マジンガーをやると聞いて、「また永井豪の悪いリメイクなのでは」と思い
見る気は無かったのだが、監督が今川泰宏と聞いてしまうと、そうも言ってられない。
Gガンダム・ジャイアントロボと90年代のロボットアニメを
引っ張った今川監督の新作ロボットアニメはさすがに見逃せない。
そして鉄人28号以来のロボットアニメ監督。
ここ最近はシリーズ構成や脚本と文芸的な仕事が多かったし期待してしまう。
相変わらず、1話からキャラクターを惜しげもなく投入して全員把握できないし
スペクタクルな映像を全力で出すダイナミック過ぎる演出手法は未だに健在。
全キャラに見せ場を作っているし、かっこいい映像もグロい映像も満載。
巨大感を出す構図や激しいカット割りと、まさにてんこ盛りな状態である。
だがそれこそ今川の作風であり、このテンションについていかねばならない。
正直、アスラクラインもそうだったけど、何がどういう因果で起こっているのかは
よくわからない。わからないが、何か面白い、そういった力があるなぁと思った。
ただわからないながらも、光子力研究所とそのメンバー達が追い詰められる様は
1話ながらにやはり中々にスリリングだ。
1話のサブタイは「大団円」というようにまさにクライマックスだった。
終り方が「俺たちの戦いはこれからだ」という打ち切りっぽい展開で締め括られていて
2話からがちゃんとしたお話が始まるのだろうかと思った。
今後も見ると思うが、感想は不定期になりそう・・・。