今回はシモーヌメインのお話です。
彼女がワタナベ・カナコをどう感じているか。
シモーヌ視点から、カナコの実像を描く回です。



カナコを嫌いだというシモーヌは
ウテナの有栖川樹璃に嫉妬する高槻枝織を思い出します。
榎戸洋司さんは、嫉妬する女性キャラを描くのが大好きです。
　

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感想

今回もサブタイトルがイイですね。興味を惹かれてしまいます。
サブタイトルは、見る前の高揚感を演出する意味でとても重要です。

前回では、ヨウ・ミズノとマリノは表裏一体の関係であり
要(ヨウ)は二人ともタクトが好きである事がわかったお話でした。

今回はミズノ姉妹二人の話から離れて、シモーヌとワタナベ・カナコの関係がメインです。
シモーヌがワタナベ・カナコに対して、世界を動かすほどの才能に対する嫉妬と
全てを見通したような性格に対する憎しみが映しだされます。　

今回はシモーヌの出自が自らの手で語られます。
ワタナベ・カナコの夫は、シモーヌの実の母を捨てた父である事実が明らかにされます。
つまりワタナベ・カナコは実の母を捨てた父の嫁さんというわけです。
そして、シモーヌという名は偽りの名前で本名はパメラ。
偽名もワタナベ・カナコに対して近づく方便のようです。
ワタナベ・カナコに対して復讐する事が、捨てた父への復讐につながると考えているようです。


今回、印象的なのはシモーヌがワタナベ・カナコを見ているショットを多用しています所です。
この事は「鏡で自分の姿を見ているより、あの女を見ている方が長かった」という
ワタナベ・カナコの台詞を絵的に印象付けるものですし、
また、ミズノ姉妹の会話の「ずっと見ているのは好きだからでしょ？」に繋がります。
これはシモーヌからワタナベ・カナコを見る視点で話を進める演出を徹底させる事で、
視聴者をシモーヌ目線に立たせるようにさせて
実は後半におけるワタナベ・カナコの意外な側面を知る驚きを
シモーヌと視聴者に共有させようという試みなのでしょう。
　


　
少女革命ウテナ的にいえばシモーヌは
自分より才能も含めて上な存在であるカナコを憎む意味で、高槻枝織を連想させます。

でも、ワタナベ・カナコはシモーヌの事も全てをお見通しでしたね。
というか、交通事故にあったシモーヌをアプリポワゼさせる事で助けたのはカナコでした。
むしろシモーヌにとってワタナベ・カナコは恩人であるのです。
またここでサブタイトルの「サイバディの私的活用」という意味もわかります。
　
シモーヌは姉から、ワタナベ・カナコは全てお見通しだという事を知って驚いたようです。
「偽名を使って自分に近づく、女がいるなんて面白い」と言って
やはり全てを見通したようなワタナベ・カナコに対して、

「やはり、私はこの女が大嫌いだ」と言い放ちます。

でも、これはこれで良いのでしょう。
シモーヌにとってワタナベ・カナコは大嫌いな存在でなくてはならないのです。
それは二人の価値観が相容れないのだから。
シモーヌの価値観が勝つか、ワタナベ・カナコの価値観が勝つか。
この二人の戦いが今後描かれるのかはわかりませんが、
二人はこれからも競っていけば良いと思うのです。

ただ今回の勝負はミレーヌを招待して全てお見通しだった
ワタナベ・カナコの勝ちだったように思えます。
シモーヌの方も、ダイ・タカシと一緒になって、ワタナベ・カナコに勝てると良いですね。
ワタナベ・カナコに勝っているのは、彼氏がいるというところなのですから。

そしてシモーヌにもミレーヌという姉がいたようです。
榎戸洋司さんは本当に兄弟姉妹ネタを出すのがお好きですね。
だから、今回もミズノ姉妹こそあまり出番はありませんでしたが、

今回はミレーヌ・シモーヌ姉妹の話から、
「姉妹」のお話を別側面で描く構造になっていることがわかります。
言い換えれば、この二人もミズノ姉妹のように表裏の関係であるという事なのでしょう。





ヘッドとスガタが接触しました。
ヘッドはスガタを知っていますが、スガタはヘッドを知らない関係です。
そんなスガタにヘッドは「才能は神から与えられたもの。」
「使わなければ意味が無い」「使わないのは罪かもしれない」
という助言を与えます。。スガタの王の力の事を指しているのでしょうね。
このヘッドの台詞は後半の戦闘の伏線になります。




今回のサイバディ戦はタカシ・シモーヌが二人がかりになってタクトに挑みます。
3話でタカシが勝てなかったのは、二刀流を使われた反省を生かしているようです。
つまりタクトが二刀流で戦うなら、タカシ側は二人で戦うという事なのでしょう。
二刀流対2人がかりの勝負です。



ただ二刀流と1対2というのは、やはり戦いとして分が悪い。
その状況を見て、スガタが助け舟を出してくれました。
そしてスガタヘッドの言うように才能をきちんと使いました。
勝因はタクトの力というより、スガタの成長によるものですね。
その成長を促したのがヘッドだという事です。

輝きのタクトは戦闘のときに対して、
タクトがスガタの剣道を学んだ時の修行などを含めて
その回で張った伏線をきちんと回収して物語を盛り上げるところが素敵です。

さて次回は「ガラス越しのキス」というサブタイトルで
ワタナベ・カナコがタクトと戦う可能性が高いです。
と考えると今回はワタナベ・カナコのキャラ掘り下げ回であり
彼女の人間としての大きさや深さを今回で描き、
次回をより盛り上げるための構成なのでしょうね。

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画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします！
　

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感想

今回もサブタイトルがイイですね。興味を惹かれてしまいます。
サブタイトルは、見る前の高揚感を演出する意味でとても重要です。

前回では、ヨウ・ミズノとマリノは表裏一体の関係であり
要(ヨウ)は二人ともタクトが好きである事がわかったお話でした。

今回はミズノ姉妹二人の話から離れて、シモーヌとワタナベ・カナコの関係がメインです。
シモーヌがワタナベ・カナコに対して、世界を動かすほどの才能に対する嫉妬と
全てを見通したような性格に対する憎しみが映しだされます。　

今回はシモーヌの出自が自らの手で語られます。
ワタナベ・カナコの夫は、シモーヌの実の母を捨てた父である事実が明らかにされます。
つまりワタナベ・カナコは実の母を捨てた父の嫁さんというわけです。
そして、シモーヌという名は偽りの名前で本名はパメラ。
偽名もワタナベ・カナコに対して近づく方便のようです。
ワタナベ・カナコに対して復讐する事が、捨てた父への復讐につながると考えているようです。


今回、印象的なのはシモーヌがワタナベ・カナコを見ているショットを多用しています所です。
この事は「鏡で自分の姿を見ているより、あの女を見ている方が長かった」という
ワタナベ・カナコの台詞を絵的に印象付けるものですし、
また、ミズノ姉妹の会話の「ずっと見ているのは好きだからでしょ？」に繋がります。
これはシモーヌからワタナベ・カナコを見る視点で話を進める演出を徹底させる事で、
視聴者をシモーヌ目線に立たせるようにさせて
実は後半におけるワタナベ・カナコの意外な側面を知る驚きを
シモーヌと視聴者に共有させようという試みなのでしょう。
　


　
少女革命ウテナ的にいえばシモーヌは
自分より才能も含めて上な存在であるカナコを憎む意味で、高槻枝織を連想させます。

でも、ワタナベ・カナコはシモーヌの事も全てをお見通しでしたね。
というか、交通事故にあったシモーヌをアプリポワゼさせる事で助けたのはカナコでした。
むしろシモーヌにとってワタナベ・カナコは恩人であるのです。
またここでサブタイトルの「サイバディの私的活用」という意味もわかります。
　
シモーヌは姉から、ワタナベ・カナコは全てお見通しだという事を知って驚いたようです。
「偽名を使って自分に近づく、女がいるなんて面白い」と言って
やはり全てを見通したようなワタナベ・カナコに対して、

「やはり、私はこの女が大嫌いだ」と言い放ちます。

でも、これはこれで良いのでしょう。
シモーヌにとってワタナベ・カナコは大嫌いな存在でなくてはならないのです。
それは二人の価値観が相容れないのだから。
シモーヌの価値観が勝つか、ワタナベ・カナコの価値観が勝つか。
この二人の戦いが今後描かれるのかはわかりませんが、
二人はこれからも競っていけば良いと思うのです。

ただ今回の勝負はミレーヌを招待して全てお見通しだった
ワタナベ・カナコの勝ちだったように思えます。
シモーヌの方も、ダイ・タカシと一緒になって、ワタナベ・カナコに勝てると良いですね。
ワタナベ・カナコに勝っているのは、彼氏がいるというところなのですから。

そしてシモーヌにもミレーヌという姉がいたようです。
榎戸洋司さんは本当に兄弟姉妹ネタを出すのがお好きですね。
だから、今回もミズノ姉妹こそあまり出番はありませんでしたが、

今回はミレーヌ・シモーヌ姉妹の話から、
「姉妹」のお話を別側面で描く構造になっていることがわかります。
言い換えれば、この二人もミズノ姉妹のように表裏の関係であるという事なのでしょう。





ヘッドとスガタが接触しました。
ヘッドはスガタを知っていますが、スガタはヘッドを知らない関係です。
そんなスガタにヘッドは「才能は神から与えられたもの。」
「使わなければ意味が無い」「使わないのは罪かもしれない」
という助言を与えます。。スガタの王の力の事を指しているのでしょうね。
このヘッドの台詞は後半の戦闘の伏線になります。




今回のサイバディ戦はタカシ・シモーヌが二人がかりになってタクトに挑みます。
3話でタカシが勝てなかったのは、二刀流を使われた反省を生かしているようです。
つまりタクトが二刀流で戦うなら、タカシ側は二人で戦うという事なのでしょう。
二刀流対2人がかりの勝負です。



ただ二刀流と1対2というのは、やはり戦いとして分が悪い。
その状況を見て、スガタが助け舟を出してくれました。
そしてスガタヘッドの言うように才能をきちんと使いました。
勝因はタクトの力というより、スガタの成長によるものですね。
その成長を促したのがヘッドだという事です。

輝きのタクトは戦闘のときに対して、
タクトがスガタの剣道を学んだ時の修行などを含めて
その回で張った伏線をきちんと回収して物語を盛り上げるところが素敵です。

さて次回は「ガラス越しのキス」というサブタイトルで
ワタナベ・カナコがタクトと戦う可能性が高いです。
と考えると今回はワタナベ・カナコのキャラ掘り下げ回であり
彼女の人間としての大きさや深さを今回で描き、
次回をより盛り上げるための構成なのでしょうね。

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