感想伊達がメダル争奪に参戦してきて面白くなってきましたね。今まではメダル争奪を争う立場は映司とグリード達がメインでしたが
メズールとガメルが退場して、伊達が入った事で
映司・アンクは伊達とも競わなくてはいけないようです。注目点は、バースが今回セルメダルに特化したライダーである事がわかりました。オーズ=コアメダル バース=セルメダル とそれぞれに役割分担されるよう、
鴻上・真木はそれぞれの最終目標に向けてバースを作ったのでしょう。
具体的に何を目指しているのかはまだわからないですが、
それはシリーズをずっと見守る事でわかってくるでしょうから。
もう一つ、伊達が登場した事で物語も面白くなってきたように感じました。それはヤミーを生み出す標的にされた人達の心(欲望)をどう解決するかにおいて
今までは映司の純粋さやアンクの非情さが彼らを救ってきました。
今回の梨絵は、映司やアンクではなく伊達が彼女を心を理解し助けます。おそらく映司より大人な伊達が彼女にケジメのとり方を教えました。
「自分の助ける事を」しろと。うーん大人ですねぇ。
つまり映司やアンク視点だけではない人間の欲望の解決の仕方が
伊達というキャラからも語られる意味で物語を語る可能性が広がったわけです。
この事によって、作品世界がより多層になるだろうと予想されます。
それにしても今回の「恋」というのは欲望の定番ですね。憧れの先生に恋するというのも定番ですし。
面白かったのは映司のあまりの鈍さでしたね。
まぁアンクは伊達がヒントを与えたら気づくのは流石ですが
アンクは恋という感情がわかっているのは流石だなぁと思いました。
恋について鈍い映司も見せ場を作ります。
伊達に恋について聞く振りをして近づきその隙にカンドロイドを忍ばせて、
先生の結婚会場を知ってる伊達の尾行をさせたのは素晴らしい作戦でした。今回、映司は伊達に「食えない男」と評されましたが、
映司は恋に奥手でその分、欲望に負けないメンタリティを持っていますね。
良い意味での狡猾性もあり、先を見通せる人間でもあります。
映司はただの純粋なキャラだけではない、奥深い人間性を感じさせてくれます。
伊達自身も映司のように「食えない男」ですが男気のあり魅力ある人間です。1億稼ぐというその目的を知りたい所ですが、
そこがわかると伊達の話は終わりでしょうからもう少し引っ張りそうです。
オーズの面白さはキャラがみんな立っている点が良い所ですね。
鴻上しかり真木しかり。自分のそれぞれの信念を信じて動くところが
仮面ライダーオーズの魅力なのでしょう。
さて、セルメダルに特化している事がわかったバースですが
バースは平成ライダーにはお馴染みのなりふり構わず銃撃をするライダーでした。相変わらず必殺技のセルバーストを放つ時も
オーズは紙一重でよけなければいけない状況でしたし。危ないライダーです。
一方オーズも始めての「ウナギ」のコアメダルを使いました。ウナギムチが有用でクワガタヤミーを蹴散らしました。
今後もウナギは使われるのか楽しみです。
脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行 アクション監督:宮崎剛
次回、19話は「赤いメダルと刑事と裏切り」です。
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