Fateの前史。第4次聖杯戦争。
衛宮士郎の義父である衛宮切嗣の物語です。
とにかく空の境界1章「俯瞰風景」以来
あおきえいさんの大ファンです。
また型月作品のアニメを手掛けるのが
ただただ嬉しいですね! あと虚淵さんの作風の勉強も兼ねて見続けたいですね。
感想Fateについて
ディーン版のアニメとちょっと前にあった劇場版は見ています。
ただ原作小説は未読です。なぜかFateには縁が無いらしいです。
月姫はちゃんとゲームをやっていますし、
空の境界も原作もアニメも見ているのですが…。
ただ原作は刊行当時からとても評判で周りの友人も結構買っていました。
なので今ではとても有名な虚淵氏もその頃ぐらいは意識していました。
(あとニトロ好きの知り合いもいましたし)
とても読みやすいし盛り上がっているという評価だったので
奈須さんはアイディア力は抜群で、他の人がブラッシュアップをすれば
素晴らしい作品が出来上がるのかななんて思っていましたけど。
新房さんとあおきさんの対決軸になりそうでならない
本作は原作が虚淵さんで、音楽が梶浦由紀さんです。
この二人はまどか☆マギカの主要スタッフでしたので、
まど☆マギとFate/Zeroを比べられるかもと思いましたが、
虚淵さん自体は1話の脚本をやっていないようです。
もし虚淵さんがまど☆マギと同じように脚本をやっていたら
比較構造が明確になってやりやすかったのですが
どうもそうにはならなそうです。
まぁ単純に虚淵さんの物語の見せ方をこの作品からは学ぼうと思います。
会話劇と歩く芝居
とにかく1話は会話劇でしたね。
各キャラの事情や状況といった説明を徹底的に会話劇で見せました。






ちびくろサンボのようにグルグル回っていますね。
それはともかく、衛宮さんの周りを二人の男が回りながら
会話劇が繰り広げられていますね。
歩くリズムと会話のリズムによって映像のリズムを作り上げているともいえます。
またキャラのカメラの寄せ方も、多少引きつつ、最後はアップにするなど
様々なアングルから映す事で色々飽きさせない様に工夫を凝らしています。

二人の話を聴いた後の衛宮さんは歩きながら色々思い込んでいるようです。

変なおじいちゃんとの会話。おじいちゃんもずっと歩きながら会話しています。
この後、ぐるっと回りつつ話をします。

また話しながら話し続けるおじいちゃん。
他にも話しているシーンでは、所々に歩く芝居を入れる描写が散見されます。
今回見た方ならわかりますが、この会話量は膨大であり、
この会話を映像で見せるには工夫が必要です。
そこで、あおきえい監督が取った手法は
レイアウトをキッチリとって背景を最大限に美しく見せる事で
画面の密度を極限まで高めること。また、会話劇に差支えの無い、
歩きという芝居を効果的に用いる事を考えたのではないでしょうか。
まぁレイアウトに関しては、空の境界第1章「俯瞰風景」の方法論を
この作品でも使っているという感じですね。
凛と桜


桜が虫にやられているシーン。
おそらく奈須きのこさんが大好きな設定描写です。
虫の気持ち悪さが光りますね。


凜も登場。その後にも通じる気の強さがさっそく出ています。
少女時代の彼女達が出て来ると、
この作品の時間軸が別の角度から見えてきますね。

一方の桜は目のハイライトを見るとわかるように、白目が無いですね。
まとめ
この話はどうやら衛宮さんと言峰さんの戦いになるのかな。


両者がお互いを話していた時に、双方とも相性悪いみたいな感じで
評価しあっていたのが印象的でした。
そして、最後の最後。各サーヴァントの召喚シーンでは
ギルガメッシュなどなど色々出てきました。
物凄く盛り上がってきた後半でしたが、本命の召喚されるキャラはやはり
セイバーですね!!セイバーは本当に魅力的です。
そして召喚シーン後にOPが始まる構成から見ると、
ここまでがプロローグで、OP以降が本当の始まりなのでしょうね。
ここまでローテンションで落ち着いた展開を見せ続けただけに
爽快感あるOPが極めて引き立っています。
言いかえれば、カッコよくOPを見せたい為の1時間だったのかもしれませんね。
クオリティはすこぶる高かったですね。
高橋タクロヲさんや小笠原篤さん、小船井充もいましたし。
まるで「空の境界」で培ったクオリティをTVアニメでどこまで再現できるか
という事に執念を注いだかのような出来でしたね。
この劇場版クオリティを維持できるか。これがこの作品の裏テーマかもしれません。
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感想Fateについて
ディーン版のアニメとちょっと前にあった劇場版は見ています。
ただ原作小説は未読です。なぜかFateには縁が無いらしいです。
月姫はちゃんとゲームをやっていますし、
空の境界も原作もアニメも見ているのですが…。
ただ原作は刊行当時からとても評判で周りの友人も結構買っていました。
なので今ではとても有名な虚淵氏もその頃ぐらいは意識していました。
(あとニトロ好きの知り合いもいましたし)
とても読みやすいし盛り上がっているという評価だったので
奈須さんはアイディア力は抜群で、他の人がブラッシュアップをすれば
素晴らしい作品が出来上がるのかななんて思っていましたけど。
新房さんとあおきさんの対決軸になりそうでならない
本作は原作が虚淵さんで、音楽が梶浦由紀さんです。
この二人はまどか☆マギカの主要スタッフでしたので、
まど☆マギとFate/Zeroを比べられるかもと思いましたが、
虚淵さん自体は1話の脚本をやっていないようです。
もし虚淵さんがまど☆マギと同じように脚本をやっていたら
比較構造が明確になってやりやすかったのですが
どうもそうにはならなそうです。
まぁ単純に虚淵さんの物語の見せ方をこの作品からは学ぼうと思います。
会話劇と歩く芝居
とにかく1話は会話劇でしたね。
各キャラの事情や状況といった説明を徹底的に会話劇で見せました。






ちびくろサンボのようにグルグル回っていますね。
それはともかく、衛宮さんの周りを二人の男が回りながら
会話劇が繰り広げられていますね。
歩くリズムと会話のリズムによって映像のリズムを作り上げているともいえます。
またキャラのカメラの寄せ方も、多少引きつつ、最後はアップにするなど
様々なアングルから映す事で色々飽きさせない様に工夫を凝らしています。

二人の話を聴いた後の衛宮さんは歩きながら色々思い込んでいるようです。

変なおじいちゃんとの会話。おじいちゃんもずっと歩きながら会話しています。
この後、ぐるっと回りつつ話をします。

また話しながら話し続けるおじいちゃん。
他にも話しているシーンでは、所々に歩く芝居を入れる描写が散見されます。
今回見た方ならわかりますが、この会話量は膨大であり、
この会話を映像で見せるには工夫が必要です。
そこで、あおきえい監督が取った手法は
レイアウトをキッチリとって背景を最大限に美しく見せる事で
画面の密度を極限まで高めること。また、会話劇に差支えの無い、
歩きという芝居を効果的に用いる事を考えたのではないでしょうか。
まぁレイアウトに関しては、空の境界第1章「俯瞰風景」の方法論を
この作品でも使っているという感じですね。
凛と桜


桜が虫にやられているシーン。
おそらく奈須きのこさんが大好きな設定描写です。
虫の気持ち悪さが光りますね。


凜も登場。その後にも通じる気の強さがさっそく出ています。
少女時代の彼女達が出て来ると、
この作品の時間軸が別の角度から見えてきますね。

一方の桜は目のハイライトを見るとわかるように、白目が無いですね。
まとめ
この話はどうやら衛宮さんと言峰さんの戦いになるのかな。


両者がお互いを話していた時に、双方とも相性悪いみたいな感じで
評価しあっていたのが印象的でした。
そして、最後の最後。各サーヴァントの召喚シーンでは
ギルガメッシュなどなど色々出てきました。
物凄く盛り上がってきた後半でしたが、本命の召喚されるキャラはやはり
セイバーですね!!セイバーは本当に魅力的です。
そして召喚シーン後にOPが始まる構成から見ると、
ここまでがプロローグで、OP以降が本当の始まりなのでしょうね。
ここまでローテンションで落ち着いた展開を見せ続けただけに
爽快感あるOPが極めて引き立っています。
言いかえれば、カッコよくOPを見せたい為の1時間だったのかもしれませんね。
クオリティはすこぶる高かったですね。
高橋タクロヲさんや小笠原篤さん、小船井充もいましたし。
まるで「空の境界」で培ったクオリティをTVアニメでどこまで再現できるか
という事に執念を注いだかのような出来でしたね。
この劇場版クオリティを維持できるか。これがこの作品の裏テーマかもしれません。
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勿論その後歩いているのも言峰さんですね。