ざくろが追い求めているもの、それは母の背中。
ざくろ達、半妖の正体が明かされます。
いつもの服装ではなく、質素な寝巻き姿も可愛いですね。
1話2話3話と、話が積み重なりますます物語は面白くなりました。
-感想-今回は半妖の誕生経緯と共にそれに連なる半妖の悲劇を
描いた話だった思います。その中でざくろと総角の関係が深まると共に
ざくろ達の敵が現れたという構成になっています。お話に内容がしっかりとつまった構成となっており、
キャラクターの気持ちが素直に理解できる点でとても面白いです。
今回わかった半妖の正体。
身ごもった女性が神隠しになり、戻ってきたお腹にいる子が半妖になる。
人間と妖怪が交わって誕生するわけではないのですね。
今回ざくろは「神隠し」と仕事の依頼主から聞き、いてもたってもいられず
お母さんの手がかりを掴めるのではという期待から、神隠しが起きた土地へ向かいます。

今回、一番面白かったのは、仕事先の村で仕方無しに総角と一緒に寝床を共にする時に
総角はついうっかり二人で一緒お部屋で寝ることの煩わしさから
ざくろに対して
「君の方がよっぽど恐ろしい」とつい言った所ですね。
総角も悪意が無いだけの発言だけに、その無意識性も含めてざくろを傷つけました。
たった一言の言葉の使い方の難しさとともに、一つの言葉で心揺れる彼女の心理を
巧みについた台詞回しであり、その後のちょっと情けない総角のいい訳も含め
女性的視線で描かれた岡田脚本の妙が生きているなぁと感じました。
ざくろの乙女性を如実に現すと共に、総角の一歩踏み込めない感も表現されいます。一方でざくろの
「人間が半妖なんかに手は出さないよね」という言葉から
彼女は既に総角に気がある部分も感じました。
今回、活躍したのは
櫛松さんでした。
百緑(戸松遥)と橙橙(寿美菜子)という敵キャラを追い払い、
影ながらざくろ達を助けていました。もしこの二人が神隠しの犯人と共に
ざくろに襲い掛かっていたら、歌の援護の無いざくろは負けていたかもしれません。
ざくろの母親代わりとしての彼女の献身性が描かれていましたね。
この作品では2話で人間と妖怪の溝を描きましたが、
ざくろが櫛松の庇護を受けずに一人前にもなる事も作品の主題だろうし
それが人間と半妖の溝を埋める事にも繋がる一歩だと感じました。
そして、敵になりそうな
新キャラが登場してきましたね。今後のざくろ達の絡みには注目です。
今回気づいたのは妖怪たちの表情が作品に及ぼす効果です。例えば櫛松や雨竜寿といった妖怪は喜怒哀楽の表情が読み取りづらいです。特に櫛松がざくろを助けるために出かけようとして雨竜寿が話しかけるシーンで感じました。

この表情の見えにくさが人間とは違う事、妖怪の不思議さを表現してます。
そして彼らは彼らでちゃんと感情があります。しかし表情の変化が少ない(ほぼ無い)ために
読み取れる材料は声優の演技のみです。この彼らの感情を読み取ろうとする時の困難さが
彼らのキャラクターとしての深さや厚みを与えているのではないかと考えました。
こうした人間とは違う事を見た目だけではなく表情においてもこの作品は表現している。
そんな彼らと人間はどう触れ合っていくのか、今後の焦点の一つでしょう。 今回は終始シリアス調であり、ざくろと総角の関係が半歩進んだという話の中で
最後は半妖達のコメディで幕を閉じたのも良いさじ加減でした。
つまり、ざくろ×総角景だったということです!!絵コンテ:福田道生
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描いた話だった思います。その中でざくろと総角の関係が深まると共に
ざくろ達の敵が現れたという構成になっています。お話に内容がしっかりとつまった構成となっており、
キャラクターの気持ちが素直に理解できる点でとても面白いです。
今回わかった半妖の正体。
身ごもった女性が神隠しになり、戻ってきたお腹にいる子が半妖になる。
人間と妖怪が交わって誕生するわけではないのですね。
今回ざくろは「神隠し」と仕事の依頼主から聞き、いてもたってもいられず
お母さんの手がかりを掴めるのではという期待から、神隠しが起きた土地へ向かいます。

今回、一番面白かったのは、仕事先の村で仕方無しに総角と一緒に寝床を共にする時に
総角はついうっかり二人で一緒お部屋で寝ることの煩わしさから
ざくろに対して
「君の方がよっぽど恐ろしい」とつい言った所ですね。
総角も悪意が無いだけの発言だけに、その無意識性も含めてざくろを傷つけました。
たった一言の言葉の使い方の難しさとともに、一つの言葉で心揺れる彼女の心理を
巧みについた台詞回しであり、その後のちょっと情けない総角のいい訳も含め
女性的視線で描かれた岡田脚本の妙が生きているなぁと感じました。
ざくろの乙女性を如実に現すと共に、総角の一歩踏み込めない感も表現されいます。一方でざくろの
「人間が半妖なんかに手は出さないよね」という言葉から
彼女は既に総角に気がある部分も感じました。
今回、活躍したのは
櫛松さんでした。
百緑(戸松遥)と橙橙(寿美菜子)という敵キャラを追い払い、
影ながらざくろ達を助けていました。もしこの二人が神隠しの犯人と共に
ざくろに襲い掛かっていたら、歌の援護の無いざくろは負けていたかもしれません。
ざくろの母親代わりとしての彼女の献身性が描かれていましたね。
この作品では2話で人間と妖怪の溝を描きましたが、
ざくろが櫛松の庇護を受けずに一人前にもなる事も作品の主題だろうし
それが人間と半妖の溝を埋める事にも繋がる一歩だと感じました。
そして、敵になりそうな
新キャラが登場してきましたね。今後のざくろ達の絡みには注目です。
今回気づいたのは妖怪たちの表情が作品に及ぼす効果です。例えば櫛松や雨竜寿といった妖怪は喜怒哀楽の表情が読み取りづらいです。特に櫛松がざくろを助けるために出かけようとして雨竜寿が話しかけるシーンで感じました。

この表情の見えにくさが人間とは違う事、妖怪の不思議さを表現してます。
そして彼らは彼らでちゃんと感情があります。しかし表情の変化が少ない(ほぼ無い)ために
読み取れる材料は声優の演技のみです。この彼らの感情を読み取ろうとする時の困難さが
彼らのキャラクターとしての深さや厚みを与えているのではないかと考えました。
こうした人間とは違う事を見た目だけではなく表情においてもこの作品は表現している。
そんな彼らと人間はどう触れ合っていくのか、今後の焦点の一つでしょう。 今回は終始シリアス調であり、ざくろと総角の関係が半歩進んだという話の中で
最後は半妖達のコメディで幕を閉じたのも良いさじ加減でした。
つまり、ざくろ×総角景だったということです!!絵コンテ:福田道生
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