面白い!!面白い!!
グイグイと見いってしまう面白さ。
何でこんなに面白いんだろうと、考えたけど
結局は前回と同様の感想なんだけど、原作力の確かさだと思う。
正直、最近は原作見てないけど、原作が面白いからだというのはわかる。
エドがアルを助ける為、錬金術を捨てる展開が面白かった。
賢者の石は使わない、ホーエンハイムの命も使わないという選択肢の中で
最後の策としてエドが錬金術を捨てるという選択を選ぶ過程はぐっと来た。
それはホーエンハイムがお父さんらしい事をしたいという一心から
ホーエンハイムがアルを助けるという展開も有りなんだろうけど、
誰の命も犠牲にしない方法があるという最上級の答えを求めた
エドのスタンスに共感できるというわけで。
何よりアルからもらった自分の右腕を見て結論を下すのが良かった。
そして最後の手段としての錬金術の放棄。
その答えの本質は、錬金術が世界を変えるんじゃない。自分の意志が大事なんだ。
錬金術よりも、弟が!!仲間が大事なんだ!!という、エドの一連のメッセージなんだろう。
実はエドのこの考えこそ「真理」なのではないかという所まで、つながっているのが良い。
このアルを救出するというエドの思考過程そのものが本作のテーマを
象徴的に表しているんだろうなぁと感じた。
そしてホーエンハイム。
完全にラストを持っていってしまったが、お父さんらしくあろうとした事。
アームストロングに感謝の意を告げられ、号泣した事。
奥さんの墓の前で全てをさらけ出して、話した事。
そして、消えてしまった事。こういう展開につくづく弱い。
己が生み出した元凶が葬られ、全てが終わり、安らかに消えるその姿は
「うしおととら」のとらを連想してしまった。
本作の主人公はエドであり、裏主人公はホーエンハイムという
構造なんだろうね。
来週は最終回。完全な後日談になるであろう。
これからがエドとアルの真の旅立ちだという事を表現するのだろう。