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世界一速い 宮河家の空腹の感想 

山本寛監督、待田堂子さんシリーズ構成による
「らき☆すた」のゲームから生まれたスピンオフのアニメ化。
ustの配信がメインのようだ。

面白かった。5分があっという間だった。
ひたすら空腹ネタを引っ張る展開も中々面白かった。
(※空腹ネタだけで引っ張るのはこれぐらいの時間が限界ともいえる。)
ちなみに若い子には食べさせたほうがいいと思う。

EDの途中までしかできていないのが、
ネタなのが、本当にできていないのかどっちかわからないのが良かった。 
 
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[ 2013/04/29 21:06 ] 宮河家の空腹 | TB(0) | CM(0)

レース中の競馬場を爆破する西部警察の果てしない魅力に迫る 

本ブログも6年目に迎えました。
ここまで続けられたのも、読んで頂いている皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。

そして今回の記事は私が大好きなTVドラマ「西部警察」について。

レース中の競馬場を爆破するスペクタクルな映像

西部警察PARTⅢ24話誘拐!山形・蔵王ルート-山形篇-を視聴。
私が西部警察に本格的にのめり込むキッカケになった回である。

あらすじとしては

―山形県で武装集団が保守党幹事長の小倉を襲撃、付き添いの10名を殺害し小倉を拉致。
武装集団は身代金20億円を要求。そして大門軍団は山形へ向かう。
しかし小倉は腎臓に持病で、明正午までに人工透析を受けなければ生命の危険が迫る状態―

以上である。
しかしあらすじだけでは、この回の魅力を触れるには足らない。
この回の最大の魅力はかつてあった競馬場、
上山競馬場で行われた、大門軍団と武装集団のカーチェイスと爆破である。

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状況としては、
上山競馬場に侵入した武装集団を追跡する大門軍団を振り切るために
武装集団のボスが手榴弾を使い、大門軍団の追跡を振り切ろうとする展開。
走る馬、大門軍団と武装集団のカーチェイス、そして爆破の見事なハーモニーである。
まさに画的な魅力に溢れた、スペクタクルな映像シーンである。

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そして上記の画像を見てもわかるように、この競馬場には観客がいる。
つまり観客が競馬場のレースで行われているカーチェイスの爆破を見ているのだ。

西部警察は定期的に全国縦断ロケを敢行していた。
このロケには二つの狙いがあり、
一つは過激な表現や爆破・爆破物を求めるには、東京より地方の方がやりやすいこと。
二つ目には解離性大動脈瘤から奇跡的な生還を果たした
石原裕次郎と大門軍団の姿を地方の視聴者にもみせたい為である。

そんな過激な表現を山形の視聴者に見せたいがために
上山競馬場のレース中でのカーチェイスと爆破に至ったわけである。
今こうした事がTVドラマでできるとは中々思えない意味でも
西部警察の凄さはわかってもらえるだろう。

最後の爆破

最後の爆破も素晴らしい。

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最後、敵武装集団は大型バスを使い戦っていたのだが、
武装集団のボスが手榴弾を使おうとした時に大門が狙撃。
ボスは死亡し、手榴弾のピンが外れ、バスの中で爆破したシーン。
※バスの上空に舞っているものは身代金。

画面全てを爆破で覆うTVドラマは中々無いし、
ここまで過激で危険な爆破(主役メンバーが近くにいる点において)もそうはない。

まとめ

映像作品の目指すべきものの一つとして
私は「見たこともない映像の追求」というのがあると思っている。
そういう意味で、西部警察は競馬場のレース中にカーチェイスと爆破という
「見たこともない映像」が出来上がっているシーンだと感じる。

この「見たこともない映像」を見せてくれる作品として
私は西部警察が好きになっていった。

爆破・カーチェイス・そして銃撃戦、
西部警察の過激性とそして面白さへの追求は留まるところを知らなかった。
そんな西部警察にかける石原軍団のあくなき追求があったからこそ
西部警察は今もなお、多くの人の心を掴んでいるのだ。
 
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[ 2013/04/29 19:27 ] 西部警察 | TB(0) | CM(2)

進撃の巨人4話の狙ったギャグとシリアスな笑い 

人類の存亡をかけて巨人と戦う物語である
「進撃の巨人」は基本的にはシリアスな作品だと思う。

ただ本編の展開を振り返るに
視聴者側から見たら、シリアスなのにギャグに見えてしまう描写や展開も多く
ギャグ作品扱いされてしまうことも多いようだ。

その意味では、本作はバクマンが提唱していた
「シリアスな笑い」、つまりシリアスな場面なのに笑えてしまう場面
が多い作品であるともいえるのかもしれない。

参考:シリアスな笑い【ニコニコ大百科より】


ただ4話の、ライナーにのせられたエレンがアニに訓練と称した
ケンカを始めた一連のシーン。これは作り手の狙ったギャグではないかと思う。

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エレンがアニに倒されて、でんぐり返しのような姿勢になり、
その次にアニに挑むライナーも、倒されでんぐり返しに。

この二人連続でんぐり返し、およびその途中で挟まれる
エレンの真剣な表情で話しながらも、でんぐり返しな姿勢に対して
私は作り手が意図しなかったギャグ(シリアスな笑い)というより、
作り手が狙って作ったギャグだというように感じた。

お笑い的にいえば、2回違うキャラにでんぐり返しをさせている意味でも
これはかぶせであり、天丼的な手法を用いているでもあるといえよう。

そんな「進撃の巨人」がギャグのように感じてしまうポイントの一つに
記号的な描かれ方があるのかもしれない。

例えば、

・真剣に話すときは目元を黒く塗る
・真剣な表情の時は縦線を入れる

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こうした描かれ方もギャグっぽく捉えられる一員なのかもしれない。

まとめ

原作が上記のシーンをシリアスな笑い、
もしくは狙ったギャグで描いているかどうかは私にはわからないが
(もしかするとアニメオリジナル?)
少なくともアニメのこのシーンは、制作側が狙って作ったギャグだと私は感じた。

他にも3話の小林ゆうさん演じるサシャも、
小林さんの演技も含めてギャグ的なキャラに仕立てていた印象を受ける。

そんな進撃の巨人は物語がシリアスであるがゆえに
彼らの挙動が可笑しく見えてしまう部分もあるのだろう。

つまりシリアスとシリアスな笑いは紙一重であり、
その狭間が垣間見えてしまう進撃の巨人という作品なのだろう。
そんな原作をアニメスタッフが、原作に内包されているであろう
シリアスな笑いを今後どう調理していくか興味深い。
 
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[ 2013/04/29 09:51 ] 進撃の巨人 | TB(24) | CM(3)

革命機ヴァルヴレイヴのピンク色の爆破から振り返る、サンライズ・ガンダムの爆破色の歴史。 

はじめに

革命機ヴァルヴレイヴ3話を視聴。3話も監督の松尾衝さんの絵コンテ。
このペースだと、松尾監督のコンテ回は多そうだ。

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ちなみに本編の感想はというと、
一人旅団という二つ名を持つエルエルフの無双ぶりが印象的だった。
まさに「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」である。


             /                  ヽ
           /   な  い  あ  も     |
           l    い  い  い  う    |',           /
           |   か ん  つ       l  ',        /
           |   な  じ  一  全   /   〉く }三{`>く
          ヽ、    ゃ 人  部   / ∠_/ ̄∨__〉、
      、     \ ,       で     /   !:::ハ ゚ /::::l|     ,..-―
      \     / `丶、____x く    ト、:_:_}  {_:_:_ノ|    / ; : : :
       ,.ィT: ̄:7ハ、                 V「::r┬宀┬ 、:}V_/:./: : : :
      人,-、:.・:; -vヘ              ∨仁ー--'二l }イ{}=彡く_:_:_:_:_:_
     〔:.:{::}ー{::}:.:}             _, <l入ヽ二二 // /勿¬┬┬-..、
    __Y/:|三三ト、:/           , -<}>_'´_::ヽ\_二_/ノ::_ニ::. ┴┴-<
_rく´ |:.:| lヾ:|三三|:/「`ーrー、    /,..:'r―-、ヽ、`ヽミー--‐ニ-'´ /r──‐┐::
∧ ヽ `  \ヽ二ラ /:.:.:./ | }   //::..{      ̄    ヽ:/´    '′      |::..
:.:.ヽ |     ` ┬彳:.:.:.:/ | ∧  //::..::..\       ∥          /::..:
:.:.:.:〉|      l 〈:.::.:/ 〃:.:∧//::..::..:「`ー      ∥       _/::..::..
:./| lノ〉_r、   !  ̄  ∧:.:.:.:.7/::..::..::..ヽ、      ∥       ` ̄フ::..::.
  ', ヽ、ー′ |    / ヽ:. //::..::..::..::./ヽ¬     ヾ      -r―'´::..::..::.
   

さて、ヴァルヴレイヴで気になった描写の一つがピンク色の爆破である。

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この爆破の色を見ると、ガンダムシリーズを思い出さずにはいられない。
今回はピンク色の爆破に見る、
サンライズ、そしてガンダムの爆破について語ってみたい。

ピンク色の爆破の歴史~サンライズ、そしてガンダム

まず1979年に「機動戦士ガンダム」では宇宙の戦闘において
MSや戦艦の爆破描写にピンク色が多用されていた。

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(機動戦士ガンダム劇場版Ⅲめぐりあい宇宙より)

理由としては、制作会社である当時のサンライズに
大量のピンク色の絵の具が余っていたからいう話である。
そんな大量のピンクの絵の具を使いたいという苦肉の策だったとしても
漆黒の宇宙にピンクの爆破という組み合わせは、
絵的な見栄えを成立させている表現だったと思う。

次に1991年にリリースされたOVA「機動戦士ガンダム0083」でも
宇宙空間におけるピンク色の爆破描写がみられた。

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(機動戦士ガンダム0083より)

「機動戦士ガンダム」の一年戦争後に起きたデラーズ紛争を舞台にした本作。
そして1stガンダムのオマージュが溢れた本作では
このオマージュの一つとして、ピンク色の爆破を取り入れた。

本作は驚異的なメカ作画であったため、とてもインパクトのある描写となり
改めてガンダムの爆破といえばピンク色であることを再確認させてくれた作品だった。

次に2002年の「機動戦士ガンダムSEED」。

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(機動戦士ガンダムSEEDより)

「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」を目指したと言われるSEED。
物語も1stガンダムをなぞらえたような宇宙を地球を漂流する展開。
そして宇宙空間での爆破も1stになぞらえてピンク色だった。

私は当時SEEDを見た時に、
「21世紀のガンダムをやるのなら、これは外せないだろう」
と思い、爆破がピンク色だったことに大変喜んだ。

まとめ

以上のように、ピンク色の爆破といえばサンライズとガンダムの歴史でもあるのだが、
1stガンダム→0083→SEED→ヴァルヴレイヴ、というように
この歴史の中にヴァルヴレイヴが加わってくるのは中々に面白いと思った。

ヴァルヴレイヴという作品が、最終的に何を目指していくかはまだわからないが、
このピンク色の爆破の描写も含めてわかることは、
ヴァルヴレイヴは過去の作品の文脈/影響も踏まえて描いていることだ。

何にしてもピンクの爆破を見ると、安心するのであった。
 
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御坂美琴の光と影~とある科学の超電磁砲S 3話 

御坂美琴の光と影。

御坂美琴は学園都市に7人しかいないレベル5であり、
かつ学園都市の中でも屈指のお嬢様学校であり、名門校の常盤台中学の所属だ。
そして常盤台のレールガンという通り名で知られていることは、1期・2期で描かれてきた。

そんな御坂美琴は学園都市の光り輝く存在であり、
常にスポットライトが当たり続けた存在であるともいえよう。

しかし御坂美琴にも影がある。
この事が描かれるのが妹達編なのであり、
この光と影がある事を本格的に語られたのが、3話だったと思う。

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例えば上記のショットは、
美琴が今まで見聞きした色々な情報などを振り返って考えているのだが、
この時点では美琴は真実を掴んでいない。

ただ光射す部分と影の部分のはざまに美琴を配置することで、
美琴の光と影が同居する事を示唆する印象を与え、
美琴にも影がある可能性を見せている。

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また美琴が事の真相を暴くために、施設に潜り込むのだが、
ここでも研究素体が培養されている施設が置かれていた場所からは光が差している。
美琴の暗い部分=影が存在していた場所から、光が差しているのは何とも逆説的だ。

今回は夜、つまり暗い影の時間帯で美琴は動いていた。
その意味でも、真実を暴くかれるのは夜の時間帯で行われるのだろう。

1期でも主に物語が動く時間帯は主に昼間でありと記憶している。
変な化物も、最終話も時間帯は昼だったと思う。
それが今までの御坂美琴の光の部分だけを描いてきたともいえる。

そして2期の3話では主に夜の時間帯で描かれたことで、
光だけでない美琴の影の部分を暴き出し、
これに対して美琴がどう立ち向かっていくがを期待させる展開だった。

※追記

美琴の光と影についてキャラクターの関係で見るなら
光の部分を支えるのが上条さんで
影の部分を支えるのが一方通行さんなのだろう。

おまけ
 
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ちはやふるの若宮詩暢さんと瓜二つです。
 
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キャッチコピーから作品を考察するのは面白い!~RDG(レッドデータガール)を例に 

はじめに

RDG(レッドデータガール)4話まで視聴。

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4話では鳳城学園に転校した泉水子が様々な学生達と出会い、様々な出来事に遭遇する。
そして出会った学生達は一癖も二癖もある存在のようだ。
みんな特殊な能力を持っているようであり、
まるで泉水子は学園で生き延びるだけでも精一杯のようにも描かれる。

そんな4話は本格的に物語がスタートした形に見えた。
この4話を見て、1話から3話まではイントロダクションであり
4話までのタメであるように感じた。

そして4話を見て本作の

「普通」になりたい少女の願いが未来を変えるー善も悪もない、新たな学園ファンタジー

というキャッチコピーの意図が垣間見えたのが一番の収穫だった。
今回はキャッチコピーから作品の目指すものを考えてみたい。

善悪だけではない世界を、人間を描くRDG

まずRDGは善も悪もないという意味について。

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このキャッチコピーを知ると
それは一見、今回酷い怪我を負った宗田真響が被害者=善であり
加害者である高柳一条が悪ではないのかもしれないと解釈できるのだ。
(視聴者側にどうみえるかはさておいて)

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この善悪については、リカルドとひと悶着あった泉水子と深行を影で見ていた真響が
深行と話すことで「協定成立だね」という言葉でもわかるように
この作品は感情で結ばれた関係より、合理的な側面を重視して人が動いている印象も受ける。
(泉水子はまた別なのだろうが)

そして上を目指したいであろう業の深い高柳一条も含めて
本作は特殊な人間が集まる学園の人間模様を善悪をひとまずおいて描きたいのであろう。
さらにいえば、特殊な学園環境の中で、一際特殊な力を持った泉水子が
「普通」になりたいと願い、行動するのがRDGという作品ではないのだろうか。

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善も悪も、人が生きるのだからあるにはあるのだろうが
それ以上に人、人同士の関係、人の営みや主張、そして戦いを鮮烈に描く。
それは監督である篠原俊哉さんがかつて手がけた「戦う司書」にも通じる部分があると思う。

まとめ

今後の展開はわからないが、泉水子がその秘めたる力を駆使しながらも普通になっていく。
もしくは引っ込み思案や依存症的な側面をどうしていくのか、期待したい。
 
そしてキャッチコピーが作品の中身を紐解く好例である事を
RDGが指し示してくれたのが、有難かった。
キャッチコピーから作品を考えるのは面白い!
 
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さりげないフェチ描写が魅力の「あいうら」 

始まる前はノーチェックだった「あいうら」。
しかし始まってみたら、OP曲のインパクト、2つ目のEDの自由奔放な映像。
何より本編のオチもなく、淡々と描かれる内容と空気感が、たまらなく魅力的な作品です。

そして3話を見ていたら、フェチ的に気になる描写点があったので、少し書いてみます。

おしりと脚の描写

まずは山下先生のおしりの描き方。

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前かがみな姿勢になっている山下先生。
このアングルで描かれる先生のおしりがたまらなく魅力的に感じました。

何が魅力的かといえば、さらっと描いているところです。
おしりを描きたいのなら、もっとおしりを強調して描いた方がわかりやすいですが、
この描き方だと、全ての事象が淡々と進む「あいうら」世界には馴染まない。
このぐらいの自然な加減さが「あいうら」らしくていいのかなと思いました。

次に主役達の脚。

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女子高生の脚は描きたくなってしまうのでしょう。
京都アニメーションの山田尚子さんしかり。

脚の魅力は2つの無防備性があるとでもいうのでしょうか。
まずは素肌が外に無防備にさらされている点。
もう一つは感情が無防備にさらされている点。

脚を組み、脚を動かす、または動かない脚。
これらの動作で3人の感情が出ているのが魅力的です。
またキャラ達が椅子に座り、脚が他からは見えないので、
自然とガードがゆるくなり無防備になっている。
そうした無防備な感じの感情が脚から撮されているのが魅力的です。

まとめ

あいうらは何気ない高校生活が描かれた作品です。
そんな生活で描かれる、さわやかなフェチな描写。
この塩梅で脚やおしりが描かれるのが、あいうらの魅力ではないかと思うのです。
 
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[ 2013/04/24 06:32 ] あいうら | TB(8) | CM(2)

這いよれ!ニャル子さんW 3話に登場した最終回パロディの元ネタ紹介 

這いよれ!ニャル子さんW 3話。
毎回、色々な作品の元ネタが多いのだが、
今回は最終回のパロディが印象的だった。

俺達の戦いはこれからだED

アバンでニャル子は「私達の戦いはまだ始まったばかりです」と言い敵達に突撃する。
確かに、アバンなので始まったばかりという意味で正しい。

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まず俗にいう「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」最終回EDを使ってきた。
この「俺たちの戦いはこれからだ」
または「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」の元ネタは
少年ジャンプに連載されていた、1990年のゆでたまご作の「蹴撃手マモル」なのかもしれない。

参考:「蹴撃手マモル」4巻。一体コイツは何を考えているんだろう作者は何を考えているんだろうと小一時間問い詰めたい。

ドラゴンクエストアベル伝説ED

次の最終回EDパロディは、「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」だ。

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「ドラゴンクエスト-勇者アベル伝説」は1989年にフジテレビで放映された。
ゲーム原作のアニメ化がまだ珍しい時期で、人気原作のため話題になったが、
物語的には途中のまま32話で一旦終了。たぶん打ち切り。
そこで用意されたEDが、老婆がその後のストーリーを少年少女に聞かせるシーン。
当時見ていた人にとっては印象深い打ち切りEDの一つだっただろう。
※その後、時間帯を変えて再開。最後まで物語は描かれた。

ライダーやガンダム、ジャンプネタが多いニャル子さんの中でも
ちょっと渋いチョイスではある。

SILENT KNIGHT翔ED-NEVER END

最後の最終回EDパロは「SILENT KNIGHT翔」だ。
この作品は、1992年に車田正美が聖闘士星矢連載終了後少年ジャンプで連載した作品。
防具を身にまとい敵と戦う世界観・設定を含め、
星矢的なものを引き継いだ(人気を狙った)作品だが、わずか13週で打ち切られた。

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この「SILENT KNIGHT翔」の連載最終回の最後のコマで使われたのが「NEVER END」。
この言葉が後に打ち切り漫画愛好家達を中心に広がっていった。

参考;1992年48号ジャンプ感想

また、連載時と単行本では「NEVER END」の使われ方が違う。
ニャル子さんのパロは連載時版の方である。

まとめ

最終回EDパロディはアバンで一つ、Aパートで二つ使われたので、
Bパートでもあるのかなぁと思ってみていたら、全くなかったので拍子抜けした。
そんな最終話EDパロディは、やってみたいパロディの一つではある。

ちなみに、使われた作品の年代がそれぞれ1989年、1990年、1992年と
90年代前後であり、マモルと翔が少年ジャンプの連載作品であり
ドラゴンクエストのアニメも鳥山明つながりで、少年ジャンプで多く宣伝されていた点も含め
打ち切りといえば少年ジャンプなんだろう、という事を改めて思った。

おまけ-EDについて

まさかEDにこの方々が参加されるとは・・・撮影も江面さんだし・・・

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ニャル子やクー子の着替えのシーンが素晴らしかったのと、
キャラクターをグイングインと回転させるのが面白かった。
  
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コミュニティの崩壊と結成から見る「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」3話 

俺妹3話は、沙織・バジーナの話。
むしろ槇島沙織の話といった方がよいのかもしれない。
そしてオタクサークル的コミュニティの描写と崩壊の描かれ方が秀逸だった。

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12歳頃の沙織は体が弱く、そんな沙織を姉の香織は連れ回していたようだ。
ただ今回、香織が沙織を連れまわす場所は今までと違っていた。
香織は親の資産であるマンションの一室を
オタクサークルの集まりの場として使い、沙織をそこに紹介する。

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マンション先で出会ったのは、香織のサークル仲間達。
そこで沙織は人と話すにも顔を隠しながら自己紹介する。
この顔を隠す描写でもわかるように、沙織は顔を隠す性質があるようだ。
グルグルメガネを付けるのもその一環。

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そんな香織達の仲間の中でも、沙織の今後の方向性を決定づけたのが彼方だ。
それはこのメガネを見れば一発でわかる形。
彼方は沙織と親しくしてくれたようで、他の香織の仲間達が、
沙織を香織の妹という形で接し、一歩距離を取っていたのとは違い
先輩-後輩的な形で親密に接したようだ。

体が弱く、友人関係も少なかったであろう沙織にとっては
友人もでき、趣味も得られた意味では充実した時期だったであろう。
これも香織についてきたおかげでもあったのだろう。でも状況は変わる。

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香織は海外で結婚するということで、サークルからいなくなるという。
それは、今まで沙織を連れ回していた香織がいなくなることでもある。
そして中心人物を失ったサークルは徐々に仲間が去っていくことになる。

この中心人物が去っていくと、サークルが機能しなくなる描かれ方はリアルだ。
特に少数のコミュニティが、人間関係を取り持つ中心人物の
カリスマ性に頼っていた場合、一瞬で崩壊してしまうこともある。
香織が去った後のサークルはまさにこんな感じだと思う。

ただ、香織はサークル沙織が彼方と仲良くしている姿をチラチラ見ていた。
そしてその姿に何かしら思うところを感じていたようであり、
これが香織の結婚とどう結びついてくるかが、今回のポイントなのかもしれない。

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友達をサークルを失ってしまった沙織は、香織を憎んでしまう。
そして彼方と再開するも、彼方も漫画家デビューが決まり
仕事で忙しいからここには来られないという。

そして沙織は自分のサークルを作り、香織に見せつけたいという決心を彼方に伝える。
そんな香織に優しい言葉を投げかける彼方。そして沙織は彼方を師匠と呼び、
彼方は沙織に免許皆伝と称し、グルグルメガネを渡す。
顔をすぐ隠してしまうぐらい沙織が、今使っているもう一つの顔を手に入れた瞬間。

内気な素顔の自分では、コミュニティを作ることができない。
このメガネは内気な自分を隠し、コミュニティを主催する
沙織バジーナの顔であるともいえよう。
この辺りは自分の顔を隠して行動し、エウーゴという組織のリーダーだった
Zガンダムのクワトロ・バジーナ大尉(シャア)そっくりだ。

それにしても彼方が来栖可奈子の姉なのだろうから
この世界の縁というか、世界の狭さは面白い。

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そして沙織の回想は終わり、現在へ時は戻る。
どうやら沙織を驚かせるために、京介達がアポ無しで沙織の家へ訪れたようだ。
そこで京介達は、沙織バジーナではなく、沙織という超美人さんと出会ったわけだ。

そんな中で、香織が部屋へやって来たようだ。
小さかった妹も、今では姉をも超える背丈に。
身長で時間経緯を感じさせる演出はやはりわかりやすくグッとくる。

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かつての仲間たちとオフ会をやるということで帰国した香織。
あっという間に崩壊したサークル仲間を、こういう形で集めさせる香織に嫉妬しながらも
沙織も自身の仲間たちを紹介して、かつて誓った姉に仲間をみせる事を行う。
ここで姉の背中を追ってきた沙織が、はじめて香織と並んだ瞬間。
姉も心身共に成長した安心したのではないだろうか。
 
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最後は沙織バジーナに戻ってEDに。
今回は沙織と沙織バジーナの二つの顔(側面)を楽しめた展開だった。

まとめ

結論からいうと、香織がかつてのサークルを
自然消滅させるようにしたのは、沙織の為を思ってのことだと思う。
確かに沙織は楽しそうにしていたが、それは沙織の力によって獲得したものではない。
みんな香織が沙織に与えたものだ。そこに妹を安住させてはいけない。
だから、みんなと仲良くしている沙織を香織はずっと見つめていたのだ。

そして沙織は沙織で自身の力で仲間を作れるようになった。
ただそれも、香織がかつてのサークルを壊したからこそであろう。
その意味では、香織は最初は手を引っ張って沙織を導きつつ
仲間との付き合い方を教え、独り立ちしても大丈夫であろうと判断してから
沙織を独立させるようにしたのだろう。全て姉の計算通りなのかもしれないし、
それは沙織も「まだ姉には追いつけていない」というセリフでもわかる。

出会いと別れ、そして新しい出会い。
コミュニティの崩壊と新しいコミュニティの結成。
そんな狭間を体験した沙織・バジーナは、
京介達の仲を今後どう深めていくのであろうか。
 
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波打際のむろみさん3話で押さえておきたい3つの面白いポイント 

波打際のむろみさん3話が抜群に面白かった。
その抑えておきたい面白かったポイントを3点挙げてみたいと思う。

① つかみが上手かった

つかみという言葉がある。gooの辞書にも

相手の気持ちを引きつけること。また、その事柄。お笑い芸人が観客を引きつけるために最初に放つ独創のギャグ。また、講演や説明会の最初に聴衆の関心興味を高めるために話す事柄。「―のうまい芸人」

と書いてあるように、笑いを行う上で、つかみはとても重要である。

ではむろみさん3話のつかみとは何か。

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まずアバンで、ひぃちゃんの自身のイルカ好きを説明していたシーン。
ここで何種類かのイルカが次々に紹介される。ここまでは普通の展開だ。
しかし、

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「ムテキーーーング!!」

いきなり1980年代のアニメ「とんでも戦士ムテキング」のムテキングが脈絡なしに現れる。
この飛躍性と意外性。ムテキングの登場の瞬間に、つかみはOKなのである。
さらにこのつかみはOKのまま、OPに突入するところも素晴らしい。

ちなみにムテキングが登場できたのは、むろみさんの制作元がタツノコプロだからである。
セルフパロディに関しては、タツノコプロは寛容であり、他のタツノコ作品でも
多々見られるが、まさかむろみさんでムテキングは予想できなかった。

② 広がる舞台性~狭い空間からの開放

作品の舞台が広がっていく感じも面白かった。

「波打際のむろみさん」というタイトルだけあって、
1話は波打際が舞台で話が進み、
2話も、むろみさんがモルジブに行った場面もあったが、ほぼ波打際がメイン。
対して3話は一気に舞台が広がった。

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水族館のイルカにいちゃもんをつけるむろみさん。

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昔付き合っていた彼氏の回想シーン。(2億年前)

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浅瀬

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海底

以上のように物語の舞台が次々に変わっていったのが3話の大きな特徴。
波打際という狭い舞台から徐々に広がっていく世界への展開。

世界が広がれば、それだけ語り方やギャグにも広がりが出てくる。
1話2話の波打際という狭い空間で延々やり続けてきたタメが生きてくる瞬間でもある。

③ 絵づらが面白い

単純に絵を見ていても面白いのがポイント。

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波打際を俯瞰しているシーンだが、
たっくんをひいちゃんとイルカが囲んでいる。
状況的にも変な点と、俯瞰している分画面から妙な達観性と客観性が伝わり
おかしみのある絵づらになっていると思う。

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むろみさんとひぃちゃんが喧嘩し組合っているシーン。
周りにイルカがいて、視聴者を置いてきぼりにしないよう、
画面手前にたっくんを配置して、ツッコミ役として機能させたシーンだ。

どちらにしてもイルカが良い味を出している。

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他にはむろみさんのこの表情。
出崎さん的なハーモニー的処理と、
大張正巳さんの必殺技の光る赤い目という掛合わせ技。

ちなみに大張さんの光る赤い目は下記画像を参照。
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(参考:スーパーロボット大戦OG2より、監督:大張正巳)

アニメ表現的にも面白い所が散見されるのも楽しめる。

まとめ

以上のように、むろみさん3話は面白かったポイントがあった。

他にも
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むろみさんがひぃちゃんにオキザヨアタックをかける時も
わざわざ、オキザヨリの絵を一つ挟み込む点も、テンション高くて面白かった。

全体的に、ギャグ寄りな作品にいえる傾向だと思うが、
キャラクターが出揃い、キャラが立ち始めてからが
作品の面白さが出てくると思うので、4話以降でどう展開されるかを期待したい。
 
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[ 2013/04/21 09:00 ] 波打際のむろみさん | TB(8) | CM(1)

デート・ア・ライブ3話の走るEDに見る、富野アニメのEDぽさ 

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デート・ア・ライブ3話のひたすら走るEDを見ていると、
富野アニメ好きから見ると、
ザブングル・ダンバイン・ZガンダムのEDを思い出してしまう。

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戦闘メカザブングル(1982年)

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聖戦士ダンバイン(1983年・原画:稲野義信)

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機動戦士Zガンダム(1985年・原画:梅津泰臣)


走るEDは、以上のような富野アニメの刷り込みがあって好き。
そしてこうした走るEDは、前向きに走るキャラクターの姿をみせることで、
視聴者に気持ちよく感じさせて締めくくるための
一つの手法として定着しているのかもしれない。

他にも走るEDは多いのだが、デート・ア・ライブのこのEDは
ずっと走っている点ですごく富野アニメEDぽかった。
※影響やオマージュなのかは判別できず

一概に走るEDといっても、作品ごとで走らせ方を見てみるのも面白いと思う。
ダンバインの稲野さんの走らせ方が個人的には好きである。
 
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[ 2013/04/20 20:01 ] デート・ア・ライブ | TB(0) | CM(0)

アニメワンの「アニメ作品を見て泣いた作品6」についての雑感 

アニメワンのアンケート「アニメ作品を見て泣いた作品6」を見て感じたこと。

まずTOP10を見てみると、麻枝准さん企画・原作の作品が強い。

1位 CLANNAD ~AFTER STORY~
2位 Angel Beats!
4位 AIR
6位 CLANNAD

4作もTOP10入りをしている。正に泣きの麻枝准。
ただ「泣きゲー」の先駆者とも評されたkanonがTOP50に入っていないのが不思議だ。

全体的にTOP50位にランクインしている作品は2000年代、2010年代の作品が多い。
最近の作品でいえば、ソードアート・オンラインが7位に入っているのが目立つ。

その中で90年代の作品は
22位の赤ちゃんと僕(1996年)、29位のカウボーイビバップ(1998年)
39位のロミオの青い空(1995年)、42位の美少女戦士セーラームーン(1992年)
43位のママは小学4年生(1992年)、46位のナースエンジェルりりかSOS(1995年)
48位の赤ずきんチャチャ(1994年)となっていた。
ちなみに旧エヴァはTOP50位以内にランクインしていないようだ。

80年代以前の作品はランクインしていないようだ。

ちなみに私が一番泣いた作品は「機動戦士Vガンダム」。
毎回、毎回泣いていた。泣きじゃくっていた。
特に6話の「戦士のかがやき」や39話の「光の翼の歌」はグッと来る。
そして私はアニメを見てよく泣くタイプである。
 
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[ 2013/04/15 19:05 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

2013年春期開始アニメのキャッチコピーを紹介する 

はじめに

2013年春期放送開始アニメのキャッチコピーのリストをまとめてみました。

概要

キャッチコピーは私が該当しそうなものを
各作品の公式サイトからピックアップしました。

いくつか注意があります。

※私はキャッチコピーの専門家ではないので、間違いがあるかもしれません。
※公式サイトを見てもわからない作品はリストから除外しました。

2013年春期放送開始アニメのキャッチコピーリスト

作品名キャッチコピー
RDG(レッドデータガール)「普通」になりたい少女の願いが未来を変えるー
善も悪もない、新たな学園ファンタジー
デート・ア・ライブ・デートしてデレさせる
・世界の存亡、精霊の運命をかけた究極のミッション!
五河士道の戦争<デート>が今、始まる!
DD北斗の拳北斗現れるところ、笑いあり!
ガッ活(第2シリーズ)これがイケてる学級活動だ!
ラレコがおくる知と笑いのディべート・コメディ
断裁分離のクライムエッジ「君を切りたい」
うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%一億のキスよりもかがやく歌が奏でる、
全力全開2000%ラブ☆コメディ♪
カーニヴァル“嘉禄”“輪”“火不火”“腕輪”“能力者”
類稀なる色鮮やかなカーニヴァルの世界が、
ここに開幕する
はたらく魔王さま!魔王城は六畳一間!?
フリーター魔王様の庶民派ファンタジー!!
銀河機攻隊マジェスティックプリンスザンネンだっていいじゃない。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-青春とは嘘であり、悪である
“ひねくれぼっち”の主人公が
繰り広げる青春ラブコメディ
フォトカノ代わり映えのしない毎日に、
変化が生まれた瞬間だった…
DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATIONATLUSの大人気RPGシリーズ
「デビルサバイバー」から、
第2作目となる「デビルサバイバー2」が
シリーズ初のアニメ化!
百花繚乱 サムライブライド日本列島 桃色衝撃! 再び!!
牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~金色を、取り戻せ
ロボカーポリーテレビ東京ほかにて
毎週土曜日9時15分ロボカーポリー出動!
団地ともお笑いあり、涙ありのファミリー・アニメーション!
ぼくは王さまBS11にて4月6日より毎週土曜朝9時30分放送スタート
プリティーリズム・レインボーライブ「見える!虹の音楽」
音を感じる少女たちが、
プリズムショーに新たな風を巻き起こす!
絶対防衛レヴィアタンだって、絶対守りたいもん
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。アニメ第2期 全16話にて制作決定!
原作の最後までアニメ化
よんでますよ、アザゼルさん。Z人間よ!これが悪魔だ!
波打際のむろみさん
春に会えるとよ
惡の華これは誰もがいつかは通る、
あるいは既に通り過ぎた、
思春期の苦悩と歓喜の狭間で
記される禁断の青春白書である。
進撃の巨人行こうぜ、食物連鎖の向こうへ
宇宙戦艦ヤマト21992013年4月よりMBS・TBS系全国ネットにてTV放送中。
33年ぶりに『宇宙戦艦ヤマト』がTV地上波放送!!
ガラスの仮面ですが原作崩壊!?いいんですか、美内先生!!
翠星のガルガンティア宇宙から来た少年、船団都市(ガルガンディア)と出会う
這いよれ!ニャル子さんW世界よ!これも日本のクトゥルーだ!
ムシブギョー真っ直ぐに。ただ真っ直ぐに!
ちび☆デビ! 新シリーズ育児に奮闘する中学生・ほのかと、
愛くるしい赤ちゃん・まおのちょっとおかしくて、
とっても楽しい毎日が始まります!!
ハヤテのごとく! Cuties「恋する春がやってきた♪」「笑って恋して生きるのさ♪」
アラタカンガタリ~革神語~少年は神に選ばれ鞘(ショウ)となるー
スパロウズホテル最強!最巨乳!?新人武闘派フロント係佐藤小百合と、
中学生に見えるがしっかり者の塩川環と、
その二人を目当てに来る客などが繰り広げる
日常ビタミン系ギャグアニメーション
ゆゆ式ノーイベント・グッドライフ!
それがこの3人の“ゆゆ式(ルール)”
あいうら噛み合わない、それが楽しい。女子校生たちの日常。
革命機ヴァルヴレイヴ世界を曝く
とある科学の超電磁砲S2013年4月12日より、
TOKYOMX・MBS・CBS・BS11・AT-X他にて放送開始
変態王子と笑わない猫。爽やか変態×冷ややか少女の
青春迷走ストーリーがいまはじまる!
宮河家の空腹貧乏だけど、私は元気です。
踊り子クリノッペかわいいクリノッペとの生活を始めよう。
トレインヒーロー毎週火曜 夕方5時30分からテレビ東京系列にて好評放送中!
マイリトルポニー毎週火曜 朝7時30分からテレビ東京ほかにて好評放送中!
 

まとめ

いかがでしたか。

例えば、
「よんでますよ、アザゼルさん。Z」の「人間よ!これが悪魔だ!」と
「這いよれ!ニャル子さんW」の「世界よ!これも日本のクトゥルーだ!」
は、アベンジャーズの「日本よ、これが映画だ」のパロディということがわかりました。

他にも読み込んでいると色々わかるかもしれません。

アニメ作品も商品ですから、商売するためにキャッチコピーが必要です。
その商品を端的に表現するキャッチコピーから
アニメ作品をそしてアニメの売り方を考えてみるのも面白いのかもしれません。
 
※間違い、もっとキャッチコピーにふさわしいものが他にあるなど、ご指摘頂けると幸いです。
   
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劇中ゲームが本編アニメを侵食する「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」2話は傑作回! 

はじめに

俺の妹がこんなに可愛いわけがない2話。

今回は劇中で話題になる劇中ゲーム「ラブタッチ」の使い方が面白かった。
それはゲームにハマり、さらに桐乃とあやせの問題を解決するために
ゲームのように振舞うキャラクター達が面白かったからである。

ふたりのあやせ~劇中のあやせとラブタッチのあやか

物語のスタートは、あやせが桐乃がゲームばかりをしていて、
自分を見てくれていないことを感じて京介に相談するところから始まる。

京介は問題解決のために桐乃にゲームについて聞いたら、
ラブプラスのような恋愛ゲームであり、
ゲームに登場するのがあやせに極めて似たキャラだった。

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ラブタッチというゲーム。ここに出てくるあやかは、早見沙織さん声の少女。
容姿はあやせにそっくり、声も同じ人なので、
まるであやせ自身がゲーム化した錯覚を覚えさせられる。
ここで、劇中と劇中ゲームがシンクロしていく展開なのがわかる。

さらに、京介はゲームを進めるうちにあやかにハマったようであり
そしてゲームのように振舞うことが、桐乃を振り向かせる事につながると
京介はあやせを説得する。劇中がゲーム化(ラブタッチ化)していく展開だと言っても良い。

劇中の美少女ゲーム的画面作り

劇中がゲーム化していく予兆は、アバンからあった。
「お兄さん、ご相談があります」というあやせの映し方は
いわゆる美少女ゲームの立ち絵的な、バストショットともいえる。
つまり最初から「今回は美少女ゲームの話」ですと宣言していたともいえるのである。

他にも今回は、真正面のあやせのバストショットが多用されている。

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こうしたのあやせの撮り方も、ゲームと劇中が混同させられるように作られている。
特に後半の京介の部屋で、あやせがゲームのように喋ることを訓練するシーンは
まさに本編(劇中)のゲーム化を推し進めた決定的シーンだと私は思う。

そんなこんながあって、翌日の登校する朝。
麻奈実は京介をまるで美少女ゲームの立ち絵のように、
そしてゲームのような言葉遣いで出迎え
さらにあやせも麻奈実と同じように桐乃を出迎える。

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あやせと麻奈実の背景が同じ(使い回し)であることを考えると、
麻奈実を見ていた京介と、あやせを見ていた桐乃はほぼ同じアングルであるようだ。

まさにここで劇中が劇中ゲームに侵食、ゲーム化した瞬間だと私は感じた。
そして極めつけにあやせが

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極めてヤンデレ的な記号(表情・目を含め)で描かれてオチをつけたのは面白かった。
あやせというキャラを記号的に表現すればヤンデレが相応しいのだから。

おまけ~あやせと京介の暴力的距離感

ちょっと、話を変えよう。あやせと京介の関係は面白い。
あやせは京介に対し何か思うと、暴力的な行為で距離を詰めてくる。

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今回でいえば、胸ぐらを掴む→パンチする→回し蹴りをする、というように
暴力の方法がエスカレートし、攻撃性が高まっているといえるだろう。
あやせと京介の関係を見る際に、あやせの暴力性と暴力行為は押さえておきたい。

まとめ

「ラブタッチ」はゲームでありながら、
アニメのキャラクターや美術と馴染んだように描かれる。
つまりアニメ本編のあやせとラブタッチのあやかは等価なのだ。
等価であるがゆえに、劇中ゲームはアニメの俺妹世界を侵食することが可能なのである。
 
これができるのは、上記でも言ったようにあやせとあやかの容姿が酷似している面もあるが
声優:早見沙織さんがあやせとあやかを演じている点が大きいだろう。
かつて聖闘士星矢やルパン三世などでも、声優交代に対して大きな反響があったが
それだけ声はアニメのキャラのパーソナルに根本的に関わる要素なのだ。
声が同じなことで、アニメ(本編)とゲーム(劇中劇)を無理なく繋いでいる。

さらにいえば、このおしとやかでプレイヤーの京介に惚れている
ラブタッチのあやかというキャラは、
本編のあやせというキャラのもう一つの可能性として見ると面白い。
 
劇中ゲームの扱いに関して、俺妹2期2話は珠玉の出来栄えだったと思う。
さすが原作者の脚本を元にした展開だったと思う。
 
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革命機ヴァルヴレイヴ1話に見る富野由悠季的カットイン 

革命機ヴァルヴレイヴ1話を視聴。面白かった。

主人公がヒロインの好きな女の子と結ばれそうになった瞬間に、
そのうちもう一人の主人公にとってのヒロインになるであろうの男の子に寝取られる、
逆レイプされるような展開であり、分断と結合が一緒に訪れる感じが面白かった。

あとニンゲンヤメマスカは、
ローゼンメイデンの「まきますか、まきませんか?」が元ネタではないかと思った。

メカ戦闘や学園シーンのビジュアルも充実しており、千住明さんの音楽と
そして手練手管な松尾衝さんの演出が見事に合致していたと思う。

さて、松尾監督はヴァルヴレイヴで富野由悠季的なカットインを2回使っていた。

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ちなみに富野由悠季的カットインはこんな感じ。

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(ブレンパワード)

松尾さんが以前手がけたOVA「ガンプラビルダーズ」でも同様のカットインが使われていた。
ただあれはガンダムっぽい演出を要請された側面もあったようにも見えたが、
本作でも使ったことで、松尾監督はロボットアニメでカットインを使うのがわかった。
そんな松尾監督はロボットアニメと富野由悠季監督につて以下のように語っている。

松尾:以前からロボットアニメには興味をもっていたんです。富野由悠季監督と劇場版「機動戦士Ζガンダム A New Translation」のスタジオ演出をさせていただいて、ロボットものに可能性を感じたんです。正確には富野監督の仕事に影響されたということかもしれないですね。

月刊ニュータイプ2013年5月号 革命機ヴァルヴレイヴ 松尾衡監督インタビュー

松尾さんが薄々富野さんの影響があるようにうすうす感じてはいたが、
この富野さん的、サンライズ的な技も使う人なんだなというのが
革命機ヴァルヴレイヴ1話を通してわかった。
この辺りは作品ごとの要請に従っているのだろう。
 
ちなみに富野さんというと、
本作のシリーズ構成の大河内一楼さんはキングゲイナーで、
また音楽の千住明さんは機動戦士Vガンダムで富野さんと一緒に仕事をしていたりもする。
この辺りの主要スタッフの布陣の采配は、
ブレンパワード・キングゲイナー・リーンの翼で富野さんと一緒に仕事をし、
本作のプロデューサーでもある河口佳高さんの匂いがプンプンする。
 
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「はたらく魔王さま!」の生活感を支える二つのディテール 

はじめに

「はたらく魔王さま!」が面白い。

この作品は貞夫、恵美ともに庶民的なしみったれた生活が描かれているが、
こうした生活感溢れる作品が私は好きだ。
他には「天体戦士サンレッド」も生活感溢れて好きだ。

※ちなみに両作品ともに、
特撮ヒーローと悪役、勇者と魔王というように
両者の関係自体をパロディものである点では共通している。

では「はたらく魔王様!」の生活感を支えているものは何か。
それは、画面の所々に出てくる二つのディテールである。

生活感を支えるディテール~現実にあるものを拝借する

まず一つ目は、現実のものを拝借して生まれるディテールである。
アニメでは、現実にあるものの名前を変えた店名・商品名・番組名が登場する。
本作でいえば、貞夫がバイトしているマグロナルドが該当する。
そんなこの作品は、お店を含めて現実にあるものを文字った描写が多い。

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マツモトキヨシ→マツモトショウタ

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docomo→docodemo

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突撃!隣の晩ごはん→爆撃!隣の夕ゴハン

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月間サンデーGX→月間ヨンデーFF

こうした現実に生きる中でよく見かけるものが、本作では多く登場することで
視聴者に自然と親近感を与えてくれるのだ。

貧乏のディテール、そしてリアリティ

二つ目は貧乏のディテール。
次に、恵美、貞夫の両方の食べているものを取り上げる。

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恵美:ご飯、唐揚げ、フライ

※ここで勇者が、上の爆撃~の番組を見ていて、
勇者の食事と番組で紹介される家の食事が対比されている。

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貞夫:ご飯、こんにゃく、キュウリ

さびしい、どちらも食事としては寂しいものを感じる。
貞夫側には食費を切り詰めて、食事を作っているように見えるし、
恵美側は、安くてカロリーの高いものを選んでいるようにも見える。

ただこうしたわびしい食事シーン、貧乏のディテールがあるからこそ、
恵美が財布を落として何にもできずに貞夫の家で
1枚の毛布に包まり寝る描写とかが、積み重ねとなって生きるのだ。

まとめ

人がリアリティを感じやすいのは、強さ・凄さ・豪華さよりも
はたらく魔王様!のような、貧乏臭さや弱さであると思う。

そしてキャラクターの貧乏臭い描写が
現実にあるものの名前を変えた店や番組名などが出てくる世界の中に溶け込んで
正確な意味での現実ではないが、親近感を感じさせる現実に近い世界観を上手く表現している。
はたらく魔王様!とはそういう世界なのだ。

今後もこうした貧乏臭いことで親近感を感じさせる描写があるかわからないが、
はたらく魔王様!という作品はこうしたディテールによって支えられていると感じた。

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何より、ストーカー気質もある恵美が可愛い。この辺りのキャラの怖さは

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細田直人さん的な意味で、我妻由乃に繋がる部分があると思う。
  
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[ 2013/04/12 21:33 ] はたらく魔王さま! | TB(34) | CM(3)

RDG レッドデータガール 2話「田舎から都会へ」 

1話で田舎(故郷)を徹底的に描き、2話では都会という異邦を描いた展開。
舞台が一変し、田舎から東京という都会へ移り変わったのが面白かった。

今後は東京がメインになっていくのであろうが、
不可抗力で電車の改札や電車自体を混乱に陥れる
東京という都会は泉水子には冷たかった。

PA的には、田舎と東京が富山と東京の関係に見えてしまう。

1話が泉水子と深行の出会いがメインであるなら
2話はこの二人が動いて物語を紡いでいくという展開であり、
次のフェイズへ進んだように感じた。

特に深行が泉水子の手を取る所は、
サブタイトルにもかかってくるシーンであり、
二人の関係の進展性の予感を感じさせた。

物語には多くの謎が潜んでいる。
でも2話ではわからない部分はありながらも、物語の進行は感じさせたために、
次回以降の展開が面白くなりそうだという、期待感を孕ませたのが良かった。

期待感こそが、アニメの視聴を継続させる。
RDGはどんな物語を紡ぐのだろうか。
 
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鳥海永行さんから映る「雲のように風のように」 

はじめに

最近、タツノコ劇場で
科学忍者隊ガッチャマン、宇宙の騎士テッカマン、破裏拳ポリマーなどの
ディテールを積み重ねつつ重厚かつハッタリの効いたリアル感ある演出をされていた
鳥海永行さんの作風に心惹かれている。

ただ私のアニメ体験を振り返れば、
子供の時に大好きだった「雲のように風のように」の監督も
鳥海さんだと考えれば、子供の頃から鳥海さんには惹かれるものがあったのだろう。

「雲のように風のように」とは

「雲のように風のように」は酒見賢一氏の「後宮小説」を原作としたテレビアニメである。



「後宮小説」は日本ファンタジーノベル大賞最初の受賞作である。
三井不動産がスポンサーとなり、
本編中にCMを入れないという異例の形式で1990年に日本テレビで放送された。

キャラクターデザイン・作画監督に近藤勝也さんが参加し、
特にスタジオジブリで活躍したアニメーターが参加した作品でもある。

余談ではあるが、リアルタイムで視聴した時はCMがないので
トイレに行けるタイミングがなく、やむなく途中でトイレに行った記憶がある。
また春分の日に放送されていた為、巨人とどこかの球団のオープン戦の結果が
テロップ表示されていたのも記憶に残っている。(さすが日テレ)

さて、話を戻すと、本作はTV放映ということもあって、
原作には濃厚に描かれていた性的なモチーフが大幅にオミットされ、
必ずしも原作の持ち味をアニメ化されているとは言い難い作品ではあった。
ただこれは、鳥海さんの考えもあったのだろう。

鳥海さんの考え~教育的側面を意識して作品を作る~

鳥海さんはそんな自分の考えの変遷を
「教育的な側面を意識して作品を作る」と題して以下のように語っている。

教育的な側面を意識して作品を作る

ぼくは昔「科学忍者隊ガッチャマン」などのアクション物をやっていたのですが、ある時期非常に嫌悪感をいだきました。私の作ったアニメ番組を見て、まだ小さかった子供が逃げ回ったのを見て「こんな作品を作ってはいけない」と思いました。
(中略)
「ニルスのふしぎな旅」のLDを出すというので、テレシネの作業に立ち会ったのですが、いま見ると非常に過激なんですよね。「ああ、こんな事をやっていたのか」「まずいなぁ」と感じました。
(中略)
作品の教育的な側面というのは、作っている本人が年を取らないと判らないですね。作っている時にはぜんぜん判らない。
(中略)
ぼくはここ数年「しましまとらのしまじろう」というTVアニメを作っています。(中略)これは幼児向けの番組で、子供はどう育てたらいいのか、今の子供には何を与えるべきなのか、または与えてはいけないかを考えながら作っています。

【押井守全仕事 増補改訂版 鳥海永行●インタビューより キネマ旬報社(2001年)】

「雲のように風のように」は1990年放映。「ニルスのふしぎな旅」は1980年であり、
教育を意識して作った「しましまとらのしまじろう」が1993年の放映である事を踏まえると
おそらく「雲のように風のように」を作っていた頃の鳥海さんの中では、
子供を意識した作風に傾きつつあったと言えるのかもしれない。

そして上記のインタビューでも言っているように、
子供に与えてはいけないもの、過激なものとして、
原作の後宮小説にあった性的なモチーフを捉えたのかもしれない。
だからこそこのモチーフをオミットしたという見方もできるだろう。
(もちろんそれが作品的に正しいのかどうかとは別問題ではあるが・・・)

まとめ

「科学忍者隊ガッチャマン」や「宇宙の騎士テッカマン」を
作っていた頃の鳥海さんは恐ろしくハードだった。
当時の時代の空気とはいえ、公害や環境問題などのテーマに踏み込んでいった作風。

そんな鳥海さんは徐々に「ニルスの不思議な旅」から「雲のようにかぜのように」
そして「しましまとらのしまじろう」へと年を経るたびに
過激さを抑えた作風へ変遷していったのだろう。

この鳥海さんの作風の変遷を見る上で
「雲のように風のように」を見ても、面白いのではないかと思った。
 
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[ 2013/04/10 20:41 ] コラム | TB(0) | CM(0)

ニコニコ動画で配信中の「とんでも戦士ムテキング」の各話あらすじが面白い 

はじめに

4月からタツノコ劇場で配信された「とんでも戦士ムテキング」の
各話のあらすじが面白いです。今回はこのあらすじを紹介します。

ムテキングのイントロダクション

そもそもとんでも戦士ムテキングとはどんな話なのか。
この作品は1980年にフジテレビで全56話を放映。タツノコプロで制作されました。
そして、話の大筋は以下のとおりです。

宇宙の彼方のタコ星から、悪党四兄妹クロダコブラザーズを追って地球にやって来た保安官助手のタコロー。地球の少年リンと友人になったタコローは、地球征服を企み次々と騒動を起こすクロダコブラザーズを捕まえるため、リンを無敵のスーパーヒーロー・ムテキングに変身させる。

こんな話のようです。

各話のあらすじ

さてあらすじの紹介。まず、1話から。

1話「とんで出動!ムテキング」 

地球の少年リンの元に、タコのような宇宙人タコローがやってきた。彼はタコ星の保安官見習いで、悪党クロダコブラザーズを追ってきたのだという。地球征服作戦を開始したクロダコブラザーズを捕まえるため、タコローはリンを無敵のヒーロー・ムテキングに変身させる。

これは普通ですね。


2話「不思議なつり革大騒動」

地球人は様々なモノにぶら下がるのが好きだと分析したクロダコブラザーズ。強力な磁力光線を発していい気分になるつり革を作り、町中にバラまくという作戦を実行。街のあちこちで人々が好きなところにぶら下がり、ケガ人が続出してしまう。
 
気分が良くなるつり革でを作り、人間をケガさせるとても遠回りな作戦です。


3話「食前食後にまた食べろ」

人間に一日中昼ご飯を食べさせて太らせる作戦を決行するクロダコブラザーズ。手の生えた奇妙なイスで人々を捕まえて、ムリヤリご飯を食べさせる。学校ではちょうど給食の時間で、リンも捕まってしまった。


地球征服より、太らせる事に躍起になっていることが伝わってきます。


4話「ニセ情報で征服だ!」

クロダコブラザーズは狼少年の話を参考にして、嘘をついて人々をだます作戦を立てる。TV局やラジオ局、警察署や消防署を同時に占領し、大地震が起きると嘘の放送を流したため、街中が大混乱に。


これはあらすじだけを見ても、今でも通用する話のようにも見えます。

まとめ

とてもユニークな作品であることが、あらすじから伝わってきます。

さて、この作品を見てある事を思い出しました。
それは、この作品に出てくる

takomi000.jpg
 
この敵のタコミが、
こいつが私の人生初の萌えキャラなのです。

 
タコミ可愛いなぁ。
 
※とんでも戦士ムテキングの配信ページはこちら 
 
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[ 2013/04/09 22:22 ] ニュース | TB(0) | CM(2)

逆襲のシャアにおける、αアジールの機体名の意味から考えるクエス・パラヤ論 

はじめに

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」における
クエス・パラヤというキャラを考える時に
αアジールという機体を抜きには考えられない。

arufazi.jpg

ではクエスとαアジールの関係性とは何か。
αアジールという機体名に込められた意味から考えてきたいと思う。

アジールの意味~クエスにとっての聖域/避難所

まず、wikiでアジールを検索すると以下のような説明だ。

アジールあるいはアサイラム(独: Asyl、仏: asile、英: asylum)は、歴史的・社会的な概念で、「聖域」「自由領域」「避難所」「無縁所」などとも呼ばれる特殊なエリアのことを意味する。ギリシア語の「ἄσυλον(asulon:侵すことのできない、神聖な場所の意)」を語源とする。具体的には、おおむね「統治権力が及ばない地域」ということになる。

 
端的にいえばアジールとは、聖域/自由領域/避難所であり、
これが具体的にどこを指すのかといえば、西洋では神殿であり、
日本ではかつてあった縁切り寺などが該当する。

そしてαの意味をgoo辞書で調べると

アルファ【Α/α/alpha】

1 〈Α・α〉ギリシャ語アルファベットの第1字。
2 物事の最初。「―からオメガまで」
3 〈α〉ある未知数。また、ある数量に付け加えられるわずかな量。「プラス―」
4 〈Α〉
㋐野球で、後攻チームが最終回の攻撃をしないで、または終えないで勝ちが決まったとき、その得点につける記号。現在ではXを用いる。スコアブックに記されたxをαと読み違えたところからという。
㋑走り高跳び・棒高跳びで、次の高さに挑戦しないで試技を終えたとき、それまでの記録につける符号。「二メートル―」
5 〈α〉金属・合金などで相を示す記号の一。
6 〈α〉有機化合物の炭素原子の位置を示す記号の一。 【goo辞書より】

  

となっている。

これらαとアジールのそれぞれの意味を、
クエスにおけるαアジールの関係に上手く当てはめるとするなら

αアジールは、クエスにとっての始めての聖域/避難所といえる場所であるといえるだろう。

クエスはなぜαアジールに乗らなければならなかったのか

そもそもクエスというキャラは逃げ続けてきたキャラだと思う。

まず家庭を顧みない地球連邦の腐った官僚の象徴ともいえる
父:アデナウアー・パラヤが嫌で逃げた。
次に偶然出会ったアムロに惹かれるも、チェーンがいた為にシャアと共に逃げた。
そして(無自覚にも)クエスを鬱陶しいと感じたシャアが
クエスにプレゼントしたのが、αアジールという
クエスにとって最初の聖域であり避難所だったわけである。

言い換えればシャアがクエスにαアジールという逃げ場所を与えたようなものであり、
逆にクエスはシャアにのせられて、αアジールに逃げてきてしまったともいえる。

そう考えると、家庭からも様々な環境からも逃げ続けてきたクエスが
αアジールという避難所の名を冠した、機体を最後に乗ったのは必然であったようにも感じる。


しかし逃げ続けてきたクエスは、だからこそαアジールで死ぬしかなかったともいえるし、
逃げ続けてきてしまったため、ハサウェイを含めて誰の耳も貸さなくなってしまった。
その意味では、ハサウェイがクエスを助けたかったのであれば、
αアジールに乗る前までがチャンスだったのかもしれない。
αアジールに乗ってからでは遅かったのだと言えるのかもしれない。

終わりに

富野監督が、αアジールという機体名を付けたのかわからないが、
クエスというキャラの有り様をαアジールという名前は見事に現している事を考えると、
おそらくαアジールという名前は、作り手が確信を込めて使っているのだろう。

そんなキャラとキャラの背景、そして機体名が見事に合致したクエスとαアジール。
逆襲のシャアにおけるクエスは、逃げ続けてきたことによって
最初の聖域/避難所を手に入れたものの、救われることはなかった意味で
富野監督の当時のニュータイプへの認識を象徴するキャラクターなのである。
 
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[ 2013/04/08 21:37 ] 富野由悠季 | TB(0) | CM(0)

手堅い物語構成術が光る「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」1話 

はじめに

俺の妹がこんなに可愛いわけがない。が帰ってきました。
ざっと1期から1年半近くが経ったのでしょうか。時間が経つのは早い。
そんな2期の1話を見て、手堅い。実に手堅いと思いながら見ていました。

きちんと全キャラに見せ場を持たせる構成

なぜ手堅いのかといえば、全キャラに見せ場を与えていた展開だったからです。
おそらく分割2期ものの宿命ではあるのでしょうが、
2期ものの1話は1期の復習も兼ねて、
もう一度キャラクターの有り様ををおさらいしないといけない。
それがこの1話では上手く出来ていたのではないかと思うのです。

2oreimo004.jpg

まず桐乃と京介の幼少時代のエピソードが描かれました。
ここで京介と桐乃の因縁というか、二人の遠からず近からずの関係が始まったのかも。
物語の起点は京介と桐乃である事を再確認できるエピソードを最初に持ってきました。

2oreimo005.jpg

そんな妹との距離感に悩む京介は幼馴染の田村麻奈実さんに相談。
妹の次は、幼馴染の登場させます。

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次に桐乃の親友である、あやせと再開。

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キマシ!
見せ場をきちんと作っています。

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来栖加奈子さんとも再開。さっそくあやせにチョップされています。

2oreimo000.jpg
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2oreimo001.jpg

次に黒猫さん。
前期であった京介とのキスは、遠まわしの告白なのか。
黒猫さんに聞いたら、とても困ってしまった様子で・・・
二人の恋愛関係もここでさらっと描いています。
結局、外部の乱入でうやむやになってしまいしたが。

ここである程度キャラの紹介が終わらせて、次のステップへ。
そして京介は桐乃に引きづられながら、秋葉原へ向かいます。

2oreimo002.jpg

学校が桐乃や黒猫の表の姿なら、
秋葉原にいる彼女たちは裏(真)の姿。
そして秋葉原にいる桐乃や黒猫の知り合いといえば沢城バジーナさん。

これで主要な女性キャラの紹介は一通り揃ったというところでしょうか。

2oreimo003.jpg

散々秋葉原で散財をして、さらには通販グッズも溜め込んで欲望を全開にした桐乃。
結局、裏の顔の時には兄貴に頼ってしまう感じの桐乃。
最初と最後は桐乃で締めるという物語構成でした。

まとめ

2oreimo010.jpg

各キャラの紹介と見せ場をきちんとお披露目しつつ、
京介と桐乃の過去の因縁から、現在の京介と桐乃の関係までを描いた1話。

1期を見ていたけど、忘れてしまった部分がある人でも
過去の因縁や展開を踏まえた内容を描きつつ、おさらいしていたので
とても内容的に見やすかったものだったのではないかと思います。
この辺りの構成術はシリーズ構成・脚本である倉田英之さんの腕といったところでしょうか。

またキャラクターの作画がとても端正。原作絵の魅力を存分に引き出しています。
今期も前期に続いて、総作画監督に石田可奈さん、川上哲也さんを迎え、
さらに渡邊敬介さんも参加。
キャラクター作画を崩すまいぞという気合の入った布陣だと思います。

元々小説挿絵のかんざきひろさんがアニメーターということもあって
挿絵自体がアニメ的なフォルムで描かれているからこそ
アニメでも挿絵の再現度がしやすくなっている面も見逃せません。

そんなこんなで俺妹はどんな物語が展開されるのか。期待です。
 
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フォトカノのOPが∀ガンダムのOPだった件 

角川ゲームスのゲーム「フォトカノ」がアニメ化。さっそく1話を見ていた。

カメラのレンズ効果を意識した画面作りと、
アマガミの変態紳士な感じを意識した作りが印象的。
主人公がアマガミの橘君ぐらいのキャラに化ける事を期待したい。

さて、フォトカノのOPを見ていたら、∀ガンダムのOPと共通する描写があった。

fotokano000.jpg fotokano002.jpg fotokano003.jpg fotokano001.jpg 
(フォトカノ)

fotokano-2002.jpg fotokano-1000.jpg fotokano-2001.jpg fotokano-2000.jpg
(∀ガンダム)

画面奥から手前にパネルが向かってくる描写が共通している。
フォトカノの場合であればこのパネルは写真なのだろう。
(※∀ガンダムの方がパネルの数が多い。)

どちらにしても∀ガンダムとフォトカノのOPは
瞬間や記憶を切り取る写真(パネル)こそが
歴史であり、物語であることを喚起しているように映る。

ちなみにフォトカノの監督であり、
このOPのコンテを切った横山彰利さんは
∀ガンダムでは6話・13話(共同)・32話・37話・49話(共同)で絵コンテ。
2つ目のOPや、13話・17話・22話・38話・49話をやっていて、
かなり∀ガンダムをガッツリやられている。

フォトカノのOPが∀ガンダムのインスパイアなのかどうか、推測してみると面白い。


ちなみに

fotokano-3001.jpg

EDは坂本一也さんが参加。
京都アニメーションを退社されたが、今後の活動に期待したい。
 
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[ 2013/04/05 20:50 ] フォトカノ | TB(4) | CM(0)

RDG レッドデータガール1話で徹底して描かれる曲線モチーフの考察 

はじめに

荻原規子さんのファンタジー小説「RDG レッドデータガール」のアニメが放送開始。

アニメーション制作はP.A.WORKS、キャラクター原案は岸田メルさん、
監督は篠原俊哉さんということで、期待している方も多かったのではないだろうか。

1話は煮え切らない泉水子がどうなるかが今後のポイントのようにも見えた。
また、多くの謎を孕んでいて、その謎が今後の期待へ繋がっていくのだろうと感じた。

さて1話を見たところ、本作はあるモチーフが多用されていることに気づいた。
それは曲線・曲線状(流線的)のモチーフである。
当記事では、この曲線モチーフを通してRDGが何を描くのかについて考えてみたい。

曲線モチーフの例

さて、実際に曲線モチーフを見てみよう。

RDG1000.jpg

まずカーブミラーに映るのは主人公の鈴原泉水子達が乗る車。
この車が描く軌道はカーブ(曲線)である。

RDG1001.jpg

俯瞰してみると、道路はS字形をしている。

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泉水子が住む、熊野古道の風景。これもまた、川がS字形の曲線を描いている。

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教室の扉に立てかけられた「三年教室」。
この「三年教室」と描かれた木片を支える木が曲線を描いている。

RDG1004.jpg

このアングルからだと、A字状に見える橋。橋を支えるものが曲線状になっている。

RDG1005.jpg

バレーの授業中に鈴原泉水子に襲うバレーボールの起動もまた曲線を描く。

RDG1006.jpg

「校長室」。「三年教室」と同様。

RDG1-5001.jpg

泉水子の頭についているコードも曲線的である。

RDG1007.jpg

先ほど出た川と違うがこれもまた曲線を描く。

RDG1-2000.jpg

幼少時代の相楽深行と鈴原泉水子。
深行が泉水子に投げるボールの軌道もまた曲線である。

RDG1-4000.jpg

こちらはEDのワンシーンなのだが、
扇子が曲線状に動く描写が多用されている。

RDG1-3000.jpg

そしてOPタイトルのロゴをみても、
特にRの字が曲線的に誇張して書かれているのがわかる。

以上のように1話の時点で徹底して、曲線状のもの、
もしくは曲線状の軌道を描いてきたのがわかる。

終わりに~曲線モチーフを通して描きたいもの

こうした曲線・曲線状のモチーフがどこに掛かるのかといえば

RDG1-5000.jpg

泉水子の切った髪(変化したいという象徴の表れであり、曲線状)に掛かってくるのである。

RDG1-5002.jpg

泉水子は引っ込み思案な自分を何とか変化をしたい為に髪を切ったわけだが、
1話を見る限り、まだ踏ん切りがついていないようだ。

こうした泉水子の今後は前途多難を暗示するかのように
道や川の曲線は曲がりくねっているようにも見えた。
それだけ、変化というのは大変なものである。
 
RDG1-51000.jpg

一方でもう一人の主人公にも見える相楽深行は
自分で自分の道を切り開くタイプの人間のようだ。
山伏という運命に抗いつつも、彼は変化を恐れないで今後動くのだろう。

その意味でRDGはキャラクターの変化を描く物語であり、
この変化とは何か、泉水子達の運命の困難さを描くために
曲線的なモチーフを徹底して描いているように見えたのである。
 
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声に出して読みたい 機動警察パトレイバー 2 the Movie 

はじめに パトレイバー2の台詞の魅力

最近、機動警察パトレイバー 2 the Movieの魅力について話していたのだが、
この魅力の理由の一つとして、カッコイイ台詞がとても多いことが挙げられるだろう。
 
例えば、後藤隊長の

「だから!遅過ぎたと言ってるんだ!」


という台詞は使われるタイミングも含め名台詞中の名台詞だと思うが、
こうしたカッコイイ台詞は、実際に使ってみたいものが多いと思う。
他にも下記のように

「戦線から遠退くと楽観主義が現実に取って代る。そして最高意志決定の場では、現実なるものはしばしば存在しない。戦争に負けている時は特にそうだ」

「舞台はミスキャストで一杯。誰もその役を望んじゃいないのにな。素敵な話じゃないか。これが俺達のシビリアンコントロールってやつさ」

「スタンドアローンで制御不能な兵器などナンセンスだからな」

「戦争はいつだって非現実的なもんさ。戦争が現実的であったことなど、ただの一度もありゃしないよ」

「一つ教えてくれんか。これだけの事件を起こしながら、何故自決しなかった?」


こうした台詞はネット上でも書き込みたくなるし、人と話す時に使いたくもなる。
またパト2好き同士で話す時は特にそうだ。

たとえば、私は友人が何か物事に失敗をすると、
上で挙げた松井刑事の「なぜ自決しなかった」を使うし、
私が友人の会合で遅刻をした際に「遅過ぎたと言ってるんだ!」と言われたこともある。
また「スタンドアローンで~ナンセンスだ」という台詞もなぜか突然喋りたくなる。

小ネタとしてパト2の台詞は使いやすい側面がある。(お互いが知っている事が前提だが)

名台詞を生んだ脚本家伊藤和典さんの証言

そんなパトレイバー2は、
押井監督がキャラクターを動かすなと現場に指示したこともあって
特に会話のシーンではキャラクターの動きが少ない場面も多いが、
それでも退屈せずに見られるのは、個々の台詞や会話の内容が面白いからだろうと私は感じる。

むしろ視聴者が会話劇を集中して専念して聴けるように
会話のシーンでは、キャラクター動かさないようにしている側面もある。

他にも、押井監督が本作で確立したレイアウトシステムによって
一つ一つのカットと繋がりに丹念な意味が込められている点も見逃せない。

そして台詞の魅力は、押井監督の盟友だった伊藤和典さんによる脚本のたまものだろう。
そんな伊藤さんはパトレイバー2の脚本については以下のように語っている。

伊藤:(中略)別に「わぁ、しんど」ってのは無かったですね。1本目に関しては。2本目がしんどかった。

伊藤:だって「これって物語として成立してるの?」っていう、どう考えても押井守の戦争に関する研究論文というか。それでシナリオは、今なら「押井守だから」っていうのである程度通っちゃう所があるけれども、当時はまだそれほどのブランドとして確立していなかったから。最初はシナリオで判断されるわけですよ、どこへ持っていっても。そうすると、観りゃあ判る事でも、「観りゃあ判るから」とは言えないんです。その時点では。今なら「押井守だから」で通るけれども(笑)、読んである程度判らせなければいけない、読んである程度面白さを感じさせなければいけないのに、「これって成立するのか?そもそもシナリオとして成立するのか?」って、そういう精神的な辛さはあった。

伊藤:映画の台詞じゃないんだもん(爆笑)。書いてるおれが一番良く判っているよ(笑)。でもそれをやってから、おれ自身も割り切りが出来たんだけどね。要するに脚本は素材に過ぎませんからと。(中略)

(犬からへの手紙 総集編 第一紀 伊藤和典インタヴューより)


という感じで振り返っている。
伊藤さん自身は色々苦しんでもいたようだが、
パト2が面白い一因に伊藤さんが、脚本を書いた側面はとても大きい。 

まとめ

パトレイバー2の台詞は、同好の士と語り合うときに使えば盛り上がる。
ただ、パト2は長台詞が多いので、ある台詞を丸々覚えるのには苦労するが、
台詞のある部分だけを取り出して、使うことはできると思う。

声に出して台詞を言うことで、血肉になり
よりパト2という作品が身近な存在になっていく。 

齋藤孝さんの「声に出して読みたい日本語」ではないが
パト2は「声に出して読みたい 機動警察パトレイバー 2 the Movie」なのである。
 
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[ 2013/04/03 20:08 ] ニュース | TB(0) | CM(1)