感想上手く転がしている展開だと思います。
徳川慶彦さんが、良い意味で陳腐なボス的役割を果たしつつ
彼の内面が描かれていくような感じの話ではありました。
彼も愛に飢えた悲しい人間だったのでしょうね。
ニアさんとは旧知の恋仲でその関係を利用して
人工的にマスターサムライにした思い出話 回想話を見た時に
慶彦さんは容赦ないなぁと思いつつ
二人の関係の伏線をうまく回収したなぁとも思いました。


結局 最後の最後で慶彦とニアは将とサムライの関係になったのでしょうね。
個人的には櫻井孝宏と小清水亜美のカップルは
コードギアスのスザクとカレンを髣髴とさせて面白かったです。
慶彦さんがいきなり言った「サムライゲノム」という単語は良いですね。
こういうハッタリの効いた単語を久しぶりに聞きましたよ。
小野敏弘さんの「バーコードファイター」というマンガがあるのですが
その中で「古代バーコード文明」という単語も出てきますがこれに似た感じです。


最後は十兵衛が次に宗朗の契りを行う事で、
真のマスターサムライに覚醒するそうです。
それが不完全な十兵衛が消えてしまうという事実も明らかにされます。
今まであの十兵衛に感情移入していた身とすれば
この展開は 中々身を引き剥がされそうなほどの辛い気持ちにさせられましたね。
そう思わせるほど あの可愛い十兵衛というキャラが上手く描いていたのでしょう。
ダメでドジで役立たずで大食いなお兄ちゃん想いの彼女が
ここまで成長したのは、作り手の見せ方が上手かったのでしょう。
またキスに意味があることも、毎回手練手管を見せて描写してきたからこそ
キスにきちんと意味を感じさせられる点で上手いなぁと思いました。
- 関連記事
-