感想敵UEの名前はヴェイガン そしてアセム編へ
今回はヤーク・ドレからUEの正体が明かされました。
彼らは150年前の火星移住計画によって生き残った人々のようです。
火星移住計画は最初は順調に進んだものの、火星特有の死病によって計画は失敗。
地球連邦は失敗を隠ぺいしようと、火星の住民全てが死んだ事にしました。
でも火星の人々は生き残り、地球圏への帰還の為に、
自分たちを見捨てた地球連邦の為に、地球連邦へ戦争を引き起こしたのです。
以上が全ての引き金だったようですね。
機動戦艦ナデシコなどの敵(通称:木星トカゲ)に見られるように
地球圏から移住して見捨てられた人々の復讐戦争だったわけです。
この設定には色々ツッコミはあるでしょう。
まぁ技術的に上であろうヴェイガン側が地球連邦の情報隠ぺいを覆さないのは、
イゼルカント様の計画の方向性とは違うからかもしれない。
ヴェイガン側は自分たちが人間だとばらされたくないのでは。
でもヤーク・ドレは自分たちの正体を喋っているわけですが…。
フリット編はグルーデックが真の主人公?
グルーデックさんやフリットが抱いてしまった復讐心も
彼らの復讐心が引き金になっていたわけで、
でも結局は地球連邦の体質が全ての元凶にあったというわけです。
しかしフリットやグルーデックのUEにした事もまた
新たな報復の火種になるという事も示唆されました。
グルーデックがヤーク・ドレを殺し、その息子らしきキャラが出てきたときに
「お前も私のように復讐に心をやつして、悲劇的な人生を歩め」という台詞はグルーデックが何をしてきたのかを自覚している事をわからせてくれます。
彼は復讐が極めて個人的な感情でありつつ、間違っている事もわかっていながら
でも自分の心を止められないからこそ、今まで動いてきたのでしょう。
一人部屋に入ったグル―デックさん。
家族と心で対話した時は自殺するのかななんて思いましたがそうはなりませんでしたね。
個人的には今回グルーデックさんの株がとても上がった印象です。
フリット編の真の主人公はグルーデックだったのではないでしょうか。
今回の脚本は日野さんでしたが、日野さんはグルーデックに
相当感情移入したかのようなキャラの立て方をしていた印象でした。そんな復讐に対して決着をつけたグルーデックさんは地球連邦に投獄され
服役することになり、結局UE=ヴェイガンの存在は隠ぺいされる事になったようです。
150年経って、戦争が引き起こされても地球連邦は変わらず、
地球側とヴェイガン側に引き継がれたのは、憎しみと復讐の連鎖です。
まとめ そしてアセム編へ
今後はフリットはユリンを守れなかった悔しみを抱きつつ、
復讐心をヴェイガンに持ち続けるのでしょうか。
そんなフリットに対してエミリーはどう接していくのか。
一方でヴェイガン側のヤーク・ドレが残した
イゼルカント様の意志というのは気になります。
彼の目的がどんなものか気になります。
アセムへ物語の中心は移行し2期に期待です。
今回も作画が良かったですね。
特にメカよりキャラ。ヤークドレに銃口を向けるフリットのシーンは良かったです。
ちなみに次回サブタイトルの「馬小屋のガンダム」というのはカッコイイです。
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まともな感想が書かれている。
・・・・・・安心しました。
とりあえず、
国の記録から完全に抹消された
グルーデック・エイノアと
フリット・アスノの活躍は、
実際に戦い、血や涙を流した者たちが
記憶するのみということなのでしょう。
あと、ヴェイガンの皆さん方は
「キガツクトワタシワ、カセイニオクラレテイタ
ソレデモワタシワ、チキユウニカエリタカツタ
ダケドチキユウノヒトビトハ
ワタシタチニジユウヲムケル」
という気持ちだったんでしょう。
ただ、“地球に帰りたかった”という…
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でも、
宇宙要塞アンバットが制圧されたのが
地球連邦のせいになったとすると
ヴェイガンの皆さんは
地球に全面戦争をしかけて
地球のお偉いさん方を
地球の民間人もろとも
墓地送りにするでしょうね。