まどかの決意がついに固まる話でした。
実は最終回まで見ちゃっているので、
内容的に書きづらいのが11話なんですよね。
今後の展開の推察なんかはすぐに解決しちゃってるので。
でもまどかの心情が確定した意味では物語のクライマックスです。
全てを見せられたまどか
ほむらが何度もまどかを助けたいと願うあまり、
同じ時間でありながら様々な並行世界に干渉しました。
この事はそれぞれのまどかが関係性を持つことになり、
因果律を持ってしまったが為に、まどかがとんでもない力を持った要因になりました。

言い換えれば、ほむらがまどかを想う気持ちが
逆にまどかの力を強めてしまったわけなので、
ほむらの悲劇性を強めてしまったという言い方もできると思います。

そしてQBはまどかに人類における魔女の歴史を見せつけます。
歴史的に有名なあの女性もあの女性も、みんな魔女だったという話でした。
そんな人類と魔女の歴史を見せられたまどかは、それを受け入れられません。
当然です。まどかはただの少女なのですから。
歴史を受け入れる覚悟も、人類と家畜の欺瞞的関係を受け入れる事もすぐには出来ません。
でもこの辺りのQBの解説を聞いてると、QBは良い奴だなぁと個人的には思いました。
QBは彼なりにまどかに対して、丁寧に説明をしているので。
QBにはQBなりの合理性と理屈を持って、まどかに接しているのがわかります。

一方で、まどかはほむらの想いも聞かされる事になります。
この辺りの斉藤千和の演技は凶悪です。
千和の泣きの演技は凄いです!!
今回でもまどかは一人でもワルプルギスに勝てると言うほむらに対して
ほむらが本心を言って無い事を言い当てます。
さやかにも嘘と見破られるなど、ほむらは本心を隠すのが下手なのでしょうね。
言い換えれば、それだけほむらは純真な子なのでしょう。

そんなほむらはまどかに「あなたを救いたかった」と本心を打ち明けます。
ほむらの本心を知って、まどかはある決意が固まったのだと思います。
乗り越えていくべきは母
11話前半「娘は突然成長して親を乗り越えていく」と
まどか母達による大人同士の会話がありました。
このシーンで最後にまどかに立ちはだかるのは親なのかなぁと思いました。
余談ですが、ここで大人同士の会話で場面での画面の色遣いに注目したいです。

このあたりのシーンの色遣いが凄くイイです!!
赤・オレンジ系の色彩の中にブルーのカクテル!!
このセンスは凄く絵的に成立している!!

この赤・オレンジとブルーの対比のさせ方もうまいですね。
実際にこんな色遣いができる場所を見るのは中々できないですが
アニメならではの表現のような気もする魅力的な配色です。
また、デジタル技術の巧みさが伝わってきます。
さて、話を戻すと
お母さんの存在が7話から10話辺りでは薄くなっていたので、
ちょっと心配していましたが、最後主人公に立ちはだかるのは親で安心しました。
お母さんが娘の心配をする中で、まどかが自分のやりたい事を母に伝える。
子が親を超える瞬間でした。

子が親を超えるというのは、物語の普遍的に変わらない展開だと思います。
まどマギは、とても変な物語を行っていると感じる方もいるかもしれませんが
こうしたきわめて普通の物語を実は入れている点も、
まどマギが視聴者に共感できる理由の一つではないでしょうか。
まとめ
まどかの決意はQBによって見せられた歴史を受け入れ、ほむらの想いも受け入れ、
そして母の存在を超えようとして、生まれたものでした。
つまり
QB=異形なるもの
ほむら=友人
まどか母=大人・親
というように、まどかはきわめて近い他者の力によって
最後は羽ばたいていく事がわかりました。
そして付け加えるなら、さやか・杏子・マミといった
数々の身近にいた魔法少女達の運命を全て背負って、見つけた答えでした。
つまり友人の友情も肉親の慈しみも、全て受け入れた結果である事がわかります。
この答えの出し方によって導き出されるものは、最終話で知る事になります。
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全てを見せられたまどか
ほむらが何度もまどかを助けたいと願うあまり、
同じ時間でありながら様々な並行世界に干渉しました。
この事はそれぞれのまどかが関係性を持つことになり、
因果律を持ってしまったが為に、まどかがとんでもない力を持った要因になりました。

言い換えれば、ほむらがまどかを想う気持ちが
逆にまどかの力を強めてしまったわけなので、
ほむらの悲劇性を強めてしまったという言い方もできると思います。

そしてQBはまどかに人類における魔女の歴史を見せつけます。
歴史的に有名なあの女性もあの女性も、みんな魔女だったという話でした。
そんな人類と魔女の歴史を見せられたまどかは、それを受け入れられません。
当然です。まどかはただの少女なのですから。
歴史を受け入れる覚悟も、人類と家畜の欺瞞的関係を受け入れる事もすぐには出来ません。
でもこの辺りのQBの解説を聞いてると、QBは良い奴だなぁと個人的には思いました。
QBは彼なりにまどかに対して、丁寧に説明をしているので。
QBにはQBなりの合理性と理屈を持って、まどかに接しているのがわかります。

一方で、まどかはほむらの想いも聞かされる事になります。
この辺りの斉藤千和の演技は凶悪です。
千和の泣きの演技は凄いです!!
今回でもまどかは一人でもワルプルギスに勝てると言うほむらに対して
ほむらが本心を言って無い事を言い当てます。
さやかにも嘘と見破られるなど、ほむらは本心を隠すのが下手なのでしょうね。
言い換えれば、それだけほむらは純真な子なのでしょう。

そんなほむらはまどかに「あなたを救いたかった」と本心を打ち明けます。
ほむらの本心を知って、まどかはある決意が固まったのだと思います。
乗り越えていくべきは母
11話前半「娘は突然成長して親を乗り越えていく」と
まどか母達による大人同士の会話がありました。
このシーンで最後にまどかに立ちはだかるのは親なのかなぁと思いました。
余談ですが、ここで大人同士の会話で場面での画面の色遣いに注目したいです。

このあたりのシーンの色遣いが凄くイイです!!
赤・オレンジ系の色彩の中にブルーのカクテル!!
このセンスは凄く絵的に成立している!!

この赤・オレンジとブルーの対比のさせ方もうまいですね。
実際にこんな色遣いができる場所を見るのは中々できないですが
アニメならではの表現のような気もする魅力的な配色です。
また、デジタル技術の巧みさが伝わってきます。
さて、話を戻すと
お母さんの存在が7話から10話辺りでは薄くなっていたので、
ちょっと心配していましたが、最後主人公に立ちはだかるのは親で安心しました。
お母さんが娘の心配をする中で、まどかが自分のやりたい事を母に伝える。
子が親を超える瞬間でした。

子が親を超えるというのは、物語の普遍的に変わらない展開だと思います。
まどマギは、とても変な物語を行っていると感じる方もいるかもしれませんが
こうしたきわめて普通の物語を実は入れている点も、
まどマギが視聴者に共感できる理由の一つではないでしょうか。
まとめ
まどかの決意はQBによって見せられた歴史を受け入れ、ほむらの想いも受け入れ、
そして母の存在を超えようとして、生まれたものでした。
つまり
QB=異形なるもの
ほむら=友人
まどか母=大人・親
というように、まどかはきわめて近い他者の力によって
最後は羽ばたいていく事がわかりました。
そして付け加えるなら、さやか・杏子・マミといった
数々の身近にいた魔法少女達の運命を全て背負って、見つけた答えでした。
つまり友人の友情も肉親の慈しみも、全て受け入れた結果である事がわかります。
この答えの出し方によって導き出されるものは、最終話で知る事になります。
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