ネッサの初登場・大活躍回のお話です。
天真爛漫な彼女が作品を盛り上げていきそうです。
花沢香奈さんの声は良いですね。
海月姫に続いてノイタミナ枠連続出演です!!
感想新キャラクターのネッサとクレインが色んな所に遊びに行くお話しです。
始めての女の子と色々な行く所にも冒険活劇的な要素があるのでしょう。

クレインがネッサと遊んでいるのが今回の主になっています。
余りにも自然に映像は流れていくので、取っ掛かりが中々ありません。
でもこの取っ掛かりが無いというのは悪いことではなく、
それだけ自然にこの作品を受容出来ることにも繋がります。
最近の作品は萌え描写・エロ・グロ、派手なシーン、劇中曲など
取っ掛かりを増やした作品が人気を得ています。
こうしたわかりやすい取っ掛かりの無い方法論で作られた本作は珍しいですね。
こうした取っ掛かりの無いというのがヤマカンが目指したい普遍性なのでしょう。ノイタミナが本来目指していた、夜たまたまテレビを見る一般人にも見てもらいたい内容。
ただオタク的な取っ掛かりがあると、一般人は引いてしまう可能性がある。
だから取っ掛かりの無い、誰が見ても受容できるスタイルにしたのではないでしょうか。
そしてこうしたフラクタルの作風には本来アニメというのは、
「こう作られるべきではないか」「こうあるべきではないか」
という主張さえ感じさせるぐらい生硬に無骨に作られている印象さえあります。
私はこうしたヤマカンの意気込みを期待して作品を見続けていきたいと思います。
一方でSF的設定に関しては見応えや考察のしがいがありますね。
物語の進行とは直接関係ない動作や芝居、建物やモブの動き一つに
作品の世界観が宿されています。実はこうした点にこの作品のキモが隠されていると思います。

クレインの両親とクレインのやり取りが面白かったですね。
「心は繋がっているからこそ、自由でありたい」というのは中々に至言だと思いました。
この辺りの家族の関係論を語るメッセージ性の強い部分は東浩紀的だなぁと感じました。

上記のような映像が好きなので、とりあえず紹介。
地平線の先に夕陽が沈みかけるという構図は良いですね。
こうしたカットがある事で、作品世界の広がりや雄大さを感じさせます。
またフラクタルという作品が「世界」を描きたいという事も伝わってきます。
絵コンテ・演出は神戸守さん。ソ・ラ・ノ・ヲ・トの監督さんです。フラクタルもソ・ラ・ノ・ヲ・トもA-1制作のオリジナルアニメ。
そしてSF的近未来の世界でありながら牧歌的なビジュアルという類似点があります。
参加のいきさつはともかく、この作品と神戸さんの相性は良いと思います。
神戸さんらしい日常を丁寧に追いかけながらも
小気味良いカット割りとレイアウトで見せていくコンテだったのではないでしょうか。
早いテンポでもなくゆっくり過ぎない映像で見やすいと思いました。
最後に2話を見て、この作品は1話1話の起伏の面白さよりも
全体を通した物語や構成的な評価を狙った作品のように思えました。
この点でも、かなり高いハードルを課している印象を受けましたね。
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感想新キャラクターのネッサとクレインが色んな所に遊びに行くお話しです。
始めての女の子と色々な行く所にも冒険活劇的な要素があるのでしょう。

クレインがネッサと遊んでいるのが今回の主になっています。
余りにも自然に映像は流れていくので、取っ掛かりが中々ありません。
でもこの取っ掛かりが無いというのは悪いことではなく、
それだけ自然にこの作品を受容出来ることにも繋がります。
最近の作品は萌え描写・エロ・グロ、派手なシーン、劇中曲など
取っ掛かりを増やした作品が人気を得ています。
こうしたわかりやすい取っ掛かりの無い方法論で作られた本作は珍しいですね。
こうした取っ掛かりの無いというのがヤマカンが目指したい普遍性なのでしょう。ノイタミナが本来目指していた、夜たまたまテレビを見る一般人にも見てもらいたい内容。
ただオタク的な取っ掛かりがあると、一般人は引いてしまう可能性がある。
だから取っ掛かりの無い、誰が見ても受容できるスタイルにしたのではないでしょうか。
そしてこうしたフラクタルの作風には本来アニメというのは、
「こう作られるべきではないか」「こうあるべきではないか」
という主張さえ感じさせるぐらい生硬に無骨に作られている印象さえあります。
私はこうしたヤマカンの意気込みを期待して作品を見続けていきたいと思います。
一方でSF的設定に関しては見応えや考察のしがいがありますね。
物語の進行とは直接関係ない動作や芝居、建物やモブの動き一つに
作品の世界観が宿されています。実はこうした点にこの作品のキモが隠されていると思います。

クレインの両親とクレインのやり取りが面白かったですね。
「心は繋がっているからこそ、自由でありたい」というのは中々に至言だと思いました。
この辺りの家族の関係論を語るメッセージ性の強い部分は東浩紀的だなぁと感じました。

上記のような映像が好きなので、とりあえず紹介。
地平線の先に夕陽が沈みかけるという構図は良いですね。
こうしたカットがある事で、作品世界の広がりや雄大さを感じさせます。
またフラクタルという作品が「世界」を描きたいという事も伝わってきます。
絵コンテ・演出は神戸守さん。ソ・ラ・ノ・ヲ・トの監督さんです。フラクタルもソ・ラ・ノ・ヲ・トもA-1制作のオリジナルアニメ。
そしてSF的近未来の世界でありながら牧歌的なビジュアルという類似点があります。
参加のいきさつはともかく、この作品と神戸さんの相性は良いと思います。
神戸さんらしい日常を丁寧に追いかけながらも
小気味良いカット割りとレイアウトで見せていくコンテだったのではないでしょうか。
早いテンポでもなくゆっくり過ぎない映像で見やすいと思いました。
最後に2話を見て、この作品は1話1話の起伏の面白さよりも
全体を通した物語や構成的な評価を狙った作品のように思えました。
この点でも、かなり高いハードルを課している印象を受けましたね。
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花澤さんの声なんですねー彼女は。
最近、豊崎さんの声と、何だか区別がつかなくってきたようで、豊崎さんかと思ってましたw
監督さんの影響からか、ソラヲトの雰囲気を感じるアニメですよね。特に背景が綺麗。