翠星のガルガンティア6話を視聴。
後半のエイミーの踊りが印象的だった。


幻想的なオーロラのようなものの背景にしながら踊るエイミー。
レドの心もエイミーの踊りに何かを感じたようだった。
何よりエイミーの踊りの柔らかい繊細な感じで動くのが素晴らしかった。
これは何度でも見たいシーン/踊りだったと思う。


またエイミーの踊るカットの間に、飴や
タコカニみたいなものが挟まるのも良かった。
渦上模様を描く飴は、エイミーの踊りそのものや、甘さを象徴し
タコはエイミーの可愛さを象徴するかのようだった。
今回の絵コンテ・演出は山内重保さん(演出は木村延景さんと連名)。
そして、今回のガルガンディアを踏まえて
ロボットアニメ/踊り/山内重保という3つのキーワードを取り出した時、
思い出されるのは、富野由悠季監督作のブレンパワードだ。
山内さんはブレンパワード18話の「愛の淵」でコンテを担当し、
ネリーの機体ネリーブレンを氷上でスケート(踊り)をさせている。


キャラとメカという違いはあれど、踊る事自体はアニメ表現的に大きな意味を持つ。
踊るシーンは枚数も使い、さらに踊りとして表現的に成立させないといけない。
こうした回に山内さんが担当しているのは偶然なのだろうか。
ガルガンディアの山内さんの起用が、ブレンパワードを踏まえてのものかは不明だが、
前回でもチェインバーを焼肉鉄板代わりにさせる、踊り回に山内さんの起用するなど
私の中では富野さん的なものを感じてしまう。(※たぶん、こういう見方は良くない)
ただ踊りシーンが、社会に不慣れなレドを導くエイミーとの関係を描くときに
今回のクライマックスとして抜群に機能していたというのは間違いないと思う。
レドがいよいよ開花していく前兆を見せたのが、今回だった。
まとめ
踊りのシーンで二人の関係はより深まったと思うが、
それだけに踊り終わった後の、暗雲っぽい感じの空気は見逃せない。
ブレンパワードでも氷上スケートの後、ネリーは死を迎えてしまい、
踊りの後には悲劇を迎える可能性もある。
その意味でも今後の展開、レドとエイミーをどう描くのか興味深い。