修輔、しずるとの念願が叶うのでしょうか!?
今回は水着回です。
奈緒といろはの壮絶な修輔争奪戦が繰り広げられます。
そして修輔の生と死の狭間の脳内体験を味わう事が出来ます。
感想シリーズの中盤によくある典型的な水着回です。奈緒といろはによる修輔の争奪戦が繰り広げられる展開でした。
ネタの一つ一つが、しょうもなく見ていて安心します。数年前まで水着回は「水着が見られる、でも内容は・・・」
という言い方もたびたびされていましたが、最近はこの声も減っているように思います。
現実と夢の間 生(性)と死の狭間
今回、奈緒といろはの怒涛の波状攻撃をうけ、昏睡状態に陥る修輔。
修輔はこの昏睡状態の中でしずるという、好きなゲームのヒロインと出会います。
しずるちゃんと甘い甘い至福の時間を過ごす修輔。
しかししずるちゃんという存在はそんなに甘美な存在なのでしょうか?

ここで思うのは、もし昏睡状態の修輔が完全にゲームのキャラのしずるに
心を許したら修輔は、2度と現実に戻って凝れなくなると私は考えます。
それは奈緒やいろはといった現実を拒否し、昏睡状態の夢に出るしずるを選ぶわけですから。
でも、その夢の先に待っているのは、おそらく死でしょう。
つまりしずるちゃんは死の使いでもあるわけなのです。
今回は昏睡状態で見る夢と現実の狭間で修輔の生と死を描いた展開でした。
生はもちろん性ですので、修輔のめくるめくる性の妄想が繰り広げられます。
そして夢のパターンは1種類ではなく、何パターンにも移り変わります。
生・現実を青の空で描き、死・夢を緑の空で描く事で区分けしています。
さらに現実と夢のシーンを交互に挟み込む事で、
現実と夢の境界線が見ている側にとって曖昧になるように感じられます。夢


現実


こうした
「夢と現実」の曖昧性を多少とも狙った演出は
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を真似たのかなと思いました。
でもそんな死の危機にある修輔を助けたのはAGEの面々。
彼らの行為は修輔の夢を吹き飛ばす圧倒的で強烈な現実だったのでしょう。
まさにジャイアン曰く
「持つべきものは友」「心の友」なのです。

今回は友の大切さを大いに学ぶ事が出来ました。この作品に感じるリアリティ・シンパシーの正体は?
前の記事でこの作品は、個人的にリアリティやシンパシーを感じるという内容を書きました。
ただ今回のように私は、高校時代に女の子と海へ行った事が無いので
水着回のような状況設定・舞台設定にはリアリティを感じられませんでした。
だから、今回は修輔羨ましいなぁという視点でずっと見ていました。
どうやら私がシンパシーを持つのは修輔の性に対する異常な執着と
AGEと修輔の童貞的な絡みに限定されそうです。
この部分がわかったのが個人的に大きな収穫でしたね。
話のまとめ方が上手い
この作品は一見ふざけているように見えます。で、ほんとにふざけています(笑)。
ただ締めるところはきちんと締めて、物語を上手く展開させています。今回も奈緒といろはが修輔を争って、昏睡状態にさせて、
AGEによって目覚めただけというドタバタで終わるかに見えました。

ただ帰りの電車内で疲れて隣に寝ている奈緒をそっと近くに触れ合いさせる修輔。
そして
「奈緒の水着が一番可愛い」と言って、奈緒も修輔の言葉に喜ぶ。
この展開を一つ挿入するだけで、物語が進み、キャラに感情移入できます。
ただのコメディだけではないきちんとした物語。
このシーンがある事で、20分近く繰り広げたコメディも伏線として生きてきます。
まぁ最後に良いシーンを見せておいて、最後にまた落すのもこの作品らしいですが。
デザインと原作
この作品はマンガの絵をアニメで動かす事の難しさを感じさせてくれます。
原作に忠実に手足を長いデザインを設定して、動かしているので
見ていていろいろ苦労して作っているのだなぁと感じました。
まとめ
今回は大きく話を進ませるわけでもなく、
典型的に水着回という事でキャラ描写を掘り下げを行う内容であり
修輔の瀕死状態で繰り広げられる脳内妄想を楽しむ展開でもありました。
奈緒といろはがボケで、他の楠原尋乃と加藤春華がツッコミになる構造も把握できました。
何にしても、気軽に楽しめるというのは良いですね。
「まどか☆マギカ」のようにどんよりとした重い空気の作品もあれば
「兄好」のような軽い作品もあるのが、幅広い日本アニメの魅力だといつも感じています。
- 関連記事
-
感想シリーズの中盤によくある典型的な水着回です。奈緒といろはによる修輔の争奪戦が繰り広げられる展開でした。
ネタの一つ一つが、しょうもなく見ていて安心します。数年前まで水着回は「水着が見られる、でも内容は・・・」
という言い方もたびたびされていましたが、最近はこの声も減っているように思います。
現実と夢の間 生(性)と死の狭間
今回、奈緒といろはの怒涛の波状攻撃をうけ、昏睡状態に陥る修輔。
修輔はこの昏睡状態の中でしずるという、好きなゲームのヒロインと出会います。
しずるちゃんと甘い甘い至福の時間を過ごす修輔。
しかししずるちゃんという存在はそんなに甘美な存在なのでしょうか?

ここで思うのは、もし昏睡状態の修輔が完全にゲームのキャラのしずるに
心を許したら修輔は、2度と現実に戻って凝れなくなると私は考えます。
それは奈緒やいろはといった現実を拒否し、昏睡状態の夢に出るしずるを選ぶわけですから。
でも、その夢の先に待っているのは、おそらく死でしょう。
つまりしずるちゃんは死の使いでもあるわけなのです。
今回は昏睡状態で見る夢と現実の狭間で修輔の生と死を描いた展開でした。
生はもちろん性ですので、修輔のめくるめくる性の妄想が繰り広げられます。
そして夢のパターンは1種類ではなく、何パターンにも移り変わります。
生・現実を青の空で描き、死・夢を緑の空で描く事で区分けしています。
さらに現実と夢のシーンを交互に挟み込む事で、
現実と夢の境界線が見ている側にとって曖昧になるように感じられます。夢


現実


こうした
「夢と現実」の曖昧性を多少とも狙った演出は
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を真似たのかなと思いました。
でもそんな死の危機にある修輔を助けたのはAGEの面々。
彼らの行為は修輔の夢を吹き飛ばす圧倒的で強烈な現実だったのでしょう。
まさにジャイアン曰く
「持つべきものは友」「心の友」なのです。

今回は友の大切さを大いに学ぶ事が出来ました。この作品に感じるリアリティ・シンパシーの正体は?
前の記事でこの作品は、個人的にリアリティやシンパシーを感じるという内容を書きました。
ただ今回のように私は、高校時代に女の子と海へ行った事が無いので
水着回のような状況設定・舞台設定にはリアリティを感じられませんでした。
だから、今回は修輔羨ましいなぁという視点でずっと見ていました。
どうやら私がシンパシーを持つのは修輔の性に対する異常な執着と
AGEと修輔の童貞的な絡みに限定されそうです。
この部分がわかったのが個人的に大きな収穫でしたね。
話のまとめ方が上手い
この作品は一見ふざけているように見えます。で、ほんとにふざけています(笑)。
ただ締めるところはきちんと締めて、物語を上手く展開させています。今回も奈緒といろはが修輔を争って、昏睡状態にさせて、
AGEによって目覚めただけというドタバタで終わるかに見えました。

ただ帰りの電車内で疲れて隣に寝ている奈緒をそっと近くに触れ合いさせる修輔。
そして
「奈緒の水着が一番可愛い」と言って、奈緒も修輔の言葉に喜ぶ。
この展開を一つ挿入するだけで、物語が進み、キャラに感情移入できます。
ただのコメディだけではないきちんとした物語。
このシーンがある事で、20分近く繰り広げたコメディも伏線として生きてきます。
まぁ最後に良いシーンを見せておいて、最後にまた落すのもこの作品らしいですが。
デザインと原作
この作品はマンガの絵をアニメで動かす事の難しさを感じさせてくれます。
原作に忠実に手足を長いデザインを設定して、動かしているので
見ていていろいろ苦労して作っているのだなぁと感じました。
まとめ
今回は大きく話を進ませるわけでもなく、
典型的に水着回という事でキャラ描写を掘り下げを行う内容であり
修輔の瀕死状態で繰り広げられる脳内妄想を楽しむ展開でもありました。
奈緒といろはがボケで、他の楠原尋乃と加藤春華がツッコミになる構造も把握できました。
何にしても、気軽に楽しめるというのは良いですね。
「まどか☆マギカ」のようにどんよりとした重い空気の作品もあれば
「兄好」のような軽い作品もあるのが、幅広い日本アニメの魅力だといつも感じています。
- 関連記事
-