「Fate/stay night UBW」22話では、ufoableの演出の神髄が見えた。
それは士郎、凛、セイバーの3人が、
士郎の家でギルガメッシュと戦う作戦を考えるシーン。
凛が士郎との会話で、
ギルガメッシュの武器に対抗できるのは
近い能力を持つ士郎であることに気づき、
士郎の居間のテーブルを回りだす。

ここでFate/Zeroからのお馴染みの回転する会話劇が、
凛によって繰り広げられた。

stay/nightの前史にあたるFate/Zeroの1話では
凛の父の遠坂時臣が、娘と同じように回る会話を見せてくれたが、
遠坂の血は回りながら回転させる因縁でもあるのだろうか。
しかしそれ以上にこの演出で、回転と同じぐらいに大事な点がある。
それはテーブルを中心に凛が回っていることだ。
つまり、テーブル⇒table⇒ufotableつまり制作会社ufotableが会社自身の名を表す
テーブルを使って回転演出を仕掛けてきたのだ。
まさにufotableの回転演出、その神髄を見せてくれたのだ。
こうしたufotable制作作品でグルグル回りながら話すのを
ufo会話といってよいのかもしれない。