感想赤土さんが高校時代に残してきたものを、再び取り戻したい為に
かつての教え子達とインターハイに出る。
この赤土さんの顧問になった動機が、
古い例えですが、私にはタッチの柏葉英二郎を彷彿とさせました。
柏葉英二郎も自分の全てを奪った野球部への報復が最初の動機でしたが、
野球に対する情熱が忘れられず、というか目覚めてしまい
いつの間にか、高校時代に失った何かを取り戻すために動きました。
なぜ野球漫画のタッチと咲-sakiーを比べたか。
この作品って
「麻雀が野球並みに普及している」
とある人のツイートで指摘され、全くだなぁと思ったからです。
そう考えると、彼女達は高校野球のように麻雀をしているのではと思っちゃいました。
(この麻雀を高校野球のように扱ってしまう世界観というのは
上手いなぁと思いました。それを美少女で行うというのも間隙を突いた作品です。)
つまりこうした赤土さんの動機も野球漫画的な要素が
あったからかなぁなんて妄想してしまったからです。
たぶん当たっていないでしょうが、私の中では繋がってしまいましたね。
そして咲-saki-本編では、顧問がいなかったので
この赤土先生視点で面白い物語が語られるのが
本スピンオフ作品の見所になる可能性を感じました。
さて、今後に期待したいのは、麻雀部のメインの5人の打ち方ですね。
今回、先生を交えて麻雀をしていますが、
取り立てて具体的にこのキャラがこう打つという描写はなく、
先生が強いという印象を見せる形になりました。
今後は咲-saki-特有の特殊能力めいた、打ち方を期待したいなぁと思います。
(もしかすると、こうした特殊能力路線ではないかもしれない)
今回も相も変わらず絵柄が可愛いので、見ているだけでうっとりしてしまいます。
まさかエフェクトアニメーターとして名を馳せていた
総作画監督の佐々木正勝さんがこんな可愛い絵柄でみせてくれるとは…
健気に一途に頑張る阿知賀の麻雀部の今後に期待しましょう。