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逆襲のシャアにおけるサザビー脱出ポッド問題について 

逆襲のシャアのサザビーで印象に残るといえば
脱出ポッドの大きさである。

sazabidassyutu.jpg

この絵だと脱出ポッドはνガンダムの頭部よりも大きく見えてしまう。
この絵を元にサザビーのサイズをいま計算してみたが
サザビーの全長は70mにも及んでしまう。
サンライズの頑張り過ぎだ、いうことが語り継がれている。
(サザビー脱出ポッド問題)

sazabidassyutu2.jpg

射出時の脱出ポッドは、サザビーの頭部に収まる比で描かれている。

sazada.jpg

上記シーンを絵コンテと比較すると
コンテに近い形の縮尺で脱出ポッドは描かれている。
(若干コンテの方が小さめに描かれている感じ)

νガンダムが両手で脱出ポッドを抱えるシーンの
コンテがないので何ともいえないが、
元々の設定でサザビーの脱出ポッドが腹部にあった事に
起因するミスという説もある。

sazaib2.jpg

一方で大きく脱出ポッドを描くことで
絵的な見栄えが増す効果は、この問題において見逃せない。
(脱出ポッドを大きく描くことでシャアのカットインの入るポイントがすぐわかる)

sazaib3.jpg

あの大きさの脱出ポッドをアクシズに叩きつけるのは絵的にはカタルシスがあると思う。

結論をいえば、上記以外の脱出ポッドが描かれている絵コンテが見たい。
 
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[ 2019/04/28 20:27 ] 富野由悠季 | TB(0) | CM(2)

富野アニメのカウンター性 

富野アニメの何に惹かれるのかといえば、カウンター性。

tomio.jpg


勧善懲悪が主流のテレビまんがの世界に善悪逆転のカウンターをかける
「海のトリトン」「無敵超人ザンボット3」

おもちゃのロボットが出ていれば
スポンサーからは良しとされたロボットアニメに
人間ドラマへの志向を試みる
「機動戦士ガンダム」

バブル経済前夜の風潮に対する
現状認知としての物語としての
「機動戦士Zガンダム」

正当こそが異端であると主張した
「∀ガンダム」

googleでもディズニーでもないものとしての存在があると
講演会で語られていた
「Gレコ」

今見えている世界だけが世界ではない。
もっと違う見え方ができれば別の世界がある、
というカウンターを富野アニメは常に放っていると思う。

違う世界があることを
絵の積み重ねで語られるアニメという虚構を用いて
嘘八百のリアリズムで語られる点に富野アニメの魅力がある。
 
虚構でできた世界だからこそ、逆に真実があるように感じられるのだ。

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[ 2019/04/21 22:45 ] 富野由悠季 | TB(0) | CM(0)