セイバーは可愛いなぁ。
今回はマスターとサーヴァントの関係が
戦局を左右していることが
浮き彫りになってきました。
実は互いにかみ合っていないセイバー陣営。
そんな切嗣さんの必殺技「起源弾」が炸裂。
圧倒的に強い筈のケイネスをも粉砕しました!
感想同時多発で起こる新たな戦い。
前回までは切嗣とケイネス、
そしてセイバー・ランサーVSキャスターが戦っていました。
今回はさらにもう一つの場所で戦いが起ころうとしています。

言峰綺礼が近づいてくることを感知したアイリスフィール
二人で切嗣を守るために二人の意志で綺礼を食い止めようとします。
そんな二人が守ろうとする切嗣はケイネスさんに起源弾を放ちます。

左肩を見事に貫かれるケイネスは自分の過信が招いた事だと思ったようですが、
それ自体がケイネスの間違い。そして今後の戦い方を間違えてしまいます。
たぶん左肩を狙ったのは切嗣の意図通りで、ここで仕留めるつもりは無かったと推察。
ケイネスを心理的に追い詰めて、次に止めを狙う算段だったのでは。

切嗣側は状況優勢ですが、綺礼に補足されたアイリスと舞弥は状況不利。
舞弥はさっそく倒されます。そこでアイリスフィールは

サーフィストレイブンって聞こえる、
鳥の形を模した魔術で綺礼を捕え様とします。
(この辺りの曲はカッコイイ。梶浦さんらしい音楽)

いったんは木に綺礼を縛り付ける事に成功したものの
綺礼にあっさり木ごと破壊され、呪縛も解かれてしまいます。
(この圧倒的に綺礼が優勢だと思わせる構図が良いですね)
セイバー ランサー キャスター
さらにもう一つの戦いであるセイバー・ランサー・キャスターの戦い。
キャスターが出してくる、ザコに手間を取っている二人。

一気にケリをつけようとする二人。

自らの状況を優勢とみているキャスター。セイバーにしつこく迫ります。
そんなキャスターに対してセイバーは


「ストライクエアー」という風圧で相手にダメージを与えるかのような技で
キャスターを足止めに成功。カッコイイ技ですね!
(ちなみにセイバーが「ストライクエアー」を出す動作の作画が
動いている感が伝わってきて良かったです。)

そして、ランサーのゲイ・ジャルグで、キャスターの宝具にダメージ。
雑魚どもの一層に成功します。
悔しがるキャスター。結局、キャスターは逃走します。
倒せなかった意味では、この戦いの結果は引き分けといった所でしょうか。
再び、戦いは切嗣とケイネスへ そしてエントロピー
一つの戦いは収束しつつありますが、切嗣とケイネスの戦闘は継続中。
切嗣の館内に張り巡らされたトラップにオライラするケイネス。
本当は高度な魔術戦をやりたいはずなのに…可哀想です。

そして切嗣とケイネスが鉢合わせた瞬間。
切嗣が起源弾を放ち、ケイネスは前より強固であろうガードを行います。
しかしこのケイネスの戦法がアダとなります。
ここで、切嗣の子供時代の回想シーン。

銃弾を持った女性が何かを話しているようです。彼女はナタリアさん。
どうやら起源弾について説明しているようです。
そこでは切嗣の起源である「切断と結合」の二重属性が発現して
不可逆の変質が相手にもたらされるという事なのです。
簡単にいえば、その魔術師の魔術発動中、
今回のようにケイネスが魔術で防御している時に使えば
術者の魔力が暴走して、致命傷を追わせる事ができる代物。
つまい相手が高度な魔術使いであればあるほど、致命的な武器なのです。
ここでナタリアさんが言っていた「不可逆の変質」。
気づく人がいると思いますが、これはエントロピー的な発想ですね。そしてエントロピーと聞けば、同じ虚淵さんが手掛けた
「魔法少女まどか☆マギカ」を思い出す人がいると思います。
この「不可逆の変質」というのは、「元には戻らない」って事です。
本編では「切れたロープをつなぐとロープとしての用は成すが、
その結び目の部分だけ太さが変わる」と説明していましたが、
ロープが切れて再び結び直す事はできるが、元の形には戻せないって事です。
つまり起源弾は、相手の魔術を元に戻せない。
エントロピー的にいえば、相手の魔術を安定から混沌へ暴走へ突き落す技なのです。
この説明を聞いて、本当に虚淵さんはエントロピー、
もしくはエントロピー的な発想が好きなんだなぁと思いました。
という事で、相性が最悪だったケイネスさんは致命傷。

事態に気づいたランサーは撤退します。
セイバーも切嗣の仕業と知って見送ってしまいます。

そしてケイネスを助けるランサー。
ランサーは切嗣を倒す事はたやすい。セイバーの闘う約束があった事に感謝しろ、
みたいな感じの事を言って退散。
この状況を見て思うのは、
セイバーに切嗣は感謝すべきなのか、
はたまたランサーを止めなかったセイバーの甘さに問題があるのか。
もしセイバーがランサーを引き留めていれば、ケイネスは仕留められていたでしょう。
でもセイバーとしたらランサーに借りがあるから、止めなかった。
まぁ切嗣としたらケイネスは再起不能に追い詰めた事で、
目的は達したのではないでしょうか。
隠されてたアヴァロン
綺礼とアイリス・舞弥の戦いに関しては、
圧倒的に綺礼優勢で状況は進みますが、キャスター撤退によって
セイバーがこっちに来るという事をアサシンから知る事で綺礼は撤退。
ギリギリの所で二人は助かります。
綺礼にとっては二人が自発的に戦っている事に気づいて疑問を抱く綺礼。
自分と同じ孤高の存在であると思っている切嗣が、他人に好意を持たれている。
そんなバカな、という感じのようです。
わかりやすく言えば、実は切嗣はリア充で、綺礼は非リア充なのでしょう。
この事に綺礼は納得がいかないようです。アイリス・舞弥にとっては、食い止めるのが目的ですから
十二分に勝利といって良いでしょう。

ただ二人ともに綺礼によって致命傷を負います。(アイリスは串刺し)
でもここで切嗣とアイリスの回想で、
アヴァロンが体内に埋め込まれている事を思いだすアイリス。
そしてセイバーに触れる事で瞬時に回復。
またアイリスの治癒力で舞弥をも回復させようとします。
まとめ
今回は3つの場所で戦いが起こりました。
それは主にセイバー陣営とランサー陣営がそれぞれに戦いあった場所でもありました。
戦果としてはケイネスに致命傷を負わせ、キャスターを押さえた
セイバー陣営の勝利とも言えますが、セイバーと切嗣との連携が取れていない点を見ると
今後の戦いに不安を覚えます。
それでも戦い抜いたアイリスと舞弥の間にはしっかりとした関係が築けたと思います。
この点が今回の戦いで得られた一番大きい収穫だったのではないでしょうか。何より、エントロピー的な設定が出てきたのがツボでした。
今回はあおきえいさんが絵コンテ。
平尾隆之さん、高橋タクロヲさん、三浦貴博さんが絵コンテクリーンナップ。
絵コンテクリーンナップってあんまし聞かない役職ですが、
おそらくあおきさんが描いたラフな絵コンテを3人がかりで清書したのでしょう。
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そしてセイバー・ランサーVSキャスターが戦っていました。
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言峰綺礼が近づいてくることを感知したアイリスフィール
二人で切嗣を守るために二人の意志で綺礼を食い止めようとします。
そんな二人が守ろうとする切嗣はケイネスさんに起源弾を放ちます。

左肩を見事に貫かれるケイネスは自分の過信が招いた事だと思ったようですが、
それ自体がケイネスの間違い。そして今後の戦い方を間違えてしまいます。
たぶん左肩を狙ったのは切嗣の意図通りで、ここで仕留めるつもりは無かったと推察。
ケイネスを心理的に追い詰めて、次に止めを狙う算段だったのでは。

切嗣側は状況優勢ですが、綺礼に補足されたアイリスと舞弥は状況不利。
舞弥はさっそく倒されます。そこでアイリスフィールは

サーフィストレイブンって聞こえる、
鳥の形を模した魔術で綺礼を捕え様とします。
(この辺りの曲はカッコイイ。梶浦さんらしい音楽)

いったんは木に綺礼を縛り付ける事に成功したものの
綺礼にあっさり木ごと破壊され、呪縛も解かれてしまいます。
(この圧倒的に綺礼が優勢だと思わせる構図が良いですね)
セイバー ランサー キャスター
さらにもう一つの戦いであるセイバー・ランサー・キャスターの戦い。
キャスターが出してくる、ザコに手間を取っている二人。

一気にケリをつけようとする二人。

自らの状況を優勢とみているキャスター。セイバーにしつこく迫ります。
そんなキャスターに対してセイバーは


「ストライクエアー」という風圧で相手にダメージを与えるかのような技で
キャスターを足止めに成功。カッコイイ技ですね!
(ちなみにセイバーが「ストライクエアー」を出す動作の作画が
動いている感が伝わってきて良かったです。)

そして、ランサーのゲイ・ジャルグで、キャスターの宝具にダメージ。
雑魚どもの一層に成功します。
悔しがるキャスター。結局、キャスターは逃走します。
倒せなかった意味では、この戦いの結果は引き分けといった所でしょうか。
再び、戦いは切嗣とケイネスへ そしてエントロピー
一つの戦いは収束しつつありますが、切嗣とケイネスの戦闘は継続中。
切嗣の館内に張り巡らされたトラップにオライラするケイネス。
本当は高度な魔術戦をやりたいはずなのに…可哀想です。

そして切嗣とケイネスが鉢合わせた瞬間。
切嗣が起源弾を放ち、ケイネスは前より強固であろうガードを行います。
しかしこのケイネスの戦法がアダとなります。
ここで、切嗣の子供時代の回想シーン。

銃弾を持った女性が何かを話しているようです。彼女はナタリアさん。
どうやら起源弾について説明しているようです。
そこでは切嗣の起源である「切断と結合」の二重属性が発現して
不可逆の変質が相手にもたらされるという事なのです。
簡単にいえば、その魔術師の魔術発動中、
今回のようにケイネスが魔術で防御している時に使えば
術者の魔力が暴走して、致命傷を追わせる事ができる代物。
つまい相手が高度な魔術使いであればあるほど、致命的な武器なのです。
ここでナタリアさんが言っていた「不可逆の変質」。
気づく人がいると思いますが、これはエントロピー的な発想ですね。そしてエントロピーと聞けば、同じ虚淵さんが手掛けた
「魔法少女まどか☆マギカ」を思い出す人がいると思います。
この「不可逆の変質」というのは、「元には戻らない」って事です。
本編では「切れたロープをつなぐとロープとしての用は成すが、
その結び目の部分だけ太さが変わる」と説明していましたが、
ロープが切れて再び結び直す事はできるが、元の形には戻せないって事です。
つまり起源弾は、相手の魔術を元に戻せない。
エントロピー的にいえば、相手の魔術を安定から混沌へ暴走へ突き落す技なのです。
この説明を聞いて、本当に虚淵さんはエントロピー、
もしくはエントロピー的な発想が好きなんだなぁと思いました。
という事で、相性が最悪だったケイネスさんは致命傷。

事態に気づいたランサーは撤退します。
セイバーも切嗣の仕業と知って見送ってしまいます。

そしてケイネスを助けるランサー。
ランサーは切嗣を倒す事はたやすい。セイバーの闘う約束があった事に感謝しろ、
みたいな感じの事を言って退散。
この状況を見て思うのは、
セイバーに切嗣は感謝すべきなのか、
はたまたランサーを止めなかったセイバーの甘さに問題があるのか。
もしセイバーがランサーを引き留めていれば、ケイネスは仕留められていたでしょう。
でもセイバーとしたらランサーに借りがあるから、止めなかった。
まぁ切嗣としたらケイネスは再起不能に追い詰めた事で、
目的は達したのではないでしょうか。
隠されてたアヴァロン
綺礼とアイリス・舞弥の戦いに関しては、
圧倒的に綺礼優勢で状況は進みますが、キャスター撤退によって
セイバーがこっちに来るという事をアサシンから知る事で綺礼は撤退。
ギリギリの所で二人は助かります。
綺礼にとっては二人が自発的に戦っている事に気づいて疑問を抱く綺礼。
自分と同じ孤高の存在であると思っている切嗣が、他人に好意を持たれている。
そんなバカな、という感じのようです。
わかりやすく言えば、実は切嗣はリア充で、綺礼は非リア充なのでしょう。
この事に綺礼は納得がいかないようです。アイリス・舞弥にとっては、食い止めるのが目的ですから
十二分に勝利といって良いでしょう。

ただ二人ともに綺礼によって致命傷を負います。(アイリスは串刺し)
でもここで切嗣とアイリスの回想で、
アヴァロンが体内に埋め込まれている事を思いだすアイリス。
そしてセイバーに触れる事で瞬時に回復。
またアイリスの治癒力で舞弥をも回復させようとします。
まとめ
今回は3つの場所で戦いが起こりました。
それは主にセイバー陣営とランサー陣営がそれぞれに戦いあった場所でもありました。
戦果としてはケイネスに致命傷を負わせ、キャスターを押さえた
セイバー陣営の勝利とも言えますが、セイバーと切嗣との連携が取れていない点を見ると
今後の戦いに不安を覚えます。
それでも戦い抜いたアイリスと舞弥の間にはしっかりとした関係が築けたと思います。
この点が今回の戦いで得られた一番大きい収穫だったのではないでしょうか。何より、エントロピー的な設定が出てきたのがツボでした。
今回はあおきえいさんが絵コンテ。
平尾隆之さん、高橋タクロヲさん、三浦貴博さんが絵コンテクリーンナップ。
絵コンテクリーンナップってあんまし聞かない役職ですが、
おそらくあおきさんが描いたラフな絵コンテを3人がかりで清書したのでしょう。
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