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冬コミ新刊「トミノ・トミノ」の紹介  

今回の冬コミ(C89)で、富野監督を語る同人誌「トミノ・トミノ」を頒布します。

トミノ・トミノ表紙

富野監督について、富野監督の周辺について私なりにまとめました。

概要は以下の通りです・

頒布日:12月31日(3日目)
スペース:東ピ32a
サークル名:失われた何か
頒布価格:300円

原稿データの扱いはたつざわさんに協力頂きました。
ありがとうございます。

以上、「トミノ・トミノ」の概要です。当日お待ちしております。
 
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[ 2015/12/31 00:00 ] ニュース | TB(0) | CM(1)

「鉄血のオルフェンズ」のタナトスとエロス。そして半勃起。 

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」13話を視聴。

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昌弘は兄を庇って死に、
鉄華団とブルワーズの戦いで
双方ともに多くの死傷者が出た。

昌弘は最後は心を通わせ兄と手を繋げた。
昭弘も(本編上はともかく)最後には死ぬのだろうが、
兄と弟、再び巡り合ってほしいと願う。

死ータナトス

今回は色濃く死と生を描いた展開だった。

まずOPに入る前は、鉄華団とブルワーズの戦闘で死そのものを描く。
OP後は生者が死者を送り出す、葬送をもって死を描く。

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花火のように美しい光が、生と死を象徴するかのよう。

鉄血の世界ではオルガのように葬式の概念に希薄なのもいるようだ。
今の日本とは違い、葬式の意識が薄い世界だからこそ、
若者達の死を描く本作で葬式を行うことに意味や価値が見いだせるのだろう。

生-エロス、そして半勃起

そして死者を送り出した後に描かれるのは生への執着、意識だ。
エロスといってもいいのかもしれない。

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まず泣き止まないライドがフミタンに抱きつくシーン。
ライドは死への恐れと死者への悲しみで感情がいっぱいになり
フミタンのおっぱいの柔らかさに安らぎを求めたのだろう。

私はこのシーンで半勃起的な気分を味わった。
つまりライド、羨ましすぎるという気持ちである。
私もフミタンの胸で泣きたい。

参考:アニメキャラ半勃起論について

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次に名瀬とアミダは鉄華団との話し合いが一段落後、激しいキスを交わす。
名瀬は「人死が多い年には出生率が高まる」「子孫を残そうとする」と言う。
明らかにセックスを意識した発言。生への執着が強く伺える。

このシーンはライドとフミタンのような半勃起では済まない。
フル勃起してしまいそうな感覚。
名瀬はフル勃起していたであろうと推測する。

話は前後するが、ライドとフミタンのシーンは
ライドが子供ゆえにセックスの匂いは感じないが、
最初に(フミタンとライドのような)母と子の関係のようなエロスを見せて、
次に名瀬とアミダの恋人のセックスなエロスで見せる順番が上手いと思った。

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最後に三日月の手の震えを察知したクーデリアが三日月を抱きしめる。
クーデリアは感情を表に出さない三日月の微妙な変化を見逃さなかった。

グダルの「戦闘を楽しんでいる」と指摘された点、
葬式には恐らくオルガと同じようにピンと来なかった点、
名瀬とアミダの濃厚なキスに微妙な反応をした点など、
三日月のの周りに出来事が起こって、
心の奥底にある感情が揺り動かされたのかもしれない。

そんな三日月にクーデリアが優しさを見せるシーン。
このシーンも三日月羨ましいなぁと思い、心が半勃起してしまう。

そんな三日月はクーデリアの優しさに可愛さを感じて衝動的にキスをする。
さすがクーデリア、本作随一のおっぱいの持ち主である。
三日月の心を動かしていると思った。

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「オーーールフェーーーンズ」

キスをすること自体が、強い感情表現の表れでもあろう。
三日月の心の中に変化を感じさせる象徴的な瞬間でもある。
その変化はエロス-生への執着に起こったのかもしれない。

まとめ

今回は死と生の色濃い物語を存分に堪能できた。
死の後には生がある。生があればセックスがある。
放送時間だけにセックスは描けないが、セックスの代替としてのキスは描ける。
そんな生と死の強い感情を描いた話だった。

今回の絵コンテは、芦野芳晴さん。
まどかマギカの1話~3話の絵コンテを担当し、
マミさんの首を容赦なく飛ばした感じを彷彿とさせた演出だった。
 
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暗礁に引き裂かれた兄弟の物語-鉄血のオルフェンズ12話(感想) 

はじめに

敵海賊ブルワーズに航路を察知されている可能性を考慮し
暗礁宙域を通り抜ける所で策を寝ることにした鉄華団とテイワズ。
ブルワーズに昭弘の弟の昌弘がいることを知り、
オルガを始めみんなが昌弘を助けようと、昭弘を後押しし動くのだが。

時間と境遇は家族関係をも壊す

昭弘と昌弘。昌弘を救おうとする昭弘と、兄との再開に戸惑う昌弘。
鉄華団という家族ができた昭弘。
同じヒューマンデブリの仲間はいたが、ブルワーズという境遇の為に
家族という認識が持てなかった昌弘。

二人は兄弟であり、兄の昭弘は昌弘を迎えに行くと言っていたのに
時間の流れは大きく二人を隔ててしまった。
特に昌弘は昭弘とのやり取りの中で、兄が自分を忘れて幸せになったと
思ってしまったようであり、逆上的な気持ちをも抱いたようだ。

昌弘は今まで生きていたことで消耗していたのだろう。
兄の優しさを素直に受け取ることができなかった。

とはいえ兄弟の情はもちろんある。
兄と弟が一緒に手を取り合えなくても、兄を救うことはできる。
最後に捕まえていた昭弘のグレイズを離したのも
兄に生きていて欲しいと願った、弟の最後の願いだったのだろう。

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※引きつった笑いのような表情を見せる昌弘の心中を思うと辛い。

時間、そして置かれた立場(ヒューマンデブリ)は肉親という関係性を狂わせる。
昭弘と昌弘は手を取り合えない結果に終わってしまったが、
昌弘が昭弘を突き放したのが、逆に救いにもなっているのが悲劇でもある。
物語冒頭で輪廻の話が出ていたのも、この結末のためだったか。

まとめ

鉄血の戦闘シーンは味方と敵がどこにいて、どの場所で戦うのかを
きちんと明確にして戦わせているのが良いと思う。
今回も暗礁を舞台にデブリが舞う雑然とした空間で混戦模様が描かれるのが良かった。

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1クール目の折り返しタイミングでもあるのか、戦闘シーンたっぷりの展開。
戦艦は体当たりし、MSもビーム系の武器より鈍器で叩くのが強く
物理で殴る描写が痛々しく、それゆえに戦争の悲劇性が強調される側面がある。

暗証というデブリ多い場所で、ヒューマンデブリの二人の兄弟が引き裂かれる。
悲しい話ではあったが、鉄華団はこうした事も乗り越えて、
クーデリアを地球に送らなかればならないし、
クーデリアもまた乗り越えていかなければならないのだろう。
 
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話数単位で選ぶ、2015年TVアニメ10選 

年末の恒例企画となった話数単位で選ぶ2015年テレビアニメ10選をやってみた。

・ワカコ酒 4話「ウニクレソン」

絵コンテ・演出:山岡実 作画監督:古佐小吉重

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沢城みゆきさんの「ウニクレソン」って聞けただけで大満足。
クレソンを手早く炒める店員さんの作画がものすごく良い。
この回を見るとウニクレソンが食べたくなってしまう所が素晴らしい。

・VALKYRIE DRIVE -MERMAID- 5話「ジャイアント・ガール、リトル・ハート」

脚本:雑破業 絵コンテ:朝倉カイト 金子ひらく 演出:川西泰二 
作画監督:吉田篤史 船道愛子 内原茂 原山智 総作画監督:石川健介 きすいだこね

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大きいおっぱいを表現するには、おっぱいを大きくするのでは限界がある。
であれば人間ごと大きくすればおっぱいも大きくなるという、
金子ひらくイズムを勝手に感じてしまうようなお話。
見たこともない絵を堪能できて良かった。


・うたわれるもの 偽りの仮面 6話「楼閣の主」

脚本:日暮茶坊 絵コンテ:川村賢一 演出・作画監督:中村和久

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前作「うたわれるもの」が好きな私にとってカルラ・トウカが登場しただけで嬉しかった。
演出・作画監督の中村和久さんは、前作の「うたわれるもの」の特典映像の仕上がりも含め
うたわれに強い想いがあるのではと思わせるような出来栄えだった。


・ご注文はうさぎですか? 6話「木組みの街攻略完了(みっしょんこんぷりーと)」

脚本:ふでやすかずゆき 井上美緒 絵コンテ・演出:博史池畠 総作画監督:佐々木貴宏
作画監督:油谷陽介 杉本幸子 仁井学 川妻智美 錦見楽 今田茜 松尾亜希子 りお 永吉隆志

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モカ姉さんが可愛すぎました。
私はこのアニメを見るために今まで生きてきたのかもしれない。
今までの人生はこのアニメに出会うための前座でしかなかった。


・下ネタという概念が存在しない退屈な世界 2話「妊娠のなぞ」

脚本:横谷昌宏 絵コンテ・演出:湖山禎崇 作画監督:小松原聖

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下ネタをやらせたら天下一品の演出家、
湖山禎崇さんの演出がキレキレだった。
メインの華城綾女にこの仕草をさせるのは凄いと思った。


・監獄学園 11話「エリンギ・ブロコビッチ」

脚本:横手美智子 絵コンテ:倉川英揚 演出:桜美かつし
作画監督:大木良一 上田みねこ 小渕陽介 藤部生馬 冷水由紀絵 矢向宏志

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ものすごくくだらないシチュエーションなのに
お互いの読み合いの連続と緊迫感あふれる展開に痺れた。
こういうのが笑いの面白さの醍醐味であり、
きちんと作画演出含め、きっちりとしたクオリティで描かれると
笑い的にも説得力があるんだと感じた。
コンテの倉川英揚さん、演出の桜美かつしさんの腕が光った回。


・艦隊これくしょん -艦これ-6話「第六駆逐隊、カレー洋作戦!」

脚本:あおしまたかし 絵コンテ・演出:大嶋博之 作画監督:諸石康太

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ゲームをプレイしていた時は電ちゃんと雷ちゃんが好きだったのでセレクト。
カレーを作るというほんわかとした話が個人的に好みだった。


・戦姫絶唱シンフォギアGX 4話「ガングニール、再び」

脚本:金子彰史 絵コンテ・演出:稲井仁(小原正和) 作画監督:畑智司、安田祥子 総作画監督:椛島洋介

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シンフォギアは響と未来の関係性が一番好きなので、
GXで一番濃い、響と未来の話が見られたのが良かった。
優勢劣勢が逆転していく展開も手に汗握ってよかった。


・響け! ユーフォニアム 8話「おまつりトライアングル」

脚本:花田十輝 絵コンテ・演出:藤田春香 作画監督:秋竹斉一

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高坂麗奈さんの魅力、高坂さんと黄前久美子の関係性の魅力が
凝縮的に表現され、際立った叙情性で描かれた名回。
一つ一つの所作芝居が見所であり、目が離せなかった。
絵コンテ・演出の藤田春香さん、シリーズ演出の山田尚子さんの艶が出ていた。


・「ガンダム Gのレコンギスタ」26話「大地に立つ」

脚本:富野由悠季 絵コンテ:斧谷稔 森邦宏 宮地昌幸 演出:森邦宏 松尾衡
作画監督:吉田健一 桑名郁朗 中谷誠一 柴田淳 玉川真吾 田頭真理恵 黒崎知栄実 城前龍治

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2015年(2014年後半)、一番思い入れがあるアニメはGレコだ。
アニメで富野監督の姿をしたキャラと富野監督の声が聞けた。
そして2015年の今でもTVアニメを作る富野監督。

このことを味わえたのが嬉しかったし、その集大成の最終回は、
釘付けとなる展開とメカアクションで大満足。
富野演出は未だにキレキレだった。

まとめ

10選はやってみると面白い。
ブログを持っている人はブログで、
ツイッターをやっている人はツイッターでぜひやってほしい。
(※ツイッターは字数制限が厳しいだろうが)

今年も様々なアニメを見て、生き延びることができた。
来年も良いアニメと出会えますように。

告知

2016年1月11日に新宿ネイキッドロフトで

「話数単位で選ぶ、TVアニメ10選」を語る会 – LOFT PROJECT SCHEDULE

が開催される。10選について語り合う珍しい機会。
興味があればお越し下さい。
 
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[ 2015/12/15 20:54 ] ニュース | TB(0) | CM(0)

子供対子供の構図と子供達の限界-「鉄血のオルフェンズ」11話感想 

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」11話を視聴。

今回は子供対子供、そして鉄華団の子供達自身の限界と
それでも生きていかねばいけない物語を描いた展開だった。

子供対子供という戦いの構図

今回は昭弘が物語の中心だった。

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今までの鉄血は子供の鉄血団と大人側のどこかの勢力という戦いの構図だった。
今回は敵側のブルワーズに同じ子供のヒューマンデブリで昭弘の弟である昌弘達を
登場させることで子供対子供という構図を持ち出し、
改めて鉄血のシビアな世界観を突きつけた。

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戦いが終わり、ブルワーズのクダル・カデルが昌弘を折檻する描写も含め
ヒューマンデブリは大人達に虐げられている事がわかる。

ヒューマンデブリの悲劇

子供対子供の戦いもあるという事を示し
ペドロを殺されたブルワーズのヒューマンデブリ達の怒りと悲しみ
そして敵と味方に分かれた昭弘と昌弘という因縁も抱え、
両者の戦いが悲劇的な結末も迎える可能性も十分にある。

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昭弘が「今までが楽しかった」と述懐しているように
今までの鉄華団は発足してから順調に進んでいた。
昭弘も切磋琢磨する相手ができて楽しかったのだろう。
ただ今回のタカキの大怪我によって元々不幸な境遇な昭弘は、
不幸な自分が当たり前であり、楽しい時間を罪であると捉えてしまったのだろう。

タカキの大怪我は、鉄華団にとっての教訓-子供達の限界

今まで順調だった鉄華団にとって、タカキの大怪我の件は教訓になるだろう。
オルガは船医も乗せずに惑星間航行をしていたことを
大人のステープルトンに指摘され、自身の未熟さを諭される。
他のメンバーもタカキの救急救護ができず、
ステープルトンに任せてしまった事を露呈した。

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さらにグシオンに乗るクダル・カデル等、
強い大人の敵も登場しつつある。
今回の鉄血は、子供達ができる限界を描きつつも
それでも戦い生きなければならないことを感じさせた。

まとめ

鉄華団にとって教訓ともなった今回の件。
ギャラルホルンのマクギリスは自身なりに大局をみて動こうとしている。

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今は生きることで精一杯な鉄華団はこの大局に巻き込まれていくのだろう。
その時にどうオルガや三日月、クーデリアは動くのだろうか。

今回は久しぶりに戦闘シーンも多くシビアな展開であり手に汗握った。
ここ数話で感じた平和な空気がまるで今回の展開の伏線であったかのように。
そして鉄華団はより危険で、自身の存在を問われる状況に置かれるのだろう。
 
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[ 2015/12/13 18:45 ] ニュース | TB(13) | CM(0)

アニメライフと身体との付き合い方について 

昨日、寝る前に歯に激痛が走った。痛い痛い…。
痛さで布団についても寝られない。どうしよう…。

埒があかないので、色々試してみることにした。
まず家にあったイソジンを飲む。効果なし。
ネットに書いてあった歯痛に効くツボを押してみる。効果なし。
最終手段としてタオルに巻いた氷袋を作って、歯に押し当てて3時間寝た。

今日、歯医者に行ったら、親知らずの虫歯と歯肉の炎症と診断され
後日親知らずを抜くことになった。つらい。


今まで病院に行くことは殆どなかったのだが、今年は違った。
2月に蓄膿症を発症し病院へ。12月に歯痛で病院に。
不摂生もあるのだろうが、若い頃のような身体のケアではダメかなと思うようになった。

身体で色々な症状が出てきたことで、私のアニメライフの変化をしていく予感がした。

今も振り返ると若い頃に比べて体力も衰え、
アニメの視聴している時の集中力も落ちている。
若い時には半日でも10時間でも連続でアニメを見ていたし、
画面にいくらでも集中できたような感覚を味わえたが、
今は2時間を休み休みいれながら見ていかないと目が辛いし集中力も続かない。

昨日も歯に激痛が走る中、ニコ動で「てーきゅう」をみたが、
「歯が痛い」の感想しか浮かばなかったし、
「ゆるゆり さん☆ハイ!」を見ても「歯が痛い」の感想しかなかった。
歯が痛い時にアニメを見ても、歯が痛くて集中できないのだ。

どこか痛い時にアニメを見ても楽しめない。
歯を痛めて、改めて心身共に健やかな時にアニメを見るのが一番だと感じる。

気持ちは若い頃のままでいても、身体がついていかない。
今年は少しづつ身体にガタが出始めたのがわかったことで、
身体のケアに重点をおいて、生活していこうと思った。

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アニメを見るにも身体を整える年頃になったなぁと、12月の寒さと共に感じる。
 
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[ 2015/12/02 20:47 ] ニュース | TB(0) | CM(2)