タクトとカナコの青春の謳歌ですね~。
カナコがタクトと戦う事で成長した話に見えました。
カナコというキャラクターを徹底的に描ききった前回と今回。
やっぱり私は榎戸洋司さんが好きで好きで仕方ないのでしょう。
テーマや話の切り口、小ネタの配置がたまりません!!
感想「これが青春の謳歌ってやつね」というワタナベ・カナコの台詞に泣きました。
彼女は今までの立場から解放されて青春を謳歌したかったのでしょうね。
相変わらずOPの入れ方を凝っていました。さて、お話は綺羅星十字団の総会でサイバディの復元が可能になったが、
復元には操縦者のリビドーが必要という事で戸惑う一同。
ワタナベ・カナコはサイバディの所有権を自分にある事を証明しようとします。
でもカナコにとって気になるのは銀河美少年タクトの存在。
彼女はタクトにガラス越しのキスを迫るなど何度も何度もアタックを仕掛けてきます。
この行為は、タクトを試している点もあるのでしょうが、
自分自身の本心を彼女自身が探っている行為でもあるのでしょう。
そこでカナコはタクトに好意を持っていることがわかります。

(今回も上記のようにカナコはガラス越しのキスを行ってましたが、
そのシーンの前にタクトをパンを食べるシーン含め生徒達の食事シーンを挿入して
この一連の場面を「口」を意識させた展開であることを強調させています)サブタイトルにもあるようにワタナベ・カナコというキャラは
「ガラス越しのキス」に象徴される存在なのでしょう。
普通の幸せが欠落している彼女は、本当は普通の幸せを望んでいたのです。
でも普通には振舞えない。つまり普通にキスを出来ない。
だからこそ、ガラス越しという壁を用いたキスを行う事で
普通の幸せを手に入れたい代償行為をしていたのでしょう。
(この間接キスの描写が、最後の直接キスの伏線になっていました)一方でカナコは複雑な立場にいる事が再確認できます。それは世界を動かす銀行の奥さんとしての表の顔と、
おとな銀行頭取としての裏の顔の2つの立場があることです。
前回、おとな銀行所属であるダイ・タカシとシモーヌが負けた事で
関連企業株が下落したようです。この事は現実のリンクを見せることで
彼女には世界を動かす企業の運命も背負う立場である事が強調されます。
その為に、好意を持つタクトと戦いたくないけど、戦わなくてはなりません。
カナコにはこうした企業や夫の銀行など背負うものがあます。
そしてタクトにもまた背負うものがあります。
カナコはタクトの背負うものを単純と言います。確かに単純です。
「ワコを守りたい」「全てのサイバディを壊す」だけなのですから。
しかし、カナコが自負しているであろう社会的・経済的に背負うものの大きさにも
タクトが負けていないものがある。それは心意気でしょう!!
前回から今回にかけて、基本的なお話のベースとして
カナコというキャラクターの強さを見せていく構造でした。
彼女は色々とシモーヌの姉を誕生会に連れてくるなど
気配りも行い、全てを見通す洞察力も前回で証明していました。
そして今回ではホンダ・ジョージをスパークリング相手として完膚なきまでに叩きつけます。
つまり、これあの描写を積み重ねることでカナコは
知性も肉体もどちらも完璧である事がずっと描かれました。
そんな全てを兼ね備えた彼女がタクトになぜ負けたのか。それは上記でも書きましたが、普通さが足りなかったのでしょう。
タクトの「単純」と評したものに彼女は負けたのでしょう。
才能も知性も肉体も社会的・経済的に背負うものの大きさなんて関係ない。
大事なのは気持ちである事をタクトは、カナコとの戦いを通して証明したのでしょう。


でもカナコが強敵であることには変わりはありません。
サイバディ戦において、タクトはホンダみたく完膚なきまでに叩きつけられました。
さすが、ホンダ・ジョージを一瞬で葬り去っただけの事はあります。
感情を抑制していたカナコがサイバディに乗る事で解放され
活き活きとした表情になります。この変化は素晴らしい!!しかしタクトは戦いを諦めなかった。そして最後には勝つことが出来た。
タクト自身が言うように「負けられないのでしょう」。
銀河美少年の底知れぬ力は、火事場のクソ力といえるでしょう。まさに主人公です。
今回は強者と強者の戦いであり、戦闘時間は短かいながらも死闘でした。
一瞬で勝負がつくヘビー級のボクシングのようでした!!
そんな負けた彼女は清清しかったですね。
たぶん肩の荷が下りたのでしょう。
そして肩の荷が下りた彼女は、タクトとガラス越しでない本当のキスをします。
つまりカナコは負けた事で自分の立場から解放され、新たな一歩を踏み出せた。
この新たな一歩は成長したといえるでしょう。
私としては、最後のキスと「青春の謳歌」という台詞で
このお話はカナコの新しい人生の第一歩を踏み出したという話だったと解釈しました。
今回も話の作りを評価する点としたらカナコさんが
ガラス越しのキス→タクトと間接キス→タクトと直接キスの一連の流れがきちんと成長を表現していた所ですね。
彼女の主題を自然に描いた一連の流れは見事だったといえるでしょう。
ミズノとカナコのやりとりは榎戸さんらしい会話劇でしたね。
人間は誰でも魔女ですか。少女革命ウテナでも
姫宮アンシーが「女の子はみんな魔女ですよ」って言ってましたね。


さて気になるのが、サイバディの復元に用いられるリビドーの事ですね。
スガタと直接関係してくる事ですが、十字団の話からすれば
①今までのザメクに登場しようとした人のリビドーが蓄積されていた
②スガタ自身に復活できるほどのリビドーが備わっていた
このどちらかの理由が語られることです。さぁどっちなのでしょう。
またカナコが言っていたオリンピックどころで無くなる「旅立ちの日」とは。
設定的な部分で気になる言葉がちらほら見受けられました。じらし過ぎ・・・。
スガタは今回もヘッドと会っていました。
次回以降も会いそうですが、ヘッドがスガタの事を
「似ている」と評します。
スガタ復活の理由もまだ謎ですが、一番謎な存在はヘッドでしょうね。
今回と次回が1クール目と2クール目の中間に位置しますから
ワタナベ・カナコとの決着回は中間的なクライマックスなのでしょう。
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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感想「これが青春の謳歌ってやつね」というワタナベ・カナコの台詞に泣きました。
彼女は今までの立場から解放されて青春を謳歌したかったのでしょうね。
相変わらずOPの入れ方を凝っていました。さて、お話は綺羅星十字団の総会でサイバディの復元が可能になったが、
復元には操縦者のリビドーが必要という事で戸惑う一同。
ワタナベ・カナコはサイバディの所有権を自分にある事を証明しようとします。
でもカナコにとって気になるのは銀河美少年タクトの存在。
彼女はタクトにガラス越しのキスを迫るなど何度も何度もアタックを仕掛けてきます。
この行為は、タクトを試している点もあるのでしょうが、
自分自身の本心を彼女自身が探っている行為でもあるのでしょう。
そこでカナコはタクトに好意を持っていることがわかります。

(今回も上記のようにカナコはガラス越しのキスを行ってましたが、
そのシーンの前にタクトをパンを食べるシーン含め生徒達の食事シーンを挿入して
この一連の場面を「口」を意識させた展開であることを強調させています)サブタイトルにもあるようにワタナベ・カナコというキャラは
「ガラス越しのキス」に象徴される存在なのでしょう。
普通の幸せが欠落している彼女は、本当は普通の幸せを望んでいたのです。
でも普通には振舞えない。つまり普通にキスを出来ない。
だからこそ、ガラス越しという壁を用いたキスを行う事で
普通の幸せを手に入れたい代償行為をしていたのでしょう。
(この間接キスの描写が、最後の直接キスの伏線になっていました)一方でカナコは複雑な立場にいる事が再確認できます。それは世界を動かす銀行の奥さんとしての表の顔と、
おとな銀行頭取としての裏の顔の2つの立場があることです。
前回、おとな銀行所属であるダイ・タカシとシモーヌが負けた事で
関連企業株が下落したようです。この事は現実のリンクを見せることで
彼女には世界を動かす企業の運命も背負う立場である事が強調されます。
その為に、好意を持つタクトと戦いたくないけど、戦わなくてはなりません。
カナコにはこうした企業や夫の銀行など背負うものがあます。
そしてタクトにもまた背負うものがあります。
カナコはタクトの背負うものを単純と言います。確かに単純です。
「ワコを守りたい」「全てのサイバディを壊す」だけなのですから。
しかし、カナコが自負しているであろう社会的・経済的に背負うものの大きさにも
タクトが負けていないものがある。それは心意気でしょう!!
前回から今回にかけて、基本的なお話のベースとして
カナコというキャラクターの強さを見せていく構造でした。
彼女は色々とシモーヌの姉を誕生会に連れてくるなど
気配りも行い、全てを見通す洞察力も前回で証明していました。
そして今回ではホンダ・ジョージをスパークリング相手として完膚なきまでに叩きつけます。
つまり、これあの描写を積み重ねることでカナコは
知性も肉体もどちらも完璧である事がずっと描かれました。
そんな全てを兼ね備えた彼女がタクトになぜ負けたのか。それは上記でも書きましたが、普通さが足りなかったのでしょう。
タクトの「単純」と評したものに彼女は負けたのでしょう。
才能も知性も肉体も社会的・経済的に背負うものの大きさなんて関係ない。
大事なのは気持ちである事をタクトは、カナコとの戦いを通して証明したのでしょう。


でもカナコが強敵であることには変わりはありません。
サイバディ戦において、タクトはホンダみたく完膚なきまでに叩きつけられました。
さすが、ホンダ・ジョージを一瞬で葬り去っただけの事はあります。
感情を抑制していたカナコがサイバディに乗る事で解放され
活き活きとした表情になります。この変化は素晴らしい!!しかしタクトは戦いを諦めなかった。そして最後には勝つことが出来た。
タクト自身が言うように「負けられないのでしょう」。
銀河美少年の底知れぬ力は、火事場のクソ力といえるでしょう。まさに主人公です。
今回は強者と強者の戦いであり、戦闘時間は短かいながらも死闘でした。
一瞬で勝負がつくヘビー級のボクシングのようでした!!
そんな負けた彼女は清清しかったですね。
たぶん肩の荷が下りたのでしょう。
そして肩の荷が下りた彼女は、タクトとガラス越しでない本当のキスをします。
つまりカナコは負けた事で自分の立場から解放され、新たな一歩を踏み出せた。
この新たな一歩は成長したといえるでしょう。
私としては、最後のキスと「青春の謳歌」という台詞で
このお話はカナコの新しい人生の第一歩を踏み出したという話だったと解釈しました。
今回も話の作りを評価する点としたらカナコさんが
ガラス越しのキス→タクトと間接キス→タクトと直接キスの一連の流れがきちんと成長を表現していた所ですね。
彼女の主題を自然に描いた一連の流れは見事だったといえるでしょう。
ミズノとカナコのやりとりは榎戸さんらしい会話劇でしたね。
人間は誰でも魔女ですか。少女革命ウテナでも
姫宮アンシーが「女の子はみんな魔女ですよ」って言ってましたね。


さて気になるのが、サイバディの復元に用いられるリビドーの事ですね。
スガタと直接関係してくる事ですが、十字団の話からすれば
①今までのザメクに登場しようとした人のリビドーが蓄積されていた
②スガタ自身に復活できるほどのリビドーが備わっていた
このどちらかの理由が語られることです。さぁどっちなのでしょう。
またカナコが言っていたオリンピックどころで無くなる「旅立ちの日」とは。
設定的な部分で気になる言葉がちらほら見受けられました。じらし過ぎ・・・。
スガタは今回もヘッドと会っていました。
次回以降も会いそうですが、ヘッドがスガタの事を
「似ている」と評します。
スガタ復活の理由もまだ謎ですが、一番謎な存在はヘッドでしょうね。
今回と次回が1クール目と2クール目の中間に位置しますから
ワタナベ・カナコとの決着回は中間的なクライマックスなのでしょう。
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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