感想阿良々木火憐と阿良々木月火
今回の冒頭ではお兄さんの阿良々木暦さんから妹についての特徴が語られます。

好戦的・攻撃的な火憐。その性格が功を奏し空手の黒帯をあっという間に取った子です。
ちなみに火憐が空手をしている動作の作画は中々素晴らしいです。
素人目ながら人の動きに見えたので、空手の動きになっていると感じました。

もう一人の妹である月火。いつも頭が良さそうで着物を着ているから
おしとやかな感じに見えそうですが、実は火憐より攻撃的とのことです。

そんな妹二人は世直し隊みたいな正義ごっこをしているとお兄さんは言いますが
妹たちは「正義ごっこじゃないよ、正義そのものだよ」と
反論される事を想定しているようです。
それでもお兄さんは妹たちの事を「偽物」と思っているようです。
ここらあたりがタイトルの「偽物語」たる所以でしょうか。
見所が多かったOP
OPは毎回変わるのでしょうか。今回は火憐仕様のOPでした。



火憐だけに「火」のエフェクトをふんだんに用いていましたね。
火の描きこみが中々に素晴らしく、魅入ってしまいました。
というかシャフトのアニメは止める所は徹底的に動きを止めて
動かすところで動かす感じですが、偽物語に関しては結構動いているような気がします。
EDテロップを見る限り、OPスタッフはポイントピクチャーズという会社。
http://www.point-p.jp/caico/works.htmlディレクターは高津幸央さん。ミルキィホームズのゲームのOPや
アルトネリコ2・3のゲームのOPを手掛けているようです。
ここが偽物語のOPを専門で作っていく感じなのでしょう。
千石撫子の部屋で…撫子は肉食系?
撫子は阿良々木君の事が好きだったのでしょうね。
自分の部屋に来た阿良々木君に精一杯のアピールをしています。




とりとめのない会話をしながらも阿良々木君に対して
脱ぐようにとか、挑発的なポーズをとる事で誘っているのですが、
一向に阿良々木君は撫子の挑発に乗りません。
どうやら阿良々木君は「僕が紳士で良かった」と思っているらしく
撫子の魅力的な事は感じているようですが、妹キャラとしかみていないのでしょうか。
異性として見られていないようです。撫子かわいそう…。
まぁ阿良々木君は戦場ヶ原さんをそれだけ好きって事なのでしょうが。
こ、このポーズはヤバイだろ!エロい!
人生ゲーム等の遊びも終わり、撫子のいう「ツイスターゲーム」を行っていた最中に
撫子の母親が帰って来たようです。母に阿良々木君の存在を教えていないので
撫子は動揺の極致。阿良々木君との遊びは終了してしまいます。
まさに「ゲームオーバー」です。
ちなみにここまで接触されても阿良々木君はどことなく落ち着いているので
撫子に対しては異性としてあんまし見られていないのでしょうね。
まぁお母さんが帰って来てたら、撫子と結ばれてしまったのでしょうが…。
撫子の今回の行動で、彼女が肉食系的に動く事がわかりました。
神原駿河さんとの電話でのやり取り
予定外に撫子との遊ぶことが終わったので、阿良々木君は神原に電話を掛けます。
どうやら明日、神原との間に約束があったようで、その用件を今日に繰り上げたいとの事です。



電話中でも阿良々木先輩と話すからには礼儀として裸になるという神原。
阿良々木君は驚きますが、速い神原はすぐに裸になったようです。
そんな裸で会話していた神原ですが、どうやらおばあちゃんにその姿を見られたようで
ひどく動揺してしまいます。撫子も神原も家族によって我を取り戻す感じです。
まぁそんなこんなで、阿良々木君は神原の家に向かうことになります。
妹 火憐との出会い
街中を歩いている阿良々木君は妹の火憐と遭遇しました。

街を逆立ちして動く妹に阿良々木君は迷惑そうにしています。
一方で妹も兄に対して厳しい視線を向けています。

妹が再び逆立ちをしようとするのを止める阿良々木君。
この辺りはダイナミックなアクションで見ごたえがあります。

今回は凄いレイアウトというか、カメラアングルが多いです。
先に進みたければ私が邪魔するみたいな形で通せんぼをする火憐。

一方の阿良々木君。絵柄が濃い。
また視線の冷めっぷりも面白い!

結局、火憐に電話が掛ってきて、用件ができたのでしょう。火憐はその場を去ります・
それにしても闊達な妹ですね。兄として大変そうです。
また兄より妹の方が身長が大きそうなのも中々にビックリでした。
神原家へ…裸の神原
阿良々木君は神原の家に行きますが、そこには裸姿の神原さんが待ち構えていました。




これは、エロい!面白いのは阿良々木君の反応ですね。
撫子には体を密着させ合ってもあんましピンと来ていませんでしたが、
神原の裸にはさすがに反応してしまったようです。ドギマギしているようです。
このシーンで偉いのは神原の裸を様々なアングル、
上から、真正面から、横から、アップから、引きへと
色々な角度から見せているのが眼福ですね。

阿良々木君が神原の家にやって来たのは本の整理だという事ですが、
家の中にベルトコンベアがあるというのは異様ですね。
これが西尾維新的な想像力なのか、シャフトの想像力なのかはちょっとわかりかねますが…


本を片づけながら色々な事を話す二人。
しかし、ここで阿良々木君は片づけ途中で見た本をキッカケに
神原はハンサムが好きだという事を巧みに利用して、言葉攻めをします。

ハンサム好きな神原は普通であると…
その「普通」に動揺した神原は色々阿良々木君に弁明しますが、
阿良々木君の言葉攻めは止まりません。


そして身の潔白を証明しようと、神原さんは阿良々木君に
ベッドインするかと思いきや関節技を仕掛けます。
関節技が見事に決まった阿良々木君は悶えて今回は終了です。
まとめ
今回も阿良々木君と各美少女達の会話劇で物語は進行し終了しました。
このとりとめのない会話劇こそが「偽物語」なのでしょうね。
こうした含みのある、言葉遊び的な要素が多い会話劇をどう楽しむのか、
またシャフトが会話劇を映像としてどう演出的に成立させていくか、
これらがアニメを見るポイントになっていくでしょうね。
また今回はデカレンジャーネタを仕込んできましたね。
アニメ・マンガ・ゲーム・特撮ネタを楽しむのも本作の楽しみ方の一つでしょう。
2話も作画含めてクオリティが高かったですね。
もっと動かさないでカット数を多くしてで勝負してくるのかと思いましたが、
まぁカット数は多いのは変わらずですが、動きの量もあったので、個人的には満足。
ただ動いているのは火憐がメインなので、火憐が出てこないと
動く芝居は減るのかなぁなんて、予想もしておきます。
何よりキャラがエロイのが素晴らしい。見るものを引きつけますね!