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もしドラ10話「みなみは高校野球に感動した」(感想) 

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全ては一冊の本の出会いから始まった。
本との出会いが人生を変える。
この物語から改めて学びました。

 
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感想

大事なのは本に縛られず、その先を見据える事


いよいよ地区大会野球。
みなみちゃんと程高は決勝まで勝ち上がります。

戦いは一進一退を繰り広げますが、相手側が常にリードを保ち続けます。
そして9回裏の程高の攻撃。ここでセーフティバントを試み、出塁します。
これはチームの方針の「ノーバントノーボール」に反すると思いますが
このバントは、新しいイノベーションを産んでいるという解釈なのでしょう。
つまり方針に従う事以上に、臨機応変に戦うという柔軟性を
野球部が持ち始めたという事を表現したいのでしょう。

ここでドラッカーの教えを忠実に守るだけではない、彼らなりの色が出てきたって事でしょう。
そして相手は次の打者を敬遠させますが、敬遠で出た打者に変わって走力のある代走に交代。
代走のリードは徐々に相手を追い詰めていきますね。
そして「努力より成果」というドラッカーの考えに反していると思われた
祐之助の選手起用が、最後の最後で開花し、ついに試合に勝ちました。

ドラッカーの考えだけではないこうした一連の戦い方・選手起用は、
ドラッカーより大きい、現実を見据えた行動だったと思います。
彼らは練習や戦いを通して「組織」になっていったことがわかります。

正直、マネジメントは永遠不変に通用する価値観が書かれている物ではありません。
でも時代に、今の状況にうまくあてはめれば、有効なのであるという事を教わる作品でした。

失っていたみなみの時間を取りもどす物語


この作品はみなみの止まっていた・失っていた時間を取り戻す物語だったのかもしれません。
みなみが野球嫌いになってから、彼女の時間は止まっていたのかもしれません。
でもマネジメントに出会い、夕紀の死に対面しても挫けずひたむきでいる事で
野球に素直に感動できたました。この時、みなみの時間は動き出したのかもしれません。

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夕紀の助けを経て、彼女の時間は動き出します。

最後は夕紀とのお別れにもなってしまいましたが、
彼女の死を受け止めながらみなみは生き続けてほしいです。

まとめ 感動の大切さ、そしてその感動を実行する事の大事さ


この作品は原作既読ですが、私がまず原作を読んで思ったのが
原作者の岩崎さんがドラッカーへ強く感動し、書いた本だったという事でした。
岩崎さんは、本当にドラッカーの良さをみんなに伝えたい、
その感動を物語形式にして書いたのが「もしドラ」でした。

基本的に、岩崎さん=みなみちゃんだと思います。いわゆる作者の分身です。
岩崎さんは2005年か2ら007年までAKB48のアシスタントプロデューサー職のようでしたが、
まさにみなみと同じようにAKB48のマネージャだったわけです。
岩崎さん自身もみなみちゃんのように、現実世界で悪戦苦闘していたのでしょう。
(AKBを管理するのに、ドラッカーの教えが有効だったとも岩崎さんは言ってます)
そんな自身の体験を野球部と重ねさせて、物語を作っていったのでしょう。

ドラッカーの考えを元に考えて実行するとこんなにも良い事があるのだよという
半ば赤心の想いでひしひしと書かれた原作だったと思います。
私はこの作品が好きですが、それはなぜかといえば
原作者の岩崎さんの情熱が、伝わってくるからだと思っています。

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そして岩崎さんは感動したことを伝える事の大切さを改めて教えてくれた印象です。
感動が無ければ生きている意味は薄れていくと思いますし、
感動したことを実行しなければ、これもまた意味がありません。

どんな内容であれ、情熱と感動、そして「真摯さ」が人を、そして世界を変える。
そんな作品が「もしドラ」だったと思います。
 
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[ 2011/05/07 17:14 ] もしドラ | TB(16) | CM(0)
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