今回は薄蛍と利劔の話。
控えめだった薄蛍の理由の秘密が明かされます。今回はゲストキャラだった、麦ちゃんがとても良かったです。
彼女みたいなキャラには、幸せがおとずれてほしいと願ってしまいますね。
-感想-薄蛍と利劔の話がメインでした。
3話までがざくろと総角、主役格の二人が物語を牽引していきましたが
今回は薄蛍と利劔の関係を展開させた内容になりました。今回は薄蛍が人の心が読める能力を持っていた事がポイントです。人や想いの篭ったモノ(今回は刀)に触れるとその気持ちを汲んでしまうという事です。
(気になったのは、見返せばわかるかもしれませんが、
3話までに彼女の能力を表現した描写があったのかもしれません。)
つまり彼女は強い感情に感じやすい性質の持ち主です。
その点では寡黙で感情を表に出さない利劔とのコンビは、相性が良いと思えました。
ただこの利劔。感情や気持ちは表に出さないだけで、
人一倍、心に芯が通った好漢であるのは今まで見ていればわかります。
今回の薄蛍が刀の妖力に屈したときも、周りの状況を見ながら
冷静に対処し、彼女に傷をつけられても負の感情を言わず
むしろ薄蛍への愛情を強くするばかりという、その男義あふれる態度は魅力的です。
そんな彼が薄蛍に対して、自分の気持ちをわかってほしいという。
お互いがお互いに惹かれあっていたのに、双方共に伝え下手。
でも、彼女の本質に近づいた事で、お互いの関係が深まったようです。
手で触れるだけで、相手の感情が伝わるというのは
見ている側にも上手く想像を膨らませるという意味で上手い設定ですね。 利劔の心の強さと共に彼が共感に値するキャラであると言う事、
薄蛍の自己の能力ゆえにもどかしく生きている様が描かれ、
キャラがより重層的に描写され、作品世界の奥深さを堪能できました。
さて、もう一つ今回気になった存在は
鬼っ子“麦”です。

すんごく健気で性格的に可愛かったです。以前のざくろの感想でも書いてますが、私は人外キャラが大好きなのです。
鬼っ子“麦”はお母さんの為に良い子になると決めている心優しい少女。
誰に何を言われても、過去に辛い事を経験しても、その純真な心を失わない。
今回、薄蛍に襲われそうになっても、薄蛍に対して心象を悪くしないその態度。
薄蛍と麦の別れのシーンはかなり潤んでしまいました。
たぶん麦は自分の母の死の記憶を薄蛍に重ねましたが、
その事で改めて強く生きるのだと心に決めたのでしょう。
こんな健気な子は、いつか幸せになって、
もしお母さんが生きていたならば、褒められてほしいと思いました。


(最後の笑顔が本当にグッと来ました!!)
「人間みたいに裏切らない良い子」と女主人の折形綾は言ってましたが
まさしくそうで、今回の裏の主役は間違いなく麦でした。
麦は今回のみのゲストキャラなのでしょうが、
作品をより好きになるキッカケを彼女からもらいました。
今回、麦の声を担当した野中藍さんは純真な少女を演じるのが上手いですね。
clannadの伊吹風子を連想しながら、麦の演技を楽しませて頂きました。
麦について書くあたりから、眼をうるわせながら文章書いてます。
それぐらい、印象的なキャラになりました。
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-感想-薄蛍と利劔の話がメインでした。
3話までがざくろと総角、主役格の二人が物語を牽引していきましたが
今回は薄蛍と利劔の関係を展開させた内容になりました。今回は薄蛍が人の心が読める能力を持っていた事がポイントです。人や想いの篭ったモノ(今回は刀)に触れるとその気持ちを汲んでしまうという事です。
(気になったのは、見返せばわかるかもしれませんが、
3話までに彼女の能力を表現した描写があったのかもしれません。)
つまり彼女は強い感情に感じやすい性質の持ち主です。
その点では寡黙で感情を表に出さない利劔とのコンビは、相性が良いと思えました。
ただこの利劔。感情や気持ちは表に出さないだけで、
人一倍、心に芯が通った好漢であるのは今まで見ていればわかります。
今回の薄蛍が刀の妖力に屈したときも、周りの状況を見ながら
冷静に対処し、彼女に傷をつけられても負の感情を言わず
むしろ薄蛍への愛情を強くするばかりという、その男義あふれる態度は魅力的です。
そんな彼が薄蛍に対して、自分の気持ちをわかってほしいという。
お互いがお互いに惹かれあっていたのに、双方共に伝え下手。
でも、彼女の本質に近づいた事で、お互いの関係が深まったようです。
手で触れるだけで、相手の感情が伝わるというのは
見ている側にも上手く想像を膨らませるという意味で上手い設定ですね。 利劔の心の強さと共に彼が共感に値するキャラであると言う事、
薄蛍の自己の能力ゆえにもどかしく生きている様が描かれ、
キャラがより重層的に描写され、作品世界の奥深さを堪能できました。
さて、もう一つ今回気になった存在は
鬼っ子“麦”です。

すんごく健気で性格的に可愛かったです。以前のざくろの感想でも書いてますが、私は人外キャラが大好きなのです。
鬼っ子“麦”はお母さんの為に良い子になると決めている心優しい少女。
誰に何を言われても、過去に辛い事を経験しても、その純真な心を失わない。
今回、薄蛍に襲われそうになっても、薄蛍に対して心象を悪くしないその態度。
薄蛍と麦の別れのシーンはかなり潤んでしまいました。
たぶん麦は自分の母の死の記憶を薄蛍に重ねましたが、
その事で改めて強く生きるのだと心に決めたのでしょう。
こんな健気な子は、いつか幸せになって、
もしお母さんが生きていたならば、褒められてほしいと思いました。


(最後の笑顔が本当にグッと来ました!!)
「人間みたいに裏切らない良い子」と女主人の折形綾は言ってましたが
まさしくそうで、今回の裏の主役は間違いなく麦でした。
麦は今回のみのゲストキャラなのでしょうが、
作品をより好きになるキッカケを彼女からもらいました。
今回、麦の声を担当した野中藍さんは純真な少女を演じるのが上手いですね。
clannadの伊吹風子を連想しながら、麦の演技を楽しませて頂きました。
麦について書くあたりから、眼をうるわせながら文章書いてます。
それぐらい、印象的なキャラになりました。
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ついつい抱きしめたくなっちゃいますーー^^
麦みたいなキャラが登場してくれると、今後もどんなキャラが登場してくれるのかますます楽しみです。
最後に…。
おはぎさんのアニメへの思いがとてもよく伝わってくる感想文、いつも楽しく読ませていただいてます。