みつどもえ、分割2期スタートと思いきや
ガチレンジャーからのスタートになりました。
パロディとしての出来の素晴らしさが珠玉でした。
スタッフの遊び心が満載の捨て身の戦法的な話でもありました。
あとピンクのおっぱいがすばらしかったです!!
感想今回、ガチで面白かったです!!
(全員のポージングがカッコイイ!!、各キャラのポーズの違いでキャラ立てしてます)
この面白さの理由はアニメでギャグ風味とはいえ戦隊シリーズを
ここまで完全再現したシリーズは中々無いからでしょう。戦隊や特撮フォーマットが好きであれば、面白みがわかりそうですが
逆に戦隊シリーズや特撮に馴染みが無い人には面白みがわかないかもしれません。
さらにパロディ話の内容の酷さがこの面白さを増幅させています。まさにこの展開を評するなら、物語の最後でひとはが言うような
「ご都合主義かつモラルの無いシナリオ」でした。
さて今回の話のおおまかなあらすじをご紹介します。敵は世界が少子化になれば地球制服も容易になる考えから子供たちを襲うと作戦を立てます。
敵の怪人は蟹の怪人であり、泡を噴出す事で子供達を溶かしてしまいます。
ガチレンジャー達は近所から子供がいなくなった異変を悟り、子供達を救おうとしますが、
幼稚園もジャックされたバスも爆破され上手くいかず。園児達は全員死亡。
子供の遺族達は主人公側の司令に報復を行いますが、長官は彼らを撃退します。
結局、イエローが子供に変装して敵を誘き寄せる事に成功して敵を倒します。
この物語の流れの中で、みつどもえの3人がテレビを見ながら、
中盤のCM中や終わった後に番組内容に茶々を入れる構造になっています。主人公側の酷さが際立っていた内容でした。戦隊特撮のパロディだけど、正義の味方である主人公側は酷い奴らにしか見えません。
主人公側は守るべき幼稚園や園児を乗せたバスなどを短慮ゆえに
全く守れずに見殺しに終わってしまう結果になりました。酷すぎます。
また襲われた長官も襲い掛かる遺族らを平気で撃退し、
司令室に戻り主人公側に遺族の過激な行動に対して
「遺族は敵側に洗脳された」と明らかなウソまで言ってのけます。
主人公側は全員頭の神経がやられているとしか思えません。
敵の怪人を倒す手段もまるで正義のヒーローに見えません。彼らが敵の怪人を攻撃する様はまるで集団リンチであり、
太陽光を収束させて、敵を焼却炉で燃やしてしまう必殺技はガチ過ぎます。
では、今回の話をどう見たらよいのでしょうか。
このガチレンジャーはただの特撮パロディではなく、
みつどもえの世界で行われている劇中劇です。
つまり日曜朝にガチレンジャーを見ている彼女達3人の日常を切り取った回なのです。要は彼女達がテレビにツッコミを入れたり、みつば様がお菓子を食べている光景を
見せる事で彼女達の日常を描いているというわけです。
一方で作り手とすれば、戦隊特撮のパロディがやりたかったのでしょう。そして、今回のような話を実際の戦隊シリーズに当てはめて評価するとしたなら
戦隊シリーズの中でも特にシュールでモラルに欠けた話をわざわざ選んで
パロディ化したような展開と言えるでしょう。
実際の戦隊シリーズにも結構シュールでモラルに欠けた回があったりします。
例えるなら、浦沢義雄が脚本を手掛けたシュールな話のような印象でした。
それでも戦隊モノの話の進行フォーマットは忠実に再現されている点は上手いです。メカの描写やキャラの設定付け、OP・EDと全く手抜かりありません。
監督の大田雅彦が戦隊モノが好きとしかいえないでしょうし、
大田監督は
「みなみけ」の
「先生と二ノ宮君」のように劇中劇が面白いです。
さらにいえば、1期の売上があんまし伸びなかった事から、
視聴者に受けなくても全力で自分の好きな内容にしたい決意も感じられました。
あとメカ作画に強い中村プロ出身者の高瀬健一や池田有、しんぼたくろうを参加させて
メカ作画を徹底させている点もポイントが高かったです。

まぁ色々話しましたが、パロディの再現度がとても高かったので素直に面白いと思いました。
また物語の最後でうるさくしているみつどもえ達に
パパが「うるさいぞ」って言った後みんなが「ハーイ」って答えた所が
微笑ましかったので良かったのではないでしょうか。
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感想今回、ガチで面白かったです!!
(全員のポージングがカッコイイ!!、各キャラのポーズの違いでキャラ立てしてます)
この面白さの理由はアニメでギャグ風味とはいえ戦隊シリーズを
ここまで完全再現したシリーズは中々無いからでしょう。戦隊や特撮フォーマットが好きであれば、面白みがわかりそうですが
逆に戦隊シリーズや特撮に馴染みが無い人には面白みがわかないかもしれません。
さらにパロディ話の内容の酷さがこの面白さを増幅させています。まさにこの展開を評するなら、物語の最後でひとはが言うような
「ご都合主義かつモラルの無いシナリオ」でした。
さて今回の話のおおまかなあらすじをご紹介します。敵は世界が少子化になれば地球制服も容易になる考えから子供たちを襲うと作戦を立てます。
敵の怪人は蟹の怪人であり、泡を噴出す事で子供達を溶かしてしまいます。
ガチレンジャー達は近所から子供がいなくなった異変を悟り、子供達を救おうとしますが、
幼稚園もジャックされたバスも爆破され上手くいかず。園児達は全員死亡。
子供の遺族達は主人公側の司令に報復を行いますが、長官は彼らを撃退します。
結局、イエローが子供に変装して敵を誘き寄せる事に成功して敵を倒します。
この物語の流れの中で、みつどもえの3人がテレビを見ながら、
中盤のCM中や終わった後に番組内容に茶々を入れる構造になっています。主人公側の酷さが際立っていた内容でした。戦隊特撮のパロディだけど、正義の味方である主人公側は酷い奴らにしか見えません。
主人公側は守るべき幼稚園や園児を乗せたバスなどを短慮ゆえに
全く守れずに見殺しに終わってしまう結果になりました。酷すぎます。
また襲われた長官も襲い掛かる遺族らを平気で撃退し、
司令室に戻り主人公側に遺族の過激な行動に対して
「遺族は敵側に洗脳された」と明らかなウソまで言ってのけます。
主人公側は全員頭の神経がやられているとしか思えません。
敵の怪人を倒す手段もまるで正義のヒーローに見えません。彼らが敵の怪人を攻撃する様はまるで集団リンチであり、
太陽光を収束させて、敵を焼却炉で燃やしてしまう必殺技はガチ過ぎます。
では、今回の話をどう見たらよいのでしょうか。
このガチレンジャーはただの特撮パロディではなく、
みつどもえの世界で行われている劇中劇です。
つまり日曜朝にガチレンジャーを見ている彼女達3人の日常を切り取った回なのです。要は彼女達がテレビにツッコミを入れたり、みつば様がお菓子を食べている光景を
見せる事で彼女達の日常を描いているというわけです。
一方で作り手とすれば、戦隊特撮のパロディがやりたかったのでしょう。そして、今回のような話を実際の戦隊シリーズに当てはめて評価するとしたなら
戦隊シリーズの中でも特にシュールでモラルに欠けた話をわざわざ選んで
パロディ化したような展開と言えるでしょう。
実際の戦隊シリーズにも結構シュールでモラルに欠けた回があったりします。
例えるなら、浦沢義雄が脚本を手掛けたシュールな話のような印象でした。
それでも戦隊モノの話の進行フォーマットは忠実に再現されている点は上手いです。メカの描写やキャラの設定付け、OP・EDと全く手抜かりありません。
監督の大田雅彦が戦隊モノが好きとしかいえないでしょうし、
大田監督は
「みなみけ」の
「先生と二ノ宮君」のように劇中劇が面白いです。
さらにいえば、1期の売上があんまし伸びなかった事から、
視聴者に受けなくても全力で自分の好きな内容にしたい決意も感じられました。
あとメカ作画に強い中村プロ出身者の高瀬健一や池田有、しんぼたくろうを参加させて
メカ作画を徹底させている点もポイントが高かったです。

まぁ色々話しましたが、パロディの再現度がとても高かったので素直に面白いと思いました。
また物語の最後でうるさくしているみつどもえ達に
パパが「うるさいぞ」って言った後みんなが「ハーイ」って答えた所が
微笑ましかったので良かったのではないでしょうか。
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