「皆人さんの力を下さい」(結)セキレイ2期も最終回です。
-あらすじ-御中による帝都タワー大爆発による大脱出劇。
皆人、結・くーちゃん・月海・松・風花・焔、それぞれの戦いが区切りに
皆人と掬は御中から千穂の薬を手に入れるが、帝都タワーは完全爆破。
タワー周辺が崩壊する中、皆人と結は助かるが、
2人に待ち受けていたのは、懲罰部隊筆頭鴉羽だった。
結以外のセキレイが倒れ、結も鴉羽との圧倒的力の差を見せ付けられる。
その時皆人は、そして結の中で何かの変化が・・・


-感想-お話としては御中を宇宙に放り出すという展開。
懲罰部隊の鴉羽との戦いを通して、皆人のセキレイ達の団結力と
千穂の病気が治る事で一応途中経過の区切りをつけた感じでした。
出来うる範囲でそれなりにまとめたのではないかと思います。

今期のメインで描かれてきたと思われる千穂と細女。
細女が死なず、二人がいつまでも一緒にいられたらと考えると
どれほど良かったかと思います。それだけ細女の死は重かったですね。
ただ千穂の病気が治り、一人立ちできたのが救いなのでしょう。
皆人と結の接吻を行って、挿入歌が流れますが
最終回でのこうしたベタ演出は盛り上がりますねぇ~。
また絶望的な状況下の中でセキレイ全員があきらめずに
鴉羽に立ち向かう姿はサブタイトルの「真実の絆」
つまりアシカビとセキレイの理想的な関係を見せたのでは無いでしょうか。最終回は作画レベルが段違いで上がっていて、
キャラが可愛いくて、見ているだけで十分眼福なビジュアルでした。
作画監督:友岡新平 原画:細田直人 加藤剣 小田裕康 砂川正和 他
-シリーズ全体の感想-ほとんどの原作有のアニメはアニメが始まってから読むのですが
この作品は原作から先に入りました。
原作が終わっていない、それも多くの部分が語られていない状況下の中、
アニメは原作に誠意を見せたオリジナル展開を行う事で
アニメ的な面白さを追及した作品だったと思います。
「セキレイ計画」などの設定に関しては、語られないだろうというのが
わかっていましたので、展開に関しては割り切って見ていました。
正直、原作よりお話の展開がテンポ良く、
またキャラのアクションがよりしっかり表現されているので
アニメが原作の良さをきちんと拾いあげて上手に昇華した作品だったと思います。


2期は
「くーちゃん」=花澤香奈を所々で可愛いキャラとして目立たせていて
ロリキャラ好きな私としてはその部分で満足のいく仕上がりでした。
セブンアークスの追っかけとしては、毎回でこぼこな作画レベルが好きですね。
悪いときもあれば、良い時もある。後半は総じて良かったと思いました。
砂川正和さんや玉木慎吾さんの力量も拝見させて頂きましたし。
あと最終回もそうでしたが、福田道夫コンテは空気感が違いますね。
3期があるかはわかりませんが、伏線貼りまくりなので期待しましょう。
最近の途中で終わってしまう作品は最終話で続編がある事を期待させるような描写をして、
ファンに続編を見たいと思わせる作りをするんだなぁと今更わかりました~♪。
草川監督、吉岡たかを氏以下スタッフの皆様ありがとうです。
いつまでも幾久しく・・・