タクトとワコの2回目のキス。
演劇の舞台ですが、
二人にとって大きな意味を持ちます!
今回はマジで素晴らしい出来!!
このアニメは今回の為にあると言うのはいい過ぎでしょうか?
演劇「神話前夜」開幕。
演劇は「輝きのタクト本編」サカナちゃんの「イカ刺しサム」と
重層的に絡み合う事で物語に厚みを与えました!!
感想作り手の本気を見せてもらいました!前から着々と進行していた「夜間飛行」による演劇『神話前夜』がいよいよ公開。
この劇中劇「神話前夜」がタクト・スガタ・ワコの3人の関係という
この作品のテーマ・本質を描くのは、間違いありません!!
さらに演劇の内容はかつてサカナちゃんが話していた「イカ刺しサム」と関係しそうです。
この絡み合わせ方は意外でしたね。でも面白い試みです!!
今回はまず「神話前夜」の前半を描いてから休憩をはさみます。
そして休憩中のワコにかつてのタクトの旧友であるハナが
タクトが好きになったワコに会う為に演劇を見に来たと言います。
ここでハナの
「タクト君の好きな人を見に来た」という台詞から
OPに入る演出がとてもカッコ良かったのでした!!
「神話前夜」の内容
普通の人は姿が見えないクレイス(ワコ)に恋するマルク(タクト)。
そんな彼にエントロピープル(サリナ)は、
かつてクレイスに恋をしたコルムナ(スガタ)の話をします。

最初は、純粋にクレイスを想うコルムナだったが、クレイスに触れたい為に
魔女アインの言葉に心動かされ、宝石を手に入れるために一隻の船を動かそうとします。
その船は空を飛びまわる事ができ、コルムナは空を飛びまわるのでした。

(今回はスガタメ・タイガーさん地味に活躍しています)
そしてコルムナは王になり、世界を飛び回るうちにクレイスの事を気にしなくなった。
マルクはコルムナに「それでいいのか」というが、そこへアインが現れ
「コルムナ自身が船そのものになった」と告げます。
ここで前半が終了。
アインは船を引き渡せとコルムナに言い、アインを魔法で動けなくします。
しかしコルムナは手に入れた力で造作もなく動き、アインをナイフで突き刺します。
そして本当の王になったコルムナは、人前には決して姿を見せる事が無くなりました。

残った大きな船は封印するしか無いと、エントロピープルは告げます。
ここでマルクはコルムナと同じ力を持っていると告げますが
マルクは同じ力をクレイスを大切に守る為に使うといい、キスをして劇は閉幕するのでした。
神話前夜終了後の展開
閉幕後、タクトはハナとワコを引き合わせます。ハナはタクトとワコを見に来たようです。
そしてすぐにハナは帰ってしまいますが、帰りがけに偶然見たスガタに
「こっちも良い男だぞ」と呟くのでした。

一方サリナはヘッドに声を掛けられ、絵のモデルになってほしい連絡先を教えます。
そしてサリナと副部長は意味深な言葉を発します。

夜、王の力は発動しなかったスガタですが、深い眠りについてしまったようです。
力を鎮める為にやってきたケイトですが、ここで初めてスガタに姿を見られたのでした。
演劇をアニメで表現する事
演劇をアニメで表現する大胆な取り組みを見せてもらいました。
アニメで演劇もしくは演劇的なものを行うのは過去にも
「御先祖様万々歳」や「月詠」そして「少女革命ウテナ」でもありましたが、
今回ぐらい演劇!っていうのは中々ありません。それだけに新鮮です。
そして「輝きのタクト」の演劇は、本気で舞台演劇を再現しようとしていました。
この取り組みは中々凄いと思います。今回の本編を殆どこの演劇に費やした事を見ると
今回の内容はとてもとても重い位置づけになる事は間違いありません!
ちなみに「少女革命ウテナ」の演劇は34話でありましたが、その演劇の役者は影絵でしたね。
ウテナの演劇も本編を暗喩させた内容だったと思います。

こうした舞台背景を見ると演劇って感じがしますね。
五十嵐監督も榎戸氏も演劇をアニメで表現したかったのでしょうね。
作画演出的にすごく気概が感じられる作りだったと思います。
今回は絵コンテに五十嵐監督が担当(成田歳法氏と連名)している事からも
この回に力が入っていたかがわかります。
イカ刺しサムと神話前夜
演劇は「イカ刺しサム」との関連性が感じられる内容でした。
何より今後の本編の展開をも示唆する内容だったと思います。
例えばコルムナは愛より野心を選んだと言いますが、スガタは果たしてどうなのでしょうか?
そしてマルク=タクトはクレイス=ワコの愛に生きられるのでしょうか
ここはタクト本編の物語最後に関わる部分だと思います。
おそらく脚本を書いたサリナ部長は一連のサイバディの真実を全て知っているのでしょう。
まぁ
「これ以上物語を書くとクレイスが悲しんでしまう」と
劇のシナリオに独自の解釈を入れたヘッドに対してサリナは
「(タクトの)親父は駄目だな」とダメ出しされる所はとても面白かったです。
また「神話前夜」のシナリオにヘッドがサリナに感想を言いましたが、
少女革命ウテナの鳳暁生も演劇鑑賞後に「若い芝居だなぁ」と突っ込みを入れてました。
ウテナでもタクトでも大人は、演劇を見た後に何かしら感想を言うのでしょうね。
これらから榎戸作品の大人の態度がわかります。

しかしサリナ=エントロピープルとは…
9話のまどか★マギカで登場した「エントロピー」がここでも登場するとは。偶然とは怖いものです(それとも両作品が共闘して狙ってた?)
また劇中での
「君もコルムナのようにやはりナイフを持っているの」
「うん、他のと違ってタウバーンは地球人の為に作られたサイバディだ」
「僕たちにもどんな可能性を秘めているのかわからない」という台詞は副部長が話していますね。喋れたのか。
副部長といい、QBといい、小動物は宇宙人的存在なのでしょうか?
そして気になるのが「神話前夜」と「イカ刺しサム」の関係ですね。
サカナちゃんとサリナが知り合いだったのか。
「イカ刺しサム」の話はあの島に伝わるみんなが知ってる伝承なのか。
サリナとサカナちゃんが知っているのはわかりましたが、
他のキャラ達の認識はどんなものなのでしょうか。
大事な事は「イカ刺しサム」の話も「神話前夜」もこの作品と密接に関係している事です。
この二つの劇中劇(イカ刺しサムの話はちょっと違うにしても)を重ね合わせる時、
「輝きのタクト」という作品の全容がよりわかってくるのでしょうね。
まとめ
今回の「神話前夜」というタイトルが示すように、
23話以降の話は「輝きのタクト」における「神話本編」「神話そのもの」になるのでしょう!!サリナ部長は「神話前夜」の内容を通して、
視聴者に「輝きのタクト」の内容の大枠を見せたと思います。
そして今後に備え、より目が離せないタクトの物語をわかりやすく整理してくれたと思います。

またタクトにとって初恋の女の子であるハナと
現在進行形で恋焦がれているワコを会わせる事で
タクトの昔と今の対比を行っている事も興味深いです。
その結論は「輝いている感じがする」「世界の声が聞こえているんだね」という事ですから
タクトは本当に今、輝いているのでしょうね。
このタクトの笑顔が最高でした!!
彼が輝いていたら万事OKです!!
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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感想作り手の本気を見せてもらいました!前から着々と進行していた「夜間飛行」による演劇『神話前夜』がいよいよ公開。
この劇中劇「神話前夜」がタクト・スガタ・ワコの3人の関係という
この作品のテーマ・本質を描くのは、間違いありません!!
さらに演劇の内容はかつてサカナちゃんが話していた「イカ刺しサム」と関係しそうです。
この絡み合わせ方は意外でしたね。でも面白い試みです!!
今回はまず「神話前夜」の前半を描いてから休憩をはさみます。
そして休憩中のワコにかつてのタクトの旧友であるハナが
タクトが好きになったワコに会う為に演劇を見に来たと言います。
ここでハナの
「タクト君の好きな人を見に来た」という台詞から
OPに入る演出がとてもカッコ良かったのでした!!
「神話前夜」の内容
普通の人は姿が見えないクレイス(ワコ)に恋するマルク(タクト)。
そんな彼にエントロピープル(サリナ)は、
かつてクレイスに恋をしたコルムナ(スガタ)の話をします。

最初は、純粋にクレイスを想うコルムナだったが、クレイスに触れたい為に
魔女アインの言葉に心動かされ、宝石を手に入れるために一隻の船を動かそうとします。
その船は空を飛びまわる事ができ、コルムナは空を飛びまわるのでした。

(今回はスガタメ・タイガーさん地味に活躍しています)
そしてコルムナは王になり、世界を飛び回るうちにクレイスの事を気にしなくなった。
マルクはコルムナに「それでいいのか」というが、そこへアインが現れ
「コルムナ自身が船そのものになった」と告げます。
ここで前半が終了。
アインは船を引き渡せとコルムナに言い、アインを魔法で動けなくします。
しかしコルムナは手に入れた力で造作もなく動き、アインをナイフで突き刺します。
そして本当の王になったコルムナは、人前には決して姿を見せる事が無くなりました。

残った大きな船は封印するしか無いと、エントロピープルは告げます。
ここでマルクはコルムナと同じ力を持っていると告げますが
マルクは同じ力をクレイスを大切に守る為に使うといい、キスをして劇は閉幕するのでした。
神話前夜終了後の展開
閉幕後、タクトはハナとワコを引き合わせます。ハナはタクトとワコを見に来たようです。
そしてすぐにハナは帰ってしまいますが、帰りがけに偶然見たスガタに
「こっちも良い男だぞ」と呟くのでした。

一方サリナはヘッドに声を掛けられ、絵のモデルになってほしい連絡先を教えます。
そしてサリナと副部長は意味深な言葉を発します。

夜、王の力は発動しなかったスガタですが、深い眠りについてしまったようです。
力を鎮める為にやってきたケイトですが、ここで初めてスガタに姿を見られたのでした。
演劇をアニメで表現する事
演劇をアニメで表現する大胆な取り組みを見せてもらいました。
アニメで演劇もしくは演劇的なものを行うのは過去にも
「御先祖様万々歳」や「月詠」そして「少女革命ウテナ」でもありましたが、
今回ぐらい演劇!っていうのは中々ありません。それだけに新鮮です。
そして「輝きのタクト」の演劇は、本気で舞台演劇を再現しようとしていました。
この取り組みは中々凄いと思います。今回の本編を殆どこの演劇に費やした事を見ると
今回の内容はとてもとても重い位置づけになる事は間違いありません!
ちなみに「少女革命ウテナ」の演劇は34話でありましたが、その演劇の役者は影絵でしたね。
ウテナの演劇も本編を暗喩させた内容だったと思います。

こうした舞台背景を見ると演劇って感じがしますね。
五十嵐監督も榎戸氏も演劇をアニメで表現したかったのでしょうね。
作画演出的にすごく気概が感じられる作りだったと思います。
今回は絵コンテに五十嵐監督が担当(成田歳法氏と連名)している事からも
この回に力が入っていたかがわかります。
イカ刺しサムと神話前夜
演劇は「イカ刺しサム」との関連性が感じられる内容でした。
何より今後の本編の展開をも示唆する内容だったと思います。
例えばコルムナは愛より野心を選んだと言いますが、スガタは果たしてどうなのでしょうか?
そしてマルク=タクトはクレイス=ワコの愛に生きられるのでしょうか
ここはタクト本編の物語最後に関わる部分だと思います。
おそらく脚本を書いたサリナ部長は一連のサイバディの真実を全て知っているのでしょう。
まぁ
「これ以上物語を書くとクレイスが悲しんでしまう」と
劇のシナリオに独自の解釈を入れたヘッドに対してサリナは
「(タクトの)親父は駄目だな」とダメ出しされる所はとても面白かったです。
また「神話前夜」のシナリオにヘッドがサリナに感想を言いましたが、
少女革命ウテナの鳳暁生も演劇鑑賞後に「若い芝居だなぁ」と突っ込みを入れてました。
ウテナでもタクトでも大人は、演劇を見た後に何かしら感想を言うのでしょうね。
これらから榎戸作品の大人の態度がわかります。

しかしサリナ=エントロピープルとは…
9話のまどか★マギカで登場した「エントロピー」がここでも登場するとは。偶然とは怖いものです(それとも両作品が共闘して狙ってた?)
また劇中での
「君もコルムナのようにやはりナイフを持っているの」
「うん、他のと違ってタウバーンは地球人の為に作られたサイバディだ」
「僕たちにもどんな可能性を秘めているのかわからない」という台詞は副部長が話していますね。喋れたのか。
副部長といい、QBといい、小動物は宇宙人的存在なのでしょうか?
そして気になるのが「神話前夜」と「イカ刺しサム」の関係ですね。
サカナちゃんとサリナが知り合いだったのか。
「イカ刺しサム」の話はあの島に伝わるみんなが知ってる伝承なのか。
サリナとサカナちゃんが知っているのはわかりましたが、
他のキャラ達の認識はどんなものなのでしょうか。
大事な事は「イカ刺しサム」の話も「神話前夜」もこの作品と密接に関係している事です。
この二つの劇中劇(イカ刺しサムの話はちょっと違うにしても)を重ね合わせる時、
「輝きのタクト」という作品の全容がよりわかってくるのでしょうね。
まとめ
今回の「神話前夜」というタイトルが示すように、
23話以降の話は「輝きのタクト」における「神話本編」「神話そのもの」になるのでしょう!!サリナ部長は「神話前夜」の内容を通して、
視聴者に「輝きのタクト」の内容の大枠を見せたと思います。
そして今後に備え、より目が離せないタクトの物語をわかりやすく整理してくれたと思います。

またタクトにとって初恋の女の子であるハナと
現在進行形で恋焦がれているワコを会わせる事で
タクトの昔と今の対比を行っている事も興味深いです。
その結論は「輝いている感じがする」「世界の声が聞こえているんだね」という事ですから
タクトは本当に今、輝いているのでしょうね。
このタクトの笑顔が最高でした!!
彼が輝いていたら万事OKです!!
画面右側で輝きのタクトのキャラ人気投票を開催してますので
ぜひ奮ってご投票お願いします!
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演劇の演出がすごかったですよねw
>23話以降の話は「輝きのタクト」における「神話本編」「神話そのもの」になるのでしょう!!
たしかに、そう捉えることができて次回からもますますわくわく感が止まらなくなりそうですw