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究極のアニメ「けものフレンズ」最終話をふりかえろー 

もはや多くを語ることはあるまい。

けものフレンズ最終話をふりかえろー。

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画面が引いて、全キャラが総登場しながら
「けものフレンズ」とタイトルロゴが出るシーン。
究極にかっこいー。

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紙ヒコーキが出た瞬間に泣いた!
前回かばんちゃんは「みゃみゃみゃ」と木登りをして
今回サーバルちゃんは紙ヒコーキで返してくる。
互いが互いの良い点を学んで、大事な所で学びを発揮する。
二人の究極の友情がみえる瞬間!

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かばんちゃんが復活したのを喜ぶサーバルちゃん。
サーバルちゃんから抱きつくのが良い。

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セルリアンと相打ち覚悟のボス。
究極に色使いがかっこいー。

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Aパート。跡形もなくなったボスの残骸を投げてしまうサーバルちゃん。
笑いどころとして抜群に機能している。
泣かせる話の中でちゃんとギャグをやっているのが本当にすごーい。
笑いの中にシリアスあり。シリアスの中に笑いあり。最高のバランス。

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もう一つの笑いどころである観覧車落下。
サーバルちゃんとかばんちゃんが二人っきりになれる
良いシーンが始まる予感をさせつつ、
ハカセがメンテナンスをしているのにという念押しをしながら、
その予感をぶち壊してくれるのがおもしろーい。

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バスを直して喜ぶかばんちゃんがサーバルちゃんに抱きつくシーン。
最終話は互いが互いに抱き合う事になってよかった。
こういうシーンを見たかった!

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今までのキャラが横並びでかばんちゃんへ送る言葉を述べるのが良い。

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かばんちゃんを見送るみんな。
この後、みんな立ち去る中で名残おしそうなサーバルの挙動が良い。
何より帰るようなフリをしてサーバルが追いかけるどんでん返しがすばらしー。

まとめ

スタッフの皆様、こんな素晴らしく面白いアニメをありがとうございました。
最終話はたつき監督のコンテワーク及びヤオヨロズのスタッフワークに脱帽です。
アニメにはまだまだ未知の可能性があることを教えてくれた作品でした。
 
名残惜しいですが、それでは新作映像に期待しています。
 
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[ 2017/03/29 20:26 ] けものフレンズ | TB(1) | CM(0)

アニメとしての「昭和元禄落語心中」 

アニメの「昭和元禄落語心中」が最終回を迎えた。

原作を読んでなかったが、
ただ落語をどうアニメで描くのかが気になって1期の1話を見ていたら
とても面白く、特に石田彰さん・山寺宏一さんの落語の演じ方が面白かった。

それからは物語にもハマっていった
特に菊比古と助六の愛憎交わる関係性。
七代目八雲と初代助六の話。
二代目助六が最後に「芝浜」を演じたシーンが好きだった。

助六再び篇以降は、老いた八代目八雲がとにかく好きだった。
芸を極めたが、助六とみよ吉を死なせてしまったことから
落語と一緒に孤独に心中しようとする姿に惹かれた。

しかし八代目八雲の思いとは別に
気まぐれで弟子にとった三代目助六が八雲を小夏を変えていく。
信乃助の存在もあって八雲は徐々に孤独から解放されていたのだと思う。

我欲がなく、ただただ落語に尽くしたい三代目助六は
我欲にこだわる八雲を変えるのにもっとも適した人間だったのかもしれない。
むしろ八雲が三代目助六を弟子にしたのも、
八雲自身が無意識下で救われたいからこそ行ったともいえるかもしれない。

アニメ2期後半になると、その後の展開が気になってしまい
先に原作を全部読んでしまった。
特に八雲の死後の世界を描いた展開にはここまで描くのかと鳥肌立った。

原作を読むと、原作が面白いからアニメがよくできているのがわかった。
アニメが原作を増幅させて面白くしているのがわかった。

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「こんないいもんがなくなるわけねーべ」と
三代目助六から九代目八雲は落語について語る。
落語はいいものなのだ。だから残っていく。

八代目八雲は自分の死が落語の死であることを望んだが、
結果的には名蹟も落語も引き継れることになる。

私は芸風や作風の系譜を追うのが好きなのだが、
落語心中はこの観点から見ると、系譜の物語だったのが
好きになれた理由だと思う。

アニメは監督の畠山守さんの力による所が大きいと思った。
原作よりもシリアス風味を強くし、アニメで落語を見せ切った力量は素晴らしい。
細居美恵子さんのキャラデザも良かった。

最後に畠山守監督は信乃助の父親は誰なのかを想定しながら
アニメを作っていたのかは気になっているが、
答えを言わぬが花であるのは間違いない。
 
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[ 2017/03/25 20:42 ] 昭和元禄落語心中 | TB(2) | CM(0)

「けものフレンズ」がヒトの歴史に宿命づけられた理由。 

「けものフレンズ」がこの世界で生まれることは必然であり、
ヒトの歴史に宿命づけられていると思い、
ここ1ヶ月調べ続けた結果、あるヒトの存在に辿りついた。

それはアメリカのプロバスケットボールリーグであるNBA。
NBAのミルウォーキーバックスというチームに所属する
ジャバリ・パーカーというヒトだ。

ジャバリ・パーカーの選手データ http://www.nba.com/players/jabari/parker/203953

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2014年のドラフト全体で2位指名されたヒト。
フィジカルに強く内外から得点を期待できるオフェンスの引き出しの多さに定評がある。
今年は平均20.1得点をあげ、チームの中心選手になっていた。なっていた…。
けもフレ構文的にいえば「すごーい。君はバスケットが得意なフレンズなんだね」な存在だ。

さて本題。このジャバリ・パーカーという名前。
「けものフレンズ」のジャバリ・パークと文字・音的に極めて近く、
そのまま名前にしたかのようだ。

ジャパリパーク
ジャバリパーカー


パがバ、クがカという二文字違いでしかない名前。
流して見れば、両方対して違いがないような差だ。

しかもバとパは濁音・半濁音の差だけであり
カとクも同じカ行。
強引だがパークにerをつければパーカーになる。
音的にはもっと近くに感じられる。
(けものフレンズのゲームのプレイヤーをジャパリパーカーとも呼ぶらしい)

1995年生まれのジャバリ・パーカーは
22年前から「けものフレンズ」の存在の到来を宿命づけ、
ジャパリパークの存在を必然であったことを証明していたヒトなのだ。

彼こそが「けものフレンズ」だ。


(ジャパリ・パーカーが活躍した試合の得点ハイライト集)

そもそもNBAが世界中からバスケットが得意な人間(あるいはフレンズ)を集めて
すっちゃかめっちゃかしている様はジャパリパーク的であるともいえよう。

しかしジャバリ・パーカーは今年の2月9日左膝の前十字靭帯断裂と診断。
治療・リハビリに12ヶ月程度が必要とのことで今シーズンの復帰は絶望となった。
2月9日といえば「けものフレンズ」のアニメが日本で大きく機運を高めていた時期。
このタイミングでケガをしてしまった不幸なヒトである。復帰後の活躍に期待したい。
ジャバリ・パーカーの復帰は今後の「けものフレンズ」の大きな力になるはずだ。
 
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[ 2017/03/20 07:11 ] けものフレンズ | TB(0) | CM(1)

「けものフレンズ」の名人芸の間-無形の力 

はじめに

けものフレンズの面白さとは何だろう。

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繰り出される情報を元に本編を考える面白さ。
キャラクターを愛でる(2次創作)する面白さ。
今盛り上がっている状況そのものの面白さ。

色々要因は挙げられると思う。

私としてはまず映像としてアニメとして
「けものフレンズ」が面白いのではないかと思う。

けものフレンズの面白さを語る難しさ

ただ映像としてアニメとして「けものフレンズ」を語るのはとても難しい。

宮崎駿のような気持ち良い動きで見せるアニメーション。
新海誠のような高精細できらびやかな美術背景・画面。
彼らのアニメは、パッと見て目を引く画面の力がある。

「けものフレンズ」の画面は必ずしもそうではない。

うまく言えないのだが「けものフレンズ」には
パッと見てわかる画面の力ではなく
視聴者が興味をもって面白いと感じて見てしまう何かがあるのだ。

けものフレンズの上手さ-時間と間

もっといえば絵・画面という形として目に見える要素ではなく、
目に見えない各カットにおける時間の使い方
及び全体のコンティニュイティ(映像の連続性)
キャラクターのしゃべるスピード、といった時間の使い方に
けものフレンズの面白さが生まれているのではないか。

例えば10話のアミメキリンがサーバルがなんのフレンズかを推理するシーン。

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アミメキリン「あなたはヤギね!」
サーバル「ぜんぜんちがうよおー」
アミメキリン「グっ!!」

この特にアミメキリンが「グっ!!」っていう時に
一瞬間が遅れるのが、このシーンを面白くしていると思うのは私だけだろうか。

他には、ジャパリまんを食べたのが誰かが話題になった時に
かばんちゃんが間髪入れずにサーバルと答えたシーン。
間髪入れずに答えることで、笑いが起こる。面白い。

また今回の最大の見所であろうサーバルが涙するシーンも
顔のアップは3秒ほどで、次のカットは引いたカメラで
後ろから映すカットに変わる奥ゆかしさ。アップを長く撮らない。

「けものフレンズ」はこうした間の使い方が上手いのではないかと思う。
間が上手いから見てしまうし聞いてしまう。
例えば、夢路いとし・喜味こいしのような聞き入ってしまう名人芸の間が
「けものフレンズ」にあるのではないか。

たつき監督の名人芸

この時間、間の使い方は監督であり10話までコンテ・演出を手がける
たつき監督によって生まれていると思う。
特に間を先行して作れるビデオコンテで制作していることで
「間や感情も大事にしたい」監督の思惑通りにアニメが仕上がっている。

また10話まで全話コンテ・演出を手がけることで
シリーズを通して雰囲気が変わるような回、浮いている回もなく
作品全体の統一感が高くなっていると思う。
そしてキャラが作品の世界観からずれた行動や仕草を取らない。

メディアへの関係者のインタビューを見る限り
たつき監督が八面六臂に活躍されていることで
目に見えない部分での作品の完成度が高く仕上がっているのだと思う。

その意味では「けものフレンズ」は
たつき監督が名人といわれるような落語家、漫才師のような
時間と間を操る名人芸を駆使することで、
面白い作品に仕上げたのではないかと思う。

まとめ

「けものフレンズ」の面白さは時間の使い方や間、
聞きやすいキャラの喋り速度にあると思う。

作品世界の情報に興味をもって聞けるのも、
内容も含めて聞かせ方が上手いのだと思う。

それらを生み出しているのは、おそらくたつき監督なのだろう。

そしてしゃべる言葉の面白さ(すごーい等々)も相まって、
ネットに拡散しているのだと思う。

いよいよあと2話。けものフレンズからは目が離せない。
 
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[ 2017/03/15 20:05 ] けものフレンズ | TB(1) | CM(0)

「昭和元禄落語心中」における人間の業の肯定 

落語家 故 立川談志は「落語とは人間の業の肯定である」と語っている。
人間の弱い部分を認めるのが落語であるという意味で談志はこの言葉を使う。

昭和元禄落語心中を見ていると、
八代目八雲を見ているとこの言葉を思い出さずにはいられない。

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「死にたい」という気持ちが強いながらも
それ以上に「生きたい」という気持ちが勝る八雲。

死と生の狭間でもがき苦しむ八雲の姿に、人間の弱さを垣間見る。

思うに一番深い人間の業とは
「生きよう」とすることなのかもしれない。

立川談志は次のようにも言う。

「死ねないから生きているんだ。
死ねるやつはみな自殺している。
死ねないから人間は生き甲斐なんてものを探す」

まさに今回9話の八雲の姿そのものだろう。
自殺しても死ねない。死ねないから生きている。

「昭和元禄落語心中」は、
落語を通して人間の業と生と死を描いている点が面白いのだと思う。
特に八雲・二代目助六・みよ吉…小夏
みんな大なり小なり人間の業を抱えたキャラを描いている。

もっといえば彼ら彼女達の生き様こそが落語的なのだろう。

アニメの凄さはこうした業を持つキャラを迫真性を持って描いている。
うまくは言えないが、演出が切れているのだ。
特に八雲に関しては、八雲の全てを抉るように描かれているようにも思う。
毎回、見入ってしまう展開の連続。凄いアニメに仕上がっていると思う。

特に2期は9話中7話で監督の畠山さんが絵コンテを切っており
畠山さんが大車輪の活躍でアニメとして物語を紡いでいるのがわかる。
 
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[ 2017/03/04 19:40 ] 昭和元禄落語心中 | TB(0) | CM(0)