・悲しさ・儚さ・切なさ・美しさ、
そんな全ての感情を包み込んだかのような話でした。

天国の描写。お役所仕事で日本的な建築でもあり
そんなに地上の世界と変わらないところが良いですね。

歩鳥が生き返ってよかったです。



まとめ

「それでも町は廻っている」というタイトル通りの内容でした。
町に生きる色んな人の風情を歩鳥を中心に描いた作品でした。
原作を何回か読んでいるのですが、コメディっぽいムードが抑えられていますね。

アニメは二つの事を主眼に置いて成立させようとしていた気がします。
一つ目はシャフトのアクの強い、テンションの高い演出を用いた事。
二つ目は歩鳥を小見川千明のみなぎるパワーで押し切ろうとした事。

これらを用いる事でコメディとして成立させた雰囲気があるように見受けられます。
それは1話の時点で反応があった事で、ある程度には成功していたと思います。

最終回や死んだおじいちゃんの話みたいに
「死」の話がちょくちょく出てきている所が面白かったですね。
ただのコメディ展開ではない印象をこれらのエピソードでうかがい知る事ができました。
だから、話のムードや内容は個人的に素晴らしかったのですよね。
最初は80年代の俺たちひょうきん族的なバラエティ番組路線もあったのでしょうが、
それだけではない風情を重んじた展開がシャフト的解釈で彩りを添えた印象だったと思うのです。

そして、とにかくOPが素晴らしかった。
個人的には今年のアニメで一番好きなOPでしたね。
キレキレの梅津泰臣さんの作画演出がとにかく光りました。
主題歌とシンクロさせた動きのタイミングや芝居。
女子高生達がくるくる廻る姿が素晴らしかったですね。
OPは本編を見なくても、見てほしいなぁとも思います。
  
シャフトの今後を占う上でも、面白い作品ではあります。
今まで程、個性重視ではなくて、スパイス程度になってきた感じです。
商業的成功が続けば、仕事の依頼は続くのでしょうかね。

それでは、ありがとうございました!!
 
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FORTUNE ARTERIAL -赤い約束- 12話「赤い約束」(感想) 

お祭りは恙無く始める事ができました。
孝平と瑛里華がスタートラインに立ちました!!


fortunea12000.jpg

花火を見上げた先に、みんなが見えているのは希望なのでしょう。
そんな事を感じさせる花火のシーンです。
今作は10話も含め、花火の演出が効果的だった印象です。

 
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[ 2010/12/25 10:27 ] FORTUNE ARTERIAL | TB(19) | CM(2)

(2期を信じて)探偵オペラミルキィホームズ 12話 ミルキィホームズの帰還(感想) 

ミルキィホームズありがとう!
この作品に出会えて本当に幸せでした!!


milkyhomes-12001.jpg

面白い事に意味がある!!
アニメの究極的な楽しみ方の一つを提示した作品でした!!
ブシロードとJC.STAFF
森脇真琴・ふでやすかずゆき・池端隆史が織り成す奇跡!
最後まで目が離せませんでした!!

 
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アマガミSS 25話 「上崎裡沙編 シンジツ」(感想) 

変態紳士橘さんの最後の相手(TVでは)
過去のトラウマとも関係する相手でした。


amagamiss25-9000.jpg

オムニバスヒロイン形式という物語の見せ方を提供した本作。
アニメの物語の新しい語り方を提示した意欲作でしたね。
あとは変態紳士橘君を見られたのがとてもよかったです!!

 
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[ 2010/12/24 08:01 ] アマガミSS | TB(77) | CM(3)

(1期最終話)神のみぞ知るセカイ FLAG 12.0「神以上、人間未満」(感想) 

舞台は第2シーズンへ!!
神のみぞ知るセカイはこれからが本番です。


kaminomi12001.jpg

エルシィ、中川かのん、汐宮栞の3人が可愛かったです。
彼女たちともホンの少しのお別れになりますね。

 
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[ 2010/12/23 02:18 ] 神のみぞ知るセカイ | TB(82) | CM(0)

おとめ妖怪 ざくろ 第12話「きき、焦々と」(感想) 

二人の関係は表裏一体。
愛ゆえに別ちざるをえなかったざくろと沢鷹。
2人の結末はどこへ向かうのでしょうか。


zakuro12-2000.jpg

ざくろはあともう1回あるようですね。
今回はざくろが喋る機会が少なかったのが寂しかったのでした。
(物語上仕方ないのでしょうが)

  
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[ 2010/12/22 21:27 ] おとめ妖怪ざくろ | TB(37) | CM(0)

もっと To LOVEる-とらぶる-12話(最終回)「大スキ♡1/大スキ♡2/大スキ♡3」(感想) 

リト、ララ、春菜の3人にとっての幸せは果たして
下のような光景を差すのでしょうか?


tolove12000.jpg

この作品は最先端のラブコメだと思います。
様々な層に訴える仕掛けを配備したキャラクターと展開。
さすが、サバイバルな少年ジャンプで18巻も連載が続き、
新シリーズがスタートする事がある人気作品ですね。
アニメもきっちり原作に応えた内容になりました!!

 
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[ 2010/12/22 18:59 ] もっとTo LOVEる | TB(48) | CM(0)

(天使)Angel Beats! 14話「Stairway to Heaven」(感想) 

天使ちゃんマジ天使!!
かぶの白さと天使ちゃんの肌の白さがマッチして
彼女の神々しさを表現しています!!


anigelbeate14000.jpg


というわけで、番外編ですね。
なんか本編の賛否両論は結局一体なんだったんだろうって
思ってしまいました。

 
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[ 2010/12/22 08:40 ] Angel Beats! | TB(16) | CM(0)