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京アニ作品のキャラの瞳リストを作ってみた 

「響け!ユーフォニアム」の瞳の配色に興味を持って
以下の二つの記事を書いた。

「響け!ユーフォニアム」の瞳の色の描き方について
「響け!ユーフォニアム」と「中二恋 戀」の瞳の描き方を比べてみた

ただユーフォニアムと中二恋だけしか比べないのは、
片手落ちなのもいいところなので、
京アニ作品を集めて瞳のリストを作って、比較したいと思った。

khitomi.jpg

こうして見ると、「響け!ユーフォニアム」の瞳の光沢の配色で
茶系の瞳の色の中に緑色の光沢を入れているのは異色だとわかる。

hitomiaka.jpg
(※響けユーフォニアム)

またこうして瞳を見比べてみると、
京都アニメーションは瞳を透き通るような感じで描いて
瞳の透明感・奥ゆき(立体感)を追求しているようにも感じた。
基本的には作品ごとで様々なアプローチをしているとも思った。
 
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「スラムダンク」最終巻の山王の最後のセットプレイについて 

スラムダンクで一番好きなシーンは、
湘北対山王戦の、最後の最後の山王のオフェンスだ。(単行本31巻)

suramudannku1.jpg

山王の深津がグーのサインを出し、
河田が沢北とマッチアっプしている流川にスクリーンをかけ沢北がフリーになる。
その隙を突くように深津が沢北にパスを出す。
そして沢北はドリブルで有利なスペースを作り出し
ディフェンスで後手に回った流川とヘルプに来た赤木をかわしてショットを放つ。

この山王のプレイは彼らが何千回も練習し完成させたセットプレイだと私は思っている。

suramudannku.jpg

このセットプレイは、山王が逆転をかけた最後のオフェンスであり、
主力の深津・河田・沢北が絡むプレイである点から、山王の必殺技だと思う。
そしてこのセットプレイを完成させる為に、何度もチーム内で練習した事を想像してしまう。

それはバスケのセットプレイは一朝一夕でできるものではなく、
練習の積み重ねが必要だからだ。

--以下妄想--
エースの沢北にどうやってボールを渡すのが一番いいのか。
河田がスクリーナーになって、沢北のマッチアップ相手の動きを制限させ、
その隙を突いて、深津から沢北へパスを出し、沢北が有利な状態からショットを放たせる。
堂本監督がどんな相手でも勝つために考え抜いた作戦なのだろう。
そしてこのプレーの精度を上げるために、練習で何百・何千と試したに違いない。
--以上妄想--

スラムダンク本編で山王最後のセットプレイが、何度も練習したという説明はない。
ただ過去はどうだとか一切説明がないのに、こうした読者の想いを自然に
巡らせてしまう点にスラムダンクの物語の凄さがある。
言葉抜きの描写で、読者に本編には見えない物語まで雄弁に語ってしまう作品なのだ。

suradann3.jpg

そんな山王が練習し続けてきたであろうと私が勝手に想像する
最後のセットプレイを上回ったのが、流川の桜木へのパスと桜木のシュートだった。
山王最高のチームプレイを打ち破るのは、流川の信頼を受けての桜木のショット。
凄い山王のプレイの上に、さらに湘北は凄いものをぶつけて上回る。
この両者の応酬に、私はスラムダンクの凄さを感じるのだ。
 
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[ 2015/04/21 22:01 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

「響け!ユーフォニアム」と「中二恋 戀」の瞳の描き方を比べてみた。 

前の記事で「響け!ユーフォニアム」の瞳の色の描き方について というものを書いた。

これは各キャラの瞳の中に使われる光沢の配色について、
瞳にメインで使われている色味とは別に色味がちょいと違う
小さな丸を瞳の真ん中部分に描いているのが面白いという趣旨の記事だ。

では、京都アニメーションの他の作品と比べるとどうなのだろうか。
「響け!ユーフォニアム」の色彩設定の竹田明代さんが以前手がけた
「中二病でも恋がしたい!戀」の1話と比べてみたい。


まず「響け!ユーフォニアム」から。

hibike2-1001.jpg
瞳のメインの色=茶系 瞳の中の小さな丸=緑

hibike2-1004.jpg
瞳のメインの色=青系 瞳の中の小さな丸=ピンク

hibike2-1003.jpg
瞳のメインの色=紫 瞳の中の小さな丸=ピンク

次に「中二病でも恋がしたい!戀」から。

tyuunikoiren_1.jpg
瞳のメインの色=藍色系 瞳の中の小さな丸=小さくて判別しづらい

tyuunikoiren2_1.jpg
瞳のメインの色=茶系 瞳の中の小さな丸=ピンク

tyuunikoiren1_1.jpg
瞳のメインの色=緑系 瞳の中の小さな丸=白?(小さくて判別が困難)

個人的な感想からいえば、
「響け!ユーフォニアム」の方が「中二恋 戀」より
瞳の中の小さな丸の色使いが、
瞳で使われているメインの色味以外の色を使っている印象を受ける。


「中二恋 戀」にも瞳の中に小さな丸があるが、
はっきり瞳のメインの色以外を使っている感じをそこまで受けなかった。
特に1枚目の小鳥遊六花と富樫樟葉には。
それ以上に小さな丸が小さい。
ただ2枚目のモリサマーの画像を見るに
「響け!ユーフォニアム」に通じる配色を感じさせた。


「響け!ユーフォニアム」で大胆に瞳の中の小さな丸の色を大きくして
色彩設定を変えてきたのではないかという印象を今回の比較で感じた。
 
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「響け!ユーフォニアム」の瞳の色の描き方について 

「響け!ユーフォニアム」で気になるのは、
各キャラの瞳の中に使われる光沢の配色だ。

hibike2-1001.jpg

久美子の瞳の色は黄色系と茶色系で構成されているが、
瞳の中に一つ、光沢を表現するような小さい緑色の丸が入っているのが印象的だ。
茶系の中に緑色が入ることで、絵的なアクセントになっている。

※キャラの瞳の赤丸の中を参照

hibike2-1002.jpg

緑輝は、黄緑色が基調になっているが、ピンク色の小さい丸が入っている。

hibike2-1000.jpg

久美子の旧知の間柄だった葵も、久美子と同じように
緑色が基調な瞳の中に、小さいピンク色の小さな丸が描かれている。

hibike2-1004.jpg

あすかは、水色系が基調な瞳の中に、小さなピンクがある。

hibike2-1003.jpg

麗奈は、紫系の中にピンク色の小さな丸。

よく美少女の瞳の描き方として、瞳の光沢を表現するために
円形に近い形の白色のアクセントを対角的に2つ施す。

hibike2-2000.jpg

上の久美子であれば、こちらから見て瞳の左下と右上にそれぞれ光沢をつけている。
そして「響け!ユーフォニアム」では、この二つの光沢の他に
もう一つ色味がちょいと違う小さな丸を瞳の真ん中部分に置いてあるのが面白いと思った。

hitomi.jpg

京都アニメーションは元々、虫プロで仕上経験があった八田陽子専務が
近所の主婦を集めてアニメの仕上の仕事を請け負った事が始まりとされるが、
こうした仕上、つまり色塗りから始まった京都アニメーションの
色に対する面白い取り組みが垣間見える瞳の色使いだと思った。

色彩設定の竹田明代さんがこの色使いで
キャラを何を表現したかったのかも気になる「響け!ユーフォニアム」だった。
  
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リアル「SHIROBAKO」-山ねずみロッキーチャックの現場から 

「SHIROBAKO」の宮森あおいがアニメ制作を志すキッカケの一つになったのは
劇中でもたびたび登場した「アンデスチャッキー」。

annds000.jpg

19話のEDは特に印象的だった。

さてこの「アンデスチャッキー」の元ネタとされる
「山ねずみロッキーチャック」についての面白い記述が
富野由悠季さんの著作「だから僕は」にあった。

「山ねずみロッキー・チャック」
(※ズイヨー)後半以後、五本のコンテをきらせてもらい、監督、アニメーターとしての遠藤政治さんという怪物と出会った。そのころは氏の酒量はへっていたらしいのだが、スタジオに臆面なく一升ビンをおいて仕事をなさる方というのをはじめて目撃した。すすめられることではないが、悪いともいえない。そんな状況を呑みこんでアニメを創ってみせる、と口にした方は遠藤監督以外にはいない。剛気さと繊細さをみせてくれた方として僕には貴重だった。あたりまえなことを、感動をもって描けというビィビィッドな感性は、アーチストというにふさわしい。コンテの仕事だけだったので、傍観者として遠藤監督の自身の所在だけをみることができたのは幸いだった。

出典「だから僕は」角川スニーカー文庫より

※ズイヨー:正式名称「瑞鷹株式会社」。アニメ製作会社。「山ねずみロッキーチャック」の製作。

上記の引用は富野由悠季さんが、自称「さすらいの絵コンテマン」として
数々の作品に参加した事について、作品ごとで語っている記述の一つ。
剛気な気質の監督の遠藤政治さんに圧倒されたのを感じさせる記述が面白い。

「SHIROBAKO」の宮森あおいが憧れた「アンデスチャッキー」の
元ネタの「山ねずみロッキーチャック」は
遠藤政治監督という大胆さを備えた方が手がけていたのがわかる富野さんの記述。

リアルな世界での「SHIROBAKO」は遠藤監督みたいな方もいるのだ。

参考:アニメージュ79年1月号アニメ界SPECIAL座談会(ひびのたわごと様)

手塚治虫先生、藤岡豊さん、笹川ひろしさん、横山賢二さん、
富野喜幸(現:由悠季)さん、そして遠藤政治さんが参加された貴重な座談会。
遠藤さんの想いの一端が垣間見える。
 
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[ 2015/04/15 20:30 ] SHIROBAKO | TB(0) | CM(0)