FC2ブログ

刀語 第10話 「誠刀・銓」 (アニメ感想) 

結論:とがめは良いです。
一生懸命生きる姿勢に心打たれるのでしょうね。


katanagatari10000.jpg


今回よかったのは番組後半、全てが終わったかごめが空を2回見上げたショット。
1回目まだ空を見上げたとき、笑顔ではなかったのですが、
2回目見上げたときは、ちゃんと笑顔になっていました。
全てが吹っ切れた、父への想いも含めて吹っ切れた、そんな事が伝わるシーンでした。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 follow us in feedly


-感想-

今回はとがめも七花含めて己の戦う意義というのを
問いかけられるような内容でした。

今回のお相手は仙人:彼我木輪廻
自分の投影が具象化されるという事で姿・性格・言動が変化する存在。
多少人を喰った言動にはかごめの投影がされているとか。

この仙人との戦いを通してかごめは己の内部の問題を見つめなおす事が出来ました。
実はそれがかごめにとって一番重要だったのではとも思いますね。

そして今回思ったのは、この部分は原作への言及なのでしょうが、
「言葉の暴力」という事を強く感じましたね。
例えば彼我木輪廻は「七花の戦闘値を10とすると私は7。
でも七花は戦闘と防御にそれぞれその10の数字を半分(5)に割り振っている。
だから私は防御に7全てを注げば、攻撃(5)はかわせる」というニュアンスの発言がありました。

一見、現実的にみればありえない理屈ですが、
言葉だけ形而上化的思考を行い、かつ仙人の言う事が可能であれば筋がつきそうです。
言い換えるならば、あの作品って「言葉」が作品を支配しているのですよね。
何を発しても「言葉」として成立すれば、展開としても成立する。
ある意味「発した言葉が現実化し力になる」それは「暴力的」だという感覚を受けました。
そんな世界が「刀語」の世界なのではと思いました。
まぁそれは今まで見ていた人なら当然じゃないかという声も聞かれそうですが、
9話から見始めたものなのでご容赦下さい。

katanagatari10-1005.jpgkatanagatari10-1000.jpg

でもこの作品の核って「七花ととがめ」の二人の物語なんですよね。
「化物語」でもそうですが、アニメ化された西尾維新作品は
少年と少女の関係から世界を見ていこう、成長していこうという話に私は見えます。
二人で一緒にいること。浮ついた恋愛でもなく、二人でいることそのものの尊さ。
この二人の関係があるから、この作品は成立しているのでしょうね。
そして話の核がとてもシンプルだから、設定や内容を修飾しやすいのだと思いました。

残り2話という事で、物語の核心には近づいてきたと思います。
今回はもっと彼我木輪廻はの言葉の一つ一つに注意深く聞いておくべきでしたね。
最大の注目点は虚刀流が正体が虚刀・鑢そのものつまり七花だったという事です。
まぁ七花が刀を使えない時点で、こういう彼自身が刀というのは想像できたのかも。
この辺りのとがめの言葉の理解の仕方も含めて「言葉」が世界を支配している感じです。

katanagatari10-1001.jpgkatanagatari10-1002.jpg

汽口慚愧と七花の戦闘シーンは良かったですね。抜群に気合が入っていたシーンでした。
足の踏み込みや、体のひねりなどアクションシーンとして見たいカットがちゃんと入っている。
カメラワークも多彩であおりや地面をナメるようなショットもありカッコ良かったです。
流線・動線を多用して臨場感を出すことにも成功しています。
トリッキーな動きでした。枚数も多かった(2コマっぽい部分もあった)


katanagatari10-1003.jpgkatanagatari10-1004.jpg
 
絵コンテに小松田大全 原画に板垣敦
 
関連記事
[ 2010/10/16 16:00 ] 刀語 | TB(38) | CM(4)
最後の笑顔はすごく良かったと僕も思います。
[ 2010/10/16 16:08 ] [ 編集 ]
コメントありがとうございます。こちらこそTBありがとうございました。
あの笑顔があったから、この回は物語として良かったと思えるのではないでしょうか。
2回空を見るって言うのがポイントですよね!
[ 2010/10/16 17:56 ] [ 編集 ]
西尾維新さんは「小説は言葉しかないから強い言葉を言った者が勝つ」
などとインタビューで言っていたことがありました。
なので他の作品の戦いや謎でも言葉遊びのトンチめいたものが多いですね。

そして彼女はとがめです。
[ 2010/10/16 21:37 ] [ 編集 ]
>通りすがりさん

ありがとうございました。
かごめ→とがめに直しました。

「強い言葉を使ったもの勝負ですか」良いこと聞きましたね。
今度からその部分に着目して見てみることにします。
[ 2010/10/17 22:48 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://nextsociety.blog102.fc2.com/tb.php/1079-24ad4cdc

【アマガミSS 第15話】七咲逢編第3話。前半は遊園地へのデート編。後半は大会メンバーの選から漏れ、傷心の七咲さんを慰める編。ホラーハウス(?)に入った後、七咲さんが味噌ラーメンに変わってしまったあたりはかなりシュールでしたね。何故に味噌ラーメンとか思いま?...
第10話 「誠刀・銓」さて、そろそろ終わりも見えてきました。大河アニメという今までにない発想で毎月放送された今作品、作画も慣れてしまえばむしろ好ましく思えるし、真面目一辺倒...
[2010/10/18 03:38] GIGASSA!!
 月1放送の刀語。ですが今回は今までのように対戦相手と戦うというわけではなく、自分自身と向き合う話になるようで…。これまで観てきた分、色々感じる事もあって面白かったです。これまでの刀語とは一味違う回でした。
[2010/10/18 02:01] コツコツ一直線
変体刀の持ち主は、常に刀の性質を反映していますが、「相手を移す鏡」という仙人は、まさに 『誠刀・銓』の持ち主にふさわしいものでした...
[2010/10/17 22:35] メルクマール
鏡よ鏡よ鏡さん。それはうそ偽り無く自分を映してしまうもの。 そして次々と明かされる事実にいよいよ大詰めが近いのを感じました。
前回、残り10分で録画をミスったため更新しとらん刀語ですが… 斬愧が生きてるようで何より~ぃ! でも冒頭から弱りまくってるとがめは心臓に悪かったっす。 刀語 第十巻 / 誠刀・銓 【完全生産限定版】 [Blu-ray]出版社/メーカー: アニプレックスメディア: Blu-ray
[2010/10/17 02:52] 風庫~カゼクラ~
己の強さと弱さと信念の先に
[2010/10/17 01:40] 穹翔ける星
「もぐもぐとがめの可愛さは異常」パスワード吹いたw
[2010/10/17 01:39] カザミドリ♪
自分と向き合え。刃の無い太刀、残された鞘。「誠刀・銓」仙人VS無刀次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにと...
[2010/10/17 01:16] おぼろ二次元日記
刀語 第10話 「誠刀・銓」
刀語 第八巻 / 微刀・釵 【完全生産限定版】 [Blu-ray]クチコミを見る 次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。 そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにとって因縁深い場所であった。 そして二人はその百刑場で、誠刀・銓の所有者である彼我...
ここからは、最後までシリアス一直線ですね。 序盤は原作者買いしていた自分ですが、 このあたりではどっぷり作品の面白さにハマっていた...
[2010/10/16 23:57] モノクロ雑記
完了形変体刀 完成手前 うけけけけっけけ 刀語10話
[2010/10/16 23:50] 雑食生活の日々
刀語 第10話 「誠刀・銓」 "向き合い、受け入れること"がテーマでしたね。
[2010/10/16 23:34] aniパンダの部屋
俺はとがめのために戦っている。それが俺の出した答えだ。 毎月1話放送、「刀語」第10話の(ほぼ)感想です。 誰のために。 (感想) 七花...
[2010/10/16 23:23] 渡り鳥ロディ
 刀語  第10話 『誠刀・銓』 感想  次のページへ
[2010/10/16 23:22] 荒野の出来事
「僕は君のことが、大好きだった」 刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)(2007/10/02)西尾 維新竹商品詳細を見る
[2010/10/16 23:16] 狼藉者
君の気持ちは恋でもなければ愛でもないんだよねぇ~。
[2010/10/16 23:14] 今からやろうと2
刀語 第七巻 悪刀・鐚(完全生産限定版) [Blu-ray](2010/10/06)細谷佳正田村ゆかり商品詳細を見る  仙人である彼我木輪廻が相手な為に、七花もとがめ...
[2010/10/16 22:10] 破滅の闇日記
あらすじ 仙人 VS 無刀 次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。 そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにとっ...
自分の頭の悪さを痛感した第10話。 む~~~~。 【あらすじ】 次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。 そこ...
[2010/10/16 20:37] シュミとニチジョウ
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
刀語 第10話 『誠刀・銓』 ≪あらすじ≫ 伝説の刀鍜治、四季崎記紀がその人生を賭けて鍛えた完成形変体刀十二本を求め、無刀の剣士である...
[2010/10/16 20:34] 刹那的虹色世界
1時間フォーマットでこの内容はさすがにきつい…というわけで、「刀語」10話禅問答の巻。とがめさんと七花の目的とは何だったか。無論、四季崎記紀が作りし完成形変体刀十二本の蒐...
[2010/10/16 20:09] アニメ徒然草
向き合うは自分自身。 敵を倒すのではなく自分を測るのが今回のお話でした。 刀語 第七巻 悪刀・鐚(完全生産限定版) [Blu-ray](2010/10/06)細谷佳正...
[2010/10/16 19:53] せーにんの冒険記
とがめは嫌な夢を見て苦しむ……
[2010/10/16 19:31] 本隆侍照久の館
自分を責める事、戒める事、省みる事、自分のためなのに…。
もぐもぐとがめの可愛さは異常
[2010/10/16 19:02] 隠者のエピタフ
仙人のキャラがすごく良かった。こういう道化的なキャラクターは大事。
[2010/10/16 19:01] 妄想詩人の手記
『次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。 そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにとって因縁深い場所であった...
[2010/10/16 18:04] Spare Time
達すべきは勝利ではない。
[2010/10/16 17:54] LUNE BLOG
いよいよ1年にわたる刀蒐集の旅もまとめの弾に入ってきました。 とがめと七花は自分が苦手とするもの――心に封じた過去と向き合うことを強...
[2010/10/16 17:50] SERA@らくblog
「君はここらで、 自分の苦手意識と向き合うことが必要だろう」 仙人 VS 無刀 10本目の刀「誠刀・栓」を求めて陸奥の百刑場へやってきた...
仙人 VS 無刀 次なる刀に関するある情報を頼りに、陸奥の百刑場へと向かう二人。 そこは、今は何も無い原っぱだが、とがめにとって因縁深...
[2010/10/16 17:15] ひえんきゃく
もぐもぐとがめの可愛さは異常 刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)(2007/10/02)西尾 維新竹商品詳細を見る刀語 #10 誠刀・銓
[2010/10/16 17:11] HISASHI'S ver1.34
 ちょっと難しいお話ですね。輪廻みたいなのがいたら頭痛くなりそうです。
[2010/10/16 16:36] つれづれ
第10話「誠刀・銓」十本目の変体刀、誠刀・銓。そのありかは、過去を捨てたとがめにとっての因縁の地だった。そこは、先の大乱を導いたとがめの父・飛騨鷹比等が、七花の父・鑢六...
[2010/10/16 16:09] 日々“是”精進!
刀語 第十話 誠刀・銓 (講談社BOX)(2007/10/02)西尾 維新竹商品詳細を見る 刀語 第十話 「誠刀『銓』」の感想です。 とがめと七花 2人共に...
[2010/10/16 16:07] 維新蕩れ