感想京乃まどかの日常がランによって一変するお話
もっと込み入ったストーリーになるのかと思いきやいたってシンプル。
京乃まどかがランとの出会いによってロボットに乗って戦うという話でした。
さて、1話を振り返ってみましょう。

鴨川の海を眺める主人公の京乃まどか。
彼女の日常はこの晴れ晴れとした天気のように輝かしいようです。
さて、この後海でおぼれていた少女を発見し、
制服を脱いで、着込んであった水着になっておぼれた少女を助けます。

でも、学校に遅れた事、水着姿ということで学校の先生に咎められ
剣道の竹刀の先でおっぱいを突かれます。(効果音が卑猥すぎる)
そんなこんなで彼女の学校での日常は始まります。


撮影、テニスや剣道の稽古に駆り出されるまどか。
彼女が人気者であると同時に運動神経抜群であることもわかってきます。
服の中からボールを取り出すシチュエーションはエロいです。

そんな学校帰りのまどかはいきなり服を脱ぐ銀髪の少女を見かけます。
(キディグレイドのリュミエールに似ていrますね。
XEBEC的にはホシノ・ルリの系譜的な存在でもあるのでしょうが)

家に帰ると、半年ぶりのお姉さんとの再会。さっそくプロレス技で出迎えてくれます。
このプロレス技っていうのが、後半のバトルの伏線になっていますね。

さらにお姉さん、まどかの服を脱がしてお尻をみています。
どうやら何の変化も無いようでお姉さんは安心します。
そしてお姉さんは「鴨川は好きか」と尋ねました。
この下着のシーンで「このアニメはきちっとエッチな描写をやるんだ」と確信できました。
かのこん、れでぃばと、To loveると続くXEBECのエッチ路線が本作でも生きているようです。


さらに学校でのまどかのシャワーシーン。これもエロい!
でもまどかっていうキャラが健康的なのと、
描写的にソフトなのでいやらしさは感じられないのが良いですね。

ただまどかのシャワーを浴びている姿を見ていたのがラン。
この後二人は話し込むことで、ランはまどかのジャージ部に入る事になりました。
どうやらランはまどかの「同士」という言葉が気に入ったようです。
しかしこの後ランが「ロボットに乗れる」と言った事でまどかの日常は大きく変わります。
後半は日産ロボットと敵との戦い

さて、地球を見つめる男3人組。どうやら敵のようです。
地球を「一度死にかけた星」と言った青髪の男の真意は・・・

(初登場sシーンはCG)
そしてロボット=ウォクス・アウラに出会ったまどか。
ただウォクス・アウラに触れた時に、まどかの子供時代にこの機体と出会った
記憶がリフレインする描写がありました。どうやらこの機体と因縁があるようです。
そしてその事を知っているのがお姉さんのようです。
お姉さんはまどかとウォクス・アウラの接触を嫌がっているようです。

そしてタイミングよく敵メカさん登場。煽りの構図が圧迫感あって良いです。

さっそく防衛側=味方側のビーム攻撃をATフィールドのように無効化します。
エヴァ以降お決まりになった、防衛側の無力さと敵側の特殊防御システム描写のシーンです。

そんな緊張感が高まっている中、ランはウォクス・アウラに乗ってほしいとお願いします。
まどかはランに「何者」と問いだしますが、ランは「宇宙人」と答えます。
ここでまどかは首に手を当てながら「ワレワレハウチュウジンダ」を行います。
緊張感高まる中のこの緊張感をほどかせる演出が抜群にうまい。
さらにランも「ソレダ」と返すのも面白い。
このアニメの神髄を早速見たという感じです。

さてコクピットですが、これまたバイクっぽい感じの操縦席です。
コードギアスのカレン搭乗の紅蓮シリーズから
少女をバイクっぽい操縦席にするのがイイという風潮が強くなっているのかもしれません。

そんなウォクス・アウラは人型に変形します。
そして外部からの操縦という話でウォクス・アウラに乗ったまどかですが
自分で動かしたいという気持ちになったようで、自分で動かす事にします。
さてここからはロボット同士のバトルです。しかも手描きです。
手描きのロボットアニメが大好きな私にとってこれは至福ともいうべき時間。
それにしてもこの曲線だらけのデザインを動かすのって滅茶苦茶大変だと思います。

敵のナイフ型の武器を受け止めるウォクス・アウラ。
お互いが密着した構図が画面的な盛り上がりを感じさせてくれます。

そして受け止めた後は、敵の回り込んで敵の脚を取ります。
ここで、お姉ちゃんとのプロレスが伏線となります。

そう敵メカにバックドロップを仕掛けるのです。
このバックドロップが完全に決まった構図は気持ちいいですね!
(実際に敵にダメージが効いているのかはともかくとして)
ここで1話は終了となります。
まとめ-おもにメカデザインについて
佐藤竜雄さんの総監督作品、XEBEC制作のロボットアニメということで
「機動戦艦ナデシコ」を思い出した人は多かったのではないでしょうか。
一方で上記にも書きましたが、かのこんやれでぃばとのような
XEBECお色気路線の作風も盛り込まれていたかのようでした。
お話もシンプルで、まどかも感情移入できるキャラだったので
すんなり入り込む事ができました。次回以降にも期待です。
さて1話はお腹一杯、大満足でした。
エッチあり、ロボットバトルあり、と私の欲望を完全に満たす展開でした。
メカ戦闘シーンも限りある尺の中でよく動いていましたし、
何よりあのデザインを動かせる・作画できるというだけで驚嘆すべきです。
(試しに模写しようとしても難しいです)
日産がメカデザインに参加した本作。
既存のアニメ業界では提案できないデザインを日産は突きつけてきましたね。
全てが車のような曲線で仕上がったフォルム。
関節を重視した、つまり動かす事を心がけたデザイン。
エメラルドグリーンの色使い、どれをとっても魅力的です。
日産のような世界的な企業の創造力がアニメに参加するのは
日本のアニメにとっても良い事だと思います。
おそらく去年のスバルとガイナックスが組んだ「放課後のプレアデス」は
この作品の企画にも影響を与えているのかもしれません。
車業界のメンツ争いがアニメ界の新たな活性化の呼び水になる事を期待します。
つまりトヨタもコラボしてアニメを作ってほしいですね。