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【山本勘助】風林火山最終回 

風林火山最終回でした。

笑っている首(山本勘助)を見ながら、
武田軍が勝どきをするシーンは凄かったなぁ。
こんな空気感は大河ドラマの中でも非常に珍しい。

Gacktの戦場を駆け抜ける勇士は凄まじいなぁ。
白馬だし、目立ちすぎててかっこいい。
川中島4回目と言えば謙信・信玄の一騎打ちが最大の見所ですが
それもちゃんとあったのが、普通に良かった。
あれはやはり盛り上がるなぁ。

勘助の殺陣も非常に尺を用意していて盛り上がりましたね。

風林火山は最近のホームドラマ志向が強い大河の風潮の中で
骨太の世界観を描ききった稀な作品と言えるでしょう。

今年のNHKは結構好きな作品があってよかった。
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[ 2007/12/18 00:25 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

アニメがお仕事7巻(最終巻) 

アニメがお仕事! 7 (7) (ヤングキングコミックス)アニメがお仕事! 7 (7) (ヤングキングコミックス)
(2007/09/28)
石田 敦子

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発売から3ヶ月たちましたが、感想を書いてみます。
通して読むと打ち切りかどうかわからないが、それなりにまとまっていたのでは。
変に長く続くより、このぐらいで締めたほうが良いのかもしれない。

石田敦子さんはアニメーターだった事もあり、アニメ業界を題材にした本作は
かなりの心意気で取り組まれたのではないかと思います。
イチ乃と二太は作者の分裂した姿なのではと想像してしまいます。

アニメがお仕事で投げかけられた「仕事とは何か?」というテーマ。
一朝一夕で片付けられるものではなく、一生考えていくべき問題だと思います。
私も社会人経験浅いので、このテーマと悪戦苦闘してますが、
アニメがお仕事から、仕事に対する取り組み(主に精神的名なものですが)を
学べたような気がします。もっと単純に言えば励みになりました。
そういうわけで石田敦子さん連載お疲れ様でした。

最後のオチとしてイチ乃と二太の二人が一緒に作画監督をやるという話しになったけど、
兄弟で有名なアニメーターといえば、
鈴木竜也・鈴木卓也 吉成鋼・吉成曜 橋本浩一・橋本晋司 の方々を思い出した。
この兄弟に関しては誰もが上手いなぁと並べて思った。

PS 個人的にはオトナアニメの連載を収録してくれたのが嬉しいですね。
リアルタイムで読んでたとき、ネタの濃さに満足していましたので。
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[ 2007/12/13 00:54 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

失われた何かは何で検索すると引っ掛かる? 

ブログを始めて、半年以上立ちます。
僕のサイトはアニメの感想をメインにやってます。
よって僕のブログに辿り着く検索キーワードは
アニメに関する単語が多いです。

ちなみに12月現在
「失われた何か」の検索キーワードベスト数トップ3は
①斉藤良成
②みなみけ 9話
③ヴィラル
となってます。

1位の斉藤良成とは、作画監督・アニメーターで
リリカルなのは、最近ではプリズムアークで活躍してます。
その独特の作画がベルカ式作画とも言われます。

2位はそのまんま、みなみけ 9話ですね。

3位は天元突破グレンラガンのライバルキャラクターの名前です。

実はこの3位のヴィラルが9月から11月まで
検索キーワード数の1位を堅持してました。
数は9月:206、10月:178、11月:95、でした。

確かにgoogleで「ヴィラル」と検索すると、
7番目に僕のブログが表示されました。
これは僕のパソコンだけなのでしょうか。
まぁgoogleでどんな検索キーワードであれ
かなり前に表示されるのはちょっと嬉しくなりますね。

今回検索キーワードをちょっと調べたら、
アニメのキャラ名とアニメのタイトル
また過去にローゼンメイデンの最終巻の感想も書いたので
「ローゼンメイデン 打ち切り」という検索も比較的多いです。

これからも失われた何かを宜しくお願いします。
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[ 2007/12/06 01:16 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

【打ち切り】女王騎士物語 最終話 

友人宅で女王騎士物語の最終話を見ました。
僕自身は本編を全く知らないので、何とも言えないのですが、
月刊誌で単行本が12巻まで出てる事。
ネットでも話題になってたのでそれなりに固定ファンはいる事を考えると
ファンにとってはキツイ終わり方だったのは間違い無い。

ただマンガの内容が今まで貯めて置いた伏線・展開を全て凝縮させ、
見事なまでのラストスパートを翔けてたのはかっこよかった。
最終話だけで単行本2巻ぐらいできそうなぐらい密度の高い内容で
凝縮に凝縮を重ねたものだったので、初見の僕でもぐいぐい引き込まれたなぁ。

最近壮絶な打ち切りを飾った「ローゼンメイデン」と対照的だったのは
ローゼンの最後の展開が迷走気味でやる気が欠けていたのに対し
女王騎士は打ち切りを肯定的に受け入れ、ページ数のある限り
マンガを描ききり見事に燃え尽きた感じだ。

僕はガンガンでのこの作品の位置づけも良くわからないのですが、
打ち切りの原因を勝手に想像すると
① それなりに人気作ではあったが、あえて打ち切った
② 人気作だったが、最近は尻すぼみだった
こんな想像をしてしまう。多分当たってないだろうけど。

ジャンプの10週打ち切り漫画に匹敵するぐらい、壮大な打ち切りでしたけど、
余りのすがすがしさにちょっと初見ではびっくりしました。
丸川トモヒロ先生の次回作に期待します。
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[ 2007/12/02 16:57 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

今期のアニメ 

今期は僕的に好みなものが多くて楽しかった。
もう殆どの番組がクライマックスを迎えてしまう寂しさもありますけど。

来期はガンダムとシャナ2以外は今の所は手が伸びなそう。
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[ 2007/09/14 02:35 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

スクールデイズの伊藤誠と初代内閣総理大臣 伊藤博文  

いよいよ佳境に迫っているスクールデイズ。
本作の登場キャラって明治政府の総理とか公家の苗字を拝借してるみたい。

主人公の伊藤誠は、
おそらく伊藤博文から苗字を頂戴したものだと思うけど
両者の共通点は無類の女好きな所。
伊藤博文は明治天皇に女好きを直接注意されたっていう逸話もあるみたいだし。
だから制作側は狙って主人公の苗字を伊藤にしたんだなぁって思った。

これほど不評の主人公も珍しいけど。
(まぁ不評な主人公ていうのも狙ってそうだけどね)
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[ 2007/09/13 00:54 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

コミケ 

3日目だけ行って来ました。

氷川竜介さんと岡田斗司夫さんの所だけ回って終了。
かみちゅの本が買えなかったのは残念。
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[ 2007/08/19 22:34 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

押井守 

先週NHK-BSで押井守特集という企画があり
押井作品のランキングやってたけど
僕の個人的なランキングは以下の通り

1 パトレイバー2
2 イノセンス
3 ビューティフルドリーマー
4 天使のたまご
5 パトレイバー1

パト2は色々な意味で個人的に別格

宮台真司のオシイストぶりにびっくり
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[ 2007/08/15 12:13 ] 雑記 | TB(1) | CM(0)

最近のアニメのバラエティ化について考えてみる。 

他のサイトの感想とかでらき☆すたとかが言及されてたりする時に、
「アニメのバラエティ化」という言葉を見かけるようになった。

バラエティ化というのは最近よく見かける他のアニメ・マンガ・ゲーム等のパロディ表現や
他作品に言及するオタネタの事が増え、それが作品の中核を占める事だと思う。
その中心はらき☆すただろう。アニメ店長とのコラボレーションとか、
すぐに現実の人間を出してくるし、オタネタやパロディも満載だ。

最近、僕自身がアニメ見る本数増やしているからだけかもしれないが
こうしたパロやオタネタが非常に目立つ作品が増えている気がする。
例:らき☆すた ハヤテのごとく 瀬戸の花嫁 さよなら絶望先生 もえたん
見てないけど、銀魂なんかもそういう評判を聞く。
こうした状況をどう見たら良いのだろうかと最近考えるようになった。

語弊を恐れずに言えば、アニメのバラエティ化というのは
アニメがドラマやバラエティのような見られ方、消費をできるようになったという事だ。
要は作り手も見る側もバラエティ的なものを作り、受容できるようになったという事だ。
ただバラエティ的ではあっても、ギャグっぽくない所も重要かな。

アニメはもともとストーリーという大まかな枠があって、
その中でキャラクターが動くという構造の作品が殆どだったと思う。
ただ時代を経て、同人誌等でキャラクターのみをストーリー抜きで消費できる環境が整い、
キャラがウケれば(商売として成立すれば)どんな形態のアニメでも
作っていいんだという流れの一環でバラエティ的なアニメが増えているのではないかと思う。
(この辺りは東浩紀の「動物化するポストモダン」に詳しい)

正直、例えばハヤテのごとくの本筋のお話が本当に気になっている人がいるとは思えない。
むしろ毎回、何か面白いものを提供してくれないか的な感覚で見てる人が多いと思う。
だから我々がマンガやアニメに瞬間的に楽しい、面白さを望むバラエティ的な
楽しみ方をするようになった、と考えるほうが自然な気がする。
まぁストーリーが無ければ、バラエティ化するしか30分持たせられないとも言えるけど。

昔の作品でもパロディはあったけど、その対象は名作・傑作とだったけど、
今は少しでも話題になったもの(特にネットの話題とか顕著)にシフトしてる気がする。

こうしたアニメのバラエティ化というのは、まだ進行中の現象だろうし
結論を出すには早すぎるとも思うが、とりあえず今の自分の考えをまとめたいと思った。

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[ 2007/07/23 00:45 ] コラム | TB(3) | CM(0)

【マンガ】新世紀エヴァンゲリオン11巻【感想】 

新世紀エヴァンゲリオン (11) 新世紀エヴァンゲリオン (11)
貞本 義行、GAINAX 他 (2007/06/18)
角川書店
この商品の詳細を見る


リメイク劇場版の公開も秒読み段階となりつつあるエヴァ。
その宣伝の意味もあるのか、このタイミングで11巻の発売。
まさかリメイクまで連載を待っていたのかという妄想を抱いてしまった。
内容はアニメでいう24話(最後のシ者)から25話(Air)の初めの部分まで。
渚カオルとシンジ君との決着が最大の見所ですね。
マンガの方がアニメより、前の巻からの綿密なドラマがあったので
面白い展開になっている。人間の内面告白を描写に注視したアニメより
実際の人間関係のドラマを多く描写するマンガの違いでもあるなぁとか思った。

しかしこのマンガも12年経ってるけど、マンガの世界は半年ぐらいしか経ってないなぁ。
12年も経つと、1巻からの絵柄の変化が凄まじいものがある。
キャラは12年分年取ったかのような大人びた印象を持っているし、
頬のどんどんこけてきて、顎が鋭敏になっている感じ。

12年、休載も含めて続けてきた貞本義行氏の今のモチベーションには興味ありますね。
今と始めた時ではどう作品に対する取り組み方が変わってきてるのとか。
でも面白さはちゃんと保っているのは凄いなぁと思う。

昔、休載が多い頃は、打ち切りになってしまう可能性も危惧してたけど、
今は完結できるなぁと思えてきた。少年エースの編集部も良く粘っていると思う。

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[ 2007/06/24 22:43 ] マンガ | TB(5) | CM(6)

【マンガ】ローゼンメイデン8巻【感想】 

ローゼンメイデン8巻を読んだ。やはり打ち切りエンド。
ページ数が少なく、何より薄く軽かったのが印象的だった。

誤植の多さや、原稿の紛失等といった作者側の編集側に対する不信感が打ち切りを
招いた一因という風評もあるが、そうなら原因が公式発表されることもないだろう。
何にしても非常に不幸な作品になってしまった事には変わりない。

実際読んだ感想だけど、今までの展開を纏めようとして広げた風呂敷を畳もうとしたけど
その労力はわかったけど、畳めたかどうかは疑問。
真紅の「絆や信頼は契約なんか無くても成立する」という趣旨の発言や
ジュンが引きこもりから急に脱却し、真紅達を助けるという展開や
翠星石と蒼星石の関係を何とか描こうとした努力等、
作者側のテーマの回収が見られるけど、如何せん急すぎて何もわからずじまい。
みんなが何かしら、閉じ込められのはわかるけど、その意図までは踏み込めなかった感じ。
絵の方も後半になるに連れて、背景などが非常に雑になった印象なのも残念だった。
最後のラプラスの魔が語る2ページは作者の思いがつまった印象を受けた。

非常に主観的な意見なんですけど、読んでみて作者側としては、
ここでローゼンメイデンを中途半端に終わらせても良いと考えてるのでないかと思った。
理由はテーマの回収をしようとしている努力からなんですけど。
また最後の展開から、どうやって別雑誌で連載再開ができるのかを
計算したけど、マンガの最後からどう続けられる展開があるのかが浮かばなかったので。

ただビックタイトルだけに引き取り手はあまたありそうだ。
電撃か角川かスクエニか、それとも・・・。

最後に。作品は作者のものでもあり出版側のものでもあり、読者のものでもある思う。
また法律的云々は抜きにして、作品はそれら3者から独立してるからこそ作品なんだと思う。
だから読者不在で行われたこの打ち切り劇には多少の不満は残ってしまう。
だから作品が幸せになるには、どこかが引き取ってくれるのを期待せずにはいられない。
そしてこの件で作り手もローゼンメイデンに対するモチベーションを失わないでほしいとも思う、

それらが揃わないと作品の存続は難しいである。
どうか連載再開になってほしい。

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[ 2007/06/23 23:37 ] マンガ | TB(4) | CM(3)

「ぼくらの」監督 森田宏幸氏のブログから考える 

http://blog.goo.ne.jp/moriphy/e/cb2cbcaea460d892deedc3d77685dd3e(森田宏幸氏のブログ)

「ぼくらの」の監督、森田宏幸氏がブログやってるのだが、以下のような発言をしていた。

私自身が原作を嫌いで、アニメーション化にあたり、
ある意味原作に悪意を持った改変を加えていることを認めます。


最後にはこう締めていた。

アニメーション版「ぼくらの」の監督は原作が嫌いです。
今後、原作にある魅力がアニメーション版で展開されることは期待できません。
だから、原作ファンの方々は、今後アニメーション版を見ないでください。

ああ、言っちゃった。
僕自身、作品と作り手の関係を作品を通して考えるのが好きなので
こうした発言自体は非常に良い示唆を与えてくれます。

発言の良し悪し自体はまた別の話ですが。

重要なのは、ネットによって、作り手と視聴者側の関係が劇的に変化してしまう可能性がある事。
ネットを無視する事も可能だけど、視聴者とネットを使って向き合う方もそうはいないかなぁと思った。
グレンラガンの4話から派生した問題とも根底すると思うけど、
ネットではノイズ(違和感)を嫌がる声が非常に大きい事大きい事。
また不用意に作り手と視聴者の接点が出てしまうから、
特に作り手には、ネットで起こる祭り等の食い物にされないよう気をつけてほしいと思う。

アニメにはアニメの面白さがあり、原作には原作の面白さがある。
僕はこうしたスタンスです。

これは簡単な話で、どうやっても別物にしかならないから。
表現にとって媒体が違うという事は、そういう事だと思うので。
原作の意図を尊重するしか、別媒体での表現を行う場合それしかできないと思う。
だけど、原作ファンも、新規アニメファンも上手く取り込めるような
そうした作品ができあがれば一つの理想だと思う。

作り手と視聴者の関係については今後どう考えていくかは僕自身の課題でもあります。

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[ 2007/06/14 18:21 ] コラム | TB(0) | CM(0)

作画崩壊 ―本当は何が起きているのか― 

作画崩壊。ネットでよく聞く言葉だ。
ロストユニバースのヤシガニ屠るから始まり、ガンドレス、学園都市ヴァラノワール
最近ではMUSASHIやキャベツが有名だ。
これらは作画が悪いと言えるが、絵柄の変化ですら作画崩壊と指摘する言説が最近多い。
そしてネットではアクエリオンのうつのみや回やグレンラガンの小林回が話題になるうちに、
作画崩壊自体よりそれを取り巻くネット上での言説に興味を持ってしまった。
今、アニメの作画について何が起こっているのか?(思っているのか)
僕の言いたい事は大体、下記サイトさんと同じなので、まずはご参考下さい。

帰ってきたへんじゃぱSS
なぜ作画の評価が割れるのか?
TMM(トボフアンカルミニメディア) 「キャラ」の一貫性と一貫性を無視したがゆえに作画崩壊と非難する最近の風潮

それらを踏まえて、僕が言いたいこと。
更科修一郎氏と善良な市民(宇野常寛氏)の言葉を借りるとすれば、
絵柄の変化をノイズとして認識し、それを徹底的に排除したいと考える
オタク第三世代が目立っていると状況なんでしょうね。
結局、絵柄の変化に怒る層はキャラクターの消費を行ってるわけだから、
キャラの絵が違うとキャラを消費できないから怒ってるわけで。
その理屈はわかるし、確かに絵柄が変わらないなら、それに越したことはないですが。

でもアニメの制作実情を考えるに、毎週これだけのアニメ制作本数の中、
絵柄まで完璧に統一させる事の困難さもわかってしまうし。
一方で、商売的にはそうした絵柄の統一を求める層に応えるべきだろうし。
そうでなければ、DVD売れないだろうし。

昔のアニメの絵柄がバラバラでそれが許容されたのは、
アニメ表現の拙さ・発展段階だから許されたと言える。
またどんな出来であれ原作のアニメ化は、それだけで幸せだったからねぇ。
今は原作が豊富で豊潤な時代だから、観ている側の要求が高くなったというのもある。
むしろリテラシーという意味では視聴者のレベルは上がっているのかもしれない。
ただ最近のアニメは視聴者を細分化しすぎて、タコツボに陥ってしまったなぁとも思う。
良く言う縮小再生産というか。

結局、作画という言葉を使うから語弊が出てくるのだと思う。
作画には動きやレイアウトといった意味まで含まれるから。
そういった作画を気にする人から見れば絵柄が違うだけで作画崩壊と言われると
それは違うと言わざるを得ないから。絵柄崩壊ならまだわかるけど。
だから「好きな絵柄ではない」という方が通りがいいと思うのですが。
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sola 1話 「ソライロノカサ」 

これはいい能登アニメですね(笑)
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[ 2007/05/26 07:36 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

重機人間ユンボル 

単行本が出てたので、読んでみた。面白かったのに残念。
こうした作品が10週打ち切りな所にジャンプの長所・短所が如実に現れると思う。

読者に人気が無いと判断すればスパッと切る事である種の質を
維持してきた事は間違いないけど、必ずしも人気が無い=面白く無いでは無い。
ただジャンプ的な価値観から排除されただけである。
ユンボルはロケットで突き抜けろやグランバガンとかと比べたら遥かに面白い。

アンケート人気は取れなかったが、それは仕方ないと思う。
メカでファンタジーで、そのメカがさらに人型ではなく重機ですから。
昔から少年誌ではメカやSFは鬼門とされてたが、今回もその例に漏れなかった。
また、ジャンプのヒット作の次の作品は大コケするという法則も見事に発動した。
ヒット作の次の作品が大コケするのは、前作のヒットをから
作り手が内容を詰め込みすぎたり、過剰になったりするからだと思う。

まぁ確かに僕が子供だったら、内容がわからなくて敬遠したと思う。
緻密で過剰な世界観や設定は単行本巻末に載っている資料を見れば
よくわかるのだが、それが子供受けしない理由の一つだと感じた。
大人でメカ好きなら楽しめるけど、子供にはとっつきづらいですよ。

作者の過剰な思い入れと作り込みは評価できるし、作品も面白いが、
ジャンプという媒体との相性のためか不運な結果となってしまったなぁと感じる。

ウルトラジャンプなら相性良いと思いますけど。
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[ 2007/05/20 09:21 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

魔法少年マージョリアン 

魔法少年マジョーリアン 1 (1)

魔法少年マージョリアン(作者:石田敦子)
最近買ったのでとりあえず読んでみた。

石田敦子はアニメーター時代から好きで
マンガにシフトしてからも追い続けてる。

現在、彼女は『アニメがお仕事』と『ブルームハート』と
この『魔法少年マージョリアン』の連載がある。

『アニメがお仕事』が実体験のカリカチュアライズ的を
してるので、一定のリアリティが確保され読みやすい部類に入るが、
『ブルームハート』『マージョリアン』は
彼女の主張が作品世界の設定込みでストレートに表現されてるので、
彼女の問題提起や表現の仕方に興味の無い読者には読みづらい気がする。

男女のあり方を露悪的、そして彼女なりのリアリティで
フェティッシュに生々しく描こうとする彼女の作品は興味深い。

ただ最近は量産態勢のためか、絵がラフすぎて構図的にも
見づらいのは難点かも。アニメがお仕事の1巻ぐらいが丁度いい。

関連
石田敦子HP:ナノケーキ
Wikipedia:石田敦子
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[ 2007/05/04 11:43 ] マンガ | TB(0) | CM(0)