小学校の父親参観日。
キテレツやブタゴリラの父親たちが参加する中にコロ助も学校に来てしまう。
そして親子共々、野球をすることになった。
今までで一番面白かった。
大事なのはキテレツのアニメの方向性を
決めた部分を感じられたこと。
①コロ助とコロッケの初めての出会い
②熊八が主役級に目立つ(熊田親子の大活躍&暴走)
③発明道具に頼らない展開(+キテレツパパの心意気)
①でコロ助はコロッケに出会う。後の主題歌でも扱われる
コロ助とコロッケの永遠の関係が始まる。
②は度々出てきた熊八が今回はとにかく目立つ。

ブタゴリラ並みに野菜を使った言葉づかい。
「八百八は野菜の落合」(要は安い・上手い・新鮮の三冠王って言いたいらしい)

熊八はコロ助をねぎぼうずと言って、二人の因縁が本格的に始まったのも今回。
(ねぎぼうずって、今までにも言っていたような気もするが…)
③は今までは発明道具が引き起こす騒動で話を回していく展開が多かったが、
今回は道具を使うのは卑怯だとキテレツパパがキテレツに叱って
道具を使わせない展開にしていたのが新鮮だった。
パパの男らしさ・パパらしさを上手く見せていた。
熊田親子の活躍が目立ちながらも
最後はキテレツパパや、最後はアウトにはなったが
ブタゴリラから打ったコロ助のかっこよさもきちんと感じられる話。
全体的な構成が見事だった。
今回の脚本は雪室さんかなぁと思ったら山田隆司さんだったので、
キテレツの暴走は雪室さんだけではなく、
山田さんも一役買ってたのかなぁと思いながらクレジットを見ていた。
あと今回はコロ助と熊八のにらみ合いから試合が始まるカット繋ぎや
コロ助とブタゴリラの勝負が巌流島の決闘に見立てられるなど
面白い画を見せてくれるなどコンテが良かった。
コンテはたなはしまさと=棚橋正人。
1985年版のオバQの演出・タッチの作画監督を担当。
作画監督 山内昇寿郎 原画 時永宜幸 清山滋崇 大谷敦子 小西洋子 横山彰利
今回でED曲「マジカルboy マジカルheart」は終了。クセになる曲だった。