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富野作品にみられる「アイーダ脱ぎ」について 

「機動戦士ZガンダムII 恋人たち」を視聴していたら
新規作画のエマ中尉のパイロットスーツの脱ぎ方が気になってしまった。

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この脱ぎ方って、Gレコのアイーダ姫様と同じだなぁと思った。

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(Gレコ2クール目OPから)

私はこうした股間辺りまでスーツを開いで脱いでいる
姫様の脱ぎ方を「アイーダ脱ぎ」と言っているが、
エマさんも「アイーダ脱ぎ」だったことがわかった。
むしろエマさんの方が先なので「アイーダ脱ぎ」は「エマ脱ぎ」かなと。

戦い始め、もしくは戦い終わった後の女性パイロットの
富野作品的パイロットスーツの脱ぎ方には共通点があるなぁと思った。
他の富野作品を見返したら、同じ脱ぎ方をしているキャラがいそう。
 
一方でパイロットスーツを開いていることは、
そのキャラクターの気持ちが開放的に向かっていることでもあると思った。
 
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[ 2015/01/24 09:14 ] Gのレコンギスタ | TB(0) | CM(0)

「Gのレコンギスタ」16話とベルリの感情 

「Gのレコンギスタ」16話は、ベルリとアイーダが
トワサンガのレイハントン家の忘れ形見だという事がわかる話。

しかしそれ以上に重要なのは、
張りぼての人工的な自然しかないコロニーが生まれ故郷という事、
それ以上に想い人が実の姉であるという事に対して、苛立つベルリの姿だ。

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「何がレイハントン家だ」

ベルリは半ばヤケを起こしてドレッド家側のMSと衝突する。
流石に相手を殺すような戦い方はしなかったものの、
他の誰もがいうように、戦う必要がない状況ではあった。


確かにベルリの気持ちもわかる。
豊かな自然の地球で育ったのだから、実はコロニーが生まれ故郷だというのは、
すぐには受け入れがたい事実なのかもしれない。

そんなベルリの、コロニーの人工的な自然やその構造に嫌悪感を表明する点が、
今までのガンダムの主人公像とは違っていたのが面白かった。

ただこうしたコロニーへの違和感や嫌悪が、やがて敵視へと繋がり
最終的には宇宙側と地球との戦争に繋がってしまうのではないかとすら思った。
一方で今回は「地球では戦争を面白がってしまう世代が生まれてしまった」という
セリフもあるのだが、こうしたセリフも合わせてみると、
ベルリを含めた若い世代の感性が、戦争を引き起こす要因の一つなのかもしれない。
特にクリムとマスク大尉の行動は、戦争を面白がる象徴として描かれているのだろう。


さて感情をあらわにするベルリの描き方についてだが、
感情的になる理由はわかるが、周りかも咎められているように
そのベルリの態度は批判的な視線で描かれているように感じた。
まるで感情や情緒に流される事がいけないもののように描かれていた。


自分の想い人が実の姉さん、故郷が人工的な自然でしかないコロニー、
この両方の現実が嫌で嫌で仕方なかったベルリ。
まさにEDの歌詞の「リアルは地獄」の通りであり、
さらに「真実の意味に」をベルリに突きつけられた展開だった。
 

そんなベルリが突きつけられた現実に対して半ば自暴自棄になり出撃した点を見ると、
改めてベルリは何も考えていないキャラとして描かれていると感じた。
一方でアイーダは感傷的になってもすぐに現実を受け入れ、
レイハントン家に仕えた者たちに「時代は年寄りがつくるものではないのです」
と言い返す点を見ても、きちんと考えられるキャラとして描かれていると感じた。

ここでもベルリとアイーダ、二人の兄弟は対照的に描かれるのが面白かったし、
今までの空気の流れをガラッと変える感情的になったベルリの姿は
さらに物語を面白くしている存在のように映る。
 
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[ 2015/01/21 23:26 ] Gのレコンギスタ | TB(1) | CM(0)

「夜ノヤッターマン」2話のレパードが見ていたマップがドラクエⅢのダンジョンだった件 

「夜ノヤッターマン」2話でレパードが見ていたマップの元ネタは
「ドラゴンクエストⅢ」のダンジョンマップからだった。

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左側のマップがサマンオサ南の洞窟の地下1階。
右側がネクロゴンドの洞窟の1階。

ドラゴンクエスト攻略Wiki DQ-GH.COMさんの下記リンク先から確認してほしい。

サマンオサ南の洞窟
ネクロゴンドの洞窟

どちらのリンク先も画像左上に載っているマップが該当するマップになる。

そうすると今回3人がトロッコに乗っていたシーンもあったが、
これは「ドラゴンクエストⅤ」の地下遺跡の洞窟(トロッコの洞窟)の
トロッコが元ネタなのかもしれない。


ちなみに今回の絵コンテを担当した中野英明さんは、
「波打際のむろみさん」でもドラクエネタを使用していた。

参考:「中野英明ムチおとこ伝説~波打際のむろみさん6話 」

中野英明さんがドラクエネタを使うのが改めてわかる回だった。
本編的には、後半のディストピア感・寂寥感・荒廃感の演出が素晴らしかった。
 
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[ 2015/01/19 06:52 ] ニュース | TB(7) | CM(0)

「Gレコ」が未来の技術を描く理由-「子供に見てほしい」富野発言の視点から 

はじめに

「Gのレコンギスタ」は何を見せたい作品なのか。

それは、リギルドセンチュリーで生きる人々の生活と
生活に活用される技術、そして戦争で使われる技術である。

Gレコで描かれる生活描写

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ま今回冒頭にあったベルリのシャワーシーン。
ベルリが白い何かを頭にかぶりながらシャワーを浴びている。
おそらく頭髪を洗っているのだろうが、
こうした技術は今の世界では見られない。

今から遥か未来の世界だから、今には無い技術がある。
当たり前の話だが、こうした見たこともない技術を生活描写でサラっと入れる。
これが「Gのレコンギスタ」では大事な要素といえる。

他にも6話ではガムで歯磨きしていたり、今とは違う生活描写が描かれる。

軍事技術について

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戦闘で目立つのは、エアバックの描写。
エアバックの描写は逆襲のシャアでもあるのだが、
TVシリーズのガンダムで戦闘シーンで印象的に使われているのは、
本作が初めてのような気がする。

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今回は、ビームを遮る網が登場していたが、
Gレコでは毎回こうしたギミック・設定が次から次へ登場する。

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3話で話題になったトイレ描写も同様の設定だろう。
こうした設定が生まれる源泉は何なのだろうか。

富野由悠季と宇宙旅行と宇宙戦争

評論家の宇野常寛氏は以下のように語る。


宇野常寛「彼はコロニーの全長が何キロで、そこは何か乗り捨ての電気自動車で移動しているだろうとか、そういったところまであの人は考えて描写しているんですよね。彼の根底にあるのは本当に宇宙に人が植民したらどうだろうかという、宇宙少年だった頃の徹底的な妄想力。」

「人類宇宙進出というものが、まぁ20世紀って結構リアルに感じられていて、その頃に本気で宇宙を好きだった少年がひたすら妄想していたんだと思うんですよね。よく本人も自伝とかでそういう話は書いていますよね。」

「その時の妄想力が結構異常なんですよね。非常に細かくて、そしてかなり当時の最新なことまで勉強してたぶん設定を作ってたと言われる人なんですよ富野さんて。まぁ富野さん及び富野さんのスタッフですね。あのそういった宇宙オタク少年、オタクという言葉はあの人嫌いかもしれないが、本当に宇宙に憧れて本気で行こうと思っていた少年の妄想力というものがものすごくアニメに反映されていると思うんですよね。」

「虚構というものに真剣に全力で向き合うというのはこういうことだと思うんですよ。これは同じアニメ作家の宮崎駿とは対照的ですね。彼は宮崎駿はコナンとかナウシカのユパ様とか超人的な身体能力がある人間に関してはもういっそのこと説明しないんですよ。説明しないことによって、漫画だからこそ漫画映画だからこそ得られる表現の面白さを追求しているんですよね。」

「コナンとか塔の5階とか10階からバーンって飛び降りちゃうじゃないですか。ユパ様も飛行機から飛行機にこうやって飛び移ってバツバツって人を斬ったりするじゃないですか。富野由悠季はそれをやらないんですよね。むしろ塔から飛び降りたらこんなふうに骨折するはずだとか、あの実際に存在しないビームの銃で撃たれたらこんなふうに融けるはずだ装甲は、そういったところを綿密にシュミレーションしてリアリティを出す。」

「だから宮崎駿というのは現実には存在しないものをいかに描くかという人だと思うんですよ。富野由悠季っていうのは虚構だから描くことができる現実は何かということを考えている人だと思うんですよね。同じ年のアニメ作家なんだけど方法は全く別。」

出典「Beginning of GUNDAM RECONGUISTA in G 富野由悠季から君へ」

宇野氏の指摘も含め、富野由悠季監督が子供の頃から宇宙とロケットに憧れていて、
どうすれば宇宙旅行できるかを考えていた少年時代を送っていたことが、
今までのキャリアで作ってきた作品に反映されているということだ。
つまり富野監督のやっていることは、子供の頃からの想像・イメージを
いかに作品に反映させていくかということに尽きる。

だから富野監督が描きたいのは戦争だけではなく、宇宙でどう旅行するか。
引いては宇宙時代が到来した時に、人はどう宇宙で生活するのかということ。
ただロボットアニメという前提、または宇宙で使われる技術は
軍事技術とも密接に繋がっているだろうということも踏まえて、
富野作品で描かれるのは、宇宙生活と宇宙旅行と宇宙戦争なのである。
だから生活ができる描写として母艦が必要となり、
戦争という名目のために、様々な場所に移動(旅行)するのである。


なぜGレコは技術を描くか-子供への創造力の刺激

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上記のカットは、船体の装甲をGセルフが銀色の材質でコーテングする描写なのだが、
このコーテングする装甲には特殊な材質が使われている。
この材質は柔らかいうちは材質の色なのだが、叩いて硬化していくと
戦艦メガファウナの装甲の色になっていくものだという。

本作のメイキングビデオ
「Beginning of GUNDAM RECONGUISTA in G 富野由悠季から君へ」では
この上記のシーンの演出意図について富野監督が語るシーンがある。
富野監督の意図は、こうした特殊な材質は今現在の世界にはないが、
もし子供達がこのシーンをみて、この特殊な材質があるかもしれないと思える、
カンの良い子を支援してあげたいという思いがあるという。

つまり今は無いものでも、Gレコを見て特殊な材質で何であれ、
作ってみたいと思わせるような子供の創造力を刺激したいというのが
富野監督の中にあるのだろう。

確かに「機動戦士ガンダム」から35年。
動かないとはいえ、同スケールのガンダムも生まれお台場に展示された。
ロボット技術も、ガンダムからの刺激もあって大いに発展してきている。
そしてこれらの技術発展を「機動戦士ガンダム」を見ていた世代がやっているのだ。

こうした事を富野監督も知っているから、アニメを見ている子供達に
本編で使われている、今の世界にはない技術を見せて、
何かしらの刺激を与えて、次世代に繋げていきたいのだろう。

富野監督が常々言う「子供に見てほしい」という発言の意味ががこの点に込められている。

まとめ

子供の頃、宇宙少年だった富野監督は、次世代の子供たちに
自分の作品を見て宇宙少年・少女になってほしいという想いがあるのかもしれない。
それ以上に本作を見て、未来の世界の発展につながる技術者や社会人になってほしい
という想いの方が強いのかもしれない。

これらとリギルドセンチュリーの世界観を踏まえた時に、
持続可能な発展を可能にする技術と技術の使い方をするには
どうしたらよいのかを「Gのレコンギスタ」は描いているといえる。
 
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[ 2015/01/12 10:46 ] Gのレコンギスタ | TB(11) | CM(0)

アニメ視聴において、体力・集中力の低下との付き合い方 

お正月なので「伝説巨神イデオン」を視聴していた。
そして見続けていると、疲れてしまうのだ。
目も疲れるのだが、体もちょっとづつだるくなっていく。

昔であれば、2クールぐらい(26話)の量であれば
途中トイレを挟みながらも、続けて視ることができた。
「Gガンダム」や「ガンダムW」を始めて見た時は、
1日かけて全話を連続して視ることができた。、
しかし、今は4・5話分を視ると、集中力が途切れてしまい休んでしまう。

「伝説巨神イデオン」は39話あるので、
ペース良く見ていきたいのだが、どうしても途中休憩がほしくなってしまう。
また、休憩を挟みながら視ても、見続けていると疲れてきてしまう。

イデオンは

1/2は、1話~10話まで
1/3は、11話から14話まで
1/4は、15話から28話まで

まで視聴したのだが、1日に10話程度視ると、どうしてもしんどくなってしまう。
「伝説巨神イデオン」はSFロボットアニメで、メカアクションも多い作品なので
映像的な刺激が強い作品でもあるので、体力が必要なのかもしれないが、
同種のジャンルである「Gガンダム」などを通しで見られたのだから、
今と昔で、体力が違っているのだろう。

アニメを視るのも体力が必要だなと薄々は感じていた。
劇場アニメを視た後も疲れてしまう傾向が出てきていたし、
1日に何本もアニメの視聴をこなすことが減ってきた点でも、
アニメ視聴で体力が減ってしまうことを感じていた。

こうした集中力を失い疲れながらアニメを視ても、
散漫な視聴に陥ってしまい、作品から得るものが少なくなってしまう。
それではあまり意味はない。見るなら新しい発見をしていきたい。

若い時は貪欲にアニメを視られるのは、
スポンジのように作品から色々吸収できる時でもあったのだろうが
体力や集中力がこれを支えていたのだなぁと痛感した。

これからも年をとっていくので、体力はそう簡単には上がらないので
睡眠をきちんと取り、なるべく身体が万全な状態でアニメを視たいと思う。

新年を迎えて、趣味としてアニメを視る事を続けていく時、
自分の体力や身体のケアにも気を配りながら、
アニメを視ることで、作品・アニメとの出会いを大切にしながら
接していきたいという気持ちを新たにした。
 
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[ 2015/01/04 19:59 ] コラム | TB(0) | CM(1)

男と女の物語としての「Gのレコンギスタ」 

Gのレコンギスタ14話を視聴。

この作品は、宇宙世紀ガンダムの後の歴史を描く中で起こっている
地球や月の諸勢力同士の戦争をスコード教といった宗教や
フォトンバッテリーといったエネルギーを交えながら
宇宙エレベーターを世界観の核として描いている。

しかし、こうした戦争中の世界を描く物語の中でも、
その根本として描かれるのは、男と女の関係なのだろう。

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上記のキャプを見ても、
男女が一つのショットに収まるものを必ず入れてくる。

ベルリとアイーダ
ベルリとノレド
ベルリとラライア

マスク(ルイン)とマニィ
マスクとバララ

クリムとミック

ドニエル艦長とステア

マッシュナーとロックパイ

特に14話はそれぞれの織り成す男女の関係性が垣間見えた点で面白かった。

例えばクリムとミックの身体接触を見ても、
二人の関係は相当に深いことがわかるし、
端的にいえば二人はセックスをしているという解釈もできる描写でもある。


富野作品においては、こうした男女間の関係を直接的には語らず
どのぐらいの距離感で話すか、どれぐらい身体接触を許しているかで
男女の関係を見せてくる傾向がある。

今回、ベルリが記憶が戻ったラライアの顔を触ろうとして
アイーダに静止されるシーンなどは、
ベルリが他の女性に手を出すことは許さないという
アイーダの宣言でもあるのだろう。

戦争をしていても、男女の恋と愛に生きていることは変わらないし、
むしろこうした男女の関係こそ戦争や宗教にも関わっている。

物語とは男の女の関係で描かれる。
そんな作品、特に富野作品の根本を見せつけてくれた14話だった。
 
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[ 2015/01/01 13:52 ] Gのレコンギスタ | TB(1) | CM(2)

話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選 

年末恒例の「話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選」をやってみた。

ルール
・2015年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
・1作品につき上限1話。
・順位は付けない。


しまった!!フライングしてしまった・・・
まだ2015年が始まったばっかりだった。まだ選べるアニメが1本もない。
朕は謝罪します。















そんなこんなで

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本年度もよろしくお願いします。
皆様のアニメライフに幸あれ。
 
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[ 2015/01/01 00:00 ] ニュース | TB(0) | CM(0)