とびとびでしか見ていなかった
「あそびにいくヨ」ですが
最終話は色々な作品の「パロディ」が満載でした。
全体としての面白さはともかくネタ的には面白かったです。
この記事では
特にヒロイン3人の戦闘服についての元ネタと
何でパロディが多かったのかをお話させて頂きます。

戦闘服の元ネタは
「宇宙の騎士テッカマン」です。
タツノコプロ制作のアニメで1975年に放映されました。
硬派な世界観とSF設定で当時のアニメファンを大きく唸らせた作品ですが、
本編は1年放映予定が半年で打ち切られ、多くの謎を残した作品です。
エリスが着ている戦闘服の色使いは
「テッカマン」なのでしょうが、
エリス含め、他の真奈美・アオイのデザインのディテールは
むしろ1992年に放映された
「宇宙の騎士テッカマンブレード」に近い印象を受けます。
この
「テッカマンブレード」は
「テッカマン」とは別世界の作品ですが
多くのアィディアと設定が流用されています。


このビームを放つ技は
「ボルテッカ」と呼ばれています。
額からビームを放っているのが
「テッカマン」が元ネタで
肩口から打っているのが
「テッカマンブレード」が元ネタですね。

エリスが乗っている機体。
「テッカマン」世界では
「ペガス」と呼ばれていますが
あそびにいくヨでは
「機動戦士ガンダム」の
「Gファイター」まんまです。
これはパロディにパロディを重ねたネタだと思います。
ではなぜ
「テッカマンブレード」のアイディアも使用されたかと言えば
アニメーターの
山根理宏さんが「あそびにいくヨ」に参加されたからでしょう。
今回のあそびにいくヨのEDスタッフテロップを見ると
「パワードスーツデザイン」に
「まさひろ」とあったので
間違いなく
山根理宏さんがデザインしたものだとわかります。
山根理宏さんは
「宇宙の騎士テッカマンブレード」では室井清人さんの
作画監督回を中心に原画に参加されています。
この過去の自分の仕事が好きだったのか、本作でパロディをしたのでしょうね。

山根理宏さんはパロディが好きなのでしょう。
今年の話題作
「迷い猫オーバーラン」でいえば
突然すぎる展開で視聴者を唖然とさせた7話のロボット回である
「勇者超人グランブレイバー」のメカデザインを担当しています。
「勇者超人グランブレイバー」は1990年代のロボットアニメ
「勇者シリーズ」のパロディです。
山根理宏さんは
「勇者シリーズ」に作画監督・原画・ロボットの合体シーンなどで参加しています。
(本作の監督、
植田洋一さんも
「勇者シリーズ」に作画監督・原画で参加されています)
他にも
「ガン×ソード」で出てきた
「エルドラV」も
「勇者シリーズ」のパロディですね。
隙あればすぐパロディをする山根理宏さん。とても好きです!!
最終回は他にも敵の雑魚メカに
「アダムスキー型」が登場しています。
また地球に敵の基地が落下しますが、
この
「宇宙からの落下物が落ちて地球が危機的展開」というのは
日本のアニメ(例えばセーラームーンR劇場版)で幾度と無く元ネタにされている
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」的展開ですね。
また最後には軌道エレベーターが登場。
まぁ軌道エレベーター自体はSFではよくある設定ですが、
時期が時期だけに
「機動戦士ガンダム00」を連想してしまいます。
パロディの元ネタを追いかけるのも楽しいですが、、
パロディがなぜ行われるのか、誰がやりたがっているのかまで含めて考察できると
アニメの見方の面白さが広がっていくのではないかと思います。
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戦闘服の元ネタは
「宇宙の騎士テッカマン」です。
タツノコプロ制作のアニメで1975年に放映されました。
硬派な世界観とSF設定で当時のアニメファンを大きく唸らせた作品ですが、
本編は1年放映予定が半年で打ち切られ、多くの謎を残した作品です。
エリスが着ている戦闘服の色使いは
「テッカマン」なのでしょうが、
エリス含め、他の真奈美・アオイのデザインのディテールは
むしろ1992年に放映された
「宇宙の騎士テッカマンブレード」に近い印象を受けます。
この
「テッカマンブレード」は
「テッカマン」とは別世界の作品ですが
多くのアィディアと設定が流用されています。


このビームを放つ技は
「ボルテッカ」と呼ばれています。
額からビームを放っているのが
「テッカマン」が元ネタで
肩口から打っているのが
「テッカマンブレード」が元ネタですね。

エリスが乗っている機体。
「テッカマン」世界では
「ペガス」と呼ばれていますが
あそびにいくヨでは
「機動戦士ガンダム」の
「Gファイター」まんまです。
これはパロディにパロディを重ねたネタだと思います。
ではなぜ
「テッカマンブレード」のアイディアも使用されたかと言えば
アニメーターの
山根理宏さんが「あそびにいくヨ」に参加されたからでしょう。
今回のあそびにいくヨのEDスタッフテロップを見ると
「パワードスーツデザイン」に
「まさひろ」とあったので
間違いなく
山根理宏さんがデザインしたものだとわかります。
山根理宏さんは
「宇宙の騎士テッカマンブレード」では室井清人さんの
作画監督回を中心に原画に参加されています。
この過去の自分の仕事が好きだったのか、本作でパロディをしたのでしょうね。

山根理宏さんはパロディが好きなのでしょう。
今年の話題作
「迷い猫オーバーラン」でいえば
突然すぎる展開で視聴者を唖然とさせた7話のロボット回である
「勇者超人グランブレイバー」のメカデザインを担当しています。
「勇者超人グランブレイバー」は1990年代のロボットアニメ
「勇者シリーズ」のパロディです。
山根理宏さんは
「勇者シリーズ」に作画監督・原画・ロボットの合体シーンなどで参加しています。
(本作の監督、
植田洋一さんも
「勇者シリーズ」に作画監督・原画で参加されています)
他にも
「ガン×ソード」で出てきた
「エルドラV」も
「勇者シリーズ」のパロディですね。
隙あればすぐパロディをする山根理宏さん。とても好きです!!
最終回は他にも敵の雑魚メカに
「アダムスキー型」が登場しています。
また地球に敵の基地が落下しますが、
この
「宇宙からの落下物が落ちて地球が危機的展開」というのは
日本のアニメ(例えばセーラームーンR劇場版)で幾度と無く元ネタにされている
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」的展開ですね。
また最後には軌道エレベーターが登場。
まぁ軌道エレベーター自体はSFではよくある設定ですが、
時期が時期だけに
「機動戦士ガンダム00」を連想してしまいます。
パロディの元ネタを追いかけるのも楽しいですが、、
パロディがなぜ行われるのか、誰がやりたがっているのかまで含めて考察できると
アニメの見方の面白さが広がっていくのではないかと思います。
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…いやね、見方側の人間にエリス中尉って女性がいたのでなんとなくね。