「アルドノア・ゼロ」9話は、ライエがアセイラム姫を絞殺した展開が衝撃的だった。
※アセイラム姫が本当に死んだかどうかは今後の展開次第。



私は、アセイラム姫のお風呂シーンはサービスシーンかなと思って見ていたので、
いきなりの展開、しかもこの回の時点では姫が死んだように描かれていて驚いた。
このアセイラム姫を殺そうとするまでに歪んだ想いを抱いたライエを見て
アニメ「SHUFFLE!」のヒロインの1人である芙蓉楓の通称「空鍋」を想い出した。


空の鍋を回す楓に当時驚いたものであった。
楓もいわゆるヤンデレ化したゆえの行動であるが、
ライエも含めどちらもキャラクターの歪んだゆえの行動を描いている。
ではなぜ私は「アルドノア・ゼロ」を見て「SHUFFLE!」の空鍋を思い出したのか。
理由は、この空鍋の描写があった19話「忘れ得ぬ想い」の
絵コンテ・演出が「アルドノア・ゼロ」の監督であるあおきえいさんであること。
脚本が「SHUFFLE!」19話「アルドノア・ゼロ」9話ともに高山カツヒコさんであること。
今回の「アルドノア・ゼロ」9話の絵コンテが二瓶勇一さんであること。
端的に言えば、「SHUFFLE!」の空鍋の演出を仕掛けた
あおきえいさんと高山カツヒコさんが「アルドノア・ゼロ」に関わっているから
キャラクターの歪みが描かれる引き出しを使ってきたという印象。
また今回9話の絵コンテの二瓶勇一さんも
「SHUFFLE! 」の4話・9話・12話・13話・20話を絵コンテを担当し
「SHUFFLE!」には縁深いスタッフでもある。
まとめ
あおきえいさんと高山カツヒコさんといえば
「喰霊-零-」のイメージが強かったが、その前に印象に残る仕事は
「SHUFFLE!」の19話の空鍋だった事を思い返させてくれた。
あおきえいさんは楓やライエのような歪む女の子の瞬間を描くのが好きなのだろう。
(※これは「喰霊-零」の諫山黄泉の描き方にも通じる)
そして、あおきさんのオーダーを「SHUFFLE! 」スタッフの二瓶さんが応えたのだろう。
こうした瞬間をライエの歪み方から感じた。