わかっていないのは
風早・爽子・吉田。さぁ誰でしょうか?
当人も外野も本当の事や相手の気持ちがわかっていないから、
恋愛劇は面白いのだと思います。
それにしても吉田が風早の気持ちを知らなかったのは驚きです。
感想恋愛劇は、人が絡めば絡むほど複雑化して面白いです。風早翔太の動揺
今回は風早の爽子への態度に感づいた、三浦、吉田、矢野っちの3人から
風早に対し厳しいツッコミが待ち構えています。

まず三浦。彼は
「爽子にあんまし関わらないよう」にと忠告します。
三浦は爽子とクラスの空気を気にしてアドバイスしています。
さらに三浦はトドメに
「爽子の事をわかっていないのでは」と言います。
これらアドバイスの仕方から、また三浦が最後に
「好きな子いるの?」と聞いている時点で
三浦は風早が爽子の事を本当にどう思ってるのか知らないようです。一方の
風早は自分が爽子に事を理解していると自負していたのでしょう。
他人からの客観的意見にひどく動揺します。
何にしても三浦は三浦の立場から考えて、爽子の事を思っているようです。
それは自分が爽子と仲良くなりたいとかでは無く、
爽子のクラスでの行く末が純粋に気になったのでしょう。

次に吉田は風早に学校やクラスでの立場や有り様から
「爽子の事わかっていない。一番遠い存在」と突きつけます。
ここで風早は自分が学校やクラスで有利なポジションにいる事に無自覚な事がわかります。
また、爽子の近くにいる吉田からも三浦と同様の事を言われ、
風早はとても動揺してしまったのが伺えます。

最後に矢野っち。朝、風早によそよそしくされた爽子から相談を受け、
焦れた風早に対して蹴りの制裁を加え、
「よそよそしくするな」と忠告します。
今回、風早が爽子によそよそしくしたのは、三浦と吉田の忠告によるものです。
つまり彼らの意見に従った行動だったですが、
三浦や吉田より爽子と風早の本質を掴む
矢野っちにとっては、全く良くない方向に進んでいるように見えたのでしょう。
それは、爽子と風早は相思相愛だから、基本的に問題が無いのです。
お互いの「伝え方」が下手なだけで。←それが大問題何だけどね!!

それにしても三浦からは
「爽子に絡むな。わかってないじゃん」と言われ、
吉田からは
「爽子のこと全然わかって無いじゃん」と言われ、
矢野っちからは
「爽子によそよそしくするな」と突っ込まれ、
3人のツッコミに苛立ち
「どいつもこいつも勝手に言いやがって」と
喚き散らす風早君の動揺が可愛く面白かったです。
何にしても3人に共通しているツッコミは
「風早。もっと爽子を理解しろ」というのは間違いなさそうです。
こう考えると、風早が爽子を好きなのは、理解できない遠い存在だからではないか。
という見方もできます。爽子という遠い存在に対し風早は憧れているのではないでしょうか。

風早の動揺は、この靴紐に気づかない点に集約されていますね。
まぁでも、風早が3人に好き勝手に言われるのは、
爽子に対して勝手なことをしてきた因果応報的な部分もあるので仕方が無いです。
知らないことが生み出す誤解、それが恋愛劇の醍醐味
恋愛劇って、知らないことから生まれる誤解が、物語を進行させる要素だと思っています。つまり今回で言えば、風早に対する三浦や吉田の忠告は、
風早と爽子が本当にお互いをどう思っているか知らなかったこその忠告内容です。
そして彼らの認識不足が風早の動揺を誘い、物語を上手くかき乱しているとも言えます。
三浦は爽子が風早の事を好きなのはわかってるけど、その逆を知らない。
吉田は爽子が風早を好きなのは知ってるけど、その逆を知らない。
何より、爽子が風早の気持ちを知りません。
それにしても吉田は風早が爽子の事が好きなことに気づいていないのは
意外中の意外でした。個人的には今回最大のポイントだと思ってます。
「おいおい、気づけって」と視聴者としたら思ってしまいます。
まぁ大事なのは、全てをわかっている人間だけが周りでサポートしても
恋愛劇として面白く無いでしょうし、
色々な考えの違いがあるからこそ
物語は重層的に構成されていき、それが作品の厚みとなっていきます。
三浦は三浦の立場で発言し、吉田は吉田の立場で発言し、
矢野は矢野の立場で発言する。そう「君に届け」る為に。キャラのデフォルメによる物語進展の効果
今回、キャラのデフォルメ演出が多用されていました。



リアルな絵とデフォルメな絵を交互に使い分ける事によって
画面にメリハリが出るのと同時に、ただのシリアスではなく
コミカルさも獲得できる点で、映像に厚みが出て面白いと思います。


何より最大の効果は、キャラをデフォルメさせる事で
キャラの本音から出るキッツイ部分が緩和できる点です。
今回の絵コンテは長崎健司さん。ガンダム00の演出が印象的でしたが、
こうしたコメディもみせてもらえると、演出家としての幅の広さを感じさせてくれます。
まとめ
風早は自分が爽子に認めてほしいと思ってる前に
爽子の性格やクラスでの状況に対してもっと理解を示す必要があると思います。
逆に爽子は矢野っちからの忠告通りに
「勇気を持って一歩踏み出す」必要があります。
これが歩み寄りなのでしょう。でも二人だけでは中々気づかない、気づけない。
でも、風早・爽子には友達がいる。クラスメートがいる。彼らのサポートがあって、二人の恋が成就していきそうな気配が感じられました。
つまり今回はいつも物語の中心にいる爽子や風早よりかは
三浦や矢野っち、吉田といったキャラが活躍していた印象を受けました。
彼らの活躍こそが二人を押し上げていくのですから、期待したいところです。
- 関連記事
-
感想恋愛劇は、人が絡めば絡むほど複雑化して面白いです。風早翔太の動揺
今回は風早の爽子への態度に感づいた、三浦、吉田、矢野っちの3人から
風早に対し厳しいツッコミが待ち構えています。

まず三浦。彼は
「爽子にあんまし関わらないよう」にと忠告します。
三浦は爽子とクラスの空気を気にしてアドバイスしています。
さらに三浦はトドメに
「爽子の事をわかっていないのでは」と言います。
これらアドバイスの仕方から、また三浦が最後に
「好きな子いるの?」と聞いている時点で
三浦は風早が爽子の事を本当にどう思ってるのか知らないようです。一方の
風早は自分が爽子に事を理解していると自負していたのでしょう。
他人からの客観的意見にひどく動揺します。
何にしても三浦は三浦の立場から考えて、爽子の事を思っているようです。
それは自分が爽子と仲良くなりたいとかでは無く、
爽子のクラスでの行く末が純粋に気になったのでしょう。

次に吉田は風早に学校やクラスでの立場や有り様から
「爽子の事わかっていない。一番遠い存在」と突きつけます。
ここで風早は自分が学校やクラスで有利なポジションにいる事に無自覚な事がわかります。
また、爽子の近くにいる吉田からも三浦と同様の事を言われ、
風早はとても動揺してしまったのが伺えます。

最後に矢野っち。朝、風早によそよそしくされた爽子から相談を受け、
焦れた風早に対して蹴りの制裁を加え、
「よそよそしくするな」と忠告します。
今回、風早が爽子によそよそしくしたのは、三浦と吉田の忠告によるものです。
つまり彼らの意見に従った行動だったですが、
三浦や吉田より爽子と風早の本質を掴む
矢野っちにとっては、全く良くない方向に進んでいるように見えたのでしょう。
それは、爽子と風早は相思相愛だから、基本的に問題が無いのです。
お互いの「伝え方」が下手なだけで。←それが大問題何だけどね!!

それにしても三浦からは
「爽子に絡むな。わかってないじゃん」と言われ、
吉田からは
「爽子のこと全然わかって無いじゃん」と言われ、
矢野っちからは
「爽子によそよそしくするな」と突っ込まれ、
3人のツッコミに苛立ち
「どいつもこいつも勝手に言いやがって」と
喚き散らす風早君の動揺が可愛く面白かったです。
何にしても3人に共通しているツッコミは
「風早。もっと爽子を理解しろ」というのは間違いなさそうです。
こう考えると、風早が爽子を好きなのは、理解できない遠い存在だからではないか。
という見方もできます。爽子という遠い存在に対し風早は憧れているのではないでしょうか。

風早の動揺は、この靴紐に気づかない点に集約されていますね。
まぁでも、風早が3人に好き勝手に言われるのは、
爽子に対して勝手なことをしてきた因果応報的な部分もあるので仕方が無いです。
知らないことが生み出す誤解、それが恋愛劇の醍醐味
恋愛劇って、知らないことから生まれる誤解が、物語を進行させる要素だと思っています。つまり今回で言えば、風早に対する三浦や吉田の忠告は、
風早と爽子が本当にお互いをどう思っているか知らなかったこその忠告内容です。
そして彼らの認識不足が風早の動揺を誘い、物語を上手くかき乱しているとも言えます。
三浦は爽子が風早の事を好きなのはわかってるけど、その逆を知らない。
吉田は爽子が風早を好きなのは知ってるけど、その逆を知らない。
何より、爽子が風早の気持ちを知りません。
それにしても吉田は風早が爽子の事が好きなことに気づいていないのは
意外中の意外でした。個人的には今回最大のポイントだと思ってます。
「おいおい、気づけって」と視聴者としたら思ってしまいます。
まぁ大事なのは、全てをわかっている人間だけが周りでサポートしても
恋愛劇として面白く無いでしょうし、
色々な考えの違いがあるからこそ
物語は重層的に構成されていき、それが作品の厚みとなっていきます。
三浦は三浦の立場で発言し、吉田は吉田の立場で発言し、
矢野は矢野の立場で発言する。そう「君に届け」る為に。キャラのデフォルメによる物語進展の効果
今回、キャラのデフォルメ演出が多用されていました。



リアルな絵とデフォルメな絵を交互に使い分ける事によって
画面にメリハリが出るのと同時に、ただのシリアスではなく
コミカルさも獲得できる点で、映像に厚みが出て面白いと思います。


何より最大の効果は、キャラをデフォルメさせる事で
キャラの本音から出るキッツイ部分が緩和できる点です。
今回の絵コンテは長崎健司さん。ガンダム00の演出が印象的でしたが、
こうしたコメディもみせてもらえると、演出家としての幅の広さを感じさせてくれます。
まとめ
風早は自分が爽子に認めてほしいと思ってる前に
爽子の性格やクラスでの状況に対してもっと理解を示す必要があると思います。
逆に爽子は矢野っちからの忠告通りに
「勇気を持って一歩踏み出す」必要があります。
これが歩み寄りなのでしょう。でも二人だけでは中々気づかない、気づけない。
でも、風早・爽子には友達がいる。クラスメートがいる。彼らのサポートがあって、二人の恋が成就していきそうな気配が感じられました。
つまり今回はいつも物語の中心にいる爽子や風早よりかは
三浦や矢野っち、吉田といったキャラが活躍していた印象を受けました。
彼らの活躍こそが二人を押し上げていくのですから、期待したいところです。
- 関連記事
-