心の衝動が抑えられませんでした。感無量です!
ミズノ・マリノ編クライマックスです!!
純粋に面白い作品に出会うと心が純化されていきます。
今回はそんな神秘的体験を得られたエピソードでした。
戦闘シーンも大迫力で満足!見事なお話でした!!
感想今回、凄いです。素晴らしい!!
今週はまどか☆マギカの3話も含めて
素晴らしい回が目白押しです!!はじめに
まず今回は様々な事が目白押しでした。
ミズノ・マリノ編のクライマックスのお話でしたし、
タクトの回想シーンと彼の銀河美少年のスタートが完璧に描かれました。物語展開的に、以前から伏線が張られていましたが、
マリノはミズノが作り出した分身でした。
またタクトはヘッドとの戦いの危機を経てシルシから新しい力を手に入れました。
そして、ミズノは島から旅立つところでマリノと再び巡りあい、終幕します。
今回のおさらい
冒頭はニシモリのおばちゃんとミズノの会話です。
ニシモリのおばちゃんは
「マリノがいなくなっても大丈夫よね」という
前回以前から伏線としてあった
「マリノの非実在性」を強調する台詞を口にします。
ミズノはここでマリノを不安にさせた事を悔やみます。

次にタクトとスガタがお風呂で会話します。
「力が欲しいのは嘘ではないだろう」と
念押しするスガタにタクトの気持ちは揺らいでいます。ここでタクトは何かを思い出しました。
ここでタクトの回想シーンになります。この回想に出ていた、
ナツオという少年とタクトの関係の一端が垣間見えます。
ミズノは結局ニチ・ケイトの策略に陥り、十字団に拉致されます。
ここでニチ・ケイトからマリノはミズノの分身だと聞かされます。放心状態のミズノ。
そしてミズノは巫女の封印を解かれ、第3フェーズへと突入します。
ここでヘッドがサイバディに搭乗。前回ヘッドが言っていた
「銀河美少年は近々負ける」という発言は自らが銀河美少年に引導を渡す意味だったようです。
「お前だけが銀河美少年だと思うなよ」。今回のヘッドの台詞です。
流石にヘッドは銀河美少年だったというわけです。
まぁ確実にヘッドとタクトは何らかの関係にあるのは間違いないですね。
じいちゃんという存在は別にいますから、お父さんなのかもしれません。


戦闘シーン。お互いのファンネル兵器が飛び交う乱激戦。
特技監督、村木靖さんの村木サーカスが存分に堪能できます!!
前回、バトルシーンが無かった分を取り返すアクション振りです!!


ただヘッドのサイバディの強さに猛攻を受け、一方的に倒されるタウバーン。
第3フェーズの恐ろしさを身をもって知ります。
そしてヘッドがタクトに止めを刺そうとする時、タクトのシルシが光ります!!


このタクトのシルシによって、ミズノがタクトの記憶の真相に触れます。
ミズノが見たのはタクトが旧友のナツオと空を飛ぶエピソードです。
このエピソードを見る限り、タクトの性格や心情はナツオの影響が大きいのが伺えます。
ナツオは男気溢れた勇気ある少年で、
タクトを引っ張るようなキャラでした。そしてナツオはついに飛行する事に挑戦し、自分の願いを叶えます。
しかしナツオは病で余命幾許も無い状況だったようです。
そんなナツオを見て、今度はタクトが空を飛ぶ事に挑戦します。
ここでタクトは落ちて怪我をしますが、起きた傍にいたのは
じいちゃん
「イクロウ」です。
じいちゃん、見たかったよ。出てきて嬉しいよ!!
この顔を見た瞬間に泣きました!!そんなじいちゃん「イクロウ」はタクトの勇気を認めてか
シルシを渡すと言い出すと共に、自分を捨てた実の父に会いたいかと問います。
タクトは「一発、殴りたい」と言い返します。
タクトにも複雑な事情がある事をうかがい知れる発言です。
そんなタクトのシルシの発端の回想シーンでのやり取り後、
タウバーンは変身して、圧倒的ナ強さをもってヘッドを倒します。
最後に、タクトに別れを告げて島を出るミズノ。ミズノは心にしこりが残っている
お母さんとの決着に外へ旅立ちます。ミズノはマリノがいない事に
寂しさを覚えていましたが、乗っていた船の後ろにいたのはマリノでした。
ミズノの旅立ち、
そしてマリノとの再会にグッと来ます。今回の物語の見方、ミズノ編とは何だったのか
今回、タクトとミズノは親から捨てられた似たもの同士である事を明確化させ
銀河美少年、巫女というそれぞれの立場からの新たな出発を描いた話のように見えます。
ミズノは巫女の力を失いましたが、タクトの記憶の深層から
勇気を振り絞って行動する事こそが、世界を変える原動力だとわかったようです。そして自らの決着として、外に出て行った母を追いかけるため島から出ます。
ここではタクトに
「また明日」と言って別れますが、
この台詞を聞いた瞬間、長い別れになる事は明白でした。
では「ミズノ・マリノ」編のテーマ・メッセージは何だったのでしょうか。ミズノは巫女という存在から島という檻に閉じ込められた存在であり
また自分を捨てた母親への想いの清算ができていない意味で
二重の意味で檻に閉じ込められた存在だったと思います。そんな閉じ込められていた彼女を救い出したのがタクトだったのでしょう。タクトから勇気をもらう事で彼女は人生の新しい一歩、つまり島から出る事ができました。
この作品において、島から出ると意味はただの退場という意味ではなく
成長した・物事にケリがついたという意味を表すのでしょうね。
たびたび当ブログで記事で言及している
「少女革命ウテナ」でも
学園外の外の世界へ旅立つ事を世界の革命であると位置づけていました。
島を出る事(タクト)=外の世界へ旅立つ事(ウテナ)=世界の革命(ウテナ)=青春の謳歌(タクト)
こう、上のように私の中では勝手に繋がってしまいました。

そしてミズノのタクトへの片思い。ミズノは最後にタクトと話した時に
ワコと自分の呼び方の違いを事を強調し片思いを終わらせます。
片思いで終わってしまいましたが、その片思いが彼女の人生を切り開いたようです。
思うに、今回のエピソードは片思いでも自分の道(青春)を切り開く原動力に
なるのではというメッセージが込められているのではと感じました。
青春の謳歌にはそれぞれの仕方がある事を、ミズノとマリノが教えてくれました。
そんな気がするのです。でもミズノに救いは無いわけではありません。マリノがいますから。
またタクトの回想で、
タクトの心の強さの理由がわかった様な気がしました。まずタクトはおそらくナツオの意志を引き継いでいこうと決心しているのでしょうね。若くして死んだナツオに代わって、彼の分まで青春を謳歌する気持ちなのでしょう。
そしてナツオの気持ちを背負って空を飛んだ時「世界の声を聞いた」タクトには
自分の気持ちを信じてまっすぐに進む事の意味を本質的にわかったのでしょう。
だからどんな状況でもめげない、諦めない、決意を曲げないのです。
この心の強さがずっと勝ち続ける彼の理由ではないかと思いました!!
また注目なのは、ミズノとタクトは同じ境遇という視点で描かれた今回。
ミズノにはマリノという分身がいましたが、タクトには分身というか
対極的に位置するスガタがいます。このミズノ・マリノの物語を通して
最終的にタクトとスガタの関係はどう描かれていくのか、楽しみです!!まとめと作品のテーマについて
見応えあるバトルシーンあり!!
「ミズノ・マリノ」編シリーズのクライマックスでもあり!!
ストーリーもアクションも見応え120%エクセレントでした!!
今回で「ミズノ・マリノ」編は終わりです。
今回は本作を語る上で大きな位置づけになるのは間違いないエピソードでした。
マリノが消えてしまうかもしれない伏線を前々回ぐらいから丁寧に張っておきながら
最後にはマリノが姿を現し、二人で旅立つという展開は上手すぎます。
榎戸洋司さんの構成に良い意味で裏をかかれという感じで流石です。
そして作品のテーマもおぼろげながら掴めた様な気がします。それは1話以降特に言わなかった下記の台詞である
「世界の声が聞きたいんだ」
「やりたい事とやるべき声が一致するとき、世界の声が聞こえる」という台詞の意味が何となく実感として掴めて来そうだからです。
それは、上記の言葉こそ青春の体言なのでありと、
さらにいえばテーマなのだという風に私は今回を見て感じるようになりました。次回、17話「バニシングエイジ」負けたヘッドが次にどんな行動に移すのか楽しみです!!
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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感想今回、凄いです。素晴らしい!!
今週はまどか☆マギカの3話も含めて
素晴らしい回が目白押しです!!はじめに
まず今回は様々な事が目白押しでした。
ミズノ・マリノ編のクライマックスのお話でしたし、
タクトの回想シーンと彼の銀河美少年のスタートが完璧に描かれました。物語展開的に、以前から伏線が張られていましたが、
マリノはミズノが作り出した分身でした。
またタクトはヘッドとの戦いの危機を経てシルシから新しい力を手に入れました。
そして、ミズノは島から旅立つところでマリノと再び巡りあい、終幕します。
今回のおさらい
冒頭はニシモリのおばちゃんとミズノの会話です。
ニシモリのおばちゃんは
「マリノがいなくなっても大丈夫よね」という
前回以前から伏線としてあった
「マリノの非実在性」を強調する台詞を口にします。
ミズノはここでマリノを不安にさせた事を悔やみます。

次にタクトとスガタがお風呂で会話します。
「力が欲しいのは嘘ではないだろう」と
念押しするスガタにタクトの気持ちは揺らいでいます。ここでタクトは何かを思い出しました。
ここでタクトの回想シーンになります。この回想に出ていた、
ナツオという少年とタクトの関係の一端が垣間見えます。
ミズノは結局ニチ・ケイトの策略に陥り、十字団に拉致されます。
ここでニチ・ケイトからマリノはミズノの分身だと聞かされます。放心状態のミズノ。
そしてミズノは巫女の封印を解かれ、第3フェーズへと突入します。
ここでヘッドがサイバディに搭乗。前回ヘッドが言っていた
「銀河美少年は近々負ける」という発言は自らが銀河美少年に引導を渡す意味だったようです。
「お前だけが銀河美少年だと思うなよ」。今回のヘッドの台詞です。
流石にヘッドは銀河美少年だったというわけです。
まぁ確実にヘッドとタクトは何らかの関係にあるのは間違いないですね。
じいちゃんという存在は別にいますから、お父さんなのかもしれません。


戦闘シーン。お互いのファンネル兵器が飛び交う乱激戦。
特技監督、村木靖さんの村木サーカスが存分に堪能できます!!
前回、バトルシーンが無かった分を取り返すアクション振りです!!


ただヘッドのサイバディの強さに猛攻を受け、一方的に倒されるタウバーン。
第3フェーズの恐ろしさを身をもって知ります。
そしてヘッドがタクトに止めを刺そうとする時、タクトのシルシが光ります!!


このタクトのシルシによって、ミズノがタクトの記憶の真相に触れます。
ミズノが見たのはタクトが旧友のナツオと空を飛ぶエピソードです。
このエピソードを見る限り、タクトの性格や心情はナツオの影響が大きいのが伺えます。
ナツオは男気溢れた勇気ある少年で、
タクトを引っ張るようなキャラでした。そしてナツオはついに飛行する事に挑戦し、自分の願いを叶えます。
しかしナツオは病で余命幾許も無い状況だったようです。
そんなナツオを見て、今度はタクトが空を飛ぶ事に挑戦します。
ここでタクトは落ちて怪我をしますが、起きた傍にいたのは
じいちゃん
「イクロウ」です。
じいちゃん、見たかったよ。出てきて嬉しいよ!!
この顔を見た瞬間に泣きました!!そんなじいちゃん「イクロウ」はタクトの勇気を認めてか
シルシを渡すと言い出すと共に、自分を捨てた実の父に会いたいかと問います。
タクトは「一発、殴りたい」と言い返します。
タクトにも複雑な事情がある事をうかがい知れる発言です。
そんなタクトのシルシの発端の回想シーンでのやり取り後、
タウバーンは変身して、圧倒的ナ強さをもってヘッドを倒します。
最後に、タクトに別れを告げて島を出るミズノ。ミズノは心にしこりが残っている
お母さんとの決着に外へ旅立ちます。ミズノはマリノがいない事に
寂しさを覚えていましたが、乗っていた船の後ろにいたのはマリノでした。
ミズノの旅立ち、
そしてマリノとの再会にグッと来ます。今回の物語の見方、ミズノ編とは何だったのか
今回、タクトとミズノは親から捨てられた似たもの同士である事を明確化させ
銀河美少年、巫女というそれぞれの立場からの新たな出発を描いた話のように見えます。
ミズノは巫女の力を失いましたが、タクトの記憶の深層から
勇気を振り絞って行動する事こそが、世界を変える原動力だとわかったようです。そして自らの決着として、外に出て行った母を追いかけるため島から出ます。
ここではタクトに
「また明日」と言って別れますが、
この台詞を聞いた瞬間、長い別れになる事は明白でした。
では「ミズノ・マリノ」編のテーマ・メッセージは何だったのでしょうか。ミズノは巫女という存在から島という檻に閉じ込められた存在であり
また自分を捨てた母親への想いの清算ができていない意味で
二重の意味で檻に閉じ込められた存在だったと思います。そんな閉じ込められていた彼女を救い出したのがタクトだったのでしょう。タクトから勇気をもらう事で彼女は人生の新しい一歩、つまり島から出る事ができました。
この作品において、島から出ると意味はただの退場という意味ではなく
成長した・物事にケリがついたという意味を表すのでしょうね。
たびたび当ブログで記事で言及している
「少女革命ウテナ」でも
学園外の外の世界へ旅立つ事を世界の革命であると位置づけていました。
島を出る事(タクト)=外の世界へ旅立つ事(ウテナ)=世界の革命(ウテナ)=青春の謳歌(タクト)
こう、上のように私の中では勝手に繋がってしまいました。

そしてミズノのタクトへの片思い。ミズノは最後にタクトと話した時に
ワコと自分の呼び方の違いを事を強調し片思いを終わらせます。
片思いで終わってしまいましたが、その片思いが彼女の人生を切り開いたようです。
思うに、今回のエピソードは片思いでも自分の道(青春)を切り開く原動力に
なるのではというメッセージが込められているのではと感じました。
青春の謳歌にはそれぞれの仕方がある事を、ミズノとマリノが教えてくれました。
そんな気がするのです。でもミズノに救いは無いわけではありません。マリノがいますから。
またタクトの回想で、
タクトの心の強さの理由がわかった様な気がしました。まずタクトはおそらくナツオの意志を引き継いでいこうと決心しているのでしょうね。若くして死んだナツオに代わって、彼の分まで青春を謳歌する気持ちなのでしょう。
そしてナツオの気持ちを背負って空を飛んだ時「世界の声を聞いた」タクトには
自分の気持ちを信じてまっすぐに進む事の意味を本質的にわかったのでしょう。
だからどんな状況でもめげない、諦めない、決意を曲げないのです。
この心の強さがずっと勝ち続ける彼の理由ではないかと思いました!!
また注目なのは、ミズノとタクトは同じ境遇という視点で描かれた今回。
ミズノにはマリノという分身がいましたが、タクトには分身というか
対極的に位置するスガタがいます。このミズノ・マリノの物語を通して
最終的にタクトとスガタの関係はどう描かれていくのか、楽しみです!!まとめと作品のテーマについて
見応えあるバトルシーンあり!!
「ミズノ・マリノ」編シリーズのクライマックスでもあり!!
ストーリーもアクションも見応え120%エクセレントでした!!
今回で「ミズノ・マリノ」編は終わりです。
今回は本作を語る上で大きな位置づけになるのは間違いないエピソードでした。
マリノが消えてしまうかもしれない伏線を前々回ぐらいから丁寧に張っておきながら
最後にはマリノが姿を現し、二人で旅立つという展開は上手すぎます。
榎戸洋司さんの構成に良い意味で裏をかかれという感じで流石です。
そして作品のテーマもおぼろげながら掴めた様な気がします。それは1話以降特に言わなかった下記の台詞である
「世界の声が聞きたいんだ」
「やりたい事とやるべき声が一致するとき、世界の声が聞こえる」という台詞の意味が何となく実感として掴めて来そうだからです。
それは、上記の言葉こそ青春の体言なのでありと、
さらにいえばテーマなのだという風に私は今回を見て感じるようになりました。次回、17話「バニシングエイジ」負けたヘッドが次にどんな行動に移すのか楽しみです!!
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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読みながら思い出し泣きしてしまいましたw
今回はホント凄かったです!
これから第3フェーズ・・・どうなるのか楽しみですね!