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絶園のテンペスト 1話「魔法使いは、樽の中」(感想) 

感想

魔法使いで孤島の島に樽に入ったまま流された魔法使いの鎖部葉風さん。
妹を殺され復讐を誓い、鎖部葉風と契約した不破真広。
不破真広に巻き込まれる形になった滝川吉野。
この3人が今のところ、メインで物語は進んでいきそうです。

どうやらはじまりの樹というのがあって
この樹によって魔法が使えるのが鎖部葉風さん。
でも絶望の樹復活を狙う鎖部左門が葉風を孤島に追いやったようです。
そんな葉風は利害が一致して真広と契約しました。

はじまりの樹、絶望の樹、この二つの樹をめぐりつつ
世界は動いていくようです。

制作ボンズ、安藤真裕監督+シリーズ構成岡田麿里という組み合わせは
P.A.WORKSのCANNANと花咲くいろはと同様。

タイトルにテンペストとありますが、テンペストは嵐。
シェーククスピアの劇にも同名の劇があります。
この劇でも、孤島に漂着・魔法がある世界観のようなので
本作はシェークスピアの劇をモチーフにしているようです。

またモチーフ先が演劇な為か、
映像的には劇的・演劇的な感じで見せていこうという印象を強く受けました。
特にキャラクターの芝居がかった大仰なセリフ。
例えば吉野が「アゲハ蝶が見える」みたいなシーンの所は劇的な印象。
大島ミチルさんのクラシック調の音楽など、
全体的にダイナミックな感じで作られていました。

また安藤真裕さんお得意のアクションシーンも上手かったです。
特に吉野とエヴァンジェリン山本のシーンで
吉野が一瞬の隙をついて山本を傘で攻撃しますが、
山本さんに髪が傘で切れたり、
またその後の山本さんの足払いを掛ける作画のタイミングも気持ちよかったです。
やはりボンズ、アクションには手抜かり無いです。
またボンズなので中村豊さんが原画参加してくれることを期待したいです。
 
話も壮大な印象を受け、かつダイナミックに描いてくれそうなので
次回以降も期待してみてみたいと思います。
 
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[ 2012/10/06 06:26 ] 絶園のテンペスト | TB(21) | CM(0)