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それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィを見る 


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(2006/12/06)
戸田恵子、中尾隆聖 他

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アンパンマンの映画って面白いです。
最近「勇気の花がひらくとき」「ゆうれいせんをやっつけろ」を見て
アンパンマンという作品のすごさに打ちのめされています。

この作品はアンパンマンの主題歌の出だし
「何のために生まれて 何をして生きるのか. わからないまま終わる そんなのはいやだ!」
という歌詞について真正面から向かったような作品です。

いのちとは?いのちのあり方とは?いのちの使い方とは?
何のために何をして生きるのか?
様々な問題提起をしつつも、きちんと答えているように思えます。

annpando-ri000.jpg

さてこの作品のゲストキャラ、ドーリィです。
わがままで自分勝手で他人ことなんか全くお構いなしのキャラです。
アンパンマン世界には通常いない、異物な価値観を持った存在です。
他人を助けるために生きるアンパンマンと
自分のためだけに生きるドーリィが対照的に描かれることが本作の最大の見せ所です。

そんな異物なドーリィを演じるのは安達祐実さん。
芸能人で声優ではない安達さんがプロの声優とは一味違う演技をすることで
作品外の存在、異物感が伝わってくるところが上手い。
また演技的にも気にならないのもポイント高しです。

annpando-ri001.jpg

自分のためだけに生きることは虚しい。
それに気づきつつあるドーリィに差し出された自己犠牲の象徴でもあるアンパン。
誰かを助ける、誰かの為に生きる事の尊さを本作は身をもって伝えています。
ちなみに上記の絵はものすごく好きです。

annpando-ri1000.jpg

演出的にも色々面白くて、
安心な場面、不安な場面においての画面の使い方や俯瞰・アオリの使い方が上手い。
例えば不安・危機な場面においてですが
上のパンを作るジャムおじさん達のシーンは危機な場面なのですが
画面を傾けることで、不安感をわかりやすく伝えていると思います。
他にもキャラの見せ方のアオリ・俯瞰の使い方が明確なので
物語にすんなり入っていけるところに、演出力の高さをうかがい知れます。
 
矢野博之さんも篠原俊哉さんといった
東京ムービー=トムス系の作品に多く関わっている演出家さん達は
地力があるなぁと改めて感心させられ。
そうした地力を味わえるのがアンパンマンなんだなぁと思いました。
 
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「それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき」を見る 

感想

これは面白かったですねぇ。


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アンパンマンってパン工場と町とバイキンマンの根城で応戦している
イメージが強かったのですが、本作は宇宙に飛び出すし
色んな星が出てきては横断するような展開になるしと
とにかくスケール感が抜群で、グイグイ展開に引っ張られる感じでした。

そのスケール感をきちんと表現しているのが、巧妙なカメラワーク。
アオリと俯瞰のショットを交互に織り交ぜたり、
斜めに傾けたレイアウトを採用して、緊張感や臨場感を大いに感じさせてくれます。

キャラクターも魅力的です。
特にゲストヒロインの雛形あきこ演じるキララ姫は
自分の感情に振り回されながらも、勇気がちょっぴり足りません。
お姫様なのでワガママで思いやりにちょっと欠けていて、でも純情で。
でもアンパンマンと出会ったことで、少しづつ彼女自身の新しい何か、勇気を発見する。
このキララ姫の心の変遷が本作の最大の見所です。

そんな彼女は雨が降って来て、雨宿りをするために入った洞窟の中で
アンパンマンに告白をするのですが、洞窟の中=裂け目は
物語的に子宮のメタファーとしても使われますが
そんな場所でアンパンマンに告白をしたキララ姫の描写を見て
本作はアダルティックな面もある作品だと確信しましたし、傑作の予感もここでしました。

キララ姫はアンパンマンは自分だけが好きだと思っていたようですが
実はアンパンマンはみんなが好きと知り、
好き≠恋愛的好き、では無い事に傷つき、
彼女はアンパンマンの力の源である勇気の花のエキスを割ってしまう。

この後、例のごとくアンパンマンは一回はバイキンマンにやられます。
そして新しい顔にチェンジしますが、力の源である勇気の花のエキスがないまま作った
アンパンマンの顔では勇気が出ません。
そして強いバイキンマンの攻撃に、勇気が出ないと臆病になってしまいます。

なんとここでアンパンマンのアイディンティティの崩壊。
ヒーローとして、アンパンマンとしての意義が問われる展開。
なんという自己言及的な内容に、驚きました。
最後はゲストヒロインのキララ姫の勇気によってアンパンマンは救われ
めでたし、めでたしで終わります。

という感じでおおよそ56分間の映画は終わります。
56分でぎっしり詰まっているので、とても見やすくかつ面白いです。

最後に。
本作ではとりかへばや物語的なモチーフ、つまりキャラの入れ替わり展開があります。
そんな本作が公開されたのは1999年。同じくとりかへばや物語のモチーフが
使われた∀ガンダムも同じ年に放映されました。
なんだかガンダムとアンパンマンと接点がない作品でも
何かしらの縁を感じてしまいますね。
 
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