今回は、四十万縁の物語。
この映画プロジェクトで
彼は男を上げられるのか、
そして喜翆荘を立て直せるのか?シリーズ中盤らしく、本筋とは離れた内容ですが
こうしたバラエティな内容が2クール作品の強みでもあります。
感想四十万縁と川尻崇子が中心となって喜翆荘で映画を作る話です。
二人は学生時代の友人である事、映画研究会の一員である事もわかります。
作品内映画は作り手がやりたい題材
今回のネタは作品内で映画を撮影する、、もしくはメイキングビデオ的な内容です。
こうした物語の中で映画を撮影するというネタは多くの作品で行われています。
最近では「涼宮ハルヒの憂鬱」の1話で映画撮影をそのまま
「朝比奈ミクルの冒険」が話題になりましたね。
(また2分でも「涼宮ハルヒの溜息」でも撮影中の描写が描かれています)

案外ノリ気だった女将こと女優四十万スイさん。
こうした作品内映画という手法は、作り手に魅力的な題材なのでしょう。
というのは、作り手が作品内のキャラクターが自分たちと同じように
映像制作・映画製作に取り組むのですから、シンクロしやすいのでしょう。

映画の出資話の相談に来る、他の旅館経営者。
なんかアニメの製作委員会のスポンサーや出資者を連想させます。
また私も自主映画に参加した事がありますが、
映画作りはそれ自体が物語的な体験でもありました。
つまり映画のメイキング自体が面白い物語なのです。
もう少し説明すれば、映画を作るのは非日常的な時間の体験でもあります。
だから非日常=虚構の空間である、映画作りはハプニングも多く、
それだけに面白いエピソードが生まれるのです。
今回の脚本は西村ジュンジさん(西村純二)ですが、
西村さんの映画観が良く出ていたシナリオだと感じました。
松前緒花の冒険?
今回はちょっと脇役な緒花ですが、それでも見所はあります。

菜子の妄想に付き合う緒花。

この緒花の表情が素晴らしい!!魔女の宅急便まんまのシーンをやっていますね。
「花いろ」と「魔女の宅急便」に共通するのは、働く女の子の話だってことです。
何より、股間あたりの描写と緒花の表情が素晴らしい!!
生足がたまらない~♪
若旦那と経営コンサルの物語
今回は、今まで脇役だったと四十万縁川尻崇子が中心に描かれます。
二人は物語的には美味しくない役どころでしたが、
今回は二人が喜翆荘を盛り上げようと奮闘している姿が描かれます。
ということで、物語は基本的に縁視点で進みます。

特に日の目を見なかったコンサルの川尻崇子が頑張っている姿が印象的でした。
彼女はたぶん、悪い人ではないのではなく、喜翆荘と合わないのでしょう。
でも四十万縁は彼女を信じ続ける。それは学生時代から彼女を見ていたから。
彼女をよく知っているからでしょう。そんな事を感じさせてくれます。
今回のサブタイトルである「あの空、この空」を象徴的に表したシーン。
縁が見る空と皐月から見える空は違うという事なのでしょう。四十万縁は母に姉に並々ならない感情を抱いているようです。特に姉の皐月に。
上記のキャプ絵にあるように眩しい存在なのでしょう。
しかしながら、川尻崇子にも友人以上・恋人未満な感情も抱いている。
親族への想いと、古い異性の友人への想いが複雑に絡んだのが縁なのでしょう。
まぁでも親の尻や姉の尻を追っかけているだけでは縁も成長しません。
そして人を大きくするのは、新しい仕事の成功。
縁がここで終わるのか、今より大きい人間になるのかは
この映画にかかっていると言ってもいいのでしょうね。
キュウリアニメ
キュウリの千切りシーン!!
キャベツに引き続き、キュウリの千切りまで見られるとは!!
まとめ
縁を描く事で、さらにキャラクターたちが深みを増していくと思います。
この作品で大事なのは「頑張る事」=「ぼんぼること」。
今回は縁を描く事で「ぼんぼること」を描いたように思えます。
そして最後にかかった電話は何を意味するのでしょうかね。
あんまし雰囲気的には良い知らせの電話とは思えませんでした。

(余談)そういえば四十万縁って皐月の弟(女将の息子)だけど、
るろうに剣心の奥さんだった巴の弟も雪代縁って名前でした。
弟キャラは「縁」ってつくものがよくあるパターンなのでしょうか。
そして緒花の運命はいかに!!
次回に期待!! http://twodimension.net/archives/2011/0718_130004.shtml
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感想四十万縁と川尻崇子が中心となって喜翆荘で映画を作る話です。
二人は学生時代の友人である事、映画研究会の一員である事もわかります。
作品内映画は作り手がやりたい題材
今回のネタは作品内で映画を撮影する、、もしくはメイキングビデオ的な内容です。
こうした物語の中で映画を撮影するというネタは多くの作品で行われています。
最近では「涼宮ハルヒの憂鬱」の1話で映画撮影をそのまま
「朝比奈ミクルの冒険」が話題になりましたね。
(また2分でも「涼宮ハルヒの溜息」でも撮影中の描写が描かれています)

案外ノリ気だった女将こと女優四十万スイさん。
こうした作品内映画という手法は、作り手に魅力的な題材なのでしょう。
というのは、作り手が作品内のキャラクターが自分たちと同じように
映像制作・映画製作に取り組むのですから、シンクロしやすいのでしょう。

映画の出資話の相談に来る、他の旅館経営者。
なんかアニメの製作委員会のスポンサーや出資者を連想させます。
また私も自主映画に参加した事がありますが、
映画作りはそれ自体が物語的な体験でもありました。
つまり映画のメイキング自体が面白い物語なのです。
もう少し説明すれば、映画を作るのは非日常的な時間の体験でもあります。
だから非日常=虚構の空間である、映画作りはハプニングも多く、
それだけに面白いエピソードが生まれるのです。
今回の脚本は西村ジュンジさん(西村純二)ですが、
西村さんの映画観が良く出ていたシナリオだと感じました。
松前緒花の冒険?
今回はちょっと脇役な緒花ですが、それでも見所はあります。

菜子の妄想に付き合う緒花。

この緒花の表情が素晴らしい!!魔女の宅急便まんまのシーンをやっていますね。
「花いろ」と「魔女の宅急便」に共通するのは、働く女の子の話だってことです。
何より、股間あたりの描写と緒花の表情が素晴らしい!!
生足がたまらない~♪
若旦那と経営コンサルの物語
今回は、今まで脇役だったと四十万縁川尻崇子が中心に描かれます。
二人は物語的には美味しくない役どころでしたが、
今回は二人が喜翆荘を盛り上げようと奮闘している姿が描かれます。
ということで、物語は基本的に縁視点で進みます。

特に日の目を見なかったコンサルの川尻崇子が頑張っている姿が印象的でした。
彼女はたぶん、悪い人ではないのではなく、喜翆荘と合わないのでしょう。
でも四十万縁は彼女を信じ続ける。それは学生時代から彼女を見ていたから。
彼女をよく知っているからでしょう。そんな事を感じさせてくれます。
今回のサブタイトルである「あの空、この空」を象徴的に表したシーン。
縁が見る空と皐月から見える空は違うという事なのでしょう。四十万縁は母に姉に並々ならない感情を抱いているようです。特に姉の皐月に。
上記のキャプ絵にあるように眩しい存在なのでしょう。
しかしながら、川尻崇子にも友人以上・恋人未満な感情も抱いている。
親族への想いと、古い異性の友人への想いが複雑に絡んだのが縁なのでしょう。
まぁでも親の尻や姉の尻を追っかけているだけでは縁も成長しません。
そして人を大きくするのは、新しい仕事の成功。
縁がここで終わるのか、今より大きい人間になるのかは
この映画にかかっていると言ってもいいのでしょうね。
キュウリアニメ
キュウリの千切りシーン!!
キャベツに引き続き、キュウリの千切りまで見られるとは!!
まとめ
縁を描く事で、さらにキャラクターたちが深みを増していくと思います。
この作品で大事なのは「頑張る事」=「ぼんぼること」。
今回は縁を描く事で「ぼんぼること」を描いたように思えます。
そして最後にかかった電話は何を意味するのでしょうかね。
あんまし雰囲気的には良い知らせの電話とは思えませんでした。

(余談)そういえば四十万縁って皐月の弟(女将の息子)だけど、
るろうに剣心の奥さんだった巴の弟も雪代縁って名前でした。
弟キャラは「縁」ってつくものがよくあるパターンなのでしょうか。
そして緒花の運命はいかに!!
次回に期待!! http://twodimension.net/archives/2011/0718_130004.shtml
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