
東京の種村孝一のメールの返信に困りながらも
うっとりする緒花。可愛いですね。今回から、新展開です。
感想コメディの按配がスバラシイ!4話からの新展開
今回から緒花達の学校生活が描かれます。
単純にいえば、新展開という流れになります。
1話から3話までは緒花が新天地に立って、旅館での奮闘ぶりを見せると共に
この話の土台となる旅館に住むキャラクターをまず描く展開でした。

モブ可愛いよモブ・・・ モブキャラも可愛く描くのは鉄板のようです。
この4話では、物語をさらに膨らませる方々として
有名旅館ふくやの孫娘=和倉結名を登場や可愛いクラスメートを登場させ
物語をより重層的な形で盛り上げようとしています。
最後に、トオルが和倉結名と交際を伺わせる描写の見せ方は上手かったですね。

方言を使う戸松キャラこと和倉結名。

民子と緒花がトオルについて、いざこざしている間に
二人の争いをどこ吹く風のように現れて、衝撃をもたらす展開は
とても段取りの良い作劇のように感じました。
1話から3話までをひとまとめとする作劇術
余談ですが、最近「キャラメル」という雑誌で
「まどか★マギカ」の脚本家、虚淵玄さんのインタビューがありました。
この中で虚淵氏は「アニメのシナリオは3話まで畳みかけるような展開にする」
「1話から3話までがひと纏まりにして視聴者を引っ張っていく」
「こうしたシナリオ術は黒田洋介さんに教わりました」と発言をされていました。
まどマギでいえば、ショッキングなマミさんの死が描かれたように
3話があの作品のターニングポイントだったと思います。
一方の「いろは」も3話で、1・2話とは毛並みが違うえっちぃ話を持ってくる事で
見る人の印象を大きく変えつつ、物語の土台を固めたように思います。
まぁ何が言いたいのかといえば、まどマギも「いろは」も
1話から3話までがワンセットというシリーズ構成を取っていた印象です。
この1話から3話までが大きなひとまとまりという手法は
アニメのシナリオのオーソドックスなセオリーとも言えるのかもしれません。
(1クール・2クールで大きく位置づけも変わってくるのかもしれませんが)
魅力的な舞台
この作品の魅力の一つは、舞台背景ですね。
物語を大きく彩るその背景は、見ている側を大きく引き込んでいると思います。


私見ですが、絵で舞台を描くというのは、
実際にその場所を作ったと同じ事であると考えています。
例えば、彼女達が働く旅館。おそらく旅館の設定資料は膨大なものになりそうです。
間取り図から、そのへ部屋の内装、部屋に何を置くかを決めるまで、
制作者側は全てを考え出さないといけないのです。
この事は一つの旅館を作る行為と同じことだと思います。
魂は細部に宿ると言いますが、この作品の面白さの一つには
こうした美術・舞台背景の巧みさを感じさせる所にあると思います。
まとめ
この物語は触れ合いの物語という認識です。

最後に民子が緒花の首を絞めていました。
私としては、なんて仲の良い光景なんだろうって思いました。
こうしたキャラ同士の身体的接触が、物語を効果的に盛り上げると感じました。
触れ合いたい物語なのかなぁと、こういうシーンを見ながら思ってしまいます。
この緒花のポーズが素晴らしい!!
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今回から緒花達の学校生活が描かれます。
単純にいえば、新展開という流れになります。
1話から3話までは緒花が新天地に立って、旅館での奮闘ぶりを見せると共に
この話の土台となる旅館に住むキャラクターをまず描く展開でした。

モブ可愛いよモブ・・・ モブキャラも可愛く描くのは鉄板のようです。
この4話では、物語をさらに膨らませる方々として
有名旅館ふくやの孫娘=和倉結名を登場や可愛いクラスメートを登場させ
物語をより重層的な形で盛り上げようとしています。
最後に、トオルが和倉結名と交際を伺わせる描写の見せ方は上手かったですね。

方言を使う戸松キャラこと和倉結名。

民子と緒花がトオルについて、いざこざしている間に
二人の争いをどこ吹く風のように現れて、衝撃をもたらす展開は
とても段取りの良い作劇のように感じました。
1話から3話までをひとまとめとする作劇術
余談ですが、最近「キャラメル」という雑誌で
「まどか★マギカ」の脚本家、虚淵玄さんのインタビューがありました。
この中で虚淵氏は「アニメのシナリオは3話まで畳みかけるような展開にする」
「1話から3話までがひと纏まりにして視聴者を引っ張っていく」
「こうしたシナリオ術は黒田洋介さんに教わりました」と発言をされていました。
まどマギでいえば、ショッキングなマミさんの死が描かれたように
3話があの作品のターニングポイントだったと思います。
一方の「いろは」も3話で、1・2話とは毛並みが違うえっちぃ話を持ってくる事で
見る人の印象を大きく変えつつ、物語の土台を固めたように思います。
まぁ何が言いたいのかといえば、まどマギも「いろは」も
1話から3話までがワンセットというシリーズ構成を取っていた印象です。
この1話から3話までが大きなひとまとまりという手法は
アニメのシナリオのオーソドックスなセオリーとも言えるのかもしれません。
(1クール・2クールで大きく位置づけも変わってくるのかもしれませんが)
魅力的な舞台
この作品の魅力の一つは、舞台背景ですね。
物語を大きく彩るその背景は、見ている側を大きく引き込んでいると思います。


私見ですが、絵で舞台を描くというのは、
実際にその場所を作ったと同じ事であると考えています。
例えば、彼女達が働く旅館。おそらく旅館の設定資料は膨大なものになりそうです。
間取り図から、そのへ部屋の内装、部屋に何を置くかを決めるまで、
制作者側は全てを考え出さないといけないのです。
この事は一つの旅館を作る行為と同じことだと思います。
魂は細部に宿ると言いますが、この作品の面白さの一つには
こうした美術・舞台背景の巧みさを感じさせる所にあると思います。
まとめ
この物語は触れ合いの物語という認識です。

最後に民子が緒花の首を絞めていました。
私としては、なんて仲の良い光景なんだろうって思いました。
こうしたキャラ同士の身体的接触が、物語を効果的に盛り上げると感じました。
触れ合いたい物語なのかなぁと、こういうシーンを見ながら思ってしまいます。
この緒花のポーズが素晴らしい!!
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「ストレンヂア」「CANAAN」はシネフィル的映画指向が非常に強かった作品ですが、今回の「いろは」はいい意味で力が抜けてるなぁと
安藤作品はシネフィル・アクション・出崎統で出来ていて、「いろは」は出崎要素が前に出た結果、
親しみやすくなったと思います
それにしても「ホビロン」と「青鷺」での鳥のモチーフから滲み出る負のオーラが半端ないw
「いろは」=「ガンバ」説を唱える私としては「ノロイ、そこにいたのか」と変な安堵を覚えましたがw