ヱヴァンゲリヲン新劇場版Qの展開を会社のありように例えると 



休職中の社員=シンジ
自分の部署=ミサト達側のネルフ・現ブンター
本社=ネルフ
本社の先輩社員=カヲル君
クビ=カヲル君の首

とそれっぽくなるのではないのでしょうか。

この上のツイートに付け加えるならば、
シンジ君がガフの破の最後で扉を開いたことが
サードインパクトの引き金になった事を考えると
出戻りの社員は過去に相当な事をやらかして休職したともいえるでしょう。


一方でゲンドウはカヲル君の存在を「ゼーレから遣わされた少年」と言い
カヲル君が死んだことで計画が一歩進んだようなような事を示唆した事も踏まえると、



親会社=ゼーレ
子会社=ネルフ
子会社のTOP=ゲンドウ
出向社員=カヲル君
出戻りの息子=シンジ

ともいえるでしょう。

しかもカヲル君のシンジ君を助けたい善意を利用するのですから
リリンの王たる子会社のTOPゲンドウ君は流石です。

出向社員で先輩なカヲル君はシンジに男になってもらおうと
一緒に仕事をしてわけですが、ゲンドウの策略にはまってしまった為に
自分とシンジの二人で一緒に同じ会社で幸せになれない事を悟ったようです。
でもこのままゲンドウのシナリオで進むならばと途中で自らクビになったわけなのでしょう。
会社のクビとカヲル君の首が奇妙に符合してしまうのが辛いですね。
 
最後にヱヴァの世界は、ゼーレからネルフが生まれ、
ネルフの若手達を中心にヴィレが組織される。
アニメの制作会社も老舗の会社から若手が独立して新会社を作るケースが多いので
ヱヴァの組織はアニメの制作会社の縮図なのかなぁなんて見てしまいます。
ヴィレはスタジオカラーなのか?どうかが気になります。
 
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[ 2012/11/25 17:45 ] ヱヴァンゲリオン | TB(0) | CM(1)

冬月コウゾウ視点からのヱヴァンゲリヲン新劇場版Q[感想] 

ヱヴァンゲリオン新劇場版Qを見て改めて思ったこと。

感想はヱヴァンゲリヲン新劇場版Qはガキシンジを完璧に描いた大傑作!(感想)

個人的にやはり良かったのは、シンジと冬月の絡み。
冬月コウゾウファンとして、この二人の絡みこそQの真骨頂だった。


元々冬月はTV版から基本的なスタンスは受身。
自分から積極的に行動する事はなく、
ただゲンドウの傍で進んでいくシナリオを傍観するのみのキャラとして描かれていた。
ユイとの出会いも、ゲンドウとの出会いも全て彼らからのアタック。
ネルフに参加することになったのもゲンドウの作戦。
ゼーレに拉致され、最終的には加持に助けられ時も自分で動く気配は見せなかった。

とはいっても、冬月の行動原理はゲンドウと同じユイへの再会と思慕にあり
ネルフへの参加と補完計画への協力という点では意志をみせている。

唯一、積極性というかシンジやアスカと接触した例としては
TV版9話でパイロットとしての本分を諭したことぐらいだった。
これは諭した時の状況がゲンドウ不在であり、司令代行だった為であるからだろう。
基本的にはそんなに積極的ではない。

そんな殆ど、自分から動くことが無かった冬月コウゾウが
自分からシンジに対して将棋を打とうと誘う。
初めて自分からの行動を見せたのがヱヴァQなんですよ!

将棋を通してシンジに対して過去の事をお母さんの事を話す冬月。
おそらくユイ君の話がしたくて仕方がなかったのだろう。
ゲンドウとはそんなにユイ君の話はできないだろうし。

それにしても服の中にユイ君の写真を忍ばせてあったのは凄かった。
これは私の妄想だが、ゲンドウが過去のユイ関係の写真などを全て抹消したということは
冬月が持っていたユイ関係の資料も全て抹消してもおかしくはないと思っていたので、
写真を持っていることに対しては、隠し通していたのかなと思った。

そんな冬月はシンジと話し終えてから自分の事を嫌な役割であることみたいな事を言っていたが
それは自分の思慕した女性の忘れ形見に対しての想いであり
またはゲンドウを知ってほしいという願いであったのかもしれない。

こうした冬月の描かれた方の理由としては、

① 大人側からシンジに手を差し伸べるキャラの必要性。
② ほぼ何も知らないシンジ=観客に情報を与える存在としての役割。
③ 冬月というキャラの新解釈として、新しく盛り込みたかった要素。

以上が挙げられるのではないだろうか。
特に①に関しては、大人側に属したミサトもリツコもゲンドウも突き放し続けた
Qの世界で唯一、大人側から手を差し伸べたのが冬月コウゾウだったわけであり
この点を考慮すると、シンジにもまだ見ている人がいるという事を
冬月を通して描きたかったのではないかと推察できる。

まとめ


このゲンドウから言わせれば冬月のこの行動も
「これもシナリオ通り」なのかもしれない。
もしくはゲンドウの心境を読んで冬月が動いたのか。

どちらにしても状況を傍観していた冬月という男が見せた行動に対して
長年の冬月ファンからすると心打たれるわけである。

冬月もQになって老いた。14年過ぎたということは既に74歳。
ますますその尖ったアゴにも磨きがかかっていた。
30年以上前に出会った教え子に対して思慕する点で、
老境に差し掛かってもいつまでもユリンを思慕し続けるフリットの姿と被るところがあった。

果たして冬月コウゾウは新劇場版でも祝福されるのか。
この点を期待して、最後のシンの鑑賞に備えたい。

それにしても「後31手で君の詰みだ」ってシンジに言ったあとに
31分後にカヲル君が自爆する展開する話もあるそうだ。次見るときは確かめたい。
冬月の目は全てを見通せる。
 
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[ 2012/11/23 08:14 ] ヱヴァンゲリオン | TB(0) | CM(1)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版Qはガキシンジを完璧に描いた大傑作!(感想) 

ヱヴァンゲリオンQを見てきた。

ずっとテンションが高鳴りっぱなし。
私は序や破では、今までと違ったエヴァを見られたことで
「おぉこれが新しいエヴァかぁ」と思ったのに対し、
今回のQは「これが私の望んでいたエヴァ」に満ち溢れていた。
それは結局はシンジ君が徹底的にダメに描かれていた事に集約される。

以下ネタバレ感想。

変わった世界と取り残されたシンジ


起き上がったシンジ。
綾波を助けて気絶して一日・数日ぐらいしか経っていないと思っていたのだろう。
しかし実際には状況は激変し、14年間の時が刻まれていた事を彼は知らなかった。

シンジが綾波を助けるためにガフの扉を開いたことでサードインパクトが発生。
世界は荒廃し、大半の人類は死んだようだ。
ミサト達ネルフの若い層は、マリが属していた組織と呼応してゲンドウに反乱を起こした。
一方でゲンドウ・冬月は相変わらず計画を進めている。
以上が14年間の歳月で起こったわけだ。

シンジ以外のキャラ、ミサトやアスカ達はこの変化に対してスタンスを確立しているが、
浦島太郎状態なシンジには状況を理解できないようだ。
もしくは情報で理解してもそれを理解したくない気持ちで溢れているように見えた。

この浦島太郎状態なのは映画の観客も同じであり、
まさにシンジ君と同じ境遇に観客も置かれたわけだ。


それは全体的に大人のキャラ達はより少し大人びたデザインになっていたぐらいで
さして大きな変更もなく、アスカやマリに至っては14歳のままにみえるデザインだ。
こうしたキャラデザイン面で時間軸を感じさせないように見せるトリックを用いて
明らかに今までのヱヴァには出てこなかった存在
鈴原トウジの妹「鈴原サクラ」がシンジより大人びた存在として登場させ名乗らせることで、
シンジ君と観客を浦島太郎状態から解放させる展開には舌を巻いた。
※最後はアスカが「エヴァの呪い」と言って、変わらない理由も説明してダメ押ししている。

そしてここから描かれるのは、
変わった世界と変わらない浦島太郎な碇シンジが変わった世界を受け入れられないこと。
特にポイントなのは、この世界を変えてしまったのが
他ならぬ自分自身:シンジである事を受け入れられない姿だ。

カヲル君との出会い(再会)・庵野秀明の世界への認識


突如現れた零号機に綾波がいたことで、綾波に導かれるままついていくシンジ。
朽ち果てたネルフに戻ったシンジは綾波・ゲンドウと会い、カヲル君と出会う。
いや正確に言うと前エヴァの事を考えればカヲル君との出会いは再会といえる。

綾波はどうやら破までに出てきた綾波とは違う存在。
TV版エヴァでいえば、23話以降に出てきた最後の綾波に相当する存在だ。
シンジは以前の記憶がなく今までの綾波以上に感情が希薄な綾波にすがろうとするが
差し出した本は読んでくれない、質問に何も答えてくれない。
シンジは綾波を助けた事を疑問視し、一方で復元されたウォークマンも相まって苦悩する。

シンジにとってわけがわからない、藁にも縋りたい気持ちである事は確かだ。
状況は違えど、突き放すアスカや反応がないレイが自分に遠い存在になった
テレビ版エヴァとQのシンジは同じような精神状況に陥っているといえる。

そんな時に現れるのはやはりカヲル君。
シンジに対して愛を振りまくその姿勢はTV版エヴァと変わらない。
むしろTV版のエヴァで自分自身の手で救えなかったからこそ、
今度こそは自分がシンジ君を導いて救いたいという気持ちでいっぱいのようだ。

カヲル君は、一緒にピアノを弾くことで、
人とシンクロすることの楽しさ・尊さを教える。
(このピアノがQで使われたモチーフの中で最も意味合いが強いだろう)

ただ結局シンジに世界を変えたのは君自身である事をカヲル君は突きつける。
シンジは自分はただ綾波を助けたかっただけだと主張するが、
どうにもその声は自己弁護の声でしかないようだ。
そしてその後のシンジは寝室で身体を丸めて眠り、
外界をシャットダウンするような態度を取るのが象徴的でもある。

ただカヲル君はこうも言う。「ヱヴァで変えた世界はヱヴァで変えられると」
カヲル君は、絶望に満ちた世界を創ったのはシンジ君なら
世界=セカイを変えられるのは君自身だとも説く。
変えることこそが希望であるとシンジ君に説いているのだ。

ここでヱヴァの原作者、庵野秀明氏について振り返りたい。
庵野氏はTV版エヴァを制作していた頃から、
オタク層は閉塞的な存在であるという趣旨のもと、オタク批判を主張していた。
また最近でも似たような主張を朝日新聞のインタビューで展開している。

(本日の朝日新聞で庵野秀明インタビュー)
http://blog.livedoor.jp/evafan/archives/51637131.html

そんな庵野氏の変わってほしいという想いが込められて作られているのがEVAである。
それは当時のインタビューや旧劇場版を見ればひしひしと感じるし、
この「変化」こそがエヴァ・ヱヴァの最大のテーマともいえる。
そして今のヱヴァでも、カヲル君を通して変わることの肯定性を訴えかけている。

庵野監督自身も安野モヨコさんと結婚を経て変わった部分があるのだろう。
そもそも旧劇場版公開時期は、エヴァの続編は製作しない趣旨の発言をしてており、
その発言を一転させてヱヴァを作っているわけだから、庵野監督は変わったのだろう。

さてQ本編に話を戻す。
カヲル君が指し示した未来に対して、ついて行くと決めたシンジ君。
しかし変わること≠安易にすがること・人についていくことは違うのだ。
この安易にカヲル君にすがってしまった悲劇がQで描かれることになる。

序・破と違って徹底的に描かれるダメシンジ・ガキシンジ


ガキシンジというアスカの言葉は本作のシンジを最も象徴している。
バカの方が可愛げはあるし、矯正できるというアスカの気持ちもあるからバカと言うのだろう。
でもガキは違う。ガキは子供だ。
言ってもわからない、しつけないとわからないという気持ちで溢れている。
だからQのアスカはシンジに殆ど説明せず、
まるで子供を躾けるかのように叩いたり、引きずたったりと行動する。
アスカも実年齢28歳だから、シンジとはまさに子供と大人になってしまっているのだ。

序や破ではカッコよく、特に破での使徒に取り込まれたレイに対して「綾波来い!」って言い
究極的にカッコイイシンジ君の姿を見せられてからのこのダメシンジ君展開には痺れる。
さらにいえば公開前日に金曜ロードショーで破の放送を見てQを見た観客にとっては
カッコイイイメージ→ダメイメージの落差を激しく体感したに違いない。

そんなQのシンジはミサト達周りの人の言うことに耳を傾けず、
零号機のエヴァと一緒に逃げてしまった。
乗るなと言われたヱヴァにも安易に乗ってしまった。

さらにカヲル君と一緒に世界を変革しようと誘われたのはいいが、
リリスの前でカヲル君が立ち止まって「おかしい」と言っているのを聞かないで
「この槍を手にすれば世界が変わる」という甘い幻想だけを抱いて
シンジ君はカヲル君の言葉も聞かないで、13号機を進ませる。
ここでシンジ君は結局、カヲル君の事をきちんと見ていないで
甘い言葉で自分を誘ってくれたカヲル君の幻想に捕らわれているように見えた。
まさに言っても聞かないガキシンジの姿がそこにある。

結局シンジはカヲル君の事を見ていなかったと断言できる。
そしてその代償となったのは、カヲル君の死だ。

カヲル君は本当に本当に、こんなダメなシンジ君でも助けたかった。
そのカヲル君が献身的であればあるほど、シンジ君のダメさ加減がより際立ち、
そしてそんなシンジ君のダメさ加減に、私は感動してしまうのだ。

自分自身の安易な救いを求めて、最後に自分に優しくしてくれた人まで殺す。
安易さの悲劇を描ききった傑作。それがヱヴァンゲリオンQなのだ。

カヲル君の自己犠牲によってフォースインパクトは避けられた。
(カヲル君が第一使徒から第十三使徒に落される展開はまさに裏切りっぽくて良い)
そして最後は立つ気力もないままアスカに引っ張られたシンジ君の姿は
まさにガキシンジの無様な姿を見事に描ききっていた。
さらにいえば世界を変えてしまったシンジの加害性という新しい側面を描きつつ
自身の加害性を全く理解したくないようで、安易にカヲル君にすがった点を含め
ガキシンジという領域にまで昇華したのは、まさに庵野監督の愛ゆえであろうと思う。

序・破のカッコイイシンジだけではない、ガキシンジの姿も
ヱヴァンゲリオンのシンジというあり方なのだと思う。

世界を変えたシンジ君=アニメ界を変えた庵野秀明


この新ヱヴァのシンジ君の存在は、エヴァンゲリオンを世に放ったことで
アニメ・オタク界隈を変えてしまったという庵野監督の苦悩なのかもしれない。
商業的にも製作委員会方式が主流化する走りとなり
マニア向けアニメの乱立のキッカケとなったエヴァンゲリオン。
物語的にもポストエヴァンゲリオン症候群=セカイ系の走りとも言われたエヴァンゲリオン。
エヴァが世界を変え、その変えたセカイがヱヴァという事もいえるのだ。

そんなTV版のシンジ君は基本的に翻弄される存在であったが、
それは庵野監督がTV版エヴァを製作時には
状況に翻弄されているという思いも強かった意味合いもあったのだろう。
でも今回、世界を変えた責任を方々に問われるシンジ君を描いたことは
庵野監督が世界を、状況を変えた責任を感じているからだろうとも思った。
(もしかすると実際に言われているのかもしれない)

つまりヱヴァの世界は例えるなら、
エヴァによってアニメ・オタク界隈が変わった後の世界でもある。

それはTV版放映当時、
ファーストインパクトが宇宙戦艦ヤマト
セカンドインパクトが機動戦士ガンダム
サードインパクトが新世紀エヴァンゲリオン

と言われて、アニメの世界を変えた見方もされていたのだ。

そんな世界を変えてしまったシンジ君=庵野監督は変えた世界に苦悩するのだ。
この苦悩を描いたのがQであるだろうといえるのだ。

エヴァンゲリオンは庵野監督のプライベートフィルムとも評されたが
この光景はヱヴァンゲリオンでも変わらないと感じた。
つまり庵野監督は変わったとしても庵野監督だったのだ。

だからこそ、庵野監督はもう一度フォースインパクトを起こすことで
世界を変えようと決心しているのかもしれない。

前エヴァと比較して


今回のQの後半は渚カヲル君登場回、24話の「最後のシ者」を再構成した展開に見えた。

まず前半のシンジ君に乗るなというミサト達の忠告は
TV版ではゲンドウによる初号機凍結ともリンクしているように見えた。
ミサトの反乱にしても、TV版ではミサトがネルフの情報を探ったことでわかるように
ネルフへの不信感はあったわけで、その不信感による叛意をヱヴァでは実行したわけだ。

また後半でもあった13号機VS改2号機の戦いは、24話の初号機VS弐号機の戦いの再現であり
カヲル君とシンジ君のピアノを通しての交流は
「歌はいいね。歌は心を潤してくれる。 リリンの生み出した文化の極みだよ」
というTV坂のカヲル君の名セリフを踏まえた新解釈といってもよいだろう。

そしてカヲル君が首を引きちぎるかのように死んでいく姿もTV版を踏まえている。
またシンジが「カヲル君、君が何を言っているかわからないよ」という台詞を吐いた時は
このセリフを聞きたかった身として、心にグッときた。

私自身は展開や状況はTV版エヴァとは全く違う展開ならも
私的にいえば感情の線でTV版エヴァを極めて引き継いだもののように見えた。

破はTV版との比較でいえば19話「男の戦い」までの再構成であり、
ここまでのエヴァは内面描写はあれど基本エンタメだったと私は思う。
でも「男の戦い」以降はエンタメ路線から少しづつはずれていくのは承知の通りだと思う。
その意味でも、19話以降を再構成したQは繰り返しの物語としての
エヴァンゲリオンという意味で全くもって正しいといえる。

Qについて


私にとって気になるのはタイトルの「Q」である。

元々序破急の急の「Q」だがQの頭文字とする言葉「Quickening」には
「急がせている」という意味があり、「急」という表記とも符合する。
また再生や胎動という意味もあり、ヱヴァを関連させる用語にもなっている。

ただ「急」を「Q」にする事でタイトルからテーマを奥深く解釈できるようにしたのは面白い。
例えば「Question」つまり疑問・質問という意味合いに取れば
つまりQは今までの序破に対する疑問や質問な作品であるとも解釈を取ることが可能であり、
他にも「Quest」つまり探求・追求と取れば、
シンジ君の新しいイメージを探求・追求する姿と取ることも可能なのではと感じた。

こうした遊びを観客に与えるのもヱヴァという作品の奥深さでもある。

スタッフ面について


作画監督にカリスマ井上俊之氏を迎えたのは、芝居面の強化を図りたかったのだろう。
そして井上氏と仕事の馴染みのある、沖浦啓之氏・安藤雅司氏・井上鋭氏の原画参加が目立つ。
特に沖浦氏の参加に関しては黄瀬和哉氏がある同人誌のインタビューで
TV版・旧劇場版に沖浦氏を参加させようと声かけたら
「キャラがリアルじゃないので」と断った事があると話していたのでビックリした。

原画陣については強者ぞろい。
むしろ今の他の劇場版のアニメと比べても、原画数が少ないぐらい。
少数精鋭で作り上げてきたことがわかる感じだった。
デザイン的には14年経っていることを加味して、世界を荒廃している事を意識してか
全体的に大人びた+頬を痩けさせた顔の描き方が印象に残った。

脚本協力に榎戸氏がいたのは驚き。

スタッフリスト


企画・原作・脚本・総監督:庵野秀明 監督:摩砂雪 前田真宏 鶴巻和哉
脚本協力:榎戸洋司 鶴巻和哉 前田真宏

画コンテ:鶴巻和哉  樋口真嗣 摩砂雪 前田真宏 小松田大全 轟木一騎 庵野秀明
イメージボード:樋口真嗣 山下いくと 橋本敬史 中山勝一 小松田大全
林明美 摩砂雪 鶴巻和哉 庵野秀明
総演出:鈴木清崇(タツノコプロ) 演出助手:宮崎恵幸

総作画監督:本田雄 作画監督:林明美 井上俊之 特技監督:増尾昭一 副監督:中山勝一 小松田大全

原画:平松禎史 安藤雅司 沖浦啓之 西尾鉄也 本間晃 橋本敬史 すしお 井上鋭 今石洋行
伊藤秀次 亀田祥倫 中村章子 篠田知宏 竹内敦志 徳野悠我 宇佐美萌 清水恵子 錦織敦史
杉泊朋子 コヤマシゲト 室井康雄 向田隆 板垣敦 小島大和 長谷川哲也
庵野秀明 鈴木俊二 松原秀典 奥田淳 小松田大全 増尾昭一 前田真宏 本田雄 林明美 井上俊之

デザインワークス:本田雄 高倉武史 渡部隆 コヤマシゲト 小松田大全 渭原敏明
         小林浩康 吉崎響 浅井真紀 前田真宏 鶴巻和哉 樋口真嗣 出渕裕 庵野秀明

まとめ


物語を会社的に例えると

休職したシンジ社員が自分の部署に出戻ったら、
上司の葛城さん含めて部署は会社から独立して
同僚のアスカ達も冷たく社内の雰囲気が怖かったので本社に逃げた。
何にもやる気がないシンジ社員は、
優しい本社の渚カヲル先輩の言葉に従って仕事をしていたら
先輩の忠告を聞かずに暴走し大ミスをしたので、
先輩が責任を取ってクビになったという話といえるでしょう。


そして個人的にはこうじっとりとしたQみたいな展開のヱヴァは本当に好き。
さすが庵野監督、見事に裏切ってくれたなぁという感じで大満足。
これがエヴァでありヱヴァだ。

世界を変えられるか?
カヲル君が死んでもなおシンジ君に突きつけられた課題である。

それは序のパンフレットの決意文でエヴァンゲリオン以降にエヴァに勝るアニメはなかった。
だから再びヱヴァを作ることで、世界を変えたいという趣旨を言った庵野監督の課題でもある。
そしてヱヴァンゲリオンという作品は変わることと、
繰り返すことを問いかけるような作品だったわけであり
いよいよもって追い詰められたシンジ君=庵野監督がシンで何を見せるのか楽しみである。

変えるとは何なのか?
変わるとは何なのか?

ヱヴァンゲリオンQでは以上のような問いを残しつつ、最後のシンに託すことになった。
究極的なまでの娯楽映像アニメヱヴァンゲリオンはどこまで到達できるのか。
Qの出来合いを見ながら、シンの結末が尚更に興味津々だ。
 
最後に。
冬月クラスタの私にとって
冬月とシンジが将棋を打つシーン最高!!

 
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[ 2012/11/18 13:22 ] ヱヴァンゲリオン | TB(53) | CM(23)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(感想) 

今日から公開ですね。
明日見に行ってこようと思います。

ブログやツイッターでは
今日からヱヴァについて
ワイワイガヤガヤな状況になるのが楽しみです。
 
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[ 2012/11/17 12:10 ] ヱヴァンゲリオン | TB(0) | CM(0)

【貞本】新世紀エヴァンゲリオン12巻【感想】 

新世紀エヴァンゲリオン 12 (角川コミックス・エース 12-12)


11巻からおよそ3年。掲載雑誌も少年エースからヤングエースへ。
本ブログでは11巻の感想も書いていたのだが、この間に破も公開されたなぁと思うと、
あっという間に年月が過ぎる事をひしひしと感じる。

本連載が始まって15年が経つ。中学生だった私も今では会社員となった。
当時中学生の私はエヴァのマンガがこの年まで続くなんて夢にも思っていなかった。
この年月の歩みは表紙裏の著者近影でわかる。近影には貞本氏が1962年と書いてあった。
つまり連載当時33歳だった彼も今では48歳。読者も年取れば、書く側も年取るわけだ。

連載は何度も中断されているが、それでも書き続けている貞本氏は正直評価に値する。
こんなに途中で中断すれば、終わっても仕方ないのにと考えてしまうし、
中断したまま帰ってこない作品が多数あふれているのも事実だ。

それでも貞本氏は描き続ける。貞本氏にとっても「エヴァ」は自分にとって
決着をつけなければならないものなんだろうと作家論的に推察してみる。
何にしても大塚康生からは天才と言われ、マンガもイラストレーターでも
活躍する氏の絵に対する技量はすさまじいと言わずにいられない。


内容的には25話の戦略自衛隊のネルフ襲来から、シンジが初号機に辿り着くまで。

まず読んでいて感じたのは、キャラの視点はシンジやアスカから、
ミサトやゲンドウ側になっていた事だった。こうした所から、年取ったなぁと改めて感じる。
作者も年取ったのか、アニメよりゲンドウやミサトをクローズアップさせてる印象。
特にゲンドウはアニメ版とは違う動きを見せ、その心情を吐露している(これ以上はネタバレ)。
近影でも書いてあったが貞本氏に子供がいて、その父としての気分が
ゲンドウに多分に反映されいるものだろうと推察される。

ミサトもシンジに対して、エヴァに乗せる為に異なったアプローチになっている。
こうした新解釈が導入されているのは、TV版のコミカライズではない
一個の作品でありたいという心意気だろう。

戦闘がアニメのシーンに忠実でビックリした。
例えば弐号機が目覚めて巡洋艦を持ち上げるシーン、
弐号機が1機目の量産型を真っ二つに折って倒すシーン。
弐号機が量産型にカッター持って飛びかかるシーン。
カッコイイシーンをマンガにするとああいう描き方になるんだなぁと思った。
また最終ページの初号機の絵はカッコ良すぎる。
絵が上手く、話も非常に洗練されたコマ割りで非常に読みやすい。


ヱヴァがQに向かって胎動する間に
貞本エヴァはいよいよ完結を迎えようとしている。
このペースだと完結までにに何年経つかはわからないが、
完結できるよう期待を込め、そして貞本氏には健康に元気であってほしい。
 
アシスタントに飯田文雄氏や桂明日香とかコヤマシゲト氏とか
参加陣が異様に豪華でビックリした。
 
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[ 2010/05/03 22:48 ] ヱヴァンゲリオン | TB(1) | CM(0)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 50の質問!! 

ヱヴァ緊急ニュースさんでやられていた
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 50の質問をやらさせて頂きました。

01:旧「エヴァ」は見ていましたか?
見てました。回数は数え切れないぐらい。

02:エヴァ歴はどのくらいですか?
TV版放映からずっとです。

03:劇場で「破」を見ましたか?
2回見ました。

04:03で見たと答えた方は(地元での)公開後、およそ何日目に行きましたか?
初日に2回です。

05:前売り券は買いましたか? 買った方はどの特典が付いた時に買いましたか?
買わずに・・・。

06:劇場には一人で行きましたか?
1回目は1人で、2回目は2人です。

07:劇場内に入った時の、ダイレクトな気持ちを覚えていたら教えてください。
興奮で胸がいっぱいでした!!

08:「破」にどんな事を期待して見ましたか?
単純に面白いかどうかを期待してました。

09:「破」での良かった部分を率直に語ってください。
超娯楽大作に仕上がっていた所。文句無く面白かったです。

10:逆に不満点などがあればお答えください。
情報量が多すぎて、自分の力では画面の情報を全部把握できないこと。
これは自分の見る技量の問題です。

11:今作を見て、旧「エヴァ」と比べて何が一番変わったと思いましたか?
各キャラが丸くなった事。そしてマリの存在。。

12:3号機にアスカが乗ることが決まってから、ストーリーの急転直下が起こります。3号機戦の心境を教えてください。

トウジにすると、キャラの展開が広がりすぎて話の焦点がぼやけると思ったので
構成的に見事だと思った。あとはアスカはレイの為を思っての3号機志願なのに可哀想。

13:「破」で一番驚いたシーンはどこでしたか?
マリが2号機に乗っちゃったこと。

14:一番心に残ったと思うシーンはどこでしたか?
レイがゲンドウにシンジと食事しようと誘うシーン。

15:一番心に残ったセリフはなんでしたか?
シンジがレイに向かって叫んだ「来い!!」

16:おなじみの次回予告が流れた時の気持ちはいかがでしたか?
エヴァでもヱヴァでもこれは欠かせないでしょう。

17:「破」での好きな男性キャラは誰ですか?(理由アリ)
シンジ(こんなにもかっこよくなっちゃって)

18:女性キャラでは?(理由アリ)
アスカ(ミサトへ自分の心境を語るシーンが印象深いので)

19:出番が少なかったと思うキャラへの想いを一言。
トウジとケンスケは割りを食ってますが、映画だと仕方ないなぁと思います。

20:「破」を見て、改めて好きになったキャラはいますか?(理由アリ)
アスカ(3号機志願の件は彼女の新しい一面を見られたから)

21:「破」で好きなペアはいますか?(理由アリ)
ゲンドウ×冬月 (この二人の絡みがずっと好き)

22:新キャラクター「マリ」についてはいかがでしたか?好きなだけ語ってください。
感想でも書きましたが、「破」ということで今までのエヴァを「破壊」する存在です。
今回の見所だったのは間違い無いと思います。
死にそうな目にあってるのにそれをも気にしないバイタリティーは凄いです。

23:また、仮設5号機についてはいかがでしたか?
多脚型メカは好きなのでツボ。でも登場時間は短かったのは少し残念。

24:「破」で思わず笑ってしまうシーンはありましたか?
最初の「カラー」のクレジットが出て来る時のウルトラマンの変身音が鳴ったとき

25:今作ではキャラクターたちの新しい服装が沢山ありましたが、お気に入りのコスチュームはありますか?
アスカの3号機用コスチューム。

26:声優さんの演技についてはいかがでしたか?
10年以上経つと演技も変わりますね。
特に三石琴乃は大人の貫禄でミサトを演じていたと思います。

27:「破」では使徒が5体も登場しました。お気に入りの使徒はいますか?
全部。特に強すぎる第10使徒。

28:2号機の1番の隠し玉、「裏コード」についてはいかがでしたか?
前のエヴァでもアスカが暴走し掛けたのと関係あるのかなぁ
裏コード使っても勝てない使徒の強さには愕然としました。

29:劇場やアニメショップで、関連グッズは何か買いましたか?
パンフレットのみ

30:劇場には何度行きましたか?
2回

31:ヱヴァ制作陣の中で庵野総監督以外で好きなスタッフはいますか?
多すぎるので割愛。強いて言えば本田雄 樋口真嗣。

32:DVD・またはBlu-rayを買う予定ですか?
すごく迷ってます

33:DVD・Blu-rayの発売で追加カットがあるとすれば、どんなシーンを追加して欲しいですか?
現場にお任せします

34:「破」のディスクにも特典フィルムが付くならば、どんなフィルムが出て欲しいですか?
シンジがレイに「来い!!」って言ってるシーン

35:今回から配布されたフリーペーパー「EVA-EXTRA」。あなたは手に入れましたか?
入手できず

36:サウンドトラックは買いますか?
すごく迷ってます。レンタル可ならレンタル。

37:使用されたBGMで一番印象に残った曲はなんですか?(曲名でなくてもシーンの説明で可)
太陽を盗んだ男の曲(シンジの登校時に流れていた曲)

38:劇中で使用された「365歩のマーチ」「今日の日はさようなら」「翼をください」についてどう思われましたか?
庵野監督は昔からあの時代の曲が好きなので、いつもの癖だなぁと思いました。
でも戦闘シーンで使うと物凄い効果を醸し出しますね。

39:テーマソングに宇多田ヒカルが再び起用されましたがいかがでしたか?
あの曲にヱヴァを託したのだろうという意図だと思います。

40:高価な公式本・「全記録全集」は買う予定ですか?
買いたいが、金が無いです・・・。

41:DVD化において、こんなものが見たいという特典映像はありますか?
メイキングかスタッフインタビュー

42:作って欲しい、または再販して欲しいエヴァグッズはありますか?
グッズにはあんまし興味ないです

43:公開日遵守とクオリティ、どちらを重視して欲しいですか?
クオリティ 庵野監督は公開日遵守は中々出来ない(笑)

44:次回作「Q」で活躍して欲しいキャラクターはいますか?
アスカ

45:「Q」に参加して欲しいアニメスタッフはいますか?
原画に磯光雄 絵コンテで幾原邦彦が参加したら嬉しいですね。 

46:「Q」でこうなったら嫌だなという事はありますか?
どんな話でも問題ないですが、クオリティが問題無ければ大丈夫。

47:逆に、「Q」に期待している展開を教えてください。
カヲル君とシンジの絡みをどうするか、マリの活躍。

48:「破」に点数をつけるなら100点満点でズバリ何点ですか?
95点

49:「破」終了時点で、新ヱヴァは旧エヴァを今後超えられると思いますか?
まだ超えられてない。この結論は最後まで持越しです。

50:「破」を見たことで、自分自身に何か変わったことはありますか?
ヱヴァ熱が再び燃え盛っていること

50.1:最後に、庵野総監督を始めとするスタジオカラーのスタッフ一同にメッセージを贈ってください。
1ファンとして文句無いクオリティに仕上がるのを待ってますので
体に気をつけて頑張ってください。
 
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[ 2009/07/01 17:01 ] ヱヴァンゲリオン | TB(1) | CM(0)

【マリ】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 【感想】 

今しがた見て来た所。
感想は年甲斐も無いが、凄く凄く凄く良かった

以下ネタバレ満載で書くと思うので、知りたくない方はご容赦を

今回のヱヴァは「破」という言葉に集約されるように
今までの「エヴァ」の内容を「破壊」しし尽くしヱヴァ」にする試みだったといえる。
その「破壊」の象徴として存在がマリ(坂本真綾)だったように思える。

今回、やっぱりシンジは前と同じく使徒に乗っ取られた3号機EVAに攻撃できず
(ここで乗っ取られたパイロットがトウジではなくアスカに変更されたのは驚きだった)
ダミープラグで3号機を破壊されアスカは瀕死になる。

ここでシンジは前のエヴァみたいにEVAのパイロットを辞めるわけだが、
今回、彼をEVAのパイロットに戻すきっかけを作ったのが加持リョウジではなく
マリだったのには驚いた。最初はマリがシンジをパイロットに戻すのはこの本編中に
マリとシンジの間に1回しか接点が無く、繋がりが弱いので説得力に欠けると思っていた。

ただマリの意義が「破壊」にあるとしたら合点がいく。
彼女は今までの「エヴァ」的価値観のキャラではなく「ヱヴァ」的なキャラだったのだ。
マリは今までの「エヴァ」のように真面目な動機で動くキャラでは無いのだ。
そのシンジがマリに引っ張られて動く、それが「破」であり今回のヱヴァだったのだろう。

キャラクターデザインから見ても違和感がぬぐえなかったマリだが、
違和感そのものを醸成し作品を破壊するのがが目的ならこれも合点がいく。
「365歩のマーチ」を歌い確固としてるが、結構適当な感じで行動する。
そして2号機に乗ってゼルエルと戦ったり、ビーストモードになるわで
本当に「破」にふさわしい活躍をしたと思う。

もう一つ「破壊」の意味合いがあるとしたら、
映画中ではそれぞれのキャラが歩み寄り、幸せになろうとする流れであったのに
その幸せを形成する過程が「破壊」された事も含まれるだろう。

特にレイがゲンドウにシンジと一緒に食事しようと誘いゲンドウもユイの面影を見て
同意をする所は幸せに向かおうとする流れの象徴的瞬間だった。
その見た瞬間時には本当にそういう場面が見られると思っていた。

一方ではアスカもレイに感謝したり、レイの食事会を滞りなく開かせるために
自分が3号機の試験パイロットに立候補し、ミサトに心境の変化を打ち明けたり
今度のヱヴァは変わったなぁと思っていたのだが・・・。
そんな些細な幸せは「破壊」されてしまった。

しかしその「破壊」される過程が余りにも悲劇的であるがゆえに感動するのであり
そして幸せをみんなで求めた過程があるからこそ、最後のシンジはレイを助けたいという
結論に到達し、前のエヴァとは違う意味で初号機の覚醒を経る事ができただと思う。
そしてシンジは、やはり逃げがちなのだが、その都度大きく大きく成長している。
ゲンドウをたじろがせるほど「父さん」と叫び、また最後も綾波に「来い」と
断定口調で叫ぶ等、男らしさが際立っている。

それにしても、戦闘につぐ戦闘であり、その合間には各キャラが幸せに
たどり着こうとする構成は見事だったなぁと思う。
またトウジの役割をアスカに背負わせる事によって、アスカの役割をぶれさせず
お話をコンパクトにまとめたり、そしてマリを2号機に乗せる。
シンジ・レイ・アスカが仲良くなる過程も使徒一体の戦闘で上手く見せるなど
本当に色々な点で構成が上手すぎてビックリしてしまった。

前回のエヴァはゼーレのシナリオ通りに進んだが、
今回は誰のシナリオで進むのだろうか。カヲル君も自分の意図で動いているし・・・
ただ、ここまで来たらシンジの能動的な態度でサードインパクトを見せてほしい。

「序」については良くできてるなぁぐらいの印象だったが
今回は完敗ですね。

映像的には過剰につぐ過剰、過剰の累乗の連続だった。
車、自転車、ビル、戦車、人、全ての数が過剰でその濃密すぎる映像美には痺れた。
まさにCGならではの大迫力と言えるだろう。あとは余りにも映像の流れが
激しすぎるので動態視力が本当に必要だったし、情報量自体が過剰なので
それを追っかけるだけで精一杯だった。
原画には西尾鉄也 小西賢一 橋本敬史 山下明彦 黄瀬和哉 平松禎史
現ガイナの主力:今石 錦織 すしお 高村 吉成
本田雄 鈴木俊二 松原秀典 庵野や鶴巻も描いていて
旧ガイナと現ガイナ、IGの人脈総動員といった豪華面子だった。

挿入歌使用について。
スタジオカラーのクレジットでウルトラマンの音を挿入したり
「翼を下さい」「今日の日はさようなら」を歌わせたのは庵野テイストだよなぁ。
庵野監督の実写作品、ラブ&ポップのEDで「あの素晴らしい愛をもう一度」を
使った事を思い出したし、庵野監督はあの時代の曲に意味を見出しているのだろう。

もう一つ、楽曲について。有名曲が多数掛かっていたのはとりあえず置いておく。
「太陽を盗んだ男」という映画があるのだが前半でのシンジの登校時に流れた曲が
この「太陽を盗んだ男」での使用曲だったのでビックリ。
この作品、ヱヴァにも絵コンテやイメージボードで参加し
碇シンジのネーミングの由来にもなった樋口真嗣がとっても大好きな作品。
「太陽に盗んだ男」のDVD特典に樋口監督は多数コメントを寄せている。
庵野監督も本作が好きなのかもしれない。

あんましまとまってないけど、本当に良かったと言いたい。

パンフレット購入。1000円はちょっと高い・・・。
IMG_0449_345.jpg


関連記事→【感想】ヱヴァゲリオン「破」を劇場版Zガンダム(富野監督)と比較する
  
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[ 2009/06/27 14:19 ] ヱヴァンゲリオン | TB(70) | CM(25)

エヴァの再放送が日テレで 

<新世紀エヴァンゲリオン>“ブームの原点”テレビ版、日テレが異例の再放送

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090603-00000000-maiall-ent

新ヱヴァの「序」の放映も金曜ロードショーでやるみたいだし、
ヱヴァは日テレなんだなぁと思った。

もともとのエヴァが制作・放映できたのもテレビ東京だからこそって部分もあったが、
でもドル箱な存在のエヴァをテレビ東京は放しちゃっているのね。
旧テレビ版はテレ東、新ヱヴァは日テレという区分けだと思ってたのに。
完全にエヴァ・ヱヴァの両方を日テレに権利を帰属させる感じなのかもね。

宮崎駿の後継者を探しているのはジブリだけでなく日テレも同じなんだなぁと思った。
押井守も既に囲っているが、次は庵野秀明なんでしょうね。
まぁ押井は手広く商売にならないだろうし。
 
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[ 2009/06/03 17:18 ] ヱヴァンゲリオン | TB(0) | CM(0)

【庵野監督頑張って】ヱヴァンゲリヲン新劇場版【破】は来年夏公開! 

新ヱヴァンゲリオン第2部が起動!
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』は2009年初夏公開!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081006-00000049-flix-movi(yahoo newsにて)

正直、嬉しいって言いたい所だけど、そんな先なのか・・
まぁ夏ぐらいから、今年中の公開は無いとは思ったが・・。

まぁやっと公開が決まったわけだけど、来年夏だと後1年弱先か。
序が昨年9月公開だからまる2年ぐらいの間になってしまうのですね。
今後も2年間隔での興行となれば、3部目は2011年で、最後は2013年か。
冗談ですけど、これぐらいのスパンで待つしかないのかも。
現にマンガ版はまだ終わってませんし。

この遅さは庵野監督の長所である超完璧主義の所以ですね。
何でも1部が予想以上に人気が出たため、脚本を一度破棄して再制作してるみたい。
そういった事は興行権まで監督本人が指揮しているからできる事かと。
でもファンとしては早く見たいし、でも中途半端な出来なのは嫌だし。
そのかわり期待は裏切らないでしょう。良い意味で裏切られるかな。

逆にヱヴァとほぼ同じコンセプトの「Zガンダム劇場版」の公開の早さは異常。
1部が2005年5月28日 2部が2005年10月29日 3部が2006年3月4日と
3部作が1年足らずで興行は終了している。
富野監督の作品を仕上げるスピードの速さもあるだろうし、
早め早めに公開したいというバンダイ・サンライズの思惑もみえるし。
同じような作品でもスタンスの違いは興味深い。

あぁ何にしても年取っていくなぁ。

マンガの感想はこちら→【マンガ】新世紀エヴァンゲリオン11巻【感想】
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[ 2008/10/06 22:19 ] ヱヴァンゲリオン | TB(5) | CM(0)

ヱヴァンゲリヲン劇場版 

昨日、レイトショーで行って来た。
席は後ろはそれなりに入っていたが、前はガラガラ。
公開初日だったけど、レイトショーの時間帯まで埋まる事は無かった。

僕にとっての見所は背景。
巧い処理をしてるなぁとか思ったり。

思うのは、映画の尺にすると、キャラ描写が平坦に感じてしまう点。
ちょっと前のZガンダムの総集編でもそう感じたんだけど。
キャラクターを描くにはテレビの2クールという期間が必要なんだなと。

ビジュアル面で充分に楽しめたし、今後の話展開が非常に気になる。


パンフレットに、スタッフ募集中というのにちょっとびっくりしたが。
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[ 2007/09/03 00:36 ] ヱヴァンゲリオン | TB(0) | CM(0)