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カテゴリー  [ソードアート・オンライン ]

ソードアートオンライン 25話「俺たちの戦いはこれからだED」(感想) 

感想

何というか「きちんと終わったなぁ」という印象でした。
(原作は知らないのでともかく)、アニメではやれることをやったかなぁと。
後日談も語られ、今までの登場人物が勢ぞろい。
リズベットが出てきた時は、なかなかニクいなぁと思いました。

そして前回、茅場さんに手渡された世界の種子は
新しいVRMMOの新しい大元になっていったという感じでした。
これがアクセルワールドに繋がる布石なのかなぁなんて思ったり。

最後は「俺たちの戦いはこれからだED」EDになっていたのも、高ポイント。

シリーズの全体感想


おそらく、この作品が最初に見せた終着目標は
ゲーム:SAOのゲーム攻略だったと思います。
特にゲームでの死が、実際の死とイコールである事を示した事で
ゲームクリアそのものが最初の目的のように見えてきました。

ただ実際にはキリトがゲーム内で多くの人と出会いながら
その中で人の死や様々な状況を経ていく事でアスナという想い人と出会います。
そして彼女と寄り添っていく事で物語の目的が、
アスナと一緒になる為にゲームをクリアという形に変容していきました。
この変容は原作者の川原さんが物語を開拓して見つけていった鉱脈だと思います。

キリトとアスナの恋物語であることがハッキリしていったのは1期終盤。
そして2期ALOになると、キリトの(本当ではない)妹の直葉を登場させることで
この恋物語的側面を大きく強化したような印象を受けました。
三角関係を主軸に置きながら、現実世界と仮想空間におけるギャップを描きつつ
直葉のキリトへの想いを通して、キリトとアスナのお互いの想いを描く展開だったと思います。

その意味ではラブストーリーな話で、MMOという今時のネタを上手く持ち込みつつも
ただのラブストーリーだけではない見せ方をしていたのが面白かったです。


アニプレックス×ジェンコ×電撃文庫の大型企画作品。
原作もBDも売れているので、きちんと狙って売れた作品だったのではないかと思います。
伊藤智彦さんにとっては世紀末オカルト学院に続いての2本目の監督でしたが
岡村天斎さん、長井龍雪さん、高橋亨さんなど多彩な演出家陣を揃えていたのも魅力的でした。
 
あとは足立慎吾さんのキャラデザのキャッチーさが受けたのではないかと思います。
アスナ・リズベット・直葉などなど、出てくる美少女キャラが可愛い。
またそれぞれのキャラがデザイン的ではなく、仕草や性格まで可愛いので
こうした美少女キャラの訴求力が極めて高かったのが、SAOの魅力ではないかと思います。
 
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ソードアートオンライン 24話「子安武人劇場な鍍金(メッキ)の勇者」(感想) 

ALO編も佳境。

ついにアスナと巡り合えたキリト。
ここまで至ったのにどれだけの月日が経ったのかわかりませんが、
この時を、この瞬間をずっと追い求めていたのでしょうから。

何はともあれ須郷さんこと妖精王オベイロンな子安武人劇場でした。
理念が狂い系のキャラを演じている時の子安さんは水を得た魚。
アスナを舐め回したり、髪の匂いを嗅ぎながら、
「この匂いを再現するのに苦労した」と言いドSぶりを発揮する須郷さん。
須郷さんはこの才能をもっと有意義なものに使えばいいのにと思ってしまいます。

ただそんな須郷さんはゲームマスター。
キリトを重力魔法で動けなくし、胴体を剣で刺すことで、キリトを追い詰めます。
アスナは陵辱され、ユイちゃんは消えちゃって、動けず・刺されキリトはピンチ。

しかし、追い詰められ観念しそうになったキリトの前に現れたのはなんとあの茅場晶彦。
生きてはいないようですが、電脳の世界では生きているようです。
まさに茅場さんの方が、電子界の妖精王っぽいです。

そんな茅場さんはキリトにゲームマスターをも超えた人の可能性
つまりSAO魂を見せろと言い、キリトは立ち上がります。
そしてヒースクリフのIDを使って、よくわからないですが管理者権限を奪ったのかなぁ。
とにかくキリトが圧倒的優位に立ちます。

ここで須郷が持つエクスカリバーになぞらえて
今回のサブタイトル「鍍金(メッキ)の勇者」の意味が白日の下に晒されます。
須郷がメッキの勇者だったわけです。

何もできずに須郷はキリトに全身を切られ、最後は胴体だけになった所を刺されます。
腕は切れたり、胴体だけになったりと、今回は結構グロい。

須郷を排除することに成功して、ついにアスナを抱きしめ
現実世界へ帰えることができるようになりました。
そしてその後にユイとも抱きしめ合い、キリトはモテモテだなぁと思ったり。

そして最後に苦境を脱する手助けをしてくれた茅場はキリトに
「ザシード」という卵状のものを渡して、去ります。
果たしてこのものの意味は何なのか。

ALOから帰還したキリトを待っていたのは、そばにいた直葉の祝福。
直葉もキリトに抱きついてしまいます。
仮想空間でアスナ・ユイと抱きしめ合い、
現実世界では直葉と抱きしめ合う。
キリトは本当にモテモテです。

キリトも直葉、リーファがいなかったら、ここまで来られなかったと
直葉に感謝をしました。直葉の顔にリーファを重ねていたのがキリトらしい。

最後に現実世界では雪が降っていましたが、
この雪はOPラスト辺りの雪のショットに繋がっていくのでしょうね。
いよいよアニメ作品としての物語が佳境を迎えた印象をこの雪で受け取りました。

まとめ


今までSAOは空を飛ぶ=上昇のイメージ、上を目指すことが主目的で
物語を展開させていきましたが、今回は限られた空間舞台で物語は進みます。
ここで、頂上にたどり着いた事がわかる感じになっていたのが上手い。
また逆に上昇=高移動性から反転して、
須郷の重力魔法の制御によって、抑圧されるキリトー低移動性を描くことで
今までの状況とは違う側面に焦点を当てられていたなぁと思いました。
 
後はキリトと須郷がアスナに対しての身体への接し方の違いもポイント。
須郷は自分の欲望の為にアスナ身体をを加虐的に扱い、
キリトはアスナと寄り添うために身体を合わせていく。
キリトは自分は強くないって言っていますから、甘え上手にも見えます。

とにかくALO編もひとまず区切りがついたようです。
現実世界でアスナとキリトはどう出会うのか。楽しみです。
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ソードアートオンライン 22話「現実と仮想空間の真実が交差するとき」(感想) 

感想

いやー面白かったですね。
その理由は、キリトとリーファ(直葉)が身バレしたからでしょう。

今回の前半はキリトの獅子奮迅ぶりが光りました。
アスナに届きたい、近づきたいと空に飛びだったキリト。
でもゲームのルール上の障壁がキリトを上には行かせない。
でもキリトの想いを通じて、ユイの声がアスナに届く。
アスナはシステム管理のアクセスコードを渡す。
声が届いたキリトはアスナに会いたいとより強く願ったのでしょう。

だから、今度はゲートからの正面突破を狙う。
ここを守護するガーディアンの大軍にもキリトは怯みません。
ひたすら蹴散らして蹴散らして、上だけを目指すキリト。
このガーディアンと戦うシーンのアクションは見応え充分でした。
ただ斬っていくだけではなく、突き刺したり、相手の剣を受け止めながら斬ったり、
2体同時に串刺しにしたりと、状況に応じたアクションが素晴らしい。

あとこのアクションシーンが良いのは、
キリトがアスナを想い続けながら戦っているところでしょうか。
アクションの為のアクションではなく、きちんとキャラの心情とリンクして描かれている。
アスナにいる上を目指したいのに、上に行くことを邪魔するガーディアン。
空を飛ぶことの開放感から発生する映像的快感も含めて、
見ごたえあるシークエンスを作り上げていたと思います。

そして結局ガーディアンの大群の武器が遠距離の弓矢になり、
さらに剣を投げつけられれしまうと、為すすべがありませんでしたね。
ちなみにキリト視線で上に手を伸ばす、主観ショットがありつつ
矢や剣を身体に貫かれるシーンがありましたが
これは旧エヴァンゲリオン劇場版25話の弐号機アスカが
「殺してやる」と言いながら、量産型エヴァにロンギヌスの槍で刺される
見せ方ととてもよく似ていた印象です。
オマージュだったのかなぁなんて見ていますが。

結局、キリトは敗れて魂みたいなものになりましたが
リーファが身を呈して救出し、キリトを蘇生させます。
しかしここでキリトが呟いた「アスナ」という言葉が状況を激変。
ここで二人は真実を知ってしまいます。

直葉はキリトを好きだったのに、でもアスナをみるキリトに失恋したが
ゲームの世界のキリトというキャラの人を好きになった。
でもゲームで好きだった人が失恋相手のお兄ちゃんだったなんて。
これは直葉にとってきついでしょう。

直葉は自分の素直な自分の気持ちをキリトにぶつけたところで今回は終了。
キリトも直葉は妹であれば良かったと思っていたのでしょうが、
妹がここまで複雑な気持ちを抱いていたことは気づかなかったのでしょう。
直葉に行為を抱かせる現実とお兄ちゃんと仮想空間のキリトくんが同一人物だったなんて。

まとめ


以上のようにキリトと直葉の感情のズレが決定的になったお話でした。
それを上手く物語る為に、今回は超えられない壁みたいな描写を用いていました。

まずは世界樹の外から上を目指すキリト君を邪魔したゲームの障壁。
次に中に入って上を目指すもガーディアンに阻まれた壁。
そして身バレして、キリトと直葉が話す場面での、直葉の部屋と廊下の境界線。
キリトは上昇する激しいムーブを描きながら、それが越えられない一線として描かれることで、
越えられないものがキリトを苦しめるという、状況をうまく作り出していたと思います。


キリトは直葉とどう和解するのか、アスナはどう助けるのか。
あと残り数話。がんばれキリト。お前の剣で女の子を幸せにするんだ!

今回の絵コンテは長井龍雪さん。
最後の直葉のありのままの気持ちをストレートに描くところが長井さんらしいなぁと思いました。
 
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ソードアート・オンライン 21話 現実と仮想空間が世界樹の幹のように交差する恋物語(感想) 

感想

このSAOはALO編になってから、
現実と仮想空間を行き来できることが物語の幅を広げた思います。
つまり現実のキリトと直葉、仮想空間のキリトとリーファの
それぞれのやり取りが描かれることで、重層的な物語を構築しているように思えます。

そして今回見ていて気づいたのですが、
キリト・リーファ側で進む物語とアスナ側で進む物語が
同時並行で語られている事も、物語を多層化しているなぁと感じました。

今回に関しても、登場人物は
キリト・アスナ・リーファ・ユイと後はナメクジアバターの科学者ぐらいで
登場人物数自体は少ないように思えます。

それが大きな広がりを感じさせる展開に見えるのは、
舞台が現実世界と仮想空間を行き来しているからだと思います。
さらにキリト・リーファ側の世界樹を進む展開と
アスナが世界を脱出しようと頑張る展開が絡みあう。

現実と仮想という空間の違いと
キャラクターの視点の違いによる多層な物語展開が結びつき
SAOの物語は極めて有機的な、それこそ世界樹の幹のように成り立っているように思えます。


こうした結びつきが最も象徴されるのが、
リーファ(直葉)の「失恋しちゃった」発言でしょう。

キリトの付き添いで現実世界で初めてアスナを見た直葉は
自分のキリトへの想いが届かないことを直感的に気づいたのでしょう。
そして仮想空間の見ず知らず、でも実はお互い良く知っている
キリトという一緒に旅する男に自身の失恋を打ち明ける。

でもキリトはゲームに感情を持ち込んではいけない決まりは無いという。
こと感情に関しては現実もゲーム(仮想空間)も同じであると。
こうした現実と仮想空間は層が違うだけで、一緒という価値観がSAOの世界観なのでしょう。
だからこそ、現実世界で起こったことに対するキャラクターの感情と
仮想空間で起こったことに対するキャラクターの感情が
交わることで物語は進展していくのが、この作品の面白さなのでしょうね。

しかし、最後にキリトがアスナが上方にいるという情報をユイが見つけた時に
リーファには目もくれず、一目散に空へ羽ばたいてしまうキリト。
今回はずっと歩く行動が多く、横軸での移動が多かっただけに
縦軸移動の空へ羽ばたく移動はリーファを突き放す演出として、
ものすごく効果があったように思えます。

今回のアスナの部屋へ向かうエレベーターとキリトの空を飛ぶという縦軸移動が、
直葉(リーファ)を突き放す作用があるのが面白かったです。
縦軸移動はつまりアスナへ接近する事って意味なのでしょう。
縦軸移動でアスナに近づけば近づくほど、リーファにとっては恋的にきつい。

ここでリーファ・直葉はここで二度目の敗北を喫した感すら感じます。
どこまでも状況に恵まれない、でもおっぱいには恵まれているリーファ(直葉)。
色々な逆境もあると思いますが、直葉は可愛いので頑張って欲しいです。
 
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ソードアート・オンライン 20話はキリトと猛炎の将の戦いがカッコ良かった(感想) 

感想

シルフとケットシーの会談場所へサラマンダーが襲いかかり
キリトとリーファが両側の一触即発を止めようとする展開からスタート。

キリト君はスプリガンの特使とハッタリを称し
サラマンダーに対して「ウンディーネとスプリガンが同盟している」
という嘘を堂々と付きます。このハッタリ感、さすがキリトです。

そんなキリトのハッタリからサラマンダーの将と一騎打ちを行いますが
相手が持っていた武器は魔剣グラム。魔剣といえばグラムですなぁ。
どうやらこの武器は武器同士が切り結ぶときに実体がなくなるようで、
斬られそうになる時に切り結んで相対することができない。
なんというチート効果。

でもキリトくんはリーファの武器を借りて、
お得意の二刀流でサラマンダーをやっつけてしまいます。

ちなみにこの辺りのキリトとサラマンダーの将軍が斬り合うシーンの作画は良かったです。
特にキリトが時間稼ぎの爆風を出してリーファから武器を奪うシーン。
煙のエフェクトも良かったですし、武器をキリトに奪われたリーファが
良い尻をしながら、武器を探す仕草がとても良いです。
空を悠然に感じさせる空間性もレイアウト的にうまく、
空的なアクションの見せ方がとても良かったです。

アクション的に大満足だったのがとても良かったです。

結局、キリトの強さとハッタリ、
ちょっと前にキリトと戦ったサラマンダーの助言が功を奏し
サラマンダーは一時撤退します。

結局、騒動の引き金になったシルフ族のシグルドを追放する展開。
そしてキリトとリーファはシルフ族とケットシー族の
世界樹への遠征に追従したいと申し出る展開に。
ただ遠征の準備には時間が掛かり、キリトは諦めそうになりますが
キリトがSAO時代に貯めたお金が、遠征の軍資金の足しになりそうです。
さすが強くてニューゲームなキリトくんです。

そこではキリトはシルフ族とケットシー族の長に
それぞれ勧誘される感じに。リーファが割り込んでその場は終了。
キリト君も男の子なので、女性の色仕掛けには心揺れ動いたようです。
ちなみにリーファはキリトにとっては女の子としてみられていないようで、
これが現実のキリト・直葉の関係をそのまま引き継いでいて、直葉的に涙目です。
 
最後はアスナが覚えたロック解除の番号で見事に脱出。
アスナ側にも動きがありそうで、楽しみです。
 
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ソードアート・オンライン 19話はキリトとリーファのゲームへの認識差を描いた話 

感想

キリト君、マジ男前。
そりゃリーファも惚れてくる!


今回はキリト君がSAOの世界で得てきた経験の一端が垣間見えた感じです。
それは「現実世界でも仮想空間も一緒。キャラとプレイヤーは一緒である」
これはSAOの世界で2年間ぐらいいることで実感したことなのでしょう。
そして何よりSAOの世界は、現実世界に帰れない
あの世界で死ねば、現実世界でも死ぬという状況でした。
つまり現実=SAOの仮想空間であったわけです。

そんなキリトの言葉を聴いたリーファ(直葉)はやはり
現実と仮想空間は分けて考えていたのでしょう。
死んでもやり直すことができるし、切羽詰ってても切羽詰っていないというか。

それは12人のサラマンダー戦の時にも、
キリトとユイは負けちゃいけない感を出していたのに対し
リーファは二人のようにそこまでの強い意志はなかった。
だからユイの表情とアドバイスを見て、踏ん切りをつけられた。

またリーファが負けてもいいじゃんみたいな事を言った後、
キリト君の「負けられない」発言がありましたのが、
二人のゲームに対する覚悟が違うって事がわかりやすく描かれたのが今回だと思いました。

それは現実世界のアスナを助けるために、本気で戦っているキリトと
まだ一生懸命であるが、それが現実世界とあんましリンクしていないリーファの差でもあります。
まぁキリト君の置かれた状況がそれだけ異常といえば異常なのかも。 


それにしても前半、サラマンダーに襲われそうになったキリト君が
牛の化け物みたいな姿になって、敵を捕食していたシーンは凄かったですね。
何というか全然主人公のやり方ではない!という悪役スタイルみたいな戦い方が面白い。
さらにこの光景を見たリーファに覚えていない部分もあるというキリト君。

後はログアウトした直葉が長田君から状況説明を受けたシーン。
長田君の説明があんまし上手くないところが面白かった。
長田君の説明を聞いていても、もどかしくて
「順番に説明してくれ~」なんて思っちゃいましたから。
じらしかたが上手いなぁと思いつつ、あのシーンを視聴していました。
 
画面的にはキリト君たちが右側から左側へ移動する展開が終始なされていました。
洞窟のスタートは右側で、状況が進展するたびに画面の左側へ移動する。
追いかけてきたサラマンダー達は右側からやって来て、
待ち構えていた敵は左側にいる。
こうした画面の法則性を貫いていたのもわかりやすくて良かったですね。
 
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ソードアート・オンライン ALO編は現実と仮想を行き来する物語(18話感想) 

感想

キリトとリーファが世界樹まで行くことになり、リーファはパーティーから離脱。
そして世界樹の根元にまずたどり着こうとしますが、どうやら二人はつけられているようです。


さて、このシリーズはALO編ともいえばいいのでしょうか。
SAO編と明確に違うのは、現実世界の行き来があるってことですね。
今回は特にこの「行き来」を意識した展開がありました。

それはお互いログアウトする時のこと
リーファとキリトが時間差でログアウトした時に
先にログアウトした直葉がキリトの為に食事(ハンバーガー)を作ってあげて再ログインし
その後キリトがログアウトして現実世界で直葉が作った食べ物を食べて再ログインした場面。
これは時間差でログアウトしたから起こり得たエピソードであり
兄弟(実際は従姉妹)同士の心温まる交流を描くことに繋がりました。

また子安な妖精王はアスナに現実世界で会ったキリトに対して
色々言ってあげた事を自慢げに語るシーン。

もしくはリーファ(直葉)とレコン(長田くん)が学校で会うシーンなど
現実世界とALOは行き来ができることで、生じ得る展開が次々にありました。

SAOの世界はクリアできるまで現実世界に帰っては来られない所が、
あの世界のリアリティ、引いては本作の根本要素の一つだったわけです。
そこで起こる悲劇やそれでも生きていく人々の描写が、見所だったわけです。
対してALO編の目的はあくまでも現実世界で眠っているアスナを助ける為です。

今回はこうした現実との人間関係の接点と
ALOの世界における人間関係の接点における微妙なズレが
物語を多層的に描いているのだなぁと思いました。

例えば子安精霊王から見るとキリト君は
再びナーブギアをかぶることができない臆病者にみえたようですが
キリト君はちゃんとALOの世界に飛び込んでいるわけで、ズレがあります。
他には、長田君と直葉の関係はお互い見知りしているから
それほど変わっていないのも、また他のキャラクターとの兼ね合いである意味ズレとなる。

最後にキリトとリーファは、現実世界では直葉がキリトに好意を抱きつつも
ALOの世界では知らないもの同士として描かれるズレ。

こうしたズレが描かれることで物語が多層的に語られ、作品への魅力が増します。
そしてこれらを生むのが、現実とALO世界の行き来にあることが今回描かれたのだと思います。


これは私の推測ですが、
原作者の川原さんはSAOをゲームのクローズドした世界で描こうとしていたのでしょう。
それは現実世界に帰れないSAOの世界設定をみればわかります。
ただ描くうちに、むしろ現実とシンクロさせた展開を描きたくなってきたのでしょう。
だからALO編を立ち上げて、アスナを助けるというクエストを新たに設定したのでしょう。
それは、この物語がゲーム世界を描くというより、
キリトとアスナの恋愛模様を描く展開になっているともいえるのでしょう。
それはSAOの世界でセックスを描いたからには、当然の帰結ともいえるのですが。
少なくとも私の目からはそう映ってしまいました。

まとめ


直葉のおっぱいは素晴らしい!
あれで飯三杯はイケル!

 
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ソードアート・オンライン 17話「囚われの女王」(感想) 

感想

今回はキリトとリーファ(直葉)がゲームを通して仲良くなる展開、
アスナが子安妖精王に囚われていることがわかりました。
子安妖精王の目的は、ALOの人たちを被験者にして実験を行うことのようです。

物語的なポイントとしては、
対比として描かれたキリトとリーファとアスナと子安精霊王の関係性でしょうか。
キリトとリーファはリアルでは知っているもの同士、でもお互いネットでは始めて
対してアスナと子安精霊王は現実でもネットでも大の知り合い同士。

キリトとリーファは知らないもの同士なので、話し方や接し方が初々しいです。
その為、お互いの良い関係を保つための距離感がまだわかっていないように見られました。
特に世界樹を目指すというキリトは、その目的をリーファにきちんと話せない場面では
まだ二人の関係がごく最初に出会って好印象な感じぐらいしか発展していないようです。
とは言っても、この二人はすぐに仲良くなるでしょうね。

一方の子安精霊王とアスナに関しては、お互い良く知っています。
さらにアスナは子安精霊王を軽蔑しているようで言いたい放題。
一方の子安精霊王も軽蔑されようが、アスナに対して自分の欲望を吐露しつつも
現実世界のアスナに対してもおこなった、髪のクンカクンカをしています。
また視聴者に対して嫌悪感がでるような顔や唇を触りまくっています。

キリトとリーファの知らないもの同士(実は知っているもの)の距離感。
アスナと子安精霊王の知っているもの同士の距離感。
でも良好な関係を気づくであろうキリト達と、最悪な関係のアスナ達。対照的でした。


あと今回気になったのが新しいゲームのビジュアル観ですね。
新しい世界ALOは空を飛ぶことを前提にビジュアルが形成されているんだなと思いました。
特にキリトとリーファが夜空を飛び回るシーンと
アスナと子安精霊王が会話しながら映される青空のシーンを見て気づきました。
(※夜空と青空というのも対比的な描き方ですね)
世界樹があって綺麗な空があってと。こうしたビジュアルは魅力的ですね。

演出的には囚われたアスナを描くために、
格子の中を舞台にアスナを描き
自由に飛べる小鳥たちをアスナの周りに描くことで
アスナの不自由性と小鳥たちの自由性を描きつつ、
空が、空を飛べる世界が舞台のビジュアル感を見事に描き出していたように思いました。

まとめ


ユイが可愛い!!
 
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ソードアート・オンライン 16話「強くてニューゲーム」(感想) 

感想

アスナが写っていた写真を見てキリトは
エギルことアンドリュー・ギルバート・ミルズに当たってみたところ
どうもアルヴヘイム・オンラインのゲーム内にアスナはいるみたいです。
早速、ゲームの中にダイブして、アスナの元に向かう展開でした。

そしてゲームの先で驚くべき邂逅が待っていました。
それは、キリトとアスナの娘であるユイが復活した展開。
違うゲームなのに、キリトのアイテム欄からあのユイの光の粒が出てきたときは、
「おおっユイが復活するんだ!」って喜んでしまいました。
私は、ユイが出ていたあの辺りの内容が好きなので、この展開は素直に嬉しいです。
キリトがSAOの世界で一生懸命、データを解析・いじくって
ユイを救出した結果がここで報われました。

そして新しいゲームの世界はSAOのセーブデータを引き継ぐことが可能なようです。
つまり「強くてニューゲーム」
SAOのキリトはたぶん一番強いぐらいの存在だったのでしょうから
この世界でもキリトは相当に強いと推測されます。

ただアイテムはバグってしまったので、捨てたほうがいいとユイに言われますが
アイテムを捨てるコマンドボタンを押すのをためらうキリト。
どうも色々頑張って手に入れたレアアイテムを捨てるのは惜しいと思っているようです。

さてユイに色々説明されながら、キリトは一人新しい世界に飛び出しますが
この世界の特徴はSAOと違って、羽があって空を飛べることがウリのようです。
コントローラーを持って、動かそうとするキリト君は最初はぎこちないです。
さて、空を飛ぶという設定。原作者の川原さんはこの設定にこだわりがあるのでしょうか。
というのは、同じ川原さん原作のアクセル・ワールドでは、
春雪君=シルバークロウの空を飛べる能力が特別視されていました。
どうも川原さん、空を飛べることに強いこだわりがあるようです。

ちなみに、空を飛ぶときのBGMはゲーム音楽っぽくて良かったですね。
本作の音楽の梶浦由記さんはゼノサーガなどのゲームの音楽も手がけているので
この辺りのゲームっぽい音楽はお手のものなのでしょう。

さて空を飛ぶことに慣れていないキリトは
3人の男に襲われる女の子に出くわしますが、声的に妹の直葉さんでした。
まだお互いは認識していないようですが、
そしてキリトは圧倒的な力で3人をやっつけてしまいそうでしたとさ。
 

まとめ


新たなゲームの世界のチュートリアル的な展開といえるでしょう。
物語的には、現実世界では兄と妹(実の兄弟ではないですが)の関係のキリトと直葉が
仮想現実空間で知らない者同士で出会ったらどうなるのかを
今後描いてくれそうな展開が期待できるなぁと思いました。

兄弟愛とは違う恋心を抱く直葉はゲームの世界で出会ったキリトに対して
どんな感情を抱き、接していくのか。
おそらく恋愛的な想いが先行しそうではありますが、
やはりゲームの世界は仮想現実。現実とのギャップに悩みそうです。
今後の展開が楽しみです。
 
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ソードアート・オンライン 15話「帰還。直葉が可愛いかったです」(感想) 

感想

現実の世界に帰還したキリト。

彼は救われたものの、アスナはまだ目が覚めないままであり
さらにアスナの婚約者ということで須郷伸之さんが登場。
須郷伸之はアスナの命綱を握っているのは自分だと主張し
アスナから手を引けとキリトに言います。

そんな状況に絶望したキリトですが、妹(正確には従姉妹)の直葉に支えられつつ
再び彼自身のやるべきことを見出す。
そんな時にメールでアスナの画像が送られてくるという幕引きでした。


2クール目に来て恋のライバル、いや恋の障壁という言い方が良いでしょう。
キリトとアスナを繋ぐのを邪魔する存在として須郷伸之さんが出てきました。
須郷伸之さんは嫌らしい存在ですね。小悪党っぽい感じもありますが
子安さんが演技しているだけあって、一筋縄ではいかなそうです。
特にアスナの髪をクンカクンカする須郷さんは敵役として最高の振る舞いでした。

そしてこうした恋とか結婚というような要素がより前面に押し出されるに連れて
本作が仮想現実空間での生き残りサバイバルゲームをメインにスタートしつつも
現実世界へ出ることで、よりキリトとアスナの恋と愛の物語である事が強まる展開を
推測させるに十分に足る展開だと思いました。

キリトはこれからも一途にアスナを追いかけていくのでしょう。

と一方で、今回の最大のポイントは妹の直葉さんです。
直葉さんは剣道に勤しみ、2年ぶりに行ったキリトとの稽古では一本取ってしまいました。
そんな直葉さんはアスナと同じくキリトに想いを抱いているようです。
そしてキリトがアスナを思う事をより知ることで、
直葉もキリトへの想いをより強くする印象を、
今回の先に寝てしまったキリトを見ていた直葉の姿に見ることができると思いました。

そんな直葉の想いは成就するのか。
絶望するキリトを励ます直葉の裏で、月だけがその二人の光景を見つつ、
さらに潜めている直葉の気持ちまでも月は知っているという見せ方をしていたのが印象的でした。
でもキリトはアスナ一本っぽいですから、成就しないのでしょう。
それは直葉が竹刀を一人で振るう行為とも重ねて見えてしまう気がします。


OPとEDがそれぞれ変更。
OPの絵コンテはまさかのあおきえいさん、原画に竹内哲也さん。
EDの絵コンテは出合小都美さん。
OPはカット割りと曲の小気味よいシンクロが気持ちよく、
EDは画面の作り方が良かったです。
特に右上に出ていた装飾物っぽいのが気品さを感じさせてくれました。
 
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ソードアート・オンライン 14話「世界の終焉」(感想) 

感想

一気に物語は怒涛の展開を迎えます。
前回登場してあれほど強いと感じさせたボスを一瞬にして葬った時は、
あれれーなんて思いましたが、実はもうひと波乱があるからでした。
どうやら血盟騎士団の団長がゲームマスター茅場晶彦だったようです。

まじですかー。でも、これはこれでありえる展開だと納得。
キリト君は前にデュエルした際に、動きが速すぎた事からわかったようです。
正体を知られた茅場さんは、キリト君とデュエルをしようと提案。
アスナは止めますが、キリトは今まで色んな人の死を見てきてしまい
クリアしなくてはという気持ちに駆られたのでしょう。
前々回に消えたユイの存在も、キリトのクリアしたい気持ちを後押ししています。

戦いはやはり茅場さん優勢。
スピードを速く動くことで勝とうとしましたが、剣も折れ、万策尽きたキリト。
茅場の攻撃が襲いかかる中、身を呈して守ったのはアスナ。
茅場によって動けないにも関わらずにです。驚く茅場。

アスナが消えゆくのを見ながらキリトは生きることに絶望します。
そして無気力のまま茅場に挑みますが、ついに身体を一刺しされます。
消え行くキリトでしたが、彼の生きる・クリアするという執念は
なんと死んでいったと思われたキリトを再生されました。
もちろん茅場も驚きます。そんなキリトが放った攻撃を茅場は受け止めます。

そしてキリトとアスナは目覚めました。
そこは下からみるとSAOの世界の崩壊が見える場所でした。
二人は自分達が死んだと思いながら、お互いの本当の名前を教えながら
崩壊する世界の中で、愛を再確認するようにお互い寄り添いました。
このあたりのシーンはなんだか幻想的な感じがして好きですね。

そこへ茅場が登場。茅場は自分の妄想を実体化させたい執念に囚われながら
でも、自分は自分が想像する以上の事が起こって欲しいと願っていたようです。

・動かけないアスナがキリトを庇う為に動けた。
・死んだキリトが執念で生き返った。

こうした予想以上の出来事が茅場を変えたのでしょう。
だから茅場はゲーム世界を崩壊させ、二人をゲームクリアだと祝福します。
ちなみにこの辺りのシーンは山寺宏一さんの一人語りが印象的でした。

そしてキリトが再び起きた先は、現実世界でした。
やせ細って髪が長くなったキリトは立ち上がり、病室の外へ飛び出していくのでした。
おそらくアスナに会いにいくために。

まとめ


愛の力でゲームクリアしたキリト

とりあえず、一つの物語の終焉といったところでしょうか。
アスナとキリトの二人が起こした奇跡がゲームクリアに導いたという事なのでしょう。
それはおそらく愛であって、二人が生んだ愛が茅場をも動かしたのでしょう。

そしてEDを見ながら終わったのかなぁ。
でも2クールと人から聞いていたので、うーん、なんて思ってましたが
次回予告があったので、次回もあるんだなんて思いましたが
今度は現実世界でキリトとアスナが出会う話でもやるのでしょうか。
 
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ソードアート・オンライン 13話「奈落の淵」(感想) 

感想

結局、キリトとアスナは戦わなければならない運命。

釣りをしていたキリトの前に現れたのはニシダさん。
下手なキリトの前で、圧倒的な釣りスキルを発揮して大物を釣り上げていきます。
そんなニシダさん。キリトとアスナは接点を持つことになります。

キリトとアスナ。二人はラブラブです。ゲーム攻略以外の生きがい。
寄り添って生きていくことに、生きる実感があるのでしょう。
二人は一緒に寝ることでより二人で生きる実感が湧いているのでしょう。

そんな日常も盛り上がっていきます。
ニシダさんが湖の主を釣るというイベントを企画。
ニシダさんはずっと耐えて、主が釣れるのを待ち、やっと引っかかり
その後はキリトに任せる感じになりました。
結局釣れたのですが、主が人を襲おうとしたのでアスナが成敗します。
そんな時に血盟騎士団からメール。

あるエリアの前線で戦って欲しいと。
アスナという守るべきものができたキリトは前線に出ることを臆病になっています。
でも、それだけキリトも慎重になっているわけで
自分の存在が自分の為だけにあることも自覚。キリトは大きく変わっています。

そんなキリトにアスナは、現実世界での自分たちの身体には
いつタイミリミットに限界を迎えるかわからない状況だと推測。
ゲームクリアをしなければやはり幸せを掴めない事を再確認しながらも
アスナを守るためにキリトは戦います。

そして戦闘。骸骨状のモンスターでしたが、
すごくデザインが自分好みでテンションが上がりました。
一撃でキャラを葬っていく様は、絶望すら感じさせます。
それでも騎士団団長は盾でガードでき、
キリトとアスナが二人がかりなら攻撃を食い止められる事もわかり
なんとか反撃の糸口を見つけながら、以下次回へって感じで終わりました。

まとめ


Aパートは日常、
Bパートは非日常(戦い)と
はっきり日常と非日常を分けて描いていた今回。

楽しいAパート=釣り=キリトとアスナの夜=釣り大会=日常
生か死かのBパート=戦い=非日常

このAパートとBパートの落差・緩急のつけ方が、
Bパートの絶望感を上手く生み出していたと思います。

やはり、安穏だけに生きていくことがSAOの世界ではできず
ゲームクリアをもって、二人が本当に結ばれることが結末であるように示唆されました。

それにしても二人は本当に仲良しで、いいなぁこういう関係と思っています。
アスナのいちいちキリトに身体を密着させていく辺りも可愛いですし、
何より「キリトは私を守る」みたいな気概を感じるのもアスナらしい。
同じ川原さん原作のアクセルワールドでも、ヒロインの黒雪姫先輩は強いし
何より春雪を守る存在として描かれていて、つまり川原さん作品のヒロインは、
主人公を守る強いヒロインって設定を有していて、そこも可愛さに繋がっていると思います。

戦闘シーンは止め絵主体の作画。
ボスが出てきてからの戦闘曲はかっこよかったですね。
この作品の音楽は地味に好きになってきました。
 
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ソードアート・オンライン 12話「ユイの心」(感想) 

感想

少女ユイの正体がわかる話でした。

ユイはSAO世界のメインプログラムから生み出された存在。
メンタルヘルス・カウンセリングプログラム第一号なるもので、
各プレイヤーのメンタルケアを担当していたようです。
なんというSAOシステムの奥深さ。
そんな中プレイヤーの負の感情を見続けてきた結果、記憶を失ってしまったようです。

確かに1万人ぐらいいたこの世界のプレイヤーも6000人ぐらいに減っていますから
各プレイヤーは色々な悲劇を見ているのでしょう。
その負の感情をユイは一心に背負い続けているともいえるでしょう。

しかし、そのユイが見つけ出した、小さな光明。キリトとアスナでした。
この二人に会いたい為にユイは二人に現れたわけです。
それだけ二人が眩しかった、二人から発せられる感情に惹かれたユイは
プログラム=カーディナルから別個の存在として前回のように生きていけるはずだった。

ただ結局は、キリトとアスナを助けるためにプログラムの違反をして
今回の強い敵をチートで倒してしまった為に、プログラムから消去されてしまいます。

キリトもアスナもユイも、みんな家族でいたかった。
パパとママと娘でいたかった。でも許されるはずもなく、ユイは消えてしまいました。
人の心を手に入れたがゆえの悲劇なのでしょうか。そうでもないようです。
ユイが消えたあとにキリトはプログラムに割り込んで、
結の心をオブジェクト化します。ユイはある部分では救われています。
いや救われたと思いたいです。

まとめ


前回・今回のユイの存在目的・物語になぜ必要だったのかを考えると
キリトとアスナとの間に娘として存在することで、
擬似家族を形成して、SAOの世界でも家族を形成できる事を指し示すこと。
またSAO世界のプログラムの残酷性と、ユイの悲劇から
再びSAO世界のゲームクリアの意志を新婚ホヤホヤのキリトとアスナに植え付けること。
以上のようなことが挙げられるでしょう。

キリトとアスナは個人的には幸せになっても
やはり最終的には不幸せでしかないSAOの世界。
だからこそ祝福されたキリトとアスナが、この世界も変えることができる。
こうした道筋が示されたかのような話でもあったと思います。
 

アスナさん可愛いですねぇ。
キリトと結ばれてから、ますます可愛くなっていきます。
二人が仲良くなればなるほど、私にはアスナが可愛く見えます。
そしてアスナの可愛さが上がるほど、作品の面白さも比例して上がっていく感じです。
 
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ソードアート・オンライン 11話「朝露の少女」(感想) 

感想

キリトとアスナが戦いから解放され、二人だけの静かな生活へ。
自然豊かな山奥へ家を購入し、二人で暮らし始めます。
なんというか、田舎暮らしって現実では中々実行しにくいですが
この世界だと逆にお金さえあれば簡単にできるのかもしれませんね。
(※キリト君は家を購入したらお金がすっからかんになったようです)

そして夜も二人同じベットで寝ているなど
二人でラブラブな姿をみると、幸せマックスな感じが出て羨ましいです。
どうも私は普通に仲の良い王道なカップリングが好きなようで
いかにも見せつけてくれるかのようなキリトとアスナのカップリングは大好きだったりします。
むしろこの二人が仲良くなればなるほど、この作品が面白く感じられるようになりました。

特に泉でキリトくんに肩車してもらうアスナは最高に良かったです。

そしてキリトとアスナの二人が山奥で倒れていた少女を拾い、
彼女の存在を通して、二人は家と家族という意識を強くしたようです。
こうした展開は俗に擬似家族モノと分別できそうですが
仮想世界が舞台のSAOでは、キリトとアスナが夫婦になる展開が必然であれば
このテーマは扱った方がより物語が膨らむと感じたので、良い展開だと思いました。

この世界では生殖が可能かどうかはわかりませんが、
もしできないと仮定するなら、あの世界で家族であることを実感するには
子供を拾って(救って)いくしか、擬似家族モノが始まらないとも感じました。

キリトもアスナも少女を通して、生き方もより変わってきたと感じました。
生きるための戦いから、何かを守るための戦い。
この作品は1話で戦い抜いてゲームクリアしろというゲームマスターの提示がありましたが
キリトの進む道は勝ち抜くよりも、むしろアスナや今回拾った少女を守る戦い。
さらに軍に目をつけられた少年少女をも守るキリト君たち。

そんな少年少女を救った時に拾った少女が発した世界を揺らがせる叫びは一体なんだったのか。
まさかあの作品に存在するノイズ、バグなのか。
キリトとアスナは彼女を守るために、血盟騎士団の団長が暗示したように
再び戦いの道に戻っていくのでしょうか。

まとめ


面白いです。自分の好きな物語展開になっているのでしょう。
キリトとアスナの関係・距離感が好きになっているので
二人の姿を見ているのがとても微笑ましい。
安心した二人の関係がとてもみていて居心地がよいです。
 
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ソードアートオンライン 9話「青眼の悪魔」(感想) 

感想

今回は、キリトとアスナがボスを一目見ますが
ボスが強そうだから二人は一時撤退します。

二人の仲が進展する食事シーン


そして戻った先で二人は食事をとるのですが
もう完全にカップルな雰囲気。

キリトはまだ表面上はアスナに意識はしていないですが
(心の奥底ではたぶん意識している)
アスナ側はキリトを相当意識しているような感じがします。
それはキリトを見るアスナの視線を追いかけるとわかると思います。

特にアスナの作ったハンバーガーを食べて美味しいと言う、キリト。
キリトの発言に笑うアスナを見ていると、やはいアスナはキリトを完全に好きでいます。

あとここでの食事シーンが良かったのは、
強いボスから逃げるという緊張感の極地から解放されて
食事という緊張を解いた状況へ、場面を変えていくのが
緊張→弛緩という物語の緩急の付け方として面白かったです。

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ソードアート・オンライン 8話「黒いキリトと白のアスナ。二人の絆が強まる回」(感想) 

サブタイトルの「黒と白の剣舞」。
黒とはキリトで、白はアスナの事でしょう。

黒と白の物語


最近、キリトの格好が黒づくめな事に
どんな意味があるのだろうと思っていました。
たぶんこの意味を考えると全身黒服な姿は、
他人に寄せつけにくいイメージを与えるからでしょう。

この事は現実においても同様でしょう。黒は相手を遮断してしまう。
つまりキリトがソロプレイヤーである事を表現しているのだなぁと感じるようになりました。

そんなキリトの黒に対しての白い服をまとうアスナ。
有名人で、多くの部下(護衛)がいて、周りに囲まれてる感じで
ソロプレイヤーのキリトとは何から何まで対照的。
白が光を表すならば、アスナの光はキリトの黒をも包んでしまうのかも。
(逆にいえば展開的に、キリトの黒にもアスナが心惹かれているともいえそう)
SAOとは、この黒と白が織り成す物語なのかもしれませんね。

日常(食事)、非日常(戦闘)の使い分けを通して醸成される親睦感


今回はそんなキリトとアスナが、レア食材を通して食事をしながら
一方ではつきまとう護衛の問題に対処しながら、最後はキリトと攻略に向かって
お互いの親睦を深めるような展開でした。
特に後半で、アスナが自然とキリトの手を掴む描写からは
アスナのキリトへの信頼感ぶりが感じられました。

食事シーン(日常シーン)、戦闘シーン(非日常シーン)を巧みに使いながら
様々な接点でキリトとアスナが仲良くなることを描いた回でした。
料理シーンの描き方はなかなかに秀逸。
ゲーム内ではこういうふうに調理が行われるのかがはっきりわかる描写でした。

ちなみにキリトに負けたアスナの護衛の人の執念は凄かったです。
いかにも弱そうなキャラ扱いされていたのが面白かった。
本人だけは強いキャラだと思っているのも、周りからみると滑稽に映ります。

良アクション回


絵コンテは岡村天斎さん。
岡村さんはDTBの頃からアイディアを織り交ぜながら
短い尺で印象的な戦闘シーンを作るのがうまい。
動かすよりも、カッコイイ1枚絵の連続でバシバシと見せていくつなげ方。
見せ場の連続を多用した演出は中々面白かったです。
 
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