「下セカ」2話と湖山禎崇さんと「入院ボッキ物語 おだいじに!」 

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」2話。
1話と変わらず、下らない下ネタのオンパレードで面白かった。
そんな2話の絵コンテ・演出は湖山禎崇さん。

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※テロップという見せ方が面白い

湖山さんはギャグが得意な方というイメージ。
「のらみみ」の監督や、「ミルキィホームズ」のコンテでもわかると思う。

そんな湖山さんが過去に監督を手がけた作品がある。
「入院ボッキ物語 おだいじに!」(1991年)である。
※タイトルが良い意味でひどい…

allcinemaというページに解説があるので引用する。 

「WEEKLY漫画アクション」で漫画家おおつぼマキが連載したスケベ高校生の入院コミック『おだいじに!』を全2巻のOVA化(各巻およそ45分)。発売元の株式会社バップによる同社10周年記念オリジナルアニメーションビデオとして刊行された。高校生の少年・根岸歩。バイクの無謀運転のため、両手と片足を骨折した彼は全治6ヶ月の入院生活を強いられることに。頭の中がスケベなことでいっぱいの根岸は、手が使えないことを理由にして何とか自分のアソコをナースにさわらせようと奮戦。さらにはナースの女子寮へ忍び込んだりする根岸だが……。本作の実制作は後の『超特急ヒカリアン』などの東京キッズが担当。監督は後年に『マイアミ★ガンズ』などを手がける湖山禎崇。

頭の中がスケベなことでいっぱいの根岸は、
手が使えないことを理由にして
何とか自分のアソコをナースにさわらせようと奮戦。


という一文が良い意味でひどい…

また「入院ボッキ物語 おだいじに!」は、
WEBアニメスタイルの「もっとアニメを観よう」の
第19回 中澤一登の「衝撃を受けたアニメ10本」でも、
10本には取り上げられていないものの話題に上がっている。

── じゃあ、せっかくだから、ざっと心に残ってるもののタイトルを挙げてくださいよ。
中澤 「ラビリンス*ラビリントス」でしょ。「走る男」でしょ。あと、『ボビー(に首ったけ)』もそうだし、『妖獣都市』もそうだし。今(敏)さんの『PERFECT BLUE』。僕は、あれ、凄い好きなんです。難しい事は分かんないけど、面白かった。あとはね、『(入院ボッキ物語)おだいじに!』とかね。
── 何? 『おだいじに!』って。
中澤 知らないでしょー。まだまだだなあ、アニメ様も(笑)。凄い名作ですよ、アレは! 庵野秀明も絶賛したという。
── エロアニメ?
中澤 ……に近いんですけど。バルクで作ってたんですよ。『緑山高校(甲子園編)』と同じところですよ。『緑山高校』も好きなんですよね。
── 『緑山高校』も知られざる傑作ですよね。
中澤 そうですね。だから「キル・ビル」で、あの感じを甦らせたつもりなんですけどね。
── ああ、なるほど! 線の感じとか近いですね。
中澤 同じですよ。あのまんまやりましたから。
── 『おだいじに!』っていうのは、何がよかったんですか。
中澤 面白い! 監督が、あにまる屋の人(湖山禎崇)なんですけどね。
── マンガ原作ですか。
中澤 マンガ原作。おおつぼマキという人だったんじゃなかったかな。作監は、水村(良男)さんという人でね。10本に入れようかと思ったんだけど、あまりにもマニアックなのでやめました(笑)。

中澤一登さん曰く、庵野秀明さんも絶賛したアニメ
それが「入院ボッキ物語 おだいじに!」である。

きょうのビデオサルベージさんのレビューを見ても、

四六時中セックスのことばかり考えているヤリたい盛りの超スケベ高校生・根岸が入院先の病院で巻き起こす騒動と、彼に迷惑をかけられる人々の右往左往する姿を描いたエロコメディ
 
と書かれ「入院ボッキ物語 おだいじに!」が下ネタな作品であることがわかる。

つまり「入院ボッキ物語 おだいじに!」を手がけた湖山禎崇さんだからこそ、
「下セカ」に声が掛かったのではないかと思ってしまったのだ。
単純に湖山さんがギャグものが強いから呼ばれたというのが妥当な見方だが、
いずれにせよ湖山さんが「下セカ」に負けず劣らずの下ネタアニメを
24年前に監督していた事実に変わりはない。

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※ヒロインにこんな動きをさせるのも凄い。

「下ネタ」アニメに縁が深い湖山禎崇さん。
「下セカ」でも独特の湖山ワールドを堪能させて頂いた。
 
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[ 2015/07/12 06:35 ] 下セカ | TB(3) | CM(0)