星闘士星矢。TVアニメシリーズ復活です!
OPのペガサス幻想を聞いて、
ウルッと涙してしまいました。
感想聖闘士星矢、本当に久しぶりのTVシリーズです。
リアルの友人たちと話すと、自然に星矢の話題になるぐらい
この作品は影響力が半端無いですね。
さて、このアニメを語る時に欠かせないのは、
アニメーター荒木伸吾さんの存在です。
ドラゴンボールに前田実さんがいたように。
北斗の拳で羽山淳一さんがいたように。
荒木さんの画があったからこそ、星矢のアニメは面白かった。
荒木さんといえば美麗な画がまず注目されますが、
キャラに独特のポージングを取らせることや、
ダメージ表現、エフェクトのカッコよさなど
何をやらせても、上手いしカッコイイアニメーターさんだと思います。

荒木さんは昨年の12月にご逝去されましたが、
今回のΩ1話では、盟友の姫野美智さんと一緒に原画としてクレジットされています。
さすがにこのクレジットはテンション上がりまくりましたね。

荒木さんが担当したと思われる個所。
そして荒木さんを引き継いで本作のキャラデを担当するのは馬越嘉彦さん。
実力は誰もが認めていますので、馬越さんの画を存分に楽しんでいきたいと思います。
あと気になったのは色味ですね。ピングドラムぽかったので。
調べてみたらピングドラムの色彩設定の辻田邦夫さんでした。

本編の感想ですが、アバンと後半のアクションが良かったですね。気合入っています。
特に後半の光牙がペガサスの聖闘士に目覚めてからは、
ペガサス幻想のBGMがかかる辺りは最高でしたね。
本作のシリーズディレクターは畑野森生さん。
OVAの十二宮編や、劇場の天界編の助監督をされた方です。
ちなみに画作りを見ていると、山内重保さんの影響が色濃い印象でした。
顔のアップの見せ方や、キャラの美学を感じさせる描写含めて。



↑たとえばこのあたり。
特に一番上の寄り過ぎたアップ絵はテンション上がりますね。
それは十二宮編や天界編の監督が山内さんだからでしょうね。
推測ですが、畑野さんは十二宮編→天界編で一緒に組んだ
山内さんの演出を引き継いでいるのでしょう。
そう考えると、作画的には荒木さんから馬越さんへ
演出的には山内さんから森野さんというように
スタッフが次の世代へ引き継がれているのがわかります。
物語的にも聖矢から次の光牙に受け継がれた話なので
色んな意味で世代交代がΩのテーマなのだと思います。
思った以上にテンションが上がった内容だったので、
往年の星矢ファンとしては楽しみな展開です。