急接近する春日野悠と渚一葉。
二人の関係はどこに向かうのでしょうか。
お話展開とともに演出力の高さが今期の中でも目立ちます。
美しい映像と展開を上手く見せる情緒的演出が光ります!
-感想-演出レベルが凄まじい高さで繰り広げられている本作。
見所は正直絵作りと言いたい所ですが、今回は話も凄かったです。今回は悠と一葉ルートまっしぐらみたいです。海水浴へ行き、縄作りを手伝い、一葉の父親とも出会い、デートして最後に
キスします。
見た瞬間正直「まじかよ~」と思ってしまいました。まさか、あんなに悠くんがこんな大胆な行動にでるとは。
普通に奥手でナイーブな主人公かと思いましたが、ここは私の予想以上でした。
この男、中々のやり手なのかもしれません。


悠は一葉と一緒にいることで彼女に同情でもしたのでしょうか。
悠は一葉と瑛の関係を知り、彼女達の父親と出会ったことで情が移ったのかも。特に瑛が姉妹だったというのは大きかったのでしょうね。
自分にも大切な大切な妹がいるのでしょうから。
姉を思いやる一葉の存在に共感してしまったのかもしれません。
ただ穹の立場はどうなるのか、という点は次回以降のお楽しみということで。


まぁ一葉も父に対し思慕もあるようですが(幼少の頃に演奏で褒められたシーンでわかる)
瑛を認知しないという点から複雑な感情を抱いているようです。
一方の置いてきぼりにされた穹と瑛も親密感を増しています。
穹と瑛は家の中でアイスを舐めていますが、一方の兄や妹はお互いキスをしている。
さらに穹が舐めたアイスが溶けて床に落ちたところで、
悠と一葉のキスシーンに場面転換される所は上手くカット的に繋がっています。
そして穹のアイスが口元から溶け落ちた事は
悠と穹の関係が危うくなる事を巧みに暗示させています。
悠と穹、それぞれの口を使った展開が対照的に描かれるのは抜群に上手いです。この作品って演出アニメ過ぎる!!

悠の(両親?祖父?)は有名人ですね。地元の名士からも一目置かれる方のようです。
田舎だと医師の存在って大きいですからねぇ。
私の中では作画・演出含めた画面の充実度が、
この作品を興味深く見られる要因です。今回も充実の絵作りを堪能できましたし、見せ方という点でも上述したように
悠と一葉がキスをしている中で、穹と瑛がアイスを舐めているという構成は
両者の関係性が強く対比されたという意味で抜群に上手かったです。
今回も
高橋丈夫監督コンテですが、この方のコンテだとクオリティが上がりますなぁ。
高橋さん
「狼と香辛料」の監督です。
私は未見でしたが
「狼と香辛料」でもこうした充実した絵作りが行われているのでしょうか。


祭りの手伝いの時のシーン。町の皆さんがややリアルちっくに描かれています。
注目点は皆さん個々人で座り方や仕草がちゃんと個性としてが表現されている。こんな短いカットの中で、気合の入れ方が半端無いです。
部屋に空間性が感じられるのが何より良いですね。
これが出来ていないと、個々人の仕草や個性が生きてきません。


他にも一葉のコミカルでパースの効いたショットがありながらも
一方で瑛が待ち惚けしながらも情緒的なショットもある。
コミカルもシリアスも縦横無尽で絵を作る高橋さんの仕事振りには注目です。
またコミカルなCパートは荒川シナリオの独壇場過ぎますね。
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-感想-演出レベルが凄まじい高さで繰り広げられている本作。
見所は正直絵作りと言いたい所ですが、今回は話も凄かったです。今回は悠と一葉ルートまっしぐらみたいです。海水浴へ行き、縄作りを手伝い、一葉の父親とも出会い、デートして最後に
キスします。
見た瞬間正直「まじかよ~」と思ってしまいました。まさか、あんなに悠くんがこんな大胆な行動にでるとは。
普通に奥手でナイーブな主人公かと思いましたが、ここは私の予想以上でした。
この男、中々のやり手なのかもしれません。


悠は一葉と一緒にいることで彼女に同情でもしたのでしょうか。
悠は一葉と瑛の関係を知り、彼女達の父親と出会ったことで情が移ったのかも。特に瑛が姉妹だったというのは大きかったのでしょうね。
自分にも大切な大切な妹がいるのでしょうから。
姉を思いやる一葉の存在に共感してしまったのかもしれません。
ただ穹の立場はどうなるのか、という点は次回以降のお楽しみということで。


まぁ一葉も父に対し思慕もあるようですが(幼少の頃に演奏で褒められたシーンでわかる)
瑛を認知しないという点から複雑な感情を抱いているようです。
一方の置いてきぼりにされた穹と瑛も親密感を増しています。
穹と瑛は家の中でアイスを舐めていますが、一方の兄や妹はお互いキスをしている。
さらに穹が舐めたアイスが溶けて床に落ちたところで、
悠と一葉のキスシーンに場面転換される所は上手くカット的に繋がっています。
そして穹のアイスが口元から溶け落ちた事は
悠と穹の関係が危うくなる事を巧みに暗示させています。
悠と穹、それぞれの口を使った展開が対照的に描かれるのは抜群に上手いです。この作品って演出アニメ過ぎる!!

悠の(両親?祖父?)は有名人ですね。地元の名士からも一目置かれる方のようです。
田舎だと医師の存在って大きいですからねぇ。
私の中では作画・演出含めた画面の充実度が、
この作品を興味深く見られる要因です。今回も充実の絵作りを堪能できましたし、見せ方という点でも上述したように
悠と一葉がキスをしている中で、穹と瑛がアイスを舐めているという構成は
両者の関係性が強く対比されたという意味で抜群に上手かったです。
今回も
高橋丈夫監督コンテですが、この方のコンテだとクオリティが上がりますなぁ。
高橋さん
「狼と香辛料」の監督です。
私は未見でしたが
「狼と香辛料」でもこうした充実した絵作りが行われているのでしょうか。


祭りの手伝いの時のシーン。町の皆さんがややリアルちっくに描かれています。
注目点は皆さん個々人で座り方や仕草がちゃんと個性としてが表現されている。こんな短いカットの中で、気合の入れ方が半端無いです。
部屋に空間性が感じられるのが何より良いですね。
これが出来ていないと、個々人の仕草や個性が生きてきません。


他にも一葉のコミカルでパースの効いたショットがありながらも
一方で瑛が待ち惚けしながらも情緒的なショットもある。
コミカルもシリアスも縦横無尽で絵を作る高橋さんの仕事振りには注目です。
またコミカルなCパートは荒川シナリオの独壇場過ぎますね。
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どちらの血筋かは明らかにされていませんが・・・。
悠と穹の両親は普通の人だと思いますたぶん。
狼と香辛料もいい作品なので一度見てみてくださいな。