「君に届け2期」です。
くるみ視点で描かれた素晴らしい総集編。
現代っ娘の彼女から描かれたキミトドですね。


　
演出力の高さが光ると同時に、
内容の面白さは原作の力だと思いました。
原作をうまく調理した、IGの制作力が光ります。
　

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感想

1期はあんまし見ていないですが、どうやら総集編のようです。
くるみから描かれた「君に届け」という事なのでしょう。
話の内容を殆ど知らない私にも、大筋が掴める親切設計な内容でした。
というか私も色々総集編を見ていますが、これほど上手い総集編も中々ありません。

「はちみつとクローバー」「のだめカンタービレ」も含めて
日本の少女マンガって凄いんだなぁと改めて思い知る機会となりました。
内面描写のレベルは少女マンガに適うものは無いです。

イリュージョン（実際に無いもの）を描ける手法として
アニメは有効なものだと個人的には思っています。
少女マンガの内面も形としては現実世界には無いですが
実際、マンガなりアニメなりに絵に起こして描く事で我々に伝わってきますね。

という事で、今回の君に届けを見て思ったのは
少女マンガの内面描写の精巧さとアニメの演出力でした。



くるみさんの影が巨大になっています。
光源の配置によっては出来なくも無い影ですが、
この影の巨大さが彼女のもやもやした気持ちや恋に対する不安の大きさを
わかりやすく表現していて上手いなぁと感心しました。



少女マンガといえば、背景のキラキラです。
水彩タッチで描かれた明るいキラキラは彼女の暖かさを表現していますね。
こういった演出はいろんなアニメに拡散していますね。
思いついたのは「祝福のカンパネラ」でした。



デフォルメ化するキャラクターも少女マンガでよく見られる表現です。
一方で爽子さんの後ろに広がる黒いもやもやが彼女の暗部だったりします。
ただ暗部といっても、見ていて微笑ましい暗部だったりします。
つまりオブラートに包まれた演出という事です。



水彩タッチでぼかして描かれていますが、
背景の建物や車やオブジェのディテールは、相当リアルに描かれています。
この作品のリアリティはこのレベルに設定した事を伺わせます。
あと、遮断機または遮断機で立ち止まるというショットは
色々な作品で見かけますが、絵になるのでしょうね。私も好きです。

うーん、他にも色々あるのですが君に届けは演出力が高い。
わかりやすく情感を感じさせる見せ方。多くの視聴者をひきつけるはずです。
シリーズ構成は金春智子さん。原作モノの調理の手際の良さと
少女マンガには強い方脚本家なので安心して見ていられそうです。
　

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感想

1期はあんまし見ていないですが、どうやら総集編のようです。
くるみから描かれた「君に届け」という事なのでしょう。
話の内容を殆ど知らない私にも、大筋が掴める親切設計な内容でした。
というか私も色々総集編を見ていますが、これほど上手い総集編も中々ありません。

「はちみつとクローバー」「のだめカンタービレ」も含めて
日本の少女マンガって凄いんだなぁと改めて思い知る機会となりました。
内面描写のレベルは少女マンガに適うものは無いです。

イリュージョン（実際に無いもの）を描ける手法として
アニメは有効なものだと個人的には思っています。
少女マンガの内面も形としては現実世界には無いですが
実際、マンガなりアニメなりに絵に起こして描く事で我々に伝わってきますね。

という事で、今回の君に届けを見て思ったのは
少女マンガの内面描写の精巧さとアニメの演出力でした。



くるみさんの影が巨大になっています。
光源の配置によっては出来なくも無い影ですが、
この影の巨大さが彼女のもやもやした気持ちや恋に対する不安の大きさを
わかりやすく表現していて上手いなぁと感心しました。



少女マンガといえば、背景のキラキラです。
水彩タッチで描かれた明るいキラキラは彼女の暖かさを表現していますね。
こういった演出はいろんなアニメに拡散していますね。
思いついたのは「祝福のカンパネラ」でした。



デフォルメ化するキャラクターも少女マンガでよく見られる表現です。
一方で爽子さんの後ろに広がる黒いもやもやが彼女の暗部だったりします。
ただ暗部といっても、見ていて微笑ましい暗部だったりします。
つまりオブラートに包まれた演出という事です。



水彩タッチでぼかして描かれていますが、
背景の建物や車やオブジェのディテールは、相当リアルに描かれています。
この作品のリアリティはこのレベルに設定した事を伺わせます。
あと、遮断機または遮断機で立ち止まるというショットは
色々な作品で見かけますが、絵になるのでしょうね。私も好きです。

うーん、他にも色々あるのですが君に届けは演出力が高い。
わかりやすく情感を感じさせる見せ方。多くの視聴者をひきつけるはずです。
シリーズ構成は金春智子さん。原作モノの調理の手際の良さと
少女マンガには強い方脚本家なので安心して見ていられそうです。