FC2ブログ

「Go!プリンセスプリキュア」18話の出合いの大切さと富野監督のサイン会 

「Go!プリンセスプリキュア」18話を視聴。

はるかが大好きな絵本「花のプリンセス」の著者
望月ゆめがサイン会をすることになり、
はるかが望月ゆめに対面し、サインをもらうシーンに心を打たれた。

gopu18003.jpg
gopu18002.jpg

それは、はるかが好きな作家に憧れる視線を見ながら、
私も先月の4月12日の富野由悠季講演会の終了後に
ゲリラ的に行われたサイン会で富野監督から
自分が冬コミで作ったGレコの同人誌を差し出しサインを頂いた事を思い出したからだ。

tomigisu000.jpg201504122315000 (1)

※ 左が同人誌の表紙、右の画像が同人誌に頂いたサイン。

好きな作家に会えるのは嬉しい。
そんな気持ちを、はるかを通して呼び起こされた。

富野監督のサイン会についてはまさか講演会後に
サイン会があるとは思ってもいなくて、何も用意していなかったので、
苦肉の策として自分の同人誌を出すことにしたのだが
今ではむしろ最高に良かったと思う。

※他の講演会受講者は富野監督の著書やガンダムのグッズを
きちんと用意をしていて段取りがいいなぁと思っていた。

そして私にサインの順番が回ってきた時に、
私は富野監督に何かを話そうと思いつつも
はるかと同じように緊張して上手く話せなかったのを思い出した。
以下、富野監督と私のやりとり

おはぎ「Gレコ。本当にありがとうございました。Gレコを見て生きていこうと思えるようになりました」
富野監督「(笑)まぁうん……。(渡した本を見て)何だこれは。こんなの僕知らない」
おはぎ「私が作りました」
富野監督「こんなもの作る奴もいるよね~」
おはぎ「はい。」
富野監督「(サインを書き終え私を見て)体脂肪に気をつけてね」
おはぎ「ありがとうございました」


富野監督から「体脂肪」についてのご指摘が入ったので、
体脂肪に気をつけて生きていく決心をした。
以上が私にとってのサイン会の全てである。

再びプリキュアの話に戻る。

gopu18000.jpg
gopu18001.jpg

物語後半ではトワイライトにサインをもらった「花のプリンセス」を
焼かれようとしてキュアフローラは懸命に本を救い出すが、
私もサインを頂いた本が焼かれたら、はるかと同様に悲しいと思うだろう。

「私だけが目指せるプリンセスがあるかもしれない」

今回キュアフローラがたどり着いた境地は上の言葉に集約されている。

憧れた好きな作家との出会いが、そして望月ゆめの言葉が
トワイライトにプリンセスとしてのあり様を全否定された
キュアフローラの新しい力を引き出すキッカケになる。

憧れから新しい力や生き方など、生きるモチベーションを得ていきたい。
今回のプリキュアを見て、出会いの大切さを改めて教えてくれ、
私自身は体脂肪に気をつけて生きていこうと決心した。
  
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/05/31 15:53 ] 富野由悠季 | TB(2) | CM(0)

高坂麗奈の圧倒的存在感「響け! ユーフォニアム」8話 

「響け!ユーフォニアム」8話は、
高坂麗奈の圧倒的存在感が際立った。

kousaka1.gif

まず久美子と一緒に山に登る時の、高坂さんが髪を縛るシーン。
シュシュを、口を使って作る描写、
髪を縛る時の腋の動きが素晴らしい。

特に右脇の影の部分もきちんと描かれていて、
見ているだけで高坂さんのエロスが伝わってくる。



kousaka2.gif

また久美子の顔を指でなぞる時の上唇あたりのプルルン感。
このプルルン感は久美子によるものだが、
人の顔に指を当てる行為をする、高坂さんの方がキレキレである。



kousaka4_1.jpg

自分は他の人間とは違う、
「特別」になりたいと久美子に告白した時の
高坂さんの髪の色トレス(線画の部分に色をつける)の美しさ。

この色トレスの処理を施す事で、
高坂さんが特別な存在のように見えるのは私だけか。




kousaka3.gif

最後にワンピースのひるがえり。
服の生地の柔らかさを感じずにはいられない。
アニメーションの快楽性が凝縮された瞬間だ。

これらの描写によって高坂さんが際立った存在のように見えてしまう。


高坂さんはこれらの描写以外にも、
久美子に対する言葉遣いが凄かった。


「私、本当は前から思ってたの。
久美子と遊んでみたいって。久美子って性格悪いでしょ。」
「中3のコンクールの時、
本気で全国行けると思ってたのって聞いたんだよ。性格悪いでしょ」
(久美子に悪口と聞かれて)「これは、愛の告白」
「私、久美子のそういうとこ気になってたの。
良い子の顔して。でも本当はどこか冷めてて。
だから良い子ちゃんの皮ペリペリってめくりたいなって」
「久美子ならわかってくれると思って。私興味ない人とは仲良くなろうと思わない」
「当たり前に出来上がってる流れに抵抗したいの」
「私、特別になりたいの。他の奴らと、同じになりたくない」
「だから私は、トランペットやってるの。他の人と同じにならないために」
「なれる。もっと上手くなればもっと特別になれる。
自分は特別だと思ってるだけの奴じゃない。本物の特別になる。」
「やっぱり久美子は性格悪い」
「好きなの」

久美子への言葉責めと
「特別」になりたいという自己の目標を
久美子に全てをさらけ出す事を同時にやり遂げる、高坂さんのセリフの数々。
そんな自分を理解してくれそうな久美子への期待感も溢れている。

kousaka_2.jpg
kousaka1_2.jpg

以上で挙げた高坂さんの言葉の中で「好きなの」は意味深だ。
今から吹こうとしている曲なのか、
それとも久美子のことなのか、
どちらにも取れるような解釈の余地を残している。

さらにいえば、その前に二人が靴を脱いでから
(靴を脱ぐ=心を許す決定的な描写)
演奏し始める描写を見ると、
この二人の演奏(デュエット)自体が
擬似セックス的な意味も込められているのではと思ってしまう。

いずれにせよ、高坂麗奈の圧倒的な存在感が、
ユーフォニアム8話を大いに盛り上げたのは間違いない。

今回の絵コンテ・演出は藤田春香さん。
これから大いに注目したい京都アニメーションの演出家さんである。 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly

最後の外し方が面白かった「プラスティック・メモリーズ」8話 

「プラスティック・メモリーズ」8話は、
ラストのツカサとアイラのやりとりが良かった。

puramemo8_1.jpg
puramemo8-1_1.jpg
puramemo8-2_1.jpg

見つめ合うツカサとアイラ。
そしてツカサは思いの丈を全てアイラにぶつけ告白する。

今までの流れから、アイラがツカサの告白を受け入れるのか
なんて予想で見ていた私。

puramemo8-3_1.jpg

しかも、ここで今回カットされていたと思われたオープニングが挿入。
ここでオープニングを使ってきたということは、
つまり二人の物語の新たな始まりを予感させる演出として見るべきかと思い、
ますます二人はくっつくのかと予感させる流れ。

puramemo8-4_1.jpg
puramemo8-5_1.jpg
puramemo8-6_1.jpg

オープニング映像が終わり、
赤面するアイラと本気顔のツカサの二人の顔のアップ。
カメラが顔に寄っていて、二人の本気と演出の本気を感じさせる流れに。

しかし、

puramemo8-7_1.jpg
puramemo8-8_1.jpg

「ごめんなさい」チーン~♫、とアイラに言われてしまう。
ツカサは白く燃え尽き、今回はお断りされる流れに。

ここまでの流れるような演出が見事すぎるだけに、
さすがに二人はくっつくかと思いきや、まさかの外し展開。
この外し方は上手いなぁと思いながら、終わった後余韻に浸っていた。

今回の絵コンテ・演出は山崎みつえさん。
ツカサに厳しいドライな突き放し方が見事だった。
「プラスティック・メモリーズ」は演出家の色が強くでるなぁとも思った。
  
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly

アニメのクラウドファンディングを考える時に-「バジリスク」のアニメファンドについて 

はじめに

日本のアニメにおいて、クラウドファンディングを用いて
製作するケースが徐々に出つつある事を前回の記事で書いた。

日本のアニメはクラウドファンディングの夢を見るか?

こうしたクラウドファンディングを用いた作品が
作品の内容的にも、商業的にも成功するかどうか。
こればかりは世に問わなければわからない。

そんなアニメにおけるクラウドファンディングについて考える時に
一つ参考にしたい事例がある。それは「バジリスク」のアニメファンドだ。

「バジリスク」のアニメファンドについて

参考:初のアニメファンドで資金調達 個人向けに1口5万円から

「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」は山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」を
原作にした、せがわまさきによる漫画。(※原作漫画はものすごく好き)
この漫画をゴンゾ(GONZO)製作でアニメ化。
2005年の4月~9月に全24話放送された。

「バジリスク」のアニメ化に対し、ゴンゾとトヨタ自動車等が出資する
ジャパン・デジタル・コンテンツに楽天証券、ジェット証券の4社で
「アニメファンド! バジリスク匿名組合」というファンドが作られた。
このファンドは個人投資家を対象に一口5万円で製作費を集めていた。

ファンドによるアニメ制作はこの「バジリスク」が始めてであり、
クラウドファンディングでは無いにしても、
ファンドアニメの前例として参考にできるのではないかと思った。


そしてファンドは目標調達額2億4千万円を集めたものの、
投資の償還の一番の大元になるDVDの売上が
損益分岐点を下回る売上枚数に留まった為に
最終的に投資金額5万円に対し、償還額が3万8433円と元本割れとなった。

参考:アニメファンド! バジリスク匿名組合」の償還にあたって

こうして見ると、アニメ初のファンドは投資額分を回収できない結果となった。

まとめ-クラウドファンディングはどうなのか?

「バジリスク」のアニメファンドは、参考先のを見てみると
出資者の対象が個人投資家という枠で捉えられており、
あくまでビジネスであり、投資の意味合いのファンドだったと思う。

一方でここ最近話題になっている
「この世界の片隅に」「「Dies irae」などのアニメのクラウドファンディングは、
制作を応援・協力したいファンの熱意に支えられたものであり、
ビジネスというより支援であり、中世におけるパトロンの意味に近い。

このビジネスライクにみえる「バジリスク」のファンドと、
パトロンシステムに近いクラウドファンディングを比べられないとは思う。
ただ「バジリスク」以降、投資家向けのアニメファンドの動きが無かった点を見ると、
クラウドファンディングも実際に作品が世に出て、
商業的にも作品的にも成功しなければ、この流れも収まってしまう可能性も感じた。

何にしても、以前の記事でも書いたのだが、
視聴者・アニメファンが、作品にどう関わるかを考える時に
クラウドファンディングが一つの手段として一般化した場合に
アニメの作り手と受け手の関係性も変わっていく可能性があるとは思う。
 
最後にファンドにしてもクラウドファンディングにしても
ネットは個々人が何かに対して自分の意思を行使できる選択肢が
広がるものだという事を再認識した。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/05/12 21:10 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

日本のアニメはクラウドファンディングの夢を見るか? 

はじめに

本日5/10、PCゲームの「Dies irae」が5月9日にクラウドファンティングを利用した
アニメ製作のプロジェクトを立ち上げ、目標金額の3000万円に対して
1日で入金待ちの金額を合わせて実質的に3000万円を突破した事を知り驚いた。

参考:『Dies irae』アニメ化プロジェクト

※ブログ更新中の5/10 19:30の時点で、
76万5千円の入金と3521万円の入金待ちとなっており、
合計で約3597万円の資金提供がされている。

私はこのゲームの事を全く知らなかったが、
たった1日で3000万以上が受け手によって資金提供されたことに、
この作品が強く支持されていると強く感じた。

この事を知って、私は日本のアニメにとって
クラウドファンディングの存在がより大きくなると感じ、
一方でファンと作品の関係もまた変容する可能性が起こると感じた。

今回はクラウドファンディングについて受け手の立場から書いてみたい。

日本のアニメにおけるクラウドファンディングの事例


まず日本のアニメにおけるクラウドファンディングの例を挙げてみたい。

①キックハート

2012年にアニメ製作会社Production I.Gが湯浅政明脚本・監督による約10分の
ショートフィルムアニメ「キックハート」制作の資金調達のためにKickstarterを利用。
80万円出資すると、本作の監修である押井守、湯浅政明監督、石川光久社長
三者との夕食ができる権利があったようだ。2013年12月にBD化されている。

参考:キックハート(Production I.G)
参考:Kickstarter(キックスターター)をつかったクラウドファンディングの事例: Production I.Gによるアニメーション制作資金の調達
  
海外向けの企画であったように思える。

②リトルウイッチアカデミア

TRIGGER製作の「リトルウィッチアカデミア」は
「アニメミライ2013」の参加作品として発表。
youtubeで全世界に配信した所、続編製作の期待が高まり、
製作資金を集めるためにKickstarterを利用。
そして目標金額の15万ドルを上回る、62万5千ドルを短期間に集めることに成功。
劇場アニメとして公開することになった。

参考:リトルウィッチアカデミア

ただこの動きは主に海外のアニメファンによる動きや資金提供であり、
私個人の実感では海外を巻き込んだからこその動きという見方をしていて、
当時は、この動きが日本のアニメ界隈にどう影響するかを測りかねていた。

③Under the Dog

イシイジロウ原案、Creative Intelligence Artsによるアニメ「Under the Dog」は
Kickstarterを利用し、アニメ作品としては歴代最高額の
87万8,028ドルを集め、キネマシトラス制作・安藤真裕監督での製作が決定。

参考『Under the Dog』、Kickstarterアニメーション部門で世界一の記録達成! イシイジロウ氏からのよろこびの声をお届け

2015年12月に完成の予定。

④東北ずん子

東北復興支援キャラクター「東北ずんこ」の
アニメ化を見越したクラウドファンディングも
3月6日よりKickstarterを利用し、4月2日に目標の3万ドルを達成。

元々は東北ずん子の「アニメ化の設定を作るための画集制作」を目的とし、
設定資料を完成したらアニメ化に向けたクラウドファンディングを実施する
構想があるようだ。

参考:東北ずん子
参考:n and manga compilation book of Tohoku Zunko

こうした地方から発信するような企画、独自色がある企画には
クラウドファンディングは有効なのかもしれない。

⑤この世界の片隅に

片渕須直監督の劇場アニメ「この世界の片隅に」 もまた
クラウドファンディングでの製作が決定した。

参考:片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援

2015年3月8日に2000万円を目標設定金額に開始され、
3月18日に目標の2000万円に到達し、
国内映画のファンディングとして史上最高調達額となった。
(※5月10日現在 約2786万円が資金提供されている)

片渕監督の「興行的苦戦」という発言の意味

私としては「アリーテ姫」「マイマイ新子の千年の魔法」で知られる
片渕須直という実績充分の監督作品が
クラウドファンディングで資金調達するのが理解できなかった。

ただなぜクラウドファンディングなのかについては
公式サイトによる片渕監督のメッセージからある程度推察できる。

日本のアニメーションの現状をかえりみれば、いわゆる一般観客層に向けられた長編がもはやひとつのジャンルを醸成するといってよいくらい多数作られるようになっているにもかかわらず、一部の有名ブランドのものを除けばそのいずれもが質の高さとは不釣合いな興業的苦戦を繰り返してきてしまっています。これは個々の作品の宣伝の問題というよりも、全体的な状況として、そうした作品ジャンルの存在の一般的な認知が進んでいないからであるように思われてしまうのです。

出典:片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援
3/31追記 片渕監督より、制作支援メンバーの皆さまへ感謝のメッセージ


以上の興行的苦戦という言葉が示すように、
本作が採算的に難しい企画として見なされていた事を匂わせている。

この興行的苦戦については、クラウドファンディングの話とは直接関係ないが
新作「百日紅~Miss Hokusai~」を制作した原恵一監督が
ロフトプラスワンでのトークショーで以下のような意味深発言をしている。

「そろそろ自分も稼げるようにならないとヤバイので、次回は魂を売り渡すことになるかもしれない」
 
出典:原恵一監督を応援するブログ
ロフトプラスワンウエスト『百日紅』公開記念原恵一監督トークショー(その2)


片渕監督も原監督も今は、ポケモンやドラえもんといった認知度が高いアニメ映画を
手がけているわけではなく、これら認知されたキャラクターアニメ映画以外の
長編アニメ映画は興行的苦戦を強いられる事を匂わせている発言だ。

一方で「この世界の片隅に」がクラウドファンディングを採用したのは、
片渕須直監督の前作「マイマイ新子と千年の魔法」の英語版DVDの製作において
kickstarterを利用したところ、短期間で10万7千ドルが集まった事も後押ししたのかもしれない。

参考:Mai Mai Miracle Kickstarter Reaches Goal for English Dub

いずれにせよ「この世界の片隅に」のクラウドファンディングの成功により
企画が前進したのは、片渕須直監督やこうの史代さんファンにとってよかったと思う。

受け手による作品作りへの協力方法を示したクラウドファンディング

全時間帯アニメであれば、キャラクターグッズや関連商品の購入
深夜アニメであればBD等の関連商品の購入やイベントに参加することといった
ファンができた作品(もの)に対して対価を支払い、支えるのが主流であった。

そしてクラウドファンディングによって、
ファンが先にできる前の作品(企画)に協力・応援という形で
資金提供が可能になったのは、受け手からすると
協力・応援といった意思表示の手段が増えた意味で大きな意義があると思う。
これは受け手の企画への期待感をお金で現したものであるといえよう。

よく映画は博打といった事が聞かれるが、
映画は作って公開しなければ、実際にお客が入るかどうかわからない点にあった。

一方でクラウドファンディングを行うことで、
先にこの企画にどれだけの受け手が資金や人数的に応援しているかという
具体的指標が得られる点では、興行側からすると有効な手段ではないかと思う。

また受け手(ファン)からしても、自分達が望みの企画を
立ち上げるチャンスにめぐりあえる可能性が高くなった点でも、
より能動的にアニメに接するチャンスが増えたのかもしれない。

まとめ

ここまで記事を書いてきたが、
「リトルウィッチアカデミア」「Under the Dog」「この世界の片隅に」「Dies irae」は
まだ製作中・企画開始の段階だ。

だから本当の意味でこれらの作品が成功するかどうかは、
実際に作品が製作され、資金提供した受け手(ファン)の想いに
どれだけ応えられたかどうかで決まってくる。

深夜アニメの製作委員会方式によるBD販売での
製作費回収についての話題も上る中、
新しい資金調達手段をどうするかという段階に突入しているのかもしれない。

クラウドファンディングは成功したか、作品としてはどうなるのか。
実際に作品を見ることで、その成果がわかってくると思う。
そしてクラウドファンディングがアニメ界隈
引いては受け手にとっても面白いになっていきそうな予感を感じた。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/05/10 21:18 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

アニメ関係のおすすめの本を12冊紹介する 

はじめに

監督やアニメーターといったアニメ制作者が
アニメについて書いた本の中で、お勧めしたい本を12冊紹介したい。
比較的入手しやすそうなものから選んでみた。

① 富野由悠季著:映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)



アニメ監督富野由悠季が、映像には原則があるという観点から、
映像作品制作に必要な基礎と応用を実践的に解説。

② スタジオ雄(著・編集):PLUS MADHOUSE 4 りんたろう



アニメ監督りんたろうへの10時間以上のロングインタビュー、
杉井ギサブロー、川尻善昭等のインタビューを通してりんたろうを紐解く一冊。

③ アニメーション監督 出崎統の世界 ---「人間」を描き続けた映像の魔術師
大山 くまお・林 信行(編集)



アニメ監督出崎統をインタビューや関係者の証言を通して作品と実像に迫る1冊。
出崎統が描いた貸本漫画も掲載。

④ 杉井ギサブロー著:アニメと生命と放浪と
~「アトム」「タッチ」「銀河鉄道の夜」を流れる表現の系譜~



アニメ監督の杉井ギサブローがキャリアと監督作品の制作の狙いについて語る。
10年間の放浪生活についても明かす1冊。

⑤ 押井守著:Methods―押井守「パトレイバー2」演出ノート



パトレイバー2の制作に使用したレイアウトを押井守監督が選択し、
レイアウトに演出の解説キャプションを掲載。
今敏、渡部隆、高橋明彦のインタビューも掲載。

復刊ドットコムが一番買いやすい。

⑥ 宮崎駿著:出発点―1979~1996



「出発点」と同趣旨で「もののけ姫」から「崖の上のポニョ」時代の
宮崎駿のエッセイ・企画書・演出覚書・対談、インタビュー等を収録した一冊。


⑦ 宮崎駿著:折り返し点―1997~2008



「出発点」と同様にエッセイ、インタビュー、対談、講演、直筆の手紙を1冊に収録。


⑧ 大塚康生著;作画汗まみれ (文春ジブリ文庫)



高畑勲・宮崎駿の盟友である名アニメーター大塚康生さんの証言と記録。

⑨ 大塚康生著:リトル・ニモの野望



15年の歳月と55億の製作を投じられた日米合作アニメ映画「NEMO/ニモ」。
宮崎駿・高畑勲・メビウス・レイ・ブラッドベリ等々著名な方々が
参加された本作を現場で見続けた大塚康生が綴る一冊。
 
⑩ 高畑勲著:アニメーション、折りにふれて



高畑監督がいかに「かぐや姫の物語」を作ったのか。その思考の経路を辿る。
スタジオジブリのPR誌「熱風」等で発表されたエッセイや対談をまとめた一冊。

⑪ 高畑勲著:映画を作りながら考えたこと 「ホルス」から「ゴーシュ」まで



高畑監督の「太陽の王子ホルス」から「セロ弾きのゴーシュ」までの
制作過程での論考を収めた1冊。
「文藝春秋」で掲載された宮崎駿監督・鈴木敏夫Pとの初めての鼎談も収録。

⑫ 神村幸子著:アニメーションの基礎知識大百科



日本のアニメ制作で使用される用語等を、アニメーターの神村幸子が詳細に解説。
 
まとめ

主に著名なアニメ監督が書いた本や関係する本を中心に紹介した。
とっつきやすいかなと思ったので。
他にも紹介したい本はあるのだが、また別の機会で。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly
[ 2015/05/07 22:46 ] コラム | TB(0) | CM(0)

「響け!ユーフォニアム」の高坂麗奈が魅せる「京アニ髪かきあげ」について 

「響け!ユーフォニアム」5話は高坂麗奈さんの絵作りがすごくよかった。

hibikeyu000.jpg

まず、高坂さんのトランペットを吹くシーン。
顔が汗でテカテカした感じで描かれ、
目を見開いて吹くのに一生懸命な感じが出ていて素晴らしい。

後、矢印で示したように、髪の部分を長い色トレスで描いているのが
髪の描き方に効果的なニュアンスを与えていて面白いと思った。
 

次にここからが本編。
部活の帰りに高坂さんと黄前久美子が会話する中で
久美子が先生の事を「かっこいい」と言って反応し、
振り向く高坂さんの表情が素晴らしい。

yufo5-2.gif

比較的クールで感情的ではない高坂さんが、
目を大きく開き、驚きの表情を見せる。
本編で始めて見せる表情ではないだろうか。
それだけにインパクトあるシーンに仕上がっている。
※作監修正が半端無く入れているようにも感じる。


yufo5-1-.gif

そして久美子が話を進めていくうちに、
久美子が高坂さんの地雷を踏んだと思い込み、
高坂さんへ弁明をし始めた時に「黄前さんらしいね」と言って、
前髪をかきあげ笑顔を見せる。この一連の仕草の描き方が素晴らしい。

芝居の時間自体は短いのだが、
すごくたっぷり時間を取って見せてくれているように感じる。
この短くてもたっぷりに感じさせる時間感覚の演出が素晴らしい。

おそらく高坂さんが前髪をかきあげて笑顔を見せたのは、
久美子が高坂さんに取り繕うような事を言い始め、
それに対して高坂さんは久美子へ悪感情は抱いてはいなくて、
高坂さんなりの久美子への好意を示すものだったと私は思った。

それにしても、高坂さんのこの髪のかきあげと笑顔の決まり方は極まっている。

syahudo000.jpg

俗称、シャフ度的な決め方すら感じさせる高坂さんの髪のかきあげであり、
この髪のかきあげ方の見せ方は「京アニ髪かきあげ」「京アニかきあげ」
もしくは今回の絵コンテ・演出の三好一郎さんにちなんで「三好かきあげ」等々
この後に名付けられるのかもしれないと思わせるぐらいに、極まっていた。
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly